ナンバー・ディスプレイ情報を活用する
ナンバー・ディスプレイサービスを契約しているときは、相手先から通知される電話番号を使用して相手先名称の表示や配信などができます。
ナンバー・ディスプレイ機能は、G3回線、次世代ネットワーク(NGN)網を利用したIP-ファクスの通信時に使用できます。
この機能を利用するには、受信モードを自動受信またはファクス優先モードに設定します。
ナンバー・ディスプレイ機能を使用しているときは、[受信モードタイマー切り替え]は使用できません。
ナンバー・ディスプレイを使用しているときに自動切り替えや手動受信モードで着信すると、はじめに短い呼び出しベルが数回鳴り、そのあと通常の呼び出しベルが鳴ります。ハンドセットまたは外付け電話機で応答するときは、通常の呼び出しベルが鳴ってから応答してください。
番号非通知の相手先を着信拒否するように設定しているときは、通信履歴は印字されません。印字するように設定するときは、サービス実施店に問い合わせてください。「相手先」には非通知理由として「公衆電話」、「非通知」、「表示圏外」のいずれかが印字されます。「結果」の欄は「エラー」となります。
ナンバー・ディスプレイ機能を有効にする
[ファクス設定][導入時詳細設定]で、ナンバー・ディスプレイ情報を本機で使用するか外付け電話機で使用するかを設定します。
ナンバー・ディスプレイ情報を外付け電話機で使用するときは、あらかじめ、[ファクス設定][受信設定][受信モード設定]で以下のどちらかに設定してください。
ファクスを手動受信するときは、[受信モード切り替え]を[手動受信]に設定する
電話とファクスを自動で切り替えるときは、[受信モード切り替え]を[自動切り替え]に設定してから、[受信モード自動切り替え時設定]を[電話優先]に設定する
ホーム画面で[設定]を押す。
設定画面で[ファクス設定]を押す。
[導入時詳細設定][ナンバーディスプレイ設定]と押し、ナンバー・ディスプレイの設定画面を表示する。
複数の回線が本機に設定されているときは、ナンバー・ディスプレイ機能を有効にする回線を選択する。
ナンバー・ディスプレイ機能を有効にする。
ナンバー・ディスプレイ情報を本機で使用するとき
[本機で使用する]を選択する。
発信者番号が通知されないときに受信するかしないかを、通知されない理由ごとに設定する。
発信者番号が非通知の場合
発信者が意図的に通知を拒否しているときに受信するかどうかを設定します。
発信者番号が表示圏外の場合
国際電話や格安通話サービスなど、ナンバー・ディスプレイのサービス圏外から受信するかどうか設定します。
発信者番号が公衆電話の場合
公衆電話から受信するかどうかを設定します。
着信時に優先して表示する相手先名を選択する。
ナンバー・ディスプレイ情報を外付け電話機で使用するとき
[外付け電話で使用]を押します。
ナンバー・ディスプレイ対応の外付け電話機に、相手先の電話番号を表示します。
[OK]を押す。
設定が終わったら、[ホーム]()を押す。
ノイズなどでナンバー・ディスプレイ情報を正常に受け取れないときに、受信を拒否するように設定できます。
G3回線での受信を拒否するときは、スイッチ番号[31]のビット番号[0]を非選択にして、現在値を「0」(切断)にします。
ナンバー・ディスプレイ情報を相手先の名称として使用する
相手先の機器に設定されている発信元名称(表示用)や発信元ファクス番号の代わりに、相手先から取得した電話番号をもとに発信者を特定するように設定を変更できます。相手先が発信元名称やファクス番号を設定していなかったり、表示しない設定で送信したりしても、相手先を特定できます。以下のような用途でこの情報を活用できます。
通信中の相手先の情報として画面に表示する
特定相手先の相手先名称として使用する
代行受信の条件として使用する
迷惑ファクス防止のために受信拒否または受信許可する条件として使用する
送信側情報印字機能で印字する
通信管理レポート、親展通知レポートの「相手先」欄に印字する
ホーム画面で[設定]を押す。
設定画面で[ファクス設定]を押す。
[導入時詳細設定][パラメーター設定][パラメーター設定]でスイッチ操作画面を表示する。
スイッチ番号[30]、ビット番号[5]を選択して、現在値を「1」にする。
次世代ネットワーク(NGN)網を使用したIP-ファクスでの通信時に使用するときは、スイッチ番号[44]、 ビット番号[7]を選択して、現在値を「1」にします。
[OK]を押す。
設定が終わったら、[ホーム]()を押す。
ナンバー・ディスプレイ情報を使用して受信文書を配信する
Fコード親展ボックスを使用して、ナンバー・ディスプレイ情報として取得した相手先の電話番号をもとに、文書を配信できます。下記の参照先の手順に従って、相手先から取得した電話番号の全桁が登録されたFコード親展ボックスを開設し、配信先を登録します。