使用説明書RICOH IP 6530

本機にログインする

重要

  • 認証するための情報についてはユーザー管理者に確認してください。ユーザー認証の詳細は、『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。

  • ユーザーコード認証のときに、ユーザーコードとして入力するのはアドレス帳に「ユーザーコード」として登録されている数字です。

管理者によって本機の使用が制限されているときは、認証してから操作します。

認証には、以下のような方法があります。

  • ベーシック認証、Windows認証、LDAP認証が設定されているときは、ユーザー名とパスワードを入力して認証してから操作します。

    本体画面のイラスト
  • 本機の設定によっては、ICカードやスマートデバイスによる認証もできます。

    本体画面のイラスト
  • ユーザーコード認証が設定されていて、制限対象のアプリケーションを操作するときは、ユーザーコードを入力して認証します。

    本体画面のイラスト

他のユーザーに不正使用されないよう、本機の操作が終わったら必ずログアウトしてください。ログイン中は、ユーザー名がシステムメッセージに表示されます。

補足

  • 本機を一定時間操作しないでいると、自動的にログアウトします(オートログアウト)。工場出荷時は3分でオートログアウトします。[システム設定][オートログアウト時間設定]でオートログアウトまでの長さを変更したり、無効にしたりできます。設定方法については、日付/時刻/タイマーを参照してください。

  • ログインユーザー名、ログインパスワード、ユーザーコードは、ユーザー管理者に確認してください。ユーザー認証については、『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。

ユーザー名とパスワードを入力してログインする

本機の操作部に表示されるキーボードを使用して認証情報を入力します。

1画面右上の[ログイン]を押します。

本体画面のイラスト

2[ユーザー名]を押します。

本体画面のイラスト

3ログインユーザー名を入力し、[完了]を押します。

4[パスワード]を押します。

5ログインパスワードを入力し、[完了]を押します。

6[ログイン]を押します。

補足

  • パスワードを一定回数以上連続して間違えると、そのユーザー名でのログインができなくなります(ロックアウト機能)。工場出荷時の許容回数は5回です。ロックアウトされたときは、管理者による解除が必要です。

  • ログアウトするときは、画面右上の[ログアウト]を押して、[実行]を押してください。

  • 本体画面のイラスト

ICカードを使用してログインする

オプションのカードリーダーにICカードをかざします。カードが本機に未登録のときは、認証情報を入力して登録します。

1カードリーダーにICカードをかざします。

カードリーダーのイラスト
  • カードが本機に登録済みのときは、これでログイン操作が完了します。

  • カードが本機に登録されていないときは、登録画面が表示されます。次の手順に進んでカードを登録します。

2ログインユーザー名とログインパスワードを入力し、[登録]を押します。

3もう一度、カードリーダーにICカードをかざします。

補足

  • ログアウトするときは、カードリーダーにICカードをかざすか、画面右上の[ログアウト]を押します。

  • ログアウトしないまま別のユーザーのICカードをかざすと、自動的にログアウトして新しいユーザーがログインします。

スマートデバイスを使用してログインする

スマートデバイスのRICOHカンタン入出力アプリを使用し、本機にログインします。Bluetooth Low Energy (BLE)に対応したスマートデバイスが必要です。

事前にスマートデバイスに本機を登録しておきます。

詳しくは、スマートデバイスから使用するを参照してください。

事前に[かんたんカード認証設定][認証機能を使用する]を有効にしてください。

1スマートデバイスのBluetoothを有効にします。

2スマートデバイスのRICOH カンタン入出力アプリを起動し、左右にフリックしてログイン用の画面を表示します。

ログイン画面

3[次へ]を押します。

4本機の操作部にログイン画面を表示し、NFCタグにスマートデバイスをかざします。

本体画面のイラスト

補足

  • ログアウトするときは、操作部のNFCタグにスマートデバイスをかざすか、画面右上の[ログアウト]を押します。

  • ログアウトしないまま別のユーザーのスマートデバイスをかざすと、自動的にログアウトして新しいユーザーがログインします。

ユーザーコードを使用して認証する

本機の認証方式がユーザーコード認証のときは、アプリケーションの操作前にユーザーコードを入力します。

1ユーザーコードを入力し、[実行]を押します。

本体画面のイラスト

補足

  • アプリケーションの操作が終わったら、[省エネ])を押して、認証状態を解除してください。

プリンタードライバーからのログインのしかた

本機に設定されているログインユーザー名とログインパスワードを入力してください。初回だけ入力が必要です。

Windows 10を例に手順を説明します。

1プリンターのプロパティを開き、[応用設定]タブをクリックします。

プロパティ画面の開きかたについては、プロパティ画面を開くを参照してください。

2[ユーザー認証]をクリックします。

3[ユーザー認証][する]を選択し、必要に応じて以下の項目を設定します。

  • [印刷時に「認証」ダイアログを表示する]

    チェックを付けると、印刷時に[認証]ダイアログが表示されるようになります。機能を有効にしたときは、毎回ダイアログを表示させるか、または「ログインユーザー名」が空白の場合だけ表示させるかを選択します。

  • [印刷時に「認証」ダイアログを表示する(Windows資格情報用)]

    チェックを付けると、Windows資格情報用の[認証]ダイアログが表示されるようになります。

  • [ドライバー暗号鍵]

    パスワードを暗号化して送信するときに、本機で設定した暗号鍵を入力します。

4[OK]を2回クリックしてプロパティを閉じます。

5[デバイスとプリンター]ウィンドウから印刷設定画面を開きます。

印刷設定画面の開きかたについては、[スタート]から印刷設定画面を開いて、初期値を変更するを参照してください。

6[基本]タブをクリックします。

7[認証]をクリックし、本機やサーバーで設定したユーザー認証用のログインユーザー名とログインパスワードを入力します。

ログインユーザー名とログインパスワードは正しく入力してください。誤って設定すると印刷できません。

8[OK]を2回クリックし、プリンタードライバーの設定画面を閉じます。

補足

  • アプリケーションによっては、本手順で設定した初期値が反映されないことがあります。

プリンタードライバーからのユーザーコード認証のしかた

ユーザーコード認証が設定されているときは、各ドライバーの印刷設定画面でユーザーコードを設定します。

各ドライバーの操作については、各ドライバーのヘルプを参照してください。

補足

  • ユーザーコード認証のときは、ログアウトする必要はありません。

Web Image Monitorからのログインのしかた

ユーザー認証が設定されているときにWeb Image Monitorからログインします。

ログイン方法は、Web Image Monitorで本機を管理するを参照してください。

補足

  • 使用するブラウザーの設定により、ログイン名、パスワードがブラウザーに保存されることがあります。保存されないようにするには、ブラウザーの設定を変更してください。

  • ユーザーコード認証のときは、ログインユーザー名にユーザーコードを入力して、[ログイン]をクリックします。

Web Image Monitorからのログアウトのしかた

ユーザー認証が設定されているときにWeb Image Monitorからログアウトします。

1[ログアウト]をクリックします。

補足

  • ログアウト後は、Webブラウザーのキャッシュを削除してください。

ロックアウト機能

本機にはロックアウト機能が搭載されています。

ログイン時に管理者が設定した回数以上にパスワードを連続して間違えて入力すると、ロックアウト機能が働き、そのユーザー名でのログインが禁止されます。

ロックアウトされたユーザーは、正しいパスワードを入力しても認証に失敗し、本機を使用できなくなります。

ロックアウトされたときは、解除が必要です。詳しくは、『セキュリティー』「ロックアウト機能」を参照してください。

ログインパスワードを変更する

ログインパスワードに登録できる文字は、アルファベット、数字、記号です。

登録できる文字数は、半角で最大128文字です。

アルファベットは、大文字、小文字を区別して正しく登録してください。

重要

  • パスワードは、第三者に教えないでください。またパスワードを紙に書いて人目に付くところに貼らないでください。

  • パスワードは、定期的に変更してください。

  • 推測されにくいパスワードにしてください。

パスワードポリシーについて

本機にはパスワードポリシーが設定されています。

パスワードの複雑度と使用できる最小文字数が設定されているので、条件を満たすパスワードだけが設定できます。条件については、『セキュリティー』「セキュリティー強化機能を設定する」を参照してください。

パスワードに使用できる文字の種類は次のとおりです。

  • 英大文字:[A-Z](26文字)

  • 英小文字:[a-z](26文字)

  • 数字:[0-9](10文字)

  • 記号:(スペース) ! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ] ^ _ ` ¥ { | } ~(33文字)

操作部やパソコンによっては入力できない文字があります。

操作部からログインパスワードを変更する

1本機にログインします。

2ホーム画面で[アドレス帳]を押します。

本体画面のイラスト

3アドレス帳画面でログインしたユーザーを選択し、[編集]を押します。

本体画面のイラスト

4[ユーザー管理/その他]タブ [ユーザー管理]と押します。

本体画面のイラスト

5新しいログインパスワードを入力し、確認のためにもう一度ログインパスワードを入力してから[OK]を押します。

本体画面のイラスト

半角128文字まで入力できます。

6[OK]を押します。

7設定が終わったら、[ホーム])を押します。

Web Image Monitorからパスワードを変更する

1Web Image Monitorにログインします。

ログイン方法は、Web Image Monitorで本機を管理するを参照してください。

2メニューエリアの[機器の管理]から[アドレス帳]をクリックします。

3ユーザーまたはグループを選択します。

4[詳細入力]タブの[変更]をクリックします。

[詳細入力]タブが表示されないときは、[変更]をクリックして次の手順に進みます。

5「認証情報」の[変更]をクリックします。

6新しいパスワードを入力し、確認のためにもう一度パスワードを入力します。

7[OK]を2回クリックします。

8[ログアウト]をクリックします。

プリンタードライバーのログインパスワードを変更する

1プリンタードライバーの印刷設定画面を開きます。

印刷設定画面の開きかたについては、[スタート]から印刷設定画面を開いて、初期値を変更するを参照してください。

2[基本]タブをクリックします。

3[認証]をクリックし、本機やサーバーで設定したユーザー認証用のログインユーザー名とログインパスワードを入力します。

ログインユーザー名とログインパスワードは正しく入力してください。誤って設定すると印刷できません。

4[OK]を2回クリックし、プリンタードライバーの設定画面を閉じます。