使用説明書RICOH IM C300/C300F

思いどおりにファクスを使用できないとき

補足

  • メッセージが表示されているときは、メッセージの内容を確認してください。

  • ファクス使用中にメッセージが表示されたとき

  • [設定]の確認や変更をしたときは、操作が終わったら[ホーム])を押して[設定]を終了してください。

送信がうまくできないとき

状態

原因

対処方法と参照先

送信も受信もできない。(G3回線)

モジュラーコードの接続が正しくない。

本体背面左側にあるG3回線接続端子(LINE)に接続してください。

モジュラーケーブルを接続する

送信できない。(G3回線)

回線の種類(ダイヤル回線またはプッシュ回線)が正しく設定されていない。

[設定][ファクス設定][導入時詳細設定][ダイヤル/プッシュ選択]で、正しい電話回線の種別を設定してください。回線の種類がわからないときは、電話会社に問い合わせてください。

地域や交換機などによって、ダイヤルトーンが検出できていない。

ダイヤルトーンを検出しなくても送信するように設定してください。

[設定][ファクス設定][導入時詳細設定][パラメーター設定][パラメーター設定]で、スイッチ番号[22]、ビット番号[0]の現在値を[0]にします。

パラメーター設定を変更する

全員に送信できない。(G3回線)

[オンフック]ボタンを押して音量を上げ、本機から聞こえる音を確認してください。聞こえた音によって、原因と対処方法が異なります。

発信音が聞こえるとき:

相手先の回線に不具合がある可能性がある、または本機の回線の設定が使用している回線に合っていない可能性がある。

テンキー(1~9)のいずれかのキーを押してください。

  • 発信音が止まったとき:

    本機と回線に不具合はありません。相手先に原因がある可能性があります。相手先に確認してください。

  • 呼び出し音が止まらないとき:

    回線の設定を使用している回線に合わせて[プッシュ][ダイヤル(10PPS)]、または[ダイヤル(20PPS)]に設定してください。[設定][ファクス設定][導入時詳細設定][ダイヤル/プッシュ選択]

    回線の種類がわからないときは、電話回線の提供元にご確認ください。

    設定後、再度ファクス送信をお試しください。

    送信できない場合、相手先に原因がある可能性が考えられます。相手先に確認してください。

話し中の音が聞こえるとき:

電話回線が使用できない。

電話回線の提供事業者に確認してください。

送信中にファクスランプが点滅し、動作が終了しない。

一時的に本機に不具合が発生している。

電源を切り、主電源ランプが消灯したことを確認して10秒以上待ってから電源を入れてください。

電源の入れかた、切りかた

メモリー送信されず、不達レポートに「エラー5」が記載される。

[送信メールサイズ制限]が設定されているときに、インターネットファクスでサイズの上限を超えた。

  • 回数を分けて送信してください。

  • [設定][ファクス設定][送信設定][送信メールサイズ制限]でサイズの上限を変更できます。

オンフックダイヤルまたはマニュアルダイヤルで、「受信中」と表示されて送信できない。

[スタート]を押したときに原稿サイズが検知できなかったため、受信が開始された。

  • 原稿を正しくセットしてください。

    ファクス原稿をセットする

  • [パラメーター設定]のスイッチ番号[17]、ビット番号[7]の現在値を[0]に設定すると、[スタート]で受信しなくなります。ただし、手動受信のときなどにも[スタート]で受信できなくなります。

    パラメーター設定を変更する

PC FAXドライバーから送信できない。

本機にユーザー認証やドライバー暗号鍵が設定されている。

機器管理者、ネットワーク管理者に設定情報を確認し、PC FAXドライバーに設定してください。

ログイン情報をPC FAXドライバーに設定する

本機でエラーが発生している。

PC FAXドライバーに本機のエラーは表示されません。操作部またはWeb Image Monitorで本機の状態を確認してください。

Web Image Monitorを使用する

パソコンと本機をUSB2.0で接続していて、PC FAXドライバーから送信すると、「このドキュメントの印刷に失敗しました」などのメッセージが表示される。

本機が省エネのためのスリープモードや定着部オフモードから復帰中に送信した。

メッセージが表示されても、正常に送信されていることがあります。送信結果を確認してください。

ファクスの送信結果を確認する

宛先にグループを指定したが、指定先に届かない。

グループに500件を超える相手先が登録されている。

アドレス帳で、グループに500件を超える相手先が登録されていないか確認してください。グループに別のグループが登録されているときは、相手先ごとに1件としてカウントします。

相手先の受信紙に黒すじや原稿になかったものが印字される。

自動原稿送り装置(ADF)、原稿ガラス、または読み取りガラスが汚れている。

  • それぞれの部位を清掃してください。

    清掃のしかた

  • 修正液などが乾いていない原稿はセットしないでください。

相手先の受信紙の地肌が汚れたり、原稿の裏面が透けて印字されたりする。

読み取りの[濃度]が濃く設定されている。

[送信設定][濃度]を薄くしてください。

注文書などのマークシートがうまく送信できない。

マークの記入が薄い。

マークは濃く、はっきりと記入してください。それでも薄いときは、[送信設定][濃度]を濃くしてください。

原稿ガラスに正しくセットされていない。

斜めにならないように注意して、原稿ガラスに横向きにセットしてください。

原稿ガラスに原稿をセットする

[原稿種類]の設定が正しくない。

[送信設定][原稿種類][文字]に設定してください。原稿によっては、[解像度][小さな字]に設定します。

受信がうまくできないとき

状態

原因

対処方法と参照先

受信も送信もできない。(G3回線)

モジュラーコードの接続が正しくない。

本体背面左側にあるG3回線接続端子(LINE)に接続してください。

モジュラーケーブルを接続する

受信できない。(G3回線)

本機のファクス番号に電話をかけてください。聞こえた音によって、原因と対処方法が異なります。

呼び出し音が聞こえるとき:

ファクスに切り替える操作をしていない。

電話に応答してからファクスに切り替えてください。

本機で電話に応答する

電話に応答できない環境のときは、[設定][ファクス設定][受信設定][受信モード設定][受信モード切り替え][自動受信]に設定してください。

ファクスの応答音(ピー)が聞こえるとき:

[迷惑ファクス防止機能]で受信拒否している。

[迷惑ファクス防止機能]の設定を確認してください。

迷惑ファクスを防止する

話し中の音が聞こえるとき:

回線が使用中か、ナンバー・ディスプレイ回線が正しく設定されていない。

  • 本機に接続している電話機が使用されていないかなど、回線が使用中でないことを確認してください。

  • ナンバー・ディスプレイ回線のときは、[設定][ファクス設定][導入時詳細設定][ナンバーディスプレイ設定]を確認してください。

    ナンバー・ディスプレイ情報を活用する

それでも話し中の状態になるときは、電話回線の提供事業者に確認してください。

「おかけになった電話は~」などのアナウンスが聞こえるとき:

回線に問題が発生している。

電話回線の提供事業者に確認してください。

受信中にファクスランプが点滅し、動作が終了しない。

一時的に本機に不具合が発生している。

電源を切り、主電源ランプが消灯したことを確認して10秒以上待ってから電源を入れてください。

電源の入れかた、切りかた

本機が起動したら、相手先に送信し直しを依頼してください。

文書によって受信できないことがある。

メモリー受信する設定をしているときに、メモリー不足によって大量の文書や細かい内容の文書が受信できない。

[両面印刷]や片面にまとめての印刷(集約印刷)、[受信文書印刷部数]で複数部数の印刷を設定していると、メモリー受信します。設定を解除してください。

ファクス受信文書の印刷方法を設定する

受信した文書が印刷されない。

[ファクス設定]で受信文書を蓄積するように設定されている。

  • [ファクス受信][蓄積受信文書の確認]で印刷してください。Web Image Monitorから印刷することもできます。

  • [受信文書設定]で蓄積しないように設定できます。

ファクス受信文書を本機に蓄積する

ファクスランプが点灯し、受信した文書が印刷されない。

本機が印刷できない状態のため、代行受信している。

  • 「トナー補給」などのメッセージが表示されていないか確認し、メッセージに従って対処してください。本機が印刷できる状態になると、受信した文書が自動で印字されます。

  • 代行受信の条件を変更できます。

    いろいろな受信のしかた

メールに添付されていたPDFファイルが印刷されない。

対応していないバージョンのPDFファイルが添付されていた。

印刷に対応しているPDFのバージョンは1.7までです。また、送信元の機種やファイル生成の環境によっては対応するバージョンのPDFファイルでも印刷できないことがあります。

無駄に分割・縮小されたり、余白ができたりする。

相手のファクスが原稿サイズを正しく読み取れずに送信した。

たとえば、相手のファクスがB6サイズの原稿を検知できず、B5サイズとして送信してきたときは、こちら側にB6サイズの用紙がセットされていても、B5の用紙に印刷されます。

受信文書の印刷がうまくできないとき

状態

原因

対処方法と参照先

受信文書の印刷時に用紙が汚れる。

相手先ファクスの解像度が低い、または本機に不具合が発生している。

通信管理レポートを印刷し、印刷結果が「交信モード」欄に記載された記号の解像度と同じか確認してください。

ファクスの通信履歴(送受信)を確認する

解像度が通信管理レポートの記号と同じでない場合は、サービス実施店に連絡してください。

用紙にシワがよる。

用紙が薄すぎる。

当社推奨の用紙を使用してください。

用紙に湿気が多く含まれている。

湿度が低いところに保管されていた用紙をセットしてください。

用紙が正しくセットされていない。

頻繁に用紙がつまるときの確認事項を参照して、用紙のセット方法などに問題がないか確認してください。

用紙や原稿がつまったとき

用紙の先端が折れる。

推奨以外の用紙を使用している。

当社推奨の用紙を使用してください。

用紙に湿気が多く含まれている。

湿度が低いところに保管されていた用紙をセットしてください。

用紙が正しくセットされていない。

頻繁に用紙がつまるときの確認事項を参照して、用紙のセット方法などに問題がないか確認してください。

用紙や原稿がつまったとき

紙が重なって送られる。

(重送)

用紙が密着している。

用紙をぱらぱらとほぐしてからセットしてください。

水滴状に白抜けや汚れが出る。

用紙から発生した水蒸気が用紙に付着している。

  • 湿度が低いところに保管されていた用紙をセットしてください。

  • 本機を低温にならない場所に設置してください。

    移動後の設置条件

  • 湿度が高いときや温度が低いときは、本体背面下部にあるオプションの除湿ヒータースイッチを「On」にしてください。

かすれる。

相手先の原稿が薄すぎるか、読み取り濃度が薄く設定されている。

相手先に、読み取る濃度を濃くして再送してもらうよう依頼してください。

目が粗い用紙や表面が加工されている用紙を使用している。

当社推奨の用紙を使用してください。

用紙に湿気が多く含まれている。

湿度が低いところに保管されていた用紙をセットしてください。

部分的に抜ける箇所がある。

用紙に湿気が多く含まれている。

湿度が低いところに保管されていた用紙をセットしてください。

受信文書の左上に白と黒の縞模様が印字される。

「しおり印字」機能が有効になっている。

[しおり印字][しない]に設定してください。

ファクス受信紙にマークや情報を印字する

受信したファクス用紙の上側と左側の中央に上矢印キーマークが印字される。

「センターマーク印字」機能が有効になっている。

[センターマーク印字][しない]に設定してください。

ファクス受信紙にマークや情報を印字する

画像が斜めに印刷される。

用紙が斜めに搬送されている。

給紙トレイのサイドフェンスが正しくセットされているか確認してください。

先端の余白が狭くなったり広くなったりする。

セットしている用紙の厚さが厚い、または薄い。

本機で使用できる用紙の厚さを確認してください。

セットできる用紙サイズ、種類

厚さが最小用紙紙厚または最大用紙紙厚に近いときは、[設定][トレイ/用紙設定][用紙サイズ/用紙種類設定]で、「用紙厚さ」を用紙に合わせて設定してください。

思いどおりに操作できないとき

状態

原因

対処方法と参照先

メモリーに蓄積されていた、メモリー送信/受信、封筒受信、代行受信などの文書や待機文書書が消去された。

電源が入っていない状態が1時間以上続いていた。

印刷される電源断レポートで消去された文書を確認し、送信し直しや、相手先に送信し直しの依頼をしてください。

電源断レポート

正しいパスワードを入力しても、Fコード親展ボックスの文書の印刷や、蓄積文書の送信・印刷ができない。

パスワードを10回誤ったため、ロックされている。

文書のロック解除を文書管理者に依頼してください。文書管理者は文書のロックを解除できます。

ドキュメントボックスの文書にアクセス権を設定する

[テンキーで入力][宛先の新規登録]が表示されない。

[セキュリティー強化設定]で制限されている。

ユーザー管理者に確認してください。ユーザー管理者は、[セキュリティー強化設定][宛先利用制限(ファクス)][個人宛先登録制限(ファクス)]で設定を変更できます。

文書の誤送信による情報漏えいを防ぐ

メモリー転送やSMTP受信したメールの配信ができない。

[セキュリティー強化設定]で制限されている。

機器管理者に確認してください。機器管理者は[セキュリティー強化設定][受信指定先への転送(ファクス)]で使用制限を変更できます。

管理者向け設定

自動印刷するように設定しているレポートが印刷されない。

[出力切り替えタイマー設定][基本設定]で印刷しないように設定されている。

[設定][ファクス設定][受信設定][受信文書設定][出力切り替えタイマー設定]で、[基本設定]を印刷するように設定し、回線ごとに印刷しない設定にしてください。

ファクス受信時の動作を曜日や時間帯で切り替える

蓄積数が上限に達したり蓄積領域が不足したりしたときに、古い受信文書の自動印刷と消去がされない。

Fコード親展ボックスの変更や削除ができない。

管理ユーザーのユーザーコードを入力しても、[蓄積受信文書の確認]を使用できない。

ユーザーコードが正しくないか、[蓄積受信文書ユーザー設定]で管理ユーザーが変更された。

ユーザー管理者に確認してください。ユーザー管理者は、[設定][ファクス設定][受信設定][蓄積受信文書ユーザー設定]で、管理ユーザーを確認してください。「宛先は無効です。」と表示されたときは、指定していた宛先がアドレス帳から消去されています。宛先を指定し直してください。

ファクス受信文書を本機に蓄積する