使用説明書RICOH P 6520/6510/6500

機器のデータを消去する

本機に保存されたデータを消去することで、データの漏えいを防止します。

消去には以下の2つがあります。

メモリー自動消去

拡張HDDを装着しているとき、ハードディスクに蓄積されているデータを自動で上書き消去します。

メモリー自動消去

メモリー全消去

本体内蔵メモリーを初期化します。拡張HDDを装着しているときは、ハードディスクのデータも一括で上書き消去します。本機を移設や廃棄するときなど、すべてのデータと設定を消去するときに実施します。

メモリー全消去

メモリー自動消去

拡張HDDを装着しているときは、パソコンから本機に送信されたデータがハードディスクに一時的に保存されます。メモリー自動消去設定を使用すると、これらのハードディスク内のデータを自動的に上書き消去できます。

ジョブごとに自動的に、上書き消去されます。

印刷動作が優先され、上書き処理はこれらのジョブが終わったあとに開始されます。

消去方式(メモリー自動消去)

メモリー自動消去の消去方式は以下の中から選択できます。

NSA*1方式

データを乱数2回、ゼロ1回で上書きします。

DoD*2方式

データを1回目の乱数、1回目の乱数の補数、2回目の乱数で上書きし、検証処理をします。

乱数方式

データを指定された回数の乱数で上書きします。乱数の書き込み回数は1~9回まで選択できます。

*1 National Security Agency(米)国家安全保障局

*2 Department of Defense(米)国防総省

補足

  • 工場出荷時は「乱数方式」で、書き込み回数は3回に設定されています。

メモリー自動消去を設定する

重要

  • メモリー自動消去設定を「しない」に設定されていたときのハードディスク使用領域(拡張HDD装着時)は、メモリー自動消去設定を「する」に設定したあとも残存データが上書きされないことがあります。

  • メモリー自動消去が完了する前に電源スイッチを切ると、上書き消去は一時中断され、データはハードディスク内に残ったままです(拡張HDD装着時)。途中で中止はできません。また、ハードディスクが壊れることがあるので、上書き処理中に電源を切られないように必ず確認してください。

  • 万一、メモリー自動消去が完了する前に電源スイッチを切ったときは、電源スイッチを再び入れたときに、メモリー自動消去を続きから設定します。

  • 上書き消去中にエラーが発生したときは、電源スイッチを一度切ってください。再び電源スイッチを入れて、手順をやり直してください。

  • 上書き消去中はスリープモードに移行しません。上書き処理が完了した時点で移行します。

操作部の[メニュー]キーを押し、[下矢印キー][上矢印キー]キーを使用して操作してください。

1機器管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[セキュリティー管理][OK]

本体画面のイラスト

3[メモリー自動消去設定][OK][する]

4[消去方式]の選択キーを押し、次の手順で消去方式を選択します。

  • NSA方式

    [消去方式][NSA方式][OK]

  • DoD方式

    [消去方式][DoD方式][OK]

  • 乱数方式

    [消去方式][乱数方式][OK][OK]

5[OK]キーを押します。

6ログアウトします。

管理者のログアウト方法

補足

  • メモリー自動消去と暗号化機能を組み合わせて設定したときは、上書き消去で書き込むデータも暗号化されます。

メモリー自動消去の状態を確認する

メモリー自動消去が設定されているときは、「メモリー内残存データ状態確認」画面で上書き消去の状況を確認できます。

操作部の[メニュー]キーを押し、[下矢印キー][上矢印キー]キーを使用して操作してください。

1[メモリー内残存データ状態確認][OK]

重要

  • 保留印刷/機密印刷/試し印刷のデータがハードディスク内に残っている状態でも、上書き消去状態は「残存データ無し」または「消去対象残存データなし」と表示されます。

補足

  • 消去状態を示す確認画面が表示されないときは、メモリー自動消去設定が「しない」になっていないか確認してください。メモリー自動消去設定が「する」になっていても画面が表示されないときは、サービス実施店に連絡してください。

メモリー全消去

本機を移設または廃棄するときに、本機搭載メモリーを初期化できます。また、拡張HDDを装着しているときは、ハードディスクのデータも一括で上書き消去できます。

メモリー全消去後に本機を使用するときは、サービス実施店に相談してください。

重要

  • メモリー全消去が完了する前に電源スイッチを切ると、消去は一時中断され、データはメモリーやハードディスク内に残ったままです。途中で中止はできません。また、ハードディスクが壊れることがあるので、上書き処理中に電源を切られないように必ず確認してください。

  • メモリー全消去をする前に、Ridoc IO Device Managerを利用して、ユーザーコード、ユーザーコード別カウンター、アドレス帳のデータをバックアップすることをお勧めします。アドレス帳のバックアップは、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用してもできます。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)詳しくは、Ridoc IO Device ManagerまたはWeb Image Monitorのヘルプを参照してください。

  • メモリー全消去を実行している間は、本機の操作はできません。メモリー全消去の一時停止の操作だけできます。乱数方式を選択して書き込み回数を3回に設定したときは、最大約3時間15分かかります。

  • メモリー全消去が完了すると、本機のセキュリティー設定も消去され、本機の管理やユーザーの管理ができなくなります。メモリー全消去後に再度データが不特定ユーザーに書き込まれないように取り扱いに注意してください。

消去方式(メモリー全消去)

拡張HDDを装着しているときは、メモリー全消去の消去方式を以下の中から選択できます。

NSA*1方式

データを乱数2回、ゼロ1回で上書きします。

DoD*2方式

データを1回目の乱数、1回目の乱数の補数、2回目の乱数で上書きし、検証処理をします。

乱数方式

データを指定された回数の乱数で上書きします。乱数の書き込み回数は1~9回まで選択できます。

BSI/VSITR

データを0x00, 0xFF, 0x00, 0xFF, 0x00, 0xFF, 0xAAで上書きします。計7回上書きされます。

Secure Erase

ハードディスク内部に組み込まれたアルゴリズムで上書き消去します。

フォーマット

ハードディスクのフォーマットだけします。データの上書きはしません。

*1 National Security Agency(米)国家安全保障局

*2 Department of Defense(米)国防総省

補足

  • 工場出荷時は「乱数方式」で、書き込み回数は3回に設定されています。

メモリー全消去を実行する

操作部の[メニュー]キーを押し、[下矢印キー][上矢印キー]キーを使用して操作してください。

1本機に接続されているケーブルをすべて取り外します。

2機器管理者がログインします。

管理者のログイン方法

3[セキュリティー管理][OK]

本体画面のイラスト

4[メモリー全消去][OK]

5消去方式を選択します。

  • NSA方式

    [NSA方式][OK]

  • DoD方式

    [DoD方式][OK]

  • 乱数方式

    [乱数方式][OK]

  • BSI/VSITR方式

    [BSI/VSITR方式][OK]

  • Secure Erase

    [Secure Erase][OK]

  • フォーマット

    [フォーマット][OK]

6[消去する]を押します。

手順5で選択した消去方式によっては表示されないこともあります。

本機が自動的に再起動し、メモリー全消去を開始します。

7メモリー全消去が完了したら[確認]を押して電源を切ります。

『使用説明書』「電源の入れかた、切りかた」

補足

  • 万一、メモリー全消去が完了する前に電源スイッチを切ったときは、電源スイッチを再び入れたときに、メモリー全消去を最初から設定します。

  • メモリー全消去中にエラーが発生したときは、電源スイッチを一度切り、再び電源スイッチを入れて、手順2から設定し直してください。

メモリー全消去を一時停止する

メモリー全消去の途中で本機の電源を切りたいときは、一時停止して電源を切ることができます。電源スイッチを再び入れるとメモリー全消去が再開されます。

重要

  • 消去方式で[Secure Erase]または[フォーマット]を選択したときは一時停止できません。

  • メモリー全消去は中止できません。

1メモリー全消去処理中に[一時停止]の選択キーを押します。

2[停止する]の選択キーを押します。

メモリー全消去は一時停止されます。