使用説明書RICOH IM C6000/C5500/C4500/C3500/C3000/C2500/C2000 シリーズ

ファイル転送設定

[システム設定]にある[ファイル転送設定]タブの設定項目一覧です。

2種類の設定画面の紹介(標準/従来)

設定項目

説明

文書管理サーバーIPv4アドレス

本設定にはRidoc Document Routerが必要ですが、販売とサポートは終了しています。

SMTPサーバー

SMTPサーバーのサーバー名、ポート番号と、SSLを使用するかを設定します。

サーバー名には、ホスト名またはIPv4アドレスを入力します。

工場出荷時の設定

  • ポート番号:25

  • SSL:利用しない

本機からメールを送信できるようにする

SMTP認証

SMTPサーバーの認証に使用するユーザー名、メールアドレス、パスワードと、暗号化するかを設定します。

「ユーザー名」は、SMTPサーバーの種類によっては、「ユーザー名@realm」の書式で入力します。インターネットファクスを使用するときは、[管理者メールアドレス]と同じアカウントを設定してください。

「暗号化」は、SMTPサーバーの認証方式に合わせて以下のように設定します。

PLAIN、LOGIN、CRAM-MD5、DIGEST-MD5:自動

CRAM-MD5、DIGEST-MD5:する

PLAIN、LOGIN:しない

  • 工場出荷時の設定:使用しない

POP before SMTP

POP認証(POP before SMTP)を使用するときの認証情報を設定します。ユーザー名、メールアドレス、パスワードと、認証後待機時間を設定します(0~10000ミリ秒)。

  • 工場出荷時の設定:しない

この設定項目は、IPv6を使用しているときは無効です。

受信プロトコル

インターネットファクスの受信プロトコルを設定します。

  • 工場出荷時の設定:POP3

POP3/IMAP4設定

POP3/IMAP4サーバーを設定します。設定したサーバー情報は、インターネットファクスの受信や、POP before SMTPによる認証に使用されます。

サーバー名は、ホスト名またはIPv4アドレスを入力します。パスワードを暗号化するときは、POPサーバーの設定に合わせて[自動]または[する]を選択してください。

補足

  • RICOH Always Current Technology v1.2以降が搭載された機器で、設定画面のタイプを[標準]にしているときは、接続の暗号化やサーバー証明書の検証でPOP3/IMAP4通信をよりセキュアに設定できます。

  • 送信(メール/フォルダー)

管理者メールアドレス

本機の管理者メールアドレスを設定します。このメールアドレスは、スキャナー機能でメール送信するときの[送信者]や、エラー通知メールなどの差出人として使用されます。また、インターネットファクスでSMTP認証するときのFrom:としても使用されます。

メール通信ポート設定

インターネットファクスの受信に使用するPOP3/IMAP4サーバーのポート番号を設定します。POP3のポート番号は、[POP before SMTP]で使用されます。

工場出荷時の設定

  • POP3:110

  • IMAP4:143

メール受信間隔時間設定

インターネットファクスの自動受信をするかを設定します。サーバーに問い合わせをする間隔も設定できます(2~1440分)。

  • 工場出荷時の設定:する15分

受信メールサイズ制限

インターネットファクスで受信するメールサイズの容量を設定します(1~50MB)。

  • 工場出荷時の設定:2MB

サーバー側メール保持

インターネットファクスで受信したメールをサーバーに残すかを設定します。エラーのときだけ残すようにも設定できます。

  • 工場出荷時の設定:しない

送信初期ユーザー名・パスワード

スキャナー機能でフォルダー送信するとき、共有フォルダーを認証するためのユーザー名とパスワードを設定します。アドレス帳のフォルダー宛先に認証情報が指定されていないときや、直接送信時の認証画面で認証情報を空のままにしたときに、この設定項目で指定した認証情報が使用されます。

SMBプロトコルとFTPプロトコルのそれぞれで認証情報を設定できます。

原稿をスキャンしてフォルダーに送信する

送信メール本文登録/変更/消去

本機からメールを送信するときの本文を設定します。最大5件まで登録できます。

メールの件名や本文を変更してスキャンした文書を送信する

送信者名自動指定

本機からメールを送信するときに、[送信者]を指定しなくても送信できるようにするかを設定します。[する]に設定すると、[送信者]を指定しなかったときに、[管理者メールアドレス]で設定したアドレスを送信者として送信します。

  • 工場出荷時の設定:しない

自動メール通知

管理者メールアドレス宛てに本機のエラーを通知するかを設定します。

  • 工場出荷時の設定:する

ファクスメールアカウント

インターネットファクスを受信するかを設定します。受信するときは、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを設定します。[システム設定][ファイル転送設定][送信者名自動指定][する]に設定しているときは、インターネットファクス送信時に送信者を指定しないと、ここで設定したメールアドレスを送信者として送信します。

  • 工場出荷時の設定:受信しない

スキャナー再送信間隔時間

スキャナー機能のメールアドレスやフォルダーへの送信で指定した宛先へ送信できなかったとき、再送信する間隔を設定します(60~900秒)。

  • 工場出荷時の設定:300秒

この設定は、[スキャナー(クラシックモード)]でWSD送信するときは無効になります。

スキャナー再送信回数

スキャナー機能のメールアドレスやフォルダーへの送信で指定した宛先へ送信できなかったとき、再送信するかを設定します。再送信するときは、その回数を設定します(1~99回)。

  • 工場出荷時の設定:する3回

この設定は、[スキャナー(クラシックモード)]でWSD送信するときは無効になります。