使用説明書RICOH IP 6530

ユーザー認証にLDAPサーバーを使用する

LDAPサーバーを登録すると、ユーザー認証管理にLDAP認証を使用できます。Ver.2.0とVer.3.0のLDAPサーバーに対応しています。

LDAP認証について詳しくは『セキュリティー』「LDAP認証」を参照してください。

LDAPサーバーを設定する

LDAPサーバーに登録されているユーザー情報を検索して参照できます。サーバーに登録されている認証情報を使用して本機にログインするときに使用できます。

補足

  • LDAPサーバーを使用して初めてログインしたユーザーは、本機のアドレス帳に自動登録されます。

1操作部から機器管理者としてログインします。

ログイン方法については、ユーザー名とパスワードを入力してログインするを参照してください。

2ホーム画面で[設定]を押します。

本体画面のイラスト

3設定画面で[システム設定]を押します。

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4[管理者向け設定][認証/課金][管理者認証/ユーザー認証/アプリケーション認証][LDAPサーバー登録/変更/消去]と押します。

5未登録項目を選択し、[登録/変更]を押します。

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6LDAPサーバーの情報を入力します。

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  • 名前:任意の登録名を入力します。他のLDAPサーバーと区別しやすいようにします。

  • サーバー名:LDAPサーバーのホスト名またはIPv4アドレスを入力します。

  • 検索開始位置:検索を開始するルートフォルダーを選択します。

  • ポート番号:LDAPサーバーとの通信に使用するポート番号を入力します。

  • SSL:[利用する]に設定するとポート番号が636に切り替わります。

    [利用しない]に設定するとセキュリティー上の問題が発生することがあります。詳しくは『セキュリティー』「SSL/TLSを設定する」を参照してください。

  • 認証:LDAPサーバーの認証設定に合わせて認証方法を選択します。

    • Kerberos認証:KDCサーバーで認証します。パスワードが解読されないように、本機で加工してからKDCサーバーへ送信します。

      [Kerberos認証]を選択したときは以下を設定します。

      • ユーザー名、パスワード:LDAPサーバーに検索要求するアカウント(管理者や代表者など)のユーザー名とパスワードを入力します。各ユーザーの認証情報で検索要求するときは入力しません。

        ユーザー名とパスワードは、直接入力する代わりに本機のアドレス帳を参照することもできます。

      • レルム名:レルム名を選択します。あらかじめレルムを登録してください。レルムの登録については、レルムを設定するを参照してください。

    • ダイジェスト認証:LDAPサーバーで認証します。LDAPバージョン3.0のサーバーのときだけ使用できます。パスワードが解読されないように、本機で加工してからLDAPサーバーへ送信します。

    • 平文認証:パスワードを加工しないでそのままLDAPサーバーへ送信します。

    • しない:サーバーで認証する必要がないときに選択します。

  • 日本語文字コード:LDAPサーバーで運用されている日本語文字コードを選択します。

7[接続テスト]を押します。

8LDAPサーバーに接続できることが確認できたら、検索条件やキー表示名などを設定します。

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  • 検索条件:代表的な検索のキーワードとして、[名前][メールアドレス][会社名][部署名]の属性を64文字以内で入力します。使用するサーバー環境を確認して指定します。この属性を使用してLDAPサーバーのアドレス帳から検索するため、空白にするとその属性での検索ができません。

  • 任意検索条件:使用しているサーバーの環境に応じて、[属性][表示名]を設定します。

    • 属性:代表的な検索条件以外を使用するときは、その検索条件の属性を入力します。たとえば、社員番号で検索するときは、属性に"employeeNo"と登録します。任意検索条件を登録したら、キー表示名も登録します。

    • 表示名:任意検索条件を入力する欄の表示名を入力します。たとえば任意検索条件が社員番号のときは、「社員番号」と登録します。

9[OK]を押します。

10[閉じる]を押します。

11[ホーム]本体画面のイラスト)を押し、ログアウトします。

補足

  • 登録済みのLDAPサーバーを変更/消去するときは、手順5でLDAPサーバー名を選択し、[登録/変更]または[消去]を押します。

レルムを設定する

レルムとはKerberos認証を使用するときのネットワークエリアのことです。LDAP認証の認証方式にKerberos認証を使用するときは、ネットワークエリアを識別できるようにレルムを設定します。

設定画面の[システム設定]からレルム名やKDC(Key Distribution Center)サーバーの情報を登録します。

1操作部から機器管理者としてログインします。

ログイン方法については、ユーザー名とパスワードを入力してログインするを参照してください。

2ホーム画面で[設定]を押します。

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3設定画面で[システム設定]を押します。

本体画面のイラスト

4[管理者向け設定][認証/課金][管理者認証/ユーザー認証/アプリケーション認証][レルム登録/変更/消去]と押します。

5未登録項目を選択し、[登録/変更]を押します。

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6登録するレルムの情報を入力します。

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  • レルム名:レルム名またはホスト名を入力します。

  • KDCサーバー名:KDCサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。

  • ドメイン名:ネットワーク環境によりドメイン名の指定が必要なときは、レルム名に対応するドメイン名またはホスト名を入力します。

7[OK]を押します。

8[閉じる]を押します。

9[ホーム]本体画面のイラスト)を押し、ログアウトします。

補足

  • 登録済みのレルム名を変更/消去するときは、手順5でレルム名を選択し、[登録/変更]または[消去]を押します。