印刷オプションを指定する
印刷オプションとは
印刷オプションとは、UNIXワークステーションやパソコンからネットワークプリンターに印刷するときに、印刷コマンドとともに入力する文字列のことです。
印刷オプションを使用すると、画像の回転やユーザーコードの指定ができます。
印刷コマンドで印刷オプションを指定できるのは、ネットワークプロトコルがTCP/IPのときだけです。
印刷オプションの指定方法
印刷オプションの指定方法は、印刷コマンドにより異なります。たとえばUNIX ワークステーションからの印刷にftp コマンドを使用するとき、印刷コマンドのあとに半角スペースを入力し、続けて印刷オプションを入力します。
例1:印刷部数を3 部に指定する
ftp> put (GL ファイル名) pjl=on,filetype=(RGL またはGL2),qty=3
例2:登録したプログラム1を呼び出して印刷する
ftp> put (GLファイル名) ,filetype=P1
複数の印刷オプションを指定するときは、それぞれを「,」で区切ります。
印刷オプションには、指定値が必要なものとそうでないものがあります。指定値は、印刷オプション名のうしろに「=」を入力し、続けて指定値を入力します。
「=」を含まない印刷オプションを単独で指定するときは、印刷オプションの先頭に「,」を追加します。
印刷コマンドの使用方法は、『機器監視(TELNET)』「Windowsからファイルを直接印刷する」を参照してください。
「=」が使用できないOSでは、代わりに「_」(アンダースコア)を使用してください。
印刷オプションとして指定できる文字数には、OSやネットワーク環境、機器の機能によって制限があります。
範囲外の値や誤った印刷オプションを指定すると、正常に印刷できないことがあります。
印刷オプション一覧表
印刷オプション名 | 指定値 | 機能概要 |
---|---|---|
filetype | RGL、GL2 P1~P16 | 印刷に使用するエミュレーションまたはプログラムを指定する |
imagedirection | reverse、normal | 用紙内の画像の向きを180度回転する |
pjl | on | 後処理関係の印刷オプション(staple、punch、qty、outbin)を有効にする |
qty | ソート部数(1~999) | 電子ソートする |
usercode | 数字8桁 | ユーザーコードを指定する |