使用説明書RICOH IP 6530

初期設定項目の機能説明1

画面の明るさ

  • 画面の明るさ

    操作部の画面の明るさを調整します。

  • しばらく操作がない場合に画面を暗くする

    1分間操作を行わなかったとき、画面の明るさを下げるかどうかを設定します。

切り替え言語選択

[設定][言語切り替え]と言語切り替えウィジェットに登録する言語を設定します。

システムバー設定

バナーシステムメッセージ表示時間設定

メッセージを表示する時間、および次のメッセージに切り替える前にメッセージを非表示にする時間を設定します。

表示種類

システムバーに機能キーを表示するか、キーや文字を拡大するかを設定します。[機能キーをバーに表示]を設定したときは、機能キーを拡大して強調するかも設定できます。

時刻/トナー残量の表示

時計を表示するか、トナー残量を表示するかを設定します。

機能キー設定

機能キーに機能を割り当てるかどうかを設定します。

[ON]にしたときは、機能キーに割り当てる機能を設定します。

また、各機能キーの[表示名称変更][変更する]を選択すると、表示する名称を変更できます。

変更された表示名称は、言語表示を切り替えても変わりませんが、[表示名称変更][変更しない]を選択していると、言語表示を切り替えたときに、各言語の表示名称に切り替わります。

詳しくは、よく使用する機能を機能キーに割り当てるを参照してください。

[戻る]キー

ひとつ前の画面に戻る[戻る]キーを有効にするかを設定します。

アプリケーションの種類や画面の表示内容によっては、この設定項目にかかわらず[戻る]キーは動作しません。

単語リスト

好きな単語をユーザー辞書に登録できます。登録した単語は、操作パネルキーボードから入力するときに入力候補として表示されます。操作部右上の[登録/変更]を押して、単語を登録します。

ユーザー辞書に登録した単語は、[キーボードと入力方法][切り替えキーボードの設定][操作パネルキーボード][テキストの修正][修正候補を表示する][ON]になっているときに利用できます。

キーボードと入力方法

初期表示するキーボード

  • ハードウェア

    外付けキーボードを本機に接続したときに、画面にキーボードを表示するかを設定します。

  • 現在のキーボード

    文字入力に使用するキーボードを選択します。

切り替えキーボードの設定

  • 操作パネルキーボード

    入力言語やレイアウトなど、操作パネルキーボードに関する詳細設定をします。

  • iWnn IME

    iWnn IMEの有効/無効を設定します。

  • iWnn IME設定

    入力言語やレイアウトなど、iWnn IMEに関する設定をします。

ビジネスアプリケーション向け省エネ復帰設定

スリープモードから復帰するとき、消費電力を抑えるかどうかを設定します。[ON(省エネ優先)]を選択すると、アドレス帳管理やブラウザーなど、印刷機能を使用しない操作が多いときに、より省エネになります。ただし、印刷が開始されるまでの時間が通常よりもかかります。

操作パネル起動モード

ホーム画面が表示されるまでの時間と消費電力のどちらを優先するかを設定します。[通常起動]に設定すると消費電力をより抑えられますが、[クイック起動]よりも表示に時間がかかります。

無線接続による復帰設定

スマートデバイスからのアクセスがあったとき、本機を自動的にスリープモードから復帰できるようにするかを設定します。

USBデバイスリスト登録/変更

本機に接続するICカードリーダー機器ごとのベンダーIDとプロダクトIDを一組として登録すると、機器の使用を制限できます。

「ベンダーID」と「プロダクトID」は、USB 機器を特定する情報として機器ごとに割り振られているコードです。「ベンダーID」は0x0001~0xFFFEの範囲で、「プロダクトID」は0~0xFFFFの範囲で入力します。10組まで登録できます。

通信テストコール実行

RICOH @Remoteセンターサーバー(RICOH Gateway)に通信テストをします。

RICOH @Remoteを使用しているときに実行できます。

機器情報通知実行

RICOH @Remoteセンターサーバー(RICOH Gateway)に機器情報を通知します。

RICOH @Remoteを使用しているときに実行できます。

オートディスカバリー

ネットワーク上にあるRICOH @Remote非対応の機器の情報を収集し、本機の情報と一緒にRICOH @Remoteサーバーに送信するかを設定します。送信を有効にするときは、そのタイミングとSNMPコミュニティ名を設定します。

集中管理設定

アドレス帳集中管理設定

複数の機器どうしでアドレス帳情報を共有するときの設定です。機器の役割を[管理サーバー][管理対象クライアント]に分けて、サーバー機器のアドレス帳情報をクライアント機器と共有します。

  • 管理サーバー

    本機を管理サーバーとして使用するときは、集中管理のためのパスワードを[集中管理パスワード]に設定します。クライアントとなる機器でサーバーを指定するときに使用します。

  • 管理対象クライアント

    本機をクライアントとして使用するときは、管理サーバーのIPアドレスとホスト名、集中管理パスワードを入力します。また、管理サーバーに接続していないときに、本機へのログインを許可するかを設定します。

    本機をクライアント機器として使用するときは、本機のアドレス帳関連の設定や管理者登録ができません。サーバー機器のアドレス帳で設定してください。

補足

  • アドレス帳集中管理設定を[管理対象クライアント]に設定したとき、次の機能は設定できません。

    • [アドレス帳][新規登録][グループ作成][編集][消去]

    • [アドレス帳][管理][見出しの編集]

    • [アドレス帳][管理][アドレス帳のバックアップ/リストア]

    • [アドレス帳][管理][アドレス帳データ一括消去実行]

    • [システム設定][管理者向け設定][認証/課金][管理者認証/ユーザー認証/アプリケーション認証][管理者登録/変更]

サポート設定

表示している画面に応じて、ヘルプを表示できるようにするかを設定します。有効にすると、画面右上に[?]キーが表示されます。初めて[?]キーを押したときはガイダンス画面が表示され、オンラインヘルプを表示するか、オフラインヘルプを表示するかを選択できます。

システムオートリセット時間設定

一定時間何も操作しなかったときに、自動的にホーム画面に切り替えるまでの時間を設定します。[表示/入力][表示][優先機能設定(初期表示するアプリケーション)]で、切り替え先の画面をホーム画面以外のアプリケーション画面にもできます。

ウィークリータイマー詳細設定

毎日または曜日ごとに本機の主電源をオン/オフにする時刻や、スリープモードへ移行する時刻を設定します。

毎日または曜日ごとに6件ずつ設定できます。

タイマーを有効にするときは以下の項目を設定します。

  • オフ解除コード設定

    スリープモードや主電源オフモードを解除するときの暗証コードを最大8桁まで設定します。

  • スケジュール設定

    スリープモードへの移行や、オフ解除コードのキャンセル、主電源オン/オフといったイベントと、それを実行する曜日や日付を設定します。

  • 主電源オンタイマー停止期間

    主電源をオンにするタイマーを無効にする期間(年末年始など)を設定します。この期間が終わってから本機を使用するときは、主電源スイッチを手動でオンにしてください。

この設定を使用するには、管理者認証を有効にしてください。管理者認証については『セキュリティー』「管理者認証を設定する」を参照してください。

ウィークリータイマー簡単設定

ウィークリータイマーのスケジュールだけを設定するときは、この設定項目だけでタイマーが適用できます。設定すると、[ウィークリータイマー詳細設定][スケジュール設定][有効]になり、指定した曜日と時間に上書きされます。

この設定を使用するには、管理者認証を有効にしてください。管理者認証については『セキュリティー』「管理者認証を設定する」を参照してください。

音量

本機から発生する音の大きさを調節します。

入力無効音

無効な操作をしたときの音のパターンを設定します。

正常終了音

処理が終了したときの音のパターンを設定します。

ログイン音

ログインしたときの音のパターンを設定します。

注意音

給紙トレイに用紙がなくなったときなどの音のパターンを設定します。

警告音

処理が中断されたときの音のパターンを設定します。

インフラストラクチャモード

SSID設定

[通信モード][インフラストラクチャーモード]のときに設定します。

[インフラストラクチャーモード]のときは、接続するアクセスポイントのSSIDを入力します。

使用できる文字は、半角英数字/半角記号で32バイト以内で、大文字/小文字は区別されます。

ANY接続を許可しているアクセスポイントに接続するときは、空欄または「ANY」と入力します。

セキュリティー方式選択

無線LANによる通信を暗号化するかを設定します。暗号化するときは、セキュリティー方式としてWEP、WPA2-PSK、WPA2のどれかを選択します。

WPA2を使用するときは、認証設定と証明書のインストールが必要です。

IEEE 802.1X 認証の設定については『セキュリティー』「IEEE802.1X認証を設定する」を参照してください。

電波状態

[通信モード][インフラストラクチャーモード]にして接続したときの電波の状態が表示されます。電波が弱いときは、接続先のアクセスポイントを変更するか、本機の設置環境を見直してください。

ダイレクト接続モード

無線LAN:ダイレクト接続機能

ホーム画面に配置されたダイレクト接続ウィジェットから、ダイレクト接続グループオーナーモードを有効にできるようにするかを設定します。

SSID固定

[ON]にするとSSIDのヘッダー文字列を"DIRECT-00-"に固定します。[OFF]のときは"00"の2文字がランダムに設定されます。

ダイレクト接続設定

スマートデバイスから本機に接続できるようにするときに設定します。

本機の機器名やパスワード、ダイレクト接続のときに設定する本機のIPv4アドレスなどを設定します。

IPv4アドレス設定

本機のIPv4 アドレスとサブネットマスクを設定します。

任意のアドレスを指定する方法と、DHCPサーバーから自動的に取得する方法があります。

IPv6アドレス情報

本機のIPv6アドレスが表示されます。

  • リンクローカルアドレス

  • 手動設定アドレス

  • DHCPv6 アドレス

  • ステートレスアドレス:1~5

[IPv6ステートレスアドレス自動設定][有効]に設定されているときの設定値が表示されます。

DHCPv6設定

DHCPv6の有効/無効を切り替えます。

有効に設定したときは、DHCPv6の動作モードとDNSサーバーのアドレスを設定します。

DNS設定

DNSサーバーのIPv4アドレスを設定します。任意のアドレスを指定する方法と、DHCPサーバーから自動的に取得する方法があります。DNSサーバーへの接続テストもできます。

DDNS設定

ダイナミックDNSの機能を使用するかを設定します。

WINS設定

WINSサーバーを使用するかを設定します。

本機のIPv4アドレスを任意に指定しているときは、プライマリーとセカンダリーのWINS サーバーアドレスと、スコープIDを半角文字で設定します。

WINSサーバーのアドレスに「255.255.255.255」は指定しないでください。

本体名

本機に付ける機器名を最大31文字(全角は2文字換算)で入力します。Web Image Monitorや機器管理ソフトウェアで本機を管理するときに、「名前」として表示されます。

ホスト名

本機のホスト名を設定します。設定しないときは、「RNP」で始まる文字列が自動設定されます。

半角英数63文字以内で入力します。「RNP」または「rnp」で始まるホスト名は入力できません。

ハイフンは、文字列の先頭や末尾には入力できません。また、2つ続けての入力もできません。

ドメイン名設定

本機のドメイン名を設定します。DHCPサーバーから自動的に取得するか、半角英数63文字以内で入力します。

オプションネットワーク

拡張プリントサーバーを装着しているときに、増設したイーサネットポートのIPアドレス、ゲートウェイアドレス、イーサネット速度などを設定します。

SMBコンピューター名

SMBプロトコルで使用するコンピューター名を設定します。設定しないときは、「RNP」で始まる文字列が自動設定されます。

設定するときは、最大15文字(全角は2文字換算)で入力します。「RNP」で始まる文字列は設定できません。また、「"*+,/:;<>=?[¥]|.」とスペースは入力できません。

SMBワークグループ

SMBプロトコルで使用するワークグループ名を設定します。最大15文字(全角は2文字換算)で入力します。

「"*+,/:;<>=?[¥]|.」とスペースは入力できません。

SNMPv3通信許可設定

SNMPv3プロトコルで通信するときに、必ず暗号化して通信するか、本機の設定に従って平文でも通信するかを設定します。

[暗号化のみ]を設定すると、[システム設定][管理者向け設定][認証/課金][管理者認証/ユーザー認証/アプリケーション認証][管理者登録/変更]で、管理者に[暗号パスワード]が登録されていないときは通信できません。

操作パネル:ネットワークインターフェース選択

Wi-Fi Directでスマートデバイスと接続するときなどに、操作部に内蔵されたWi-Fiインターフェースを使用するか、本体背面のネットワークインターフェースを使用するかを選択します。

本体背面のネットワーク設定は、[システム設定][ネットワーク/インターフェース][本体:ネットワークインターフェース選択]で変更してください。

Wi-Fi

操作部に内蔵されたWi-Fiインターフェースを有効にするかを設定します。

[ON]にすると、検出されたWi-Fiネットワークの一覧が表示されるので、接続先を選択します。目的の接続先が表示されないときは、[ネットワークの検索]を押して接続先が表示されるかどうか確認するか、[ネットワークの追加]を押して必要な情報を設定します。

この設定項目は、[ワイヤレスダイレクト設定][ON]にすると無効になります。

グループオーナーモード

[グループオーナーモード][ON]にすると、本機がアクセスポイントとして動作し、複数のクライアントから検出できるようになります。[OFF]のときはクライアントと1対1で接続します。

[グループオーナーモード][OFF]のときは、以下を設定できます。

デバイス名

クライアントの画面に表示される本機の名前です。名前を変更するときは、現在のデバイス名を押します。

接続パスワード

クライアントから本機に接続するときのパスワードを設定します。

詳細設定

以下の項目を設定します。

  • DHCPサーバーIPアドレス

    操作部のIPアドレスを設定します。

  • DHCP割り当てIPアドレス範囲

    クライアントに割り当てるIPアドレスの範囲を設定します。クライアントに割り当てるIPアドレスの有効時間は1時間です。

  • チャンネル

    クライアントとの接続に使用するチャンネルを1~11の範囲で設定します。

  • SSIDのヘッダー文字列

    ワイヤレスダイレクトのネットワーク名(SSID)を「DIRECT-RI-」から始まる文字列に固定するかを設定します。[可変]にすると、「RI」の2文字がランダムに設定されます。

利用可能なデバイス

[グループオーナーモード][OFF]のときに、接続しているクライアント名の一覧が表示されます。クライアント名を押すと接続が切断されます。[デバイスの検索]を押すと、利用可能なデバイスを検索できます。

接続履歴のあるグループ

[グループオーナーモード][OFF]のときに、接続履歴のあるグループの一覧が表示されます。グループ名を押すと再接続されます。

操作パネル:ポート転送

操作部に内蔵されたWi-Fiインターフェースのデータを、本体背面のネットワークインターフェースに転送するかを設定します。

この機能を使用するときは、販売店またはサービス実施店に連絡してください。

詳細設定

プロキシアドレス

プロキシサーバーのIPアドレスを入力します。

ポート番号

プロキシサーバーとの通信に使用するポート番号を入力します。

認証の有効化

プロキシ認証を有効にするかを設定します。

[認証の有効化][有効]のときは、以下を設定できます。

  • ログインユーザー名

    プロキシサーバーにログインするためのユーザー名を入力します。

  • ログインパスワード

    プロキシサーバーにログインするためのパスワードを入力します。

プロキシ例外設定

プロキシサーバーを経由しない接続先があるときは、そのアドレスを入力します。

Bluetooth

操作部に内蔵されたBluetoothインターフェースを有効にするかを設定します。

[Bluetooth][ON]のときは以下を設定できます。

本機の名称・公開設定

クライアントの画面に表示される本機の名前と公開設定を変更できます。

使用可能なデバイス

検出されたBluetoothデバイスの一覧が表示されます。

デバイス名を押すと、デバイスが接続されます。

[デバイスを検索]を押すと、使用可能なデバイスを検索できます。

ペアリングされたデバイス

ペアリングされたBluetoothデバイスの一覧が表示されます。デバイス名を押すと、デバイスが切断されます。

外部インターフェース用ソフトウェア設定

ICカードリーダーやスマートデバイスとのBluetooth接続を、認証に使用するかを設定します。ICカードリーダーを使用するときは、その種類(USBまたはNFC)を選択できます。

Pingコマンド実行

本機がネットワークに接続できるかを確認できます。

ネットワークに接続されている機器のIPv4アドレスを指定し、[Pingコマンド実行]を押すと、接続に成功したかのメッセージが画面に表示されます。

USBポート

USB接続の有効/無効を設定します。

SMTPサーバー

サーバー名にホスト名またはIPv4アドレスを入力します。また、SSLを使用するかどうかや、SMTPサーバーのポート番号を設定します。

SMTP認証

SMTP認証を使用するかどうかを設定します。[使用する]にしたときは、認証情報を設定します。

POP before SMTP

POP認証(POP before SMTP)を使用するかどうかを設定します。[する]にしたときは、認証情報を設定します。

管理者メールアドレス

本機の管理者メールアドレスを設定します。このメールアドレスは、エラー通知メールなどの差出人として使用されます。

メール通信ポート設定

メール受信に使用するPOP3/IMAP4サーバーのポート番号を設定します。POP3のポート番号は、[POP before SMTP]で使用されます。

サーバー側メール保持

受信プロトコルがPOP3/IMAP4のとき、受信したメールをサーバーに残すかを設定します。エラーのときだけ残すようにも設定できます。

ログ取得許可設定

RICOH @Remoteサービスでのログ取得を、許可するかしないかを設定します。

認証情報ストレージ

システム(システムで導入している証明書)

システムにインストールされている証明書の内容を表示します。これらの証明書を使用するかを指定します。

ユーザー(SDカードからインストールした証明書)

SDカードから操作部に証明書をインストールします。10個までインストールできます。

全ての証明書を削除

インストールした証明書の全てのコンテンツを消去します。

サーバー設定

Webアプリケーションを動作させるためのサーバー機能を有効にするかを設定します。SSL通信に使用するサーバー証明書のインストールもできます。

インストール設定

SHA-1で署名されたアプリケーションのインストールを許可するかを設定します。

ドライバー暗号鍵

ユーザー認証を設定しているときに、各ドライバーから送信されたログインパスワードや文書パスワードを復号するためのキー文字列を設定します。

本機で設定した暗号鍵はドライバーに入力する必要があります。

ドライバー暗号鍵:暗号強度設定

ドライバーから本機へジョブを送信するときの暗号強度を設定します。本機がジョブに付加されているパスワードの暗号強度を確認し、ジョブを処理します。

簡易暗号

ユーザー認証に対応しているすべてのジョブを受け付けます。

DES

DES、またはAESで暗号化されたジョブを受け付けます。

AES

AESで暗号化されたジョブを受け付けます。

[AES]または[DES]に設定したときは、プリンタードライバーで暗号化を設定します。プリンタードライバーの設定については、プリンタードライバーのヘルプを参照してください。

個人情報表示制限

ユーザー認証を設定しているときに設定できます。個人認証ができない接続方法でジョブ履歴を確認するとき、個人情報を伏せて表示するかを設定します。たとえば、Web Image Monitorのジョブ履歴では「********」と表示されます。

文書保護強化

パスワードを10回入力しても正しいパスワードと一致しなかったときに、文書をロックしてアクセスできないようにするかを設定します。何度もパスワードを入力して、パスワードを解除しようとする不正なアクセスから文書を保護できます。

文書保護強化が設定されていると、画面下に()が表示されます。

文書がロックされると、それ以降は正しいパスワードを入力しても照合が失敗するので、文書管理者による解除が必要となります。

実行中ジョブへの認証の実施

ベーシック認証、Windows認証、LDAP認証を使用しているときの設定項目です。印刷ジョブのキャンセルに、認証を必要とするかを設定します。

[ログイン権限]に設定すると、本機にログインできるユーザーで、実行中の機能への使用権限があればジョブを操作できます。

[アクセス権限]に設定すると、ジョブを実行したユーザーと機器管理者だけがジョブを操作できます。

ファームウェア構成変更

機器管理者による確認がないまま、本機のファームウェア構成が変更されることを禁止するかを設定します。

[禁止する]に設定すると、構成変更を検知したときに機器管理者による認証を経てから起動します。画面に変更されたファームウェアのバージョンが表示されるので、管理者は構成変更が正当なものか不正なものかを確認できます。

パスワードポリシー

ベーシック認証を使用しているときに、ユーザーのパスワードに使用する文字列や文字数を制限するかを設定します。

以下の条件から、[複雑度1]では2種類以上、[複雑度2]では3種類以上を組み合わせられます。

  • 英大文字、英小文字、10進数の数字、記号(#など)

設定した複雑度と最小文字数の両方を満たすパスワードが設定できます。

SNMPv1,v2による設定

SNMPv1/v2プロトコルによる本機の設定変更を禁止するかを設定します。SNMPv1/v2プロトコルでは個人認証ができないため、管理者権限がなくても機器設定を変更できますが、[禁止する]に設定することで管理者の意図しない変更を防止できます。

パスワード攻撃検知

パスワード攻撃が発生したと判定する基準を設定します。設定した測定時間内に許容回数を超えるパスワードの認証が失敗すると、アクセスログを残してメールで機器管理者に通知します。

許容回数は100回、測定時間は10秒まで設定できます。許容回数を「0」にするとパスワード攻撃を検知しません。

検出メールが頻繁に届くときは、状況に応じて設定値を見直してください。

アクセス攻撃検知

本機への不正アクセスが発生したと判定する基準を設定します。設定した測定時間内に許容回数を超えるログイン要求があると、アクセスログを残してメールで機器管理者に通知します。また、操作部とWeb Image Monitorにメッセージが表示されます。

許容回数は500回、測定時間は10~30秒まで設定できます。許容回数を「0」にすると不正アクセスを検知しません。

また、不正アクセスを検出したときにログイン要求への応答を遅らせたり(認証遅延処理時間)、認証要求の件数を制限したりできます(同時アクセス管理対象数)。

検出メールが頻繁に届くときは、状況に応じて設定値を見直してください。

アクセスセキュリティー設定

ネットワーク環境に起因する誤ったロックアウトを回避するかを設定します。

ネットワーク接続を使用したアプリケーションで本機にログインしようとしたとき、ユーザーの認証操作と本機内部の認証動作の回数が揃わず、そのユーザー名でのログインが禁止されることがあります。たとえば、アプリケーションから複数部数の印刷指示をするときなどにログインできないことがあります。このような場合にこの設定を有効にし、回数ではなく時間でロックアウトを制御します。

[する]に設定すると、同一ユーザーによる連続したアクセスを拒否するまでの時間を設定できます(0~60分)。また、この設定項目で管理するユーザー情報/パスワード情報の件数(50~200件)や、監視する間隔(1~10秒)を設定できます。

操作部画面の遠隔操作

本機の遠隔サポートを受け付けるためのパスワードや、タイムアウト時間などを設定します。

この機能を使用するには、[システム設定][ネットワーク/インターフェース][操作パネル:ネットワークインターフェース選択][本体ネットワーク]に設定してください。

管理者認証管理

本機の設定を管理者によって管理するかを設定します。管理者以外のユーザーが設定を変更できないようにします。

管理する分野は、ユーザー管理、機器管理、ネットワーク管理、文書管理の4 つに分類されています。詳しくは『セキュリティー』「管理者認証を設定する」を参照してください。

前回更新情報

自動ファームウェアアップデートを実行したときの更新情報が表示されます。

操作パネルの状態

操作部のIPアドレス、MACアドレスなどのネットワーク設定情報を表示します。

ソフトウェアバージョン一覧

ソフトウェアバージョン一覧

本機にインストールされているソフトウェアの一覧を表示します。

ソフトウェアバージョン履歴

ソフトウェアのバージョンアップ履歴を表示します。

アドレス帳のバックアップ/リストア

SDカード/USBメモリーを使用し、本機のアドレス帳データを保存したり、復元したりできます。

データを復元すると、本機に保存されているアドレス帳は上書きされます。また、ユーザー別カウンターがクリアされます。

検索条件の初期値設定

アドレス帳やLDAPサーバーで名前や宛先を検索するとき、検索ワードとの一致条件の初期値を設定します。

アドレス帳自動登録時データ利用設定

Windows認証またはLDAP認証で本機にログインしたユーザーを、アドレス帳に自動登録するときの設定項目です。

自動登録されない情報をアドレス帳の既存ユーザーから引用するかを設定します。引用するときはユーザーの登録番号を指定します。

アドレス帳ユーザー自動消去設定

Windows認証またはLDAP認証で本機にログインしたユーザーを、アドレス帳に自動登録するときの設定項目です。

アドレス帳の登録件数が上限に達しているときに、古いユーザーを削除してから自動登録するかを設定します。

手差しトレイ

用紙サイズ

手差しトレイにセットした用紙のサイズを設定します。この設定は、プリンタードライバーから印刷するときに適用されます。

用紙種類/厚さ

手差しトレイにセットした用紙の種類と厚さを設定します。

両面印刷の対象とする

両面印刷の対象とするかを指定します。[用紙種類/厚さ]の設定によっては、両面印刷の対象にできないことがあります。

自動トレイ選択の対象とする

自動トレイ選択の対象とするかどうかを指定します。

トレイ1~4

用紙サイズ

セットする用紙サイズを設定します。用紙サイズダイヤルを「アスタリスク」にセットしたときに設定できます。

用紙種類/厚さ

給紙トレイにセットした用紙の種類と厚さを設定します。

両面印刷の対象とする

両面印刷の対象とするかどうかを指定します。[用紙種類/厚さ]の設定によっては、両面印刷の対象にできないことがあります。

自動トレイ選択の対象とする

自動トレイ選択の対象とするかを設定します。

主電源Off時の未処理文書

本機の主電源スイッチを入れたとき、印刷指定時刻を過ぎた保留印刷文書を印刷するかを設定します。

印刷しないときは、印刷指定時刻を過ぎた保留印刷文書は印刷指定時刻が無効になり、[一時置き文書自動消去設定]の対象となります。

印刷をともなうジョブの制限

プリンタードライバーの[印刷方法][通常印刷][試し印刷][保存して印刷]を設定した文書の印刷を制限します。印刷しないで本機に蓄積するか、印刷を取り消すかを設定します。出力紙の放置や取り違いを防止できます。

ユーザー認証情報なしジョブを自動蓄積

[印刷をともなうジョブの制限][自動蓄積]が選択されていて、個人認証が行われる環境において、ユーザー認証情報がないジョブであっても自動的に蓄積させるように設定します。

エラージョブ蓄積・追い越し

エラーになった文書を本機に蓄積し、その次の文書を印刷するかを設定します。通常印刷、試し印刷、保存印刷のジョブがエラー時の蓄積に対応しています。この設定を有効にするときは、印刷開始時に本機が文書のエラーを検証するページ数を指定します(1~999 ページ)。

ページ数が多いほど印刷開始までに時間がかかりますが、印刷開始してからエラーが発生すると印刷を停止するため、その次の文書が印刷されません。

PDLエラージョブ自動取消の確認画面

[エラー発生時のジョブ自動取消][する]にしたときの設定項目です。エラージョブが自動取消されたことを知らせる画面を、操作部に表示するかを設定します。画面の表示を消すまで次のジョブは実行されません。

印刷枚数

プリンタードライバーを使用しないで印刷するときの印刷枚数を設定します。

エミュレーション設定(EM)

白紙排紙

白紙排紙コマンドを受信したときに印刷するデータがなく白紙の状態のときに、排紙するかしないかを設定できます。

[スペース]を選択すると、排紙コマンドの前にスペースコード(20H、A0H、8140H)があるときは排紙します。

エミュレーションでRPDL、R16、R55、R98、RP-GL/2を選択しているときに設定できます。

用紙なしエラー表示タイミング

現在選択されているトレイに用紙がセットされていないときのデータ受信を停止するタイミングを設定します。[印刷実行時]に設定すると用紙がセットされていなくても、データは受信できます。[用紙なし時]に設定すると用紙がセットされていないときはデータ受信できません。

  • 印刷実行時

    用紙がセットされていなくても、データは受信できます。

  • 用紙なし時

    用紙がセットされていないときはデータ受信できません。

エミュレーションでRPDL、R16、R55、R98、RP-GL/2を選択しているときに設定できます。

自動排紙時間

一定時間パソコンからデータが送信されないときに、本機内にあるデータを強制的に印刷するかを設定します。[自動排紙しない]に設定するとデータは自動的には印刷されません。自動的に印刷させるときは、データが送信されなくなってから強制的に印刷するまでの時間を設定します。設定された時間が経過すると送信されてきたデータが1ページの途中までであっても強制的に印刷されるため、適切な時間を設定することが重要です。

エミュレーションでRPDL、R16、R55、R98、RP-GL/2を選択しているときに設定できます。

マクロキャッシュ

プリンター言語モジュールがマクロキャッシュとして使用するメモリーの上限を設定します。

エミュレーションでRPDLを選択しているときに設定できます。

水平補正初期値

印刷時の給紙方向に対し、垂直方向の長さの補正値を設定できます。ここで設定した値がRP-GL/2の印刷条件「21.水平補正」の初期値となります。すでに登録したプログラムには反映されません。

エミュレーションでRP-GL/2を選択しているときに設定できます。

垂直補正初期値

印刷時の給紙方向に対し、水平方向の長さの補正値を設定できます。ここで設定した値がRP-GL/2の印刷条件「22.垂直補正」の初期値となります。すでに登録したプログラムには反映されません。

エミュレーションでRP-GL/2を選択しているときに設定できます。

線幅補正量

線幅の補正量を-2~6ドット(1ドット単位)の範囲で設定できます。

線幅が太すぎたり細く掠れたりしたときにこの値を調整すると、図面内のすべての線に適用されます。ただし、RP-GL、RP-GL/2の印刷条件「30.文字描画」の設定が「ストローク」のときに文字描画を行うと、文字に対しては適用されません。

エミュレーションでRP-GL/2を選択しているときに設定できます。

受信バッファー

受信バッファーのメモリーサイズを設定します。通常は変更する必要はありません。

カウンター表示/印刷

A3/DLTの印刷カウント、両面印刷のカウントを確認できます。詳細なカウンターの印刷もできます。

eco指数カウンター表示/クリア

機器全体のeco指数カウンターを表示/クリアできます。本機にユーザーコード認証を設定しているとき、またはユーザー認証を設定していないときは、このカウンターをもとにしてインフォメーション画面が表示されます。

ユーザー別eco指数カウンター表示/クリア

すべてのユーザーのeco 指数カウンターを表示/クリアできます。

本機にベーシック認証/Windows 認証/LDAP認証を設定しているときは、このカウンターをもとにしてインフォメーション画面が表示されます。

ホームページを設定

ブラウザー起動時に表示するWeb ページを登録します。

現在のページを選択すると、現在表示しているWeb ページをブラウザー起動時に表示します。

Cookie

Cookie を受け入れる

WebサイトがCookieを保存したり読み取ったりできるように設定します。

Cookie をすべて消去

Cookieを消去します。

フォームデータ

フォームデータを保存

フォームに入力したテキストデータを本機に保存します。

フォームデータを消去

入力履歴を消去します。

パスワード

パスワードを保存

Webサイトに入力したユーザー名とパスワードを保存します。

保存されたパスワードは、[パスワードを保存]をオフにして、操作部ブラウザーを終了すると消去されます。

拡大縮小設定の上書き

特定の倍率で閲覧するようにデザインされているサイトでも、ズーム設定を使用できます。

文字サイズ

プレビュー

Webページに表示される文字サイズのイメージを確認できます。

テキストの拡大縮小

Webページに表示される文字の大きさを調整します。

ダブルタップでズーム

ダブルタップでズームするときの割合を調整します。

最小フォントサイズ

フォントの最小サイズを調整します。

JavaScriptを有効にする

JavaScriptを有効にします。JavaScriptを有効にすると、操作と連動するWebページのプログラムを使用できます。

ページコンテンツ

Webページの表示方法を設定します。

  • デフォルトの倍率

  • ページを全体表示で開く

  • ページの自動調整

  • ポップアップをブロック

  • テキストエンコード

検索結果のプリロード

検索結果をバックグラウンドであらかじめ読み込むことで、表示にかかる時間を短縮します。

レンダリング

PDFファイルのプレビューを、画質優先にするか速度優先にするかを設定します。

シェーディング

PDFファイルにシェーディングオブジェクトがあるとき、シェーディングするかどうかを設定します。シェーディングするときは、シェーディング処理に制限を設けるかどうかも設定します。