使用説明書RICOH IM CW2200H/CW2200/CW1200H/CW1200

印刷オプションの指定項目

filetype

印刷に使用するエミュレーションを指定します。また、エミュレーションの代わりに登録されているプログラムも指定できます。

書式

filetype=エミュレーション名

filetype=プログラム番号

または

fil=エミュレーション名

fil=プログラム番号

指定値と動作

  • 「エミュレーション名」は3文字の省略名です。RTIFFエミュレーションに切り替えるときは「RTF」を指定します。印刷条件はRTIFFエミュレーションの初期値が呼び出されます。

  • 「プログラム番号」は、「P1」から「P16」のプログラム番号を指定します。RTIFFエミュレーションが登録されているプログラムを指定してください。印刷条件はプログラムに登録されている設定値が呼び出されます。

説明

  • この印刷オプションを指定しなかったときは、操作部で呼び出されているエミュレーションで印刷されます。RTIFFエミュレーションになっていないときは、正常に印刷されないことがあります。[プリンター設定]の[システム設定]にある[エミュレーション検知]を[する]に設定しているときは、正しいTIFFファイルを送信するとRTIFFモードに自動的に切り替わります。

tray

印刷に使用する給紙部を指定します。

書式

tray=給紙部番号

指定値と動作

給紙部番号を指定します。指定した給紙部番号によって給紙部が選択されます。

設定値

選択される給紙部

1

給紙部1:定形サイズ縦

2

給紙部1:定形サイズ横

3

給紙部1:不定形サイズ

4

給紙部2:定形サイズ縦

5

給紙部2:定形サイズ横

6

給紙部2:不定形サイズ

T

手差し給紙部

説明

  • 装着されていない給紙オプションに関する指定値を指定したときはこの印刷オプションは無効です。

  • ここで指定した給紙部に、本機で給紙できない用紙や、RTIFFエミュレーションに対応していない用紙サイズ、紙種の用紙がセットされているとき、この印刷オプションの指定が無効になり、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。

  • この印刷オプションを指定したとき、本機の操作部で設定した印刷条件の「1.給紙部」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」は無効です。

  • この印刷オプション指定しないとき、給紙部は印刷オプションのpaper、autopaperの指定、または印刷条件の「給紙部」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」の設定に従い選択します。

  • 印刷オプションのpaperまたはautopaperのどちらかを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。

  • PJLまたは関連の印刷オプションで回転ソートを指定しているとき、選択されている給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。

補足

  • リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定した給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。給紙部を特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。

  • 設定値4、設定値5、設定値6は、給紙部2を装着しているときだけ指定できます。

paper

指定した用紙のサイズと向き、用紙の種類の条件に合った給紙部を指定します。

書式

paper=用紙

paper=用紙/紙種1/紙種2/.../紙種n

補足

  • 指定値は「/」で区切ってください。

指定値と動作

給紙部を、用紙のサイズと向き(「用紙」)、用紙の種類(「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」)で指定します。

用紙のサイズと向き

指定値

動作

a0r

A0タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

a1

A1ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

a1r

A1タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

a2

A2ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

a2r

A2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

a3

A3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

a3r

A3タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

a4

A4ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

b1r

B1タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

b2

B2ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

b2r

B2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

b3

B3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

b3r

B3タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

b4

B4ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

s1

S1ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

s2

S2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

s3

S3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

s4

S4タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

s5

S5タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

s6

S6タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

s7

S7ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

s8

S8タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

s9

S9タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

ac

17×22ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

acr

17×22タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

lt

81/2×11ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

dl

11×17ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

dlr

11×17タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

lg

81/2×14ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

12x18

12×18ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

12x18r

12×18タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

36x48r

36×48タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

34x44r

34×44タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

30x42r

30×42タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

24x36

24×36ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

24x36r

24×36タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

22x34

22×34ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

22x34r

22×34タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

21x30

21×30ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

18x24

18×24ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

18x24r

18×24タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

9x12

9×12ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

15x20r

15×20タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

free

不定形サイズが設定されている給紙部から給紙されます。

用紙の種類

指定値

動作

plain

普通紙の給紙部から給紙されます。

thin

薄紙の給紙部から給紙されます。

middlethick

中厚口の給紙部から給紙されます。

thick

厚紙1の給紙部から給紙されます。

thick2

厚紙2の給紙部から給紙されます。

recycled

再生紙の給紙部から給紙されます。

inkjetplain

インクジェット普通紙の給紙部から給紙されます。

special

特殊紙の給紙部から給紙されます。

matfilm

フィルム(マット加工)の給紙部から給紙されます。

cadcoated

コート紙(CAD用)の給紙部から給紙されます。

coated

コート紙の給紙部から給紙されます。

translucent

トレーシングペーパー(第二原図用紙)の給紙部から給紙されます。

以下の指定値は使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のときだけ指定できます。

  • a0r、a1、b1r、b2、s1、s2、s3、s4、s5、s8、36×48r、34×44r、30×42r、24×36、22×34、21×30

使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のとき、[36インチ幅ロール紙のカットサイズ仕様][日本仕様(mm)]を選択すると[S1]が指定できます。[海外仕様(インチ)]を選択すると[36×48][24×36]が指定できます。詳しくは、以下を参照してください。

エミュレーション設定(EM)

説明

  • 指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定したとき、用紙サイズと向きの条件が一致し、さらに紙種が一致する給紙部から給紙されます。紙種を指定していないときは、「普通紙」、「再生紙」のどちらかの用紙がセットされている給紙部から給紙されます。

  • この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向き、種類の条件を満たす給紙部がセットされていないときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。

  • 選択の対象にならない給紙部があります。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションのtray、本機の操作部で設定した印刷条件の「給紙部」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」は無効です。

  • 印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。

補足

  • リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定した給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。給紙部を特定するときは、印刷条件の「4.リミットレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。

autotray, noautotray

印刷中に給紙部の用紙がなくなったとき、ほかの給紙部に自動的に切り替えて印刷するかどうかを指定します。

切り替え対象の給紙部は、同サイズ、同紙種の用紙がセットされている給紙部です。

書式

autotray

noautotray

指定値と動作

印刷オプション名

動作

autotray

給紙部が自動的に切り替えられます。

noautotray

給紙部は自動的に切り替えられません。

説明

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「リミットレス給紙」は無効です。

portrait, landscape

画像が印刷される向きを指定します。

書式

portrait

landscape

指定値と動作

portraitのときの仕上がり

portraitのイメージイラスト

landscapeのときの仕上がり

landscapeのイメージイラスト

説明

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷方向」は無効です。

  • 印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、これらの印刷オプションは無効です。

  • 印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、これらの印刷オプションは無効です。

  • PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。

600dpi

印刷に使用する解像度を指定します。使用している機種によって指定値が異なります。

書式

600dpi

指定値と動作

印刷オプション名

動作

600dpi

600dpiで印刷されます。

copies

印刷する部数を指定します。指定した部数で各ページが複写印刷されます。

書式

copies=印刷部数

指定値と動作

  • 「印刷部数」は、1~999の範囲の整数で指定します。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、機器の操作部で設定した「印刷部数」は無効です。

mag

画像を拡大または縮小して印刷する変倍率を指定します。拡大または縮小しても、画像の縦横比は保持されます。

書式

mag=変倍率

mag=用紙1.用紙2

指定値は、「.」で区切ってください。

指定値と動作

  • 「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。

  • 「用紙1」および「用紙2」の2つのサイズを指定します。「用紙1」のサイズが「用紙2」のサイズになるような変倍率で印刷されます。指定値とその用紙サイズは、以下のとおりです。

    指定値

    用紙サイズ

    a0

    A0

    a1

    A1

    a2

    A2

    a3

    A3

    a4

    A4

    b1

    B1

    b2

    B2

    b3

    B3

    b4

    B4

    以下の指定値は使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のときだけ指定できます。

    • a0、b1

説明

  • 印刷オプションのxmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「変倍率」は無効です。

補足

  • 印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。

leftspace

左側の余白を指定します。

書式

leftspace=寸法

leftspaceのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    leftspace=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「左余白」の設定値を加えた値です。

rightspace

右側の余白を指定します。

書式

rightspace=寸法

rightspaceのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    rightspace=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「右余白」の設定値を加えた値です。

補足

  • 中央配置が有効になっている状態でrightspaceを指定すると、指定した寸法を用紙幅から除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像によっては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことがあります。

topspace

上側の余白を指定します。

書式

topspace=寸法

topspaceのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    topspace=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「上余白」の設定値を加えた値です。

bottomspace

下側の余白を指定します。

書式

bottomspace=寸法

bottomspaceのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    bottomspace=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「下余白」の設定値を加えた値です。

xoffset

印刷位置の横方向の移動量を指定します。

書式

xoffset=寸法

xoffsetのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると左に、プラスの値を指定すると右に移動します。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    xoffset=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Xオフセット」の設定値を加えた値です。

  • 印刷オプションでcenter、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって横方向に移動します。

yoffset

印刷位置の縦方向の移動量を指定します。

書式

yoffset=寸法

yoffsetのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると上に、プラスの値を指定すると下に移動します。

  • 上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    yoffset=25mm

    単位を省略すると、cmで指定したことになります。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Yオフセット」の設定値を加えた値です。

  • 印刷オプションでcenter、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって縦方向に移動します。

multicols

複数の画像を1枚の用紙に印刷するように指定します。横方向に並べる画像数(列数)を指定します。

書式

multicols=画像数

multicolsのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「画像数」は、列数を1~10の範囲の整数で指定します。

説明

  • 縦方向に並べる画像数(行数)は、印刷オプションのmultirowsまたは印刷条件の「マルチロー」で指定します。

  • 複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷されます。

    • エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき

    • 機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチカラム」は無効です。

  • 印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。

  • 印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。

multirows

複数の画像を1枚の用紙に印刷するように指定します。縦方向に並べる画像数(行数)を指定します。

書式

multirows=画像数

multirowsのイメージイラスト

指定値と動作

  • 「画像数」は、行数を1~10の範囲の整数で指定します。

説明

  • 横方向に並べる画像数(列数)は、印刷オプションのmulticolsまたは印刷条件の「マルチカラム」で指定します。

  • 複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷されます。

    • エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき

    • 機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチロー」は無効です。

  • 印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。

  • 印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。

xmag

横方向の変倍率を指定します。画像が横方向に拡大、縮小して印刷されます。

書式

xmag=変倍率

指定値と動作

  • 「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。

説明

  • 印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「横変倍率」は無効です。

補足

  • 印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。

ymag

縦方向の変倍率を指定します。画像が縦方向に拡大、縮小して印刷されます。

書式

ymag=変倍率

指定値と動作

  • 「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。

説明

  • 印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縦変倍率」は無効です。

補足

  • 印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。

negative, positive

画像の白黒を反転して印刷するかどうかを指定します。

書式

negative

positive

指定値と動作

印刷オプション名

動作

negative

白黒反転して印刷されます。

positive

通常に印刷されます。

説明

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「白黒反転」は無効です。

  • 印刷条件の「カラー/白黒選択」を「カラー」に指定したとき、または印刷オプションのcolormodeを指定したときは、これらの印刷オプションは無効です。

brightness

多値画像(グレースケール)の明るさを指定します。

書式

brightness=明るさ

指定値と動作

  • 「明るさ」は、0.01~999の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)、小さい値を指定すると全体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。

説明

  • 「0.01」を指定すると、画像が黒1色になります。

  • 「999」を指定すると、画像が白1色になります。

  • 2値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「明るさ」は無効です。

  • 一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。

contrast

多値画像(グレースケール)のコントラストを指定します。

書式

contrast=コントラスト

指定値と動作

  • 「コントラスト」は、0.01~999の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を指定すると明暗の差が小さく印刷されます。

説明

  • 「0.01」を指定すると、グレー1色になります。

  • 「999」を指定すると、白と黒だけになります。

  • 2値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「コントラスト」は無効です。

  • 一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。

center, nocenter

印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを指定します。

書式

center

nocenter

指定値と動作

印刷オプション名

動作

center

画像が中央に配置されて印刷されます。

nocenter

印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)になるように印刷されます。

説明

  • centerを指定しているときでも、印刷オプションのxoffset、yoffsetを指定するか、印刷条件の「Xオフセット」、「Yオフセット」を設定すると、その指定値の分だけ中央から移動して印刷されます。

  • 印刷領域は、各余白、印刷オプションのmulticols、multirows、印刷条件の「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「中央配置」は無効です。

fit, nofit

受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどうかを指定します。このとき、画像の縦横比は保持されます。

書式

fit

nofit

指定値と動作

印刷オプション名

動作

fit

印刷領域に合わせて、拡大、縮小されて印刷されます。

nofit

等倍で印刷されます。

説明

  • fitを指定しているときでも、印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffitを指定するか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した印刷領域に合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

  • 印刷領域は、各余白、印刷オプションのmulticols、multirows、印刷条件の「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」は無効です。

補足

  • 印刷オプションのautoreduce、または印刷条件の「自動縮小」を「縮小しない」以外に設定したとき、印刷オプションのfitは無効です。

tifffit, notifffit

受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するように指定します。

書式

tifffit

notifffit

指定値と動作

印刷オプション名

動作

tifffit

実物大の大きさで印刷されます。

notifffit

実物大の大きさで印刷されません。等倍の大きさで印刷されます。

説明

  • 拡大、縮小の倍率は、TIFFデータのタグに記述されている横および縦方向の解像度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度が200dpi、縦方向の解像度が400dpiのタグを持つTIFFデータを600dpiのエンジン解像度で印刷したとき、横方向は3.0倍(600/200)、縦方向は1.5倍(600/400)で印刷されます。

  • マルチページのTIFFデータのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小されます。

  • tifffitを指定しているときでも、印刷オプションのmag、xmag、ymag、fit、nofit、autoreduceを指定するか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「自動縮小」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した画像を実物大にする変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。

  • 解像度情報のタグがないTIFFデータやページを印刷するとき、この印刷オプションの指定は無効です。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、プリンター本体で設定した印刷条件の「実サイズ変倍」は無効です。

補足

  • 印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。

autopaper

画像の大きさに適した用紙サイズの給紙部が自動的に選択され、画像の向きも適切な方向で印刷されるように指定します。用紙のサイズと向きや紙種を指定しておくと、指定した内容と一致する給紙部が自動的に選択されます。

書式

autopaper

autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n

autopaper=紙種1/紙種2/.../紙種n

autopaper=超過率

autopaper=freecut(nofreecut)

autopaper=speedpriority, lefpriority, sefpriority

autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n/紙種1/紙種2/.../紙種n/超過率/freecut(nofreecut)/speedpriority、lefpriority、sefpriority

指定値は、「/」で区切ってください。

指定値と動作

  • 選択の対象にする給紙部を、用紙のサイズと向き(「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」)、用紙の種類(「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」)で指定します。指定値を指定しないときは、すべての給紙部が選択の対象です。ただし、選択の対象にならない給紙部もあります。

    用紙のサイズと向き

    指定値

    動作

    a0r

    A0タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    a1

    A1ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    a1r

    A1タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    a2

    A2ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    a2r

    A2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    a3

    A3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    a3r

    A3タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    a4

    A4ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    b1r

    B1タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    b2

    B2ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    b2r

    B2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    b3

    B3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    b3r

    B3タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    b4

    B4ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    s1

    S1ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    s2

    S2タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    s3

    S3ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    s4

    S4タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    s5

    S5タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    s6

    S6タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    s7

    S7ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    s8

    S8タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    s9

    S9タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    ac

    17×22ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    acr

    17×22タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    lt

    81/2×11ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    dl

    11×17ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    dlr

    11×17タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    lg

    81/2×14ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    12x18

    12×18ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    12x18r

    12×18タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    36x48r

    36×48タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    34x44r

    34×44タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    30x42r

    30×42タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    24x36

    24×36ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    24x36r

    24×36タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    22x34

    22×34ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    22x34r

    22×34タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    21x30

    21×30ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    18x24

    18×24ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    18x24r

    18×24タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    9x12

    9×12ヨコ(横)の給紙部から給紙されます。

    15x20r

    15×20タテ(縦)の給紙部から給紙されます。

    free

    不定形サイズが設定されている給紙部から給紙されます。

    用紙の種類

    指定値

    動作

    plain

    普通紙の給紙部から給紙されます。

    thin

    薄紙の給紙部から給紙されます。

    middlethick

    中厚口の給紙部から給紙されます。

    thick

    厚紙1の給紙部から給紙されます。

    thick2

    厚紙2の給紙部から給紙されます。

    recycled

    再生紙の給紙部から給紙されます。

    inkjetplain

    インクジェット普通紙の給紙部から給紙されます。

    special

    特殊紙の給紙部から給紙されます。

    matfilm

    フィルム(マット加工)の給紙部から給紙されます。

    cadcoated

    コート紙(CAD用)の給紙部から給紙されます。

    coated

    コート紙の給紙部から給紙されます。

    translucent

    トレーシングペーパー(第二原図用紙)の給紙部から給紙されます。

    以下の指定値は使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のときだけ指定できます。

    • a0r、a1、b1r、b2、s1、s2、s3、s4、s5、s8、36×48r、34×44r、30×42r、24×36、22×34、21×30

    使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のとき、[36インチ幅ロール紙のカットサイズ仕様][日本仕様(mm)]を選択すると[S1]が指定できます。[海外仕様(インチ)]を選択すると[36×48][24×36]が指定できます。詳しくは、以下を参照してください。

    エミュレーション設定(EM)

  • 「超過率」は、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができたりする許容範囲を%付きの整数で指定します。(%は省略できます。)

    「超過率」を「10%」と指定すると、用紙が10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで印刷できるものとして給紙部が選択されます。「-10%」と指定すると、用紙が10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙部が選択されます。指定値を指定しないときは、印刷条件の「V.用紙超過率」の値をもとに給紙部が選択されます。

説明

  • 印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffsetのいずれかを指定しているか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」、「左余白」、「右余白」、「上余白」、「下余白」、「Xオフセット」、「Yオフセット」のいずれかを設定しているときは、これらの指定や設定が反映された画像の大きさを基準に給紙部が選択されます。

  • この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向き、紙種のすべての条件を満たす給紙部がセットされていないとき、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。

  • 指定値「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」を指定したとき、用紙サイズと向きが一致する給紙部だけが、選択の対象です。指定値で指定された用紙に一致する給紙部がないときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。

  • 指定値「用紙1」、「用紙2」、...、「用紙n」を指定しないとき、すべての給紙部が選択の対象です。

  • 指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定したとき、紙種が一致する給紙部だけが、選択の対象です。指定値で指定された紙種に一致する給紙部がないときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。

  • 指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定しないとき、「普通紙」、「再生紙」のどちらかの用紙がセットされている給紙部だけが選択の対象です。

  • 選択の対象となっている給紙部の最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、給紙部の中で最大の用紙サイズの給紙部が選択されます。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションのtray、paper、portrait、landscape、multicols、multirows、印刷条件の「給紙部」、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「マルチカラム」、「マルチロー」、「自動用紙選択」は無効です。

  • この印刷オプションで超過率を指定したとき、印刷条件の「V.用紙超過率」は無効です。

  • PJLまたは関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。

  • 印刷条件の「不定形オートカット」を「する」に設定したときや、印刷オプションのautopaperに指定値freecutをつけて指定したとき、不定形サイズが設定されている給紙部を優先できます。

指定値freecut、nofreecutについて

印刷画像のサイズを判別し、不定形サイズの印刷画像を最小の大きさで印刷されるように設定できます。

  • 定形サイズの用紙サイズから±10mmの範囲で、画像を回転させて収まらない大きさを不定形サイズと判定します。

  • 印刷オプションautopaperに指定値freecutまたはnofreecutをつけて指定したとき、印刷条件の「不定形オートカット」の設定は無効になります。

  • 印刷オプションのfreesizeと同時に指定値freecutを指定して不定形サイズが設定されている給紙部に印刷したとき、freesizeは無効になります。定形サイズが設定されている給紙部に印刷したとき、freesizeは有効になります。

  • 印刷画像が定形サイズと判定される、または印刷できる給紙部がないとき、この項目の設定が無効になります。

  • 給紙部の検索方法は以下のとおりです。

    1. 印刷画像サイズを判定します。

    2. 不定形サイズのとき、幅の小さい不定形サイズが設定されている給紙部から画像が収まる給紙部を検索します。

      • 画像の長辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。

      • 画像の短辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。

    3. 画像が収まる不定形サイズの設定されている給紙部がないとき、この項目の設定が無効になり、「自動用紙選択」と同じ動作になります。

    4. 印刷時に不定形サイズが設定されている給紙部のサイズが変更されたとき、そのサイズが印刷した給紙部のサイズになります。

指定値speedpriority、lefpriority、sefpriorityについて

  • 印刷オプションautopaperに指定値speedpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、印刷画像が縦長であれば縦置き、横長であれば横置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。

  • 印刷オプションautopaperに指定値lefpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、横置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。

  • 印刷オプションautopaperに指定値sefpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、縦置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。

  • 印刷オプションautopaperに指定値speedpriority、lefpriority、またはsefpriorityをつけて指定したとき、印刷条件の「優先用紙方向」の設定は無効です。

  • 印刷オプションautopaperに指定値speedpriority、lefpriority、またはsefpriorityのいずれも指定しないとき、印刷条件の「優先用紙方向」の設定にしたがいます。

errorprint, noerrorprint

エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを指定します。

書式

errorprint

noerrorprint

指定値と動作

印刷オプション名

動作

errorprint

エラーメッセージが印刷されます。

noerrorprint

エラーメッセージが印刷されません。

説明

  • errorprintを指定すると、RTIFFエミュレーションに切り替えたあとに発生したエラー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについて、エラーメッセージが印刷されます。

  • errorprintを指定していても、RTIFFエミュレーションがリセットされたときは、エラーメッセージが印刷されません。

  • noerrorprintを指定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件リストを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「エラー印刷」は無効です。

補足

colormode, monomode

カラーで印刷するかモノクロで印刷するかを指定します。

書式

colormode

monomode

指定値と動作

印刷オプション名

動作

colormode

カラーで印刷されます。

monomode

モノクロで印刷されます。

説明

  • これらの印刷オプションが指定されたとき、印刷条件の「カラー/白黒選択」は無効です。

maxarea, normalarea

用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを指定します。

書式

maxarea

normalarea

指定値と動作

印刷オプション名

動作

maxarea

ほぼ用紙の端までを印刷領域として印刷されます。

normalarea

用紙の上下左右に約5mmずつ余白を設定し、その内側を印刷領域として印刷されます。

説明

  • 印刷領域を指定しても、諸条件によって、実際の用紙上の印刷位置は想定どおりにならないことがあります。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷領域」は無効です。

printquality

印刷品質を設定します。

書式

printquality=印刷品質

指定値と動作

指定値

動作

speedpriority

印刷速度を優先する設定で印刷します。

standard

画質と速度のバランスが取れた設定で印刷します。

qualitypriority

画質を優先した設定で印刷します。

speedpriorityline

印刷速度を優先しつつ、細い線を含んだ表やCADの印刷に適した設定で印刷します。

説明

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷品質」は無効です。

diskbuffer, memorybuffer

機器でTIFFデータをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデータバッファ(デバイス)を指定します。

重要

  • diskbufferを指定しているとき、入力データの処理中に機器の電源を切らないでください。入力データの処理中に機器の電源を切ると、ハードディスクが破損することがあります。

書式

diskbuffer

memorybuffer

指定値と動作

印刷オプション名

動作

diskbuffer

データバッファにハードディスクが使用されます。

memorybuffer

データバッファにメモリーが使用されます。

説明

  • diskbufferを指定すると、データの格納順序の制約やデータサイズの制限のためエラーが発生して印刷できないTIFFファイルまたはCALSファイルが印刷できることがあります。

  • diskbufferを指定すると、入力データによっては指定しないときに比べて印刷に時間がかかることがあります。

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「データバッファ」は無効です。

補足

orientation

orientationの指定により、画素方向に画像の向きを変更できます。

書式

  • orientation=画像方向

指定値と動作

指定値

動作

0

画像の向きと、画素方向が同一の画像データとして後処理をします。

90

画像の向きが、画素方向に対し90°回転している画像データとして後処理をします。

180

画像の向きが、画素方向に対し180°回転している画像データとして後処理をします。

270

画像の向きが、画素方向に対し270°回転している画像データとして後処理をします。

説明

  • これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「画像の向き」の設定は無効です。

autoreduce

用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。画像サイズが指定した用紙サイズ以下のときは縮小しないで、等倍印刷をします。

書式

autoreduce=用紙サイズ

autoreduce=用紙サイズ/余白補正値

autoreduce=用紙サイズ/無効倍率

autoreduce=用紙サイズ/余白補正値/無効倍率

指定値と動作

指定値には、変倍・等倍を判定するための基準となる用紙サイズと用紙調整値を指定します。また、無効倍率を指定することで、指定した用紙サイズに縮小するか等倍とするかの基準を変更できます。

指定値

用紙サイズ

a0

A0

a1

A1

a2

A2

a3

A3

a4

A4

a5

A5

a6

A6

b1

B1

b2

B2

b3

B3

b4

B4

b5

B5

b6

B6

b7

B7

ac

17×22

pc

はがき

lt

81/2×11

hl

51/2×81/2

dl

11×17

lg

81/2×14

12x18

12×18

36x48

36×48

34x44

34×44

30x42

30×42

24x36

24×36

22x34

22×34

21x30

21×30

18x24

18×24

9x12

9×12

foolscap

81/2×13

15x20

15×20

余白補正値は、-30cm~30cmの範囲の単位つきの整数または小数を指定できます。実効値が上記範囲内であれば、cmのほかに、mm、inch(25.4mm)、pt(ポイント)、dot(ドット数)で数値も指定できます。単位を省略したときはcmで指定します。

無効倍率は、-99%~の範囲の単位つきの整数を指定できます。単位は省略できません。単位の指定がないときは余白補正値(単位cm)を指定したものとみなされます。範囲外の値が指定されたときはこの印刷オプションの指定は無効です。

  • 指定値には、1個の用紙、1個の余白補正値、1個の無効倍率をスラッシュ(/) で区切って指定します。1個の用紙に複数の余白補正値と無効倍率を指定したときや、誤った指定値のときはこの印刷オプションの指定は無効です。

説明

  • 用紙の指定がないときは、この印刷オプションの指定は無効です。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」を「する」、または印刷オプションのfitの設定は無効です。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動縮小」の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小」の設定にしたがいます。

  • 余白補正値の指定により、画像を収める用紙サイズの大きさを調整します。

  • 余白補正値を指定したとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定にしたがいます。

  • 余白補正値の指定によっては、画像が拡大されることがあります。

  • 余白補正値が用紙サイズ短辺より小さいとき、この印刷オプションの指定は無効です。

  • 無効倍率を指定したとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定にしたがいます。

  • 画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」の設定値、または印刷オプションのtifffit、mag、xmag、ymagの指定値にしたがって拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。

余白補正値と用紙サイズについて

余白補正値と用紙サイズについてのイメージイラスト

無効倍率と用紙サイズについて

無効倍率と用紙サイズについてのイメージイラスト

「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズです。このサイズに収まらないときだけ画像を縮小します。

freesize

不定形サイズを指定できます。

書式

freesize=幅x高さ

freesize=幅x高さ/tr

freesize=幅x高さ/tt

指定値と動作

指定値

動作

用紙の横方向の長さをmm単位で指定します。

高さ

用紙の縦方向の長さをmm単位で指定します。

/tr

不定形サイズの用紙がセットされた給紙部を指定します。

/tt

不定形サイズの用紙がセットされた手差し給紙部を指定します。

説明

  • mmやcm、inch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、幅210mm、長さ520mmのサイズを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。

    freesize=210x520mm

  • 単位を省略すると、mmで指定したことになります。

  • 不定形サイズの設定範囲はチェックしません。

  • 範囲外の数値が指定されたとき、印刷できるサイズに一番近いサイズから給紙されます。

  • 手差し給紙部を指定したときは、手差し給紙部の用紙サイズを不定形に変更します。

  • 最大値を超えたときは、最大値の範囲内で印刷されます。

  • 使用している給紙部に不定形サイズが設定されていないときは、不定形サイズの設定されている給紙部を指定します。

  • 印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定したとき、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。

  • 印刷条件の「不定形オートカット」を「する」に設定したときや、印刷オプションのautopaperに指定値freecutをつけて指定したとき、不定形サイズの設定されている給紙部を優先できます。

magprocess, magprocessx, magprocessy, magprocessxy

ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消えてしまうことを回避できます。

書式

magprocess

magprocessx

magprocessy

magprocessxy

動作

指定値と動作

印刷オプション名

動作

magprocess

単純間引きを考慮した変倍をします。

magprocessx

画像の横方向に画像補正を考慮した変倍をします。

magprocessy

画像の縦方向に画像補正を考慮した変倍をします。

magprocessxy

画像の縦横方向に画像補正を考慮した変倍をします。

説明

  • 画像補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、単純間引きの変倍と印刷結果が異なることがあります。

  • 印刷オプション名によって画像補正を考慮した変倍を指定します。

  • 等倍、拡大印刷時はこの印刷オプションの指定による効果はありません。

  • この印刷オプションは、画像系のTIFFデータには適しません。

  • この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縮小変倍時細線補正」は無効です。

  • この印刷オプションは指定値をとらず、印刷オプション名によって補正を考慮した変倍を指定します。

imagedirection

用紙内の画像の向きを180度回転するように指定します。

書式

imagedirection=reverse

imagedirection=normal

指定値と動作

指定値

動作

reverse

用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されます。

normal

通常の向きで印刷されます。

説明

emlimagedirectionと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。

emlimagedirection

用紙内の画像の向きを180度回転するように指定します。

書式

emlimagedirection=reverse

emlimagedirection=normal

指定値と動作

指定値

動作

reverse

用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されます。

normal

通常の向きで印刷されます。

emlusercode

ユーザーコードを指定します。

書式

emlusercode=ユーザーコード

説明

  • ユーザーコードには半角数字8桁を指定できます。

  • WindowsのFTPクライアントのとき、emlusercodeは指定できません。

補足

  • ftpでユーザーコードを指定するときは、以下のように大文字で指定してください。

    • ftp> put filename EMLUSERCODE=12345

emlqty

ソートの指定をします。

書式

emlqty=ソート部数

指定値と動作

  • ソート部数は、1~999の範囲の整数で指定します。

説明

  • この印刷オプションで複数の部数を指定したとき、印刷オプションの「copies」の指定、機器の操作部からの指定、および入力データ内でのコマンドによる印刷部数の設定は無効です。

usercode

ユーザーコードを指定できます。

書式

usercode="ユーザーコード"

説明

  • ユーザーコードには半角数字8桁を指定できます。

  • ユーザーコードの前後に""の指定が必要です。

  • WindowsのFTPクライアントのとき、usercodeは指定できません。

  • emlusercodeと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。

補足

  • OSによってはダブルクォーテーションが送信されないため、バックスラッシュ"¥"(0x5c)などのエスケープ記号が必要となることがあります。たとえばftpのときは、次のような書式です。「USERCODE」は大文字で指定してください。

    • ftp> put filename USERCODE=¥"12345¥"

pjl

pjlを指定すると、qtyの指定を有効にできます。

書式

pjl=on

説明

  • qtyを使用するときは、必ずpjl=onと指定します。指定がないとき、これらの印刷オプションは無効です。

qty

電子ソートの指定をします。

書式

qty=ソート部数

指定値と動作

  • ソート部数は、1~999の範囲の整数で指定します。

説明

  • 「ソート部数」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「ソート部数」の指定は無効です。

  • emlqtyと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。

emptytray、noemptytray

用紙切れの給紙部を用紙選択の検索対象に含むかどうかを設定します。

書式

emptytray

noemptytray

指定値と動作

指定値

動作

emptytray

用紙切れの給紙部を用紙選択の検索対象にします。

noemptytray

用紙切れの給紙部を用紙選択の検索対象外にします。

説明

  • この印刷オプションのどちらかを指定したとき、印刷条件の「自動給紙部選択時紙ナシ給紙部」の設定は無効です。