使用説明書RICOH Auto Color Adjuster

こまったときには(かんたん色調整)

「かんたん色調整」でメッセージが表示されたときや、「事後判定結果」で「NG」が多発するときの対処方法を説明します。

補足

メニュー画面で[かんたん色調整]をクリックしても「かんたん色調整」画面が表示されず、メッセージも表示されないときは、メニュー画面を閉じてWindowsを再起動してください。それでもメニュー画面から「かんたん色調整」画面を表示できないときは、サービス実施店に連絡してください。

メッセージが表示されたとき(かんたん色調整)

メッセージ

原因

対処方法と参照先

「C/M/Y/Kの1つ、または複数の最大濃度が警告基準値を満たしていません。」

調整が必要な状態のプリンターでチャートを印刷した。

プリンターの調整機能で、警告基準値を満たさないトナーの濃度を調整してください。リコーのプリンターを使用しているときは、最大画像濃度調整をしてください。その他のプリンターを使用しているときは、印刷濃度を調整してください。

プリンターの調整について詳しくは、プリンターの取扱説明書を参照してください。

閾値が適切に設定されていない。

「初期設定」画面で[閾値設定]をクリックし、設定値が適切か確認してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「Command WorkStation (TM) または TotalFlow でのプロファイルの登録に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

「Command WorkStation (TM) または TotalFlow が動作中です。マウス、キーボードに触らないでください。」と表示されているときにパソコンを操作した。

「Command WorkStation (TM) または TotalFlow が動作中です。マウス、キーボードに触らないでください。」と表示されている間は、パソコンを操作しないでください。

プリンターの電源が入っていない。

プリンターの電源が入っているか確認してください。

プリンターのDFEとネットワーク接続できていないか、通信状態が混みあっている。

  • 本機とプリンターのDFEが、ネットワークに接続されていることを確認してください。ネットワーク環境について、詳しくは管理者に確認してください。

  • DFEやルーターを再起動してください。

プリンターのDFEを異なる端末から操作している。

「かんたん色調整」を使用するときは、プリンターのDFEを操作しないでください。

本機を複数台で使用しているときに、クライアントPCからサーバーにアクセスできなかった。

  • 使用しているパソコンとサーバーが、ネットワークに接続されていることを確認してください。

  • 使用しているパソコンとサーバーでWindowsを再起動してください。

「Command WorkStation (TM) または TotalFlow でのプロファイルの登録に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

「Fiery」を使用しているときに、「初期設定」の「用紙追加」に登録した「キャリブレーションセット名」が正しくない。

DFEに登録されているキャリブレーションセット名を確認し、「初期設定」の「用紙追加」に登録した「キャリブレーションセット名」と一致していることを確認してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

DFEに登録されているキャリブレーションセット名は以下の手順で確認できます。

  1. スタートメニューで[Fiery][Fiery Command WorkStation]とクリックする。

  2. [サーバー][デバイスセンター]とクリックする。

  3. [一般][ツール][キャリブレーター]とクリックする。

  4. [再キャリブレート]を選択し、[次へ]をクリックする。

  5. 「キャリブレーション名」のプルダウンメニューに表示される名称を確認する。

「デバイスセンター」画面で[リソース][プロファイル][インポート][出力]をクリックし、登録されていない新規のICCプロファイルを選択する手順でも、DFEに登録されているキャリブレーションセット名を確認できます。

「Fiery」を使用しているときに、「初期設定」の「チャート追加/編集」に登録した「DFEサーバー名」が正しくない。

以下の手順で「初期設定」に登録した「DFEサーバー名」が正しいか確認してください。

  1. 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[チャート編集]をクリックする。

  2. 「DFE サーバー名」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

「Command WorkStation (TM) または TotalFlow でのプロファイルの登録に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

動作保証されていないDFEシステムを使用している。

  • 「Fiery」を使用しているとき:「Fiery」の動作保証システムを使用しているか確認してください。

  • 「TotalFlowプリントサーバー」を使用しているとき:「TotalFlowプリントサーバー」の動作保証システムを使用しているか確認してください。

「Fiery」を使用しているときに、使用しているプリンターに対し、動作保証されていないバージョンのシステムがインストールされている。

パソコンにインストールされているFiery Command WorkStationのバージョンを確認してください。

DFEのパスワードと、データベースに登録されているパスワードが一致しない。

DFEのパスワードと、データベースに登録されているパスワードが一致しているか確認してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「TPS21の新しいバージョンが利用可能です。」

ColorGATE Productionserverの新しいバージョンが提供された。

ColorGATE Productionserverのアップデートをすると、RICOH Auto Color Adjusterが正しく動作しなくなることがあります。誤ってアップデートをしてしまわないように、「アップデートを通知する」のチェックを外してください。

「初期設定で入力されたIPアドレスが間違っている可能性があります。確認してください。」

「Fiery」を使用しているときに、「初期設定」の「チャート追加/編集」に登録した「DFE IPアドレス」が正しくない。

以下の手順で正しい「初期設定」に登録した「DFE IPアドレス」が正しいか確認してください。

  1. 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[チャート編集]をクリックする。

  2. 「DFE IPアドレス」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

「初期設定で入力されたキャリブレーションセット名が間違っている可能性があります。確認してください。」

「Fiery」を使用しているときに、「初期設定」の「用紙追加」に登録した「キャリブレーションセット名」が正しくない。

DFEに登録されているキャリブレーションセット名を確認し、「初期設定」の「用紙追加」に登録した「キャリブレーションセット名」と一致していることを確認してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

DFEに登録されているキャリブレーションセット名は以下の手順で確認できます。

  1. スタートメニューで[Fiery][Fiery Command WorkStation]とクリックする。

  2. [サーバー][デバイスセンター]とクリックする。

  3. [一般][ツール][キャリブレーター]とクリックする。

  4. [再キャリブレート]を選択し、[次へ]をクリックする。

  5. 「キャリブレーション名」のプルダウンメニューに表示される名称を確認する。

「デバイスセンター」画面で[リソース][プロファイル][インポート][出力]をクリックし、登録されていない新規のICCプロファイルを選択する手順でも、DFEに登録されているキャリブレーションセット名を確認できます。

「初期設定で入力されたパスワード、またはサーバー名が間違っている可能性があります。確認してください。」

「Fiery」を使用しているときに、「初期設定」の「チャート追加/編集」に登録した「DFE サーバー名」または「DFEパスワード」が正しくない。

以下の手順で正しい「初期設定」に登録した「DFE サーバー名」と「DFEパスワード」が正しいか確認してください。

  • 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[チャート編集]をクリックする。

  • 「DFE サーバー名」と「DFEパスワード」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

「判定に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

正しいチャートを使用していない。

正しいチャートを印刷したか確認してください。チャート番号は以下の手順で確認できます。

  1. 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[詳細情報]をクリックする。

  2. 「プロファイル作成用チャート番号」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

チャートが正しく読み取られなかった。

チャートを正しくセットしてください。

給紙トレイに原稿/チャートをセットする

一時的に不具合が発生し、チャートが正しく読み取れなかった。

  • 本機の電源を入れ直してください。

    電源の入れかた、切りかた

  • 「かんたん色調整」、「色見本合わせ」、「本体設定」を起動していたときは終了し、再度メニュー画面から起動してください。メニュー画面だけが表示されていたときはメニュー画面を閉じ、再度RICOH Auto Color Adjusterを起動してください。

「判定に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

本機を複数台で使用しているときに、クライアントPCからサーバーにアクセスできなかった。

  • 使用しているパソコンとサーバーが、ネットワークに接続されていることを確認してください。

  • 使用しているパソコンとサーバーでWindowsを再起動してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「プロファイルの作成に失敗しました。初めからやり直してください。このエラーメッセージが何度も表示される場合は、サービスへ連絡してください。」

プロファイルが作成される前にタイムアウトした。

  • ColorGATE Productionserverが起動していることを確認してください。

  • RESTサーバーが開始していないときは、ColorGATE Productionserverのメニューから[オプション][RESTサーバー][開始]とクリックしてください。

  • Windowsを再起動してください。クライアントPCを使用しているときは、サーバーのWindowsも再起動してください。

プロファイルの作成に使用する拡張子「it8」や「icc」のファイルを、ほかのアプリケーションが使用している。

「かんたん色調整」を使用するときは、ほかのアプリケーションをすべて終了してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「ページ間偏差がエラー基準値を超えています。
プリンター本体の調整機能で画質調整を実施してください。
リコー機器の場合、以下を実施してください。」

「[02 本体:画像品質調整] - [0201 画質調整実行] - [01:画像濃度調整]」

「その他の会社の機器の場合、ページ間偏差を軽減するように、プリンター本体の機能で調整ください。」

調整が必要な状態のプリンターでチャートを印刷した。

メッセージに従って、プリンターの調整をしてください。

プリンターの調整について詳しくは、プリンターの取扱説明書を参照してください。

閾値が適切に設定されていない。

「初期設定」画面で[閾値設定]をクリックし、設定値が適切か確認してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「ページ内偏差がエラー基準値を超えています。
プリンター本体の調整機能で画質調整を実施してください。
リコー機器の場合、以下を実施してください。 」

「[02 本体:画像品質調整] - [0201 画質調整実行] - [02:画像濃度調整:搬送方向]」

「[10 濃度差調整印刷:直角方向]」

「その他の会社の機器の場合、ページ内の印刷濃度ムラを軽減するように、プリンター本体の機能で調整ください。」

調整が必要な状態のプリンターでチャートを印刷した。

メッセージに従って、プリンターの調整をしてください。

閾値が適切に設定されていない。

「初期設定」画面で[閾値設定]をクリックし、設定値が適切か確認してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

それでもエラーが表示されるときは、サービス実施店に連絡してください。

「読み取りに失敗しました。」

正しいチャートを使用していない。

正しいチャートを印刷したか確認してください。チャート番号は以下の手順で確認できます。

  1. 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[詳細情報]をクリックする。

  2. 「プロファイル作成用チャート番号」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

チャートが正しく読み取られなかった。

チャートを正しくセットしてください。

給紙トレイに原稿/チャートをセットする

一時的に不具合が発生し、チャートが正しく読み取れなかった。

  • 「かんたん色調整」、「色見本合わせ」、「本体設定」を起動していたときは終了し、再度メニュー画面から起動してください。メニュー画面だけが表示されていたときはメニュー画面を閉じ、再度RICOH Auto Color Adjusterを起動してください。

その他のメッセージが表示されたときは、メッセージに従って対処してください。

事後判定結果でNGが多発するとき

原因

対処方法と参照先

正しいチャートを使用していない。

正しいチャートを印刷したか確認してください。チャート番号は以下の手順で確認できます。

  1. 「初期設定」画面で「機器名」と「用紙名」の組み合わせを選択し、[詳細情報]をクリックする。

  2. 「認証用チャート番号」を確認する。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

チャートが正しく読み取られなかった。

チャートを正しくセットしてください。

給紙トレイに原稿/チャートをセットする

チャートが適切な用紙で印刷されていない。

  • チャートは「初期設定」画面の[用紙管理]で、「紙種」に設定した種類の用紙に印刷してください。
    詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。

  • チャートは推奨用紙を使用して印刷してください。
    かんたん色調整をする

閾値が適切に設定されていない。

「初期設定」画面で[閾値設定]を初期値に戻してください。

詳しくは、『インストールガイド』「初期設定」を参照してください。初期値については、『インストールガイド』「「閾値設定」画面の設定項目」を参照してください。

プロファイル作成用チャートまたは認証用チャートが正しい印刷設定で印刷されていない。

  • プロファイル作成用チャートを正しい印刷設定で印刷してください。

    色調整をする

  • 認証用チャートを正しい印刷設定で印刷してください。

    事後判定をする

DFEに登録されている認証用チャートのジョブに、過去のRIP処理済みデータが残っている。

DFEに登録されている認証用チャートのジョブに、RIP処理済みデータが残っているか確認し、データが残っているときは削除してから印刷してください。

操作について詳しくは、DFEの取扱説明書を参照してください。

プロファイルを作成したあとに、プリンターの色再現の状態が変わった。

「かんたん色調整」をやり直してください。

色調整をする

それでもNGが多発するときは、サービス実施店に連絡してください。