使用説明書RICOH IM CW2200H/CW2200/CW1200H/CW1200

DOS/UNIXから使用する - プリンターの設定

DOS/UNIXで印刷するための準備

1パソコンで印刷に関する設定をします。

2機器の操作部でエミュレーションを「RPGL」に切り替えます。

3CADアプリケーションで設定したプロッターと機器の印刷条件「6.プロッタID」を合わせます。

「6.プロッタID」の設定により、RP-GL/2の動作モードが設定されます。

4印刷領域やペン幅、ペン濃度などの印刷条件を設定します。

エミュレーション特有の印刷条件を設定できます。

また、[プリンター設定][エミュレーション設定(EM)]で、[白紙排紙][自動排紙時間][水平補正初期値]、および[垂直補正初期値]を設定できます。

5印刷するファイルをコマンドで送信します。

印刷コマンドの使用方法は、『機器監視(TELNET)』「Windowsからファイルを直接印刷する」を参照してください。

印刷オプションの指定方法については、印刷オプションを指定するを参照してください。

補足

  • パソコンでの印刷に関する設定については、使用しているOS、およびアプリケーションの説明書を参照してください。

  • エミュレーションの切り替えについては、エミュレーションを切り替えるを参照してください。

  • [エミュレーション設定(EM)]については以下を参照してください。

  • エミュレーション設定(EM)

RP-GL/2の動作モード

RP-GL/2の動作モードにはGL-GL/2切り替えモードとRP-GL/2モードがあり、それぞれ次のように動作します。

重要

  • GL-GL/2切り替えモードのとき、データによっては印刷部数を指定しても1部しか出力されないことがあります。その場合は、RP-GL/2モードで印刷してください。

GL-GL/2切り替えモード

送信されてきたコマンドによって、RP-GLとRP-GL/2を自動的に切り替えます。

以下の環境のとき、このモードに設定することをお勧めします。

  • RP-GL出力だけの環境

  • 複数のパソコン、CADアプリケーションを使用しているときなどRP-GL出力、RP-GL/2出力が混在する環境

印刷条件の「6.プロッタID」が「7475A, 7550A, 7570A, 7575A, 7576A, 7580B, 7585B, 7586B, 7595A, 7596A」のいずれかに設定されていると、このモードで動作します。

RP-GL/2モード

RP-GL/2のコマンド体系で動作します。

以下の環境のとき、このモードに設定することをお勧めします。

  • RP-GL/2出力だけの環境

  • 切替コマンド(ESC%-1B)がないHP-GL/2データを印刷するとき

  • RP-GL/2で印刷するアプリケーションで部数設定をするとき

印刷条件の「6.プロッタID」が「RP-GL/2」に設定されているとき、このモードで動作します。

補足

  • 初期値はGL-GL/2切り替えモードです。

  • GL-GL/2切り替えモードを使ったときに切り替えられる「RP-GL/2」のタイプは、印刷条件の「6.プロッタID」のサブメニュー「RP-GL/2」で最後に設定したタイプにしたがいます。たとえば、GL-GL/2切り替えモードを使用したとき、確実に「RP-GL/2 (Type1)」に切り替えたい場合は、印刷条件の「6.プロッタID」で「RP-GL/2 (Type1)」に設定後、再度「6.プロッタID」でRP-GLモードのプロッタを設定してから切り替えコマンドを使用します。

GL-GL/2切り替えモードの動作について

印刷条件の「6.プロッタID」が「RP-GL/2」以外に設定されているとき、このモードで動作します。RP-GLとRP-GL/2をコマンドにより自動的に切り替えて印刷します。

RP-GLからRP-GL/2への切り替え

RP-GL/2移行コマンド「ESC%#B」を受信すると、RP-GL/2に切り替わり、受信したデータをRP-GL/2エミュレーションのコマンド体系として処理します。このとき印刷データがある場合は、データを印刷排紙してからRP-GL/2へ切り替わります。

RP-GL/2移行コマンド「ESC%#B」の「#」は、「-1、0、1、2、3」のいずれかを指定します。

RP-GL/2からRP-GLへの切り替え

RP-GL/2のとき、排紙コマンドで印刷データを排紙すると自動的にRP-GLに切り替わります。

切り替えコマンド

モード

コマンド

コマンド説明

RP-GL→RP-GL/2

ESC%#B

RP-GL/2切り替えコマンド

RP-GL/2→RP-GL

PG

RP

排紙コマンド

RP-GL/2→RP-GL

ESC.R

ESC.K

デバイス制御コマンド

RP-GL/2→RP-GL

ESC%-12345X

PJL切り替えコマンド

補足

  • 「ESC%-12345X」を受信すると、PJLに切り替わります。

  • PJLはHP社のPrinter Job Languageのエミュレーションです。

  • @PJL ENTER LANGUAGE=HPGL2コマンドを受信すると、RP-GL/2に切り替わります。

出力プロッターを設定する

CADアプリケーションで設定したプロッターと、機器の印刷条件「6.プロッタID」を合わせます。

1CADアプリケーションで出力するプロッターを選択します。

設定方法は、CADアプリケーションの説明書を参照してください。

2画面中央下の[ホーム](本体画面のイラスト)を押します。

3[プリンター情報確認]を押します。

4[エミュレーション/プログラム]を押します。

本体画面のイラスト

5[呼出]を押してエミュレーションを[RPGL]に切り替えます。

6[印刷条件]を押します。

7[プロッタID]を押します。

8上矢印キー前へ]または[下矢印キー次へ]を押して目的のプロッター名を選択し、[OK]を押します。

CADアプリケーションで「7475A」、「7550A」、「7570A」、「7575A」、「7576A」、「7580B」、「7585B」、「7586B」、「7595A」、「7596A」のいずれかを選択したときは、選択したプロッターと同じプロッターを選択します。

CADアプリケーションで「DesignJet600」、「DesignJet650C」、「DesignJet700」、「DesignJet750C Plus」が選択できるときは、[RP-GL/2]を選択します。

9[RP-GL/2]を選択したときは、RP-GL/2のタイプを選択し、[OK]を押します。

CADアプリケーションで選択したプロッターとRP-GL/2のタイプの関係については以下のとおりです。

プロッター

RP-GL/2のタイプ

印刷色

DesignJet600

Type1

モノクロ

DesignJet650C

Type2

カラー

DesignJet700

Type3

モノクロ

DesignJet750C Plus

Type4

カラー

10[終了]を押します。

11[OK]を押します。

補足

  • 選択した「プロッタID」によって、機器の動作モードが異なります。RP-GL/2の動作モードを参照してください。

  • 使用する頻度が多い印刷条件は、プログラム登録しておくことをお勧めします。プログラムを登録しておくと、機器の電源を切ったり、エミュレーションが切り替わったりしても、プログラムを呼び出すことで同じ条件での印刷ができます。プログラムの登録については、プログラムを登録するを参照してください。