印刷条件の設定項目
給紙部
使用する給紙部を選択します。
設定値
システムデフォルト
給紙部1:定形タテ
給紙部1:定形ヨコ
給紙部1:不定形
給紙部2:定形タテ
給紙部2:定形ヨコ
給紙部2:不定形
手差し給紙部
工場出荷時の設定:システムデフォルト
動作
給紙部が「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーションに切り替わったとき、[給紙部/用紙設定]の[給紙部優先設定]にある[給紙部優先設定:プリンター]で設定した給紙部が選択されます。
条件
印刷条件の「用紙サイズ」で用紙サイズを指定するとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効です。
機器のプリンター機能の制限によってここで設定する給紙部から給紙できなかったとき、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
印刷オプションでtray、paper、autopaperのどれかを指定するとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで回転ソートを指定しているとき、選択されている給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定した給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。給紙部を特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。
「給紙部2:定形タテ」、「給紙部2:定形ヨコ」、「給紙部2:不定形」は、給紙部2 を装着しているときだけ表示されます。
用紙サイズ
印刷する用紙のサイズと向きを設定します。
設定値
指定しない、A0R、A1、A1R、A2、A2R、A3、A3R、A4、B1R、B2、B2R、B3、B3R、B4、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、AC、ACR、LT、DL、DLR、LG、12 × 18、12 × 18R、18 × 24、9 × 12、36 × 48R、34 × 44R、30 × 42R、24 × 36、24 × 36R、22 × 34、22 × 34R、21 × 30、18 × 24R、15 × 20R
工場出荷時の設定:指定しない
動作
ここで設定したサイズと向きの用紙がいずれの給紙部にもセットされていないとき、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
「指定しない」を設定すると、印刷条件の「給紙部」で設定された給紙部から給紙されます。
条件
「指定しない」以外を設定すると、印刷条件の「給紙部」の設定は無効になります。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでtray、paper、autopaperのどれかを指定するとき、この項目の設定は無効です。
選択の対象にならない給紙部があります。
以下の設定値は、使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のときだけ表示されます。
A0R、A1、B1R、B2、S1、S2、S3、S4、S5、S8、36 × 48R、34 × 44R、30 × 42R、24 × 36、22 × 34、21 × 30
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定した給紙部とは異なる給紙部から給紙されることがあります。給紙部を特定するときは、印刷条件の「4.リミットレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotray を指定してください。
使用している機種がRICOH IM CW2200H/CW2200のとき、[プリンター設定]の[エミュレーション設定(EM)]にある[36 インチ幅ロール紙のカットサイズ仕様]で[日本仕様(mm)]を選択すると[S1]が表示されます。[海外仕様(インチ)]を選択すると[36 × 48]と[24 × 36]が表示されます。詳しくは、以下を参照してください。
リミットレス給紙
印刷中に給紙部の用紙がなくなったとき、ほかの給紙部に自動的に切り替えて印刷するかどうかを設定します。
切り替え対象の給紙部は、同サイズ、同紙種の用紙がセットされている給紙部です。
設定値
自動
する
しない
工場出荷時の設定:自動
動作
「自動」または「する」に設定すると、自動的に給紙部を切り替えます。
「しない」に設定すると、給紙部の切り替えはしません。用紙を補給してください。
条件
印刷オプションでautotrayまたはnoautotrayを指定したとき、この項目の設定は無効です。
「自動」に設定したときでも、印刷条件の「給紙部」で給紙部を指定したときや、印刷オプションのtrayで給紙部を指定したときは、給紙部の自動切り替えはしません。
印刷方向
画像が印刷される向きを設定します。
設定値
ポートレイト
ランドスケープ
工場出荷時の設定:ポートレイト
ポートレイトのときの仕上がり
![印刷方向のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw028.gif)
ランドスケープのときの仕上がり
![印刷方向のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw029.gif)
条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定し、かつ印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでportrait、landscape、autopaperのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
エンジン解像度
印刷に使用する解像度を設定します。
設定値
600dpi
変倍率
画像を拡大または縮小して印刷するときの変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。拡大または縮小しても、画像の縦横比は保持されます。
条件
印刷オプションのxmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでmagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
左余白
印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
![左余白のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw013.gif)
印刷オプションでleftspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とleftspaceの指定値を加えた値です。
右余白
印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
![右余白のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw032.gif)
印刷オプションでrightspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とrightspaceの指定値を加えた値です。
中央配置が有効になっている状態で右余白を指定すると、指定した寸法を用紙幅から除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像によっては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことがあります。
上余白
印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
![上余白のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw042.gif)
印刷オプションでtopspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とtopspaceの指定値を加えた値です。
下余白
印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
![下余白のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw033.gif)
印刷オプションでbottomspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とbottomspaceの指定値を加えた値です。
Xオフセット
印刷位置の横方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると左に、プラスの値を設定すると右に移動します。
![Xオフセットのイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw039.gif)
印刷オプションでxoffsetを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にxoffsetの指定値を加えた値です。
印刷条件で「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでcenter、nocenterのいずれかが指定されているとき、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって横方向に移動します。
Yオフセット
印刷位置の縦方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると上に、プラスの値を設定すると下に移動します。
![Yオフセットのイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw040.gif)
印刷オプションでyoffsetを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にyoffsetの指定値を加えた値です。
印刷条件で「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでcenter、nocenterのいずれが指定されているとき、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって縦方向に移動します。
マルチカラム
複数の画像を1枚の用紙に印刷されるように設定します。横方向に並べる画像数(列数)を1~10の間で設定します。
![マルチカラムのイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw016.gif)
条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでmulticolsまたはautopaperを指定したとき、この項目の設定は無効です。
縦方向に並べる画像数(行数)は、「マルチロー」または印刷オプションのmultirowsで設定します。
各画像のサイズは、指定した画像数と印刷領域の設定によって変わります。
複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
マルチロー
複数の画像を1枚の用紙に印刷するように設定します。縦方向に並べる画像数(行数)を1~10の間で設定します。
![マルチローのイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw017.gif)
条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでmultirowsまたはautopaperを指定したとき、この項目の設定は無効です。
横方向に並べる画像数(列数)は、「マルチカラム」または印刷オプションのmulticolsで設定します。
各画像のサイズは、指定した画像の数と印刷領域の設定によって変わります。
複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
横変倍率
横方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が横方向に拡大、縮小して印刷されます。
条件
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでxmagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
縦変倍率
縦方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が縦方向に拡大、縮小して印刷されます。
条件
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでymagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
白黒反転
画像の白黒を反転して印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
条件
印刷オプションでpositiveまたはnegativeを指定したとき、この項目の設定は無効です。
明るさ
多値画像(グレースケール)の明るさを設定します。1~1000%(1%単位)で設定できます。「100%」よりも大きい値を設定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)、小さい値を設定すると全体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。
条件
2値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでbrightnessを指定したとき、この項目の設定は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
コントラスト
多値画像(グレースケール)のコントラストを設定します。1~1000%(1%単位)で設定できます。「100%」よりも大きい値を設定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を設定すると明暗の差が小さく印刷されます。
条件
2値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでcontrastを指定したとき、この項目の設定は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
中央配置
印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)になります。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「Xオフセット」、「Yオフセット」を設定するか、印刷オプションのxoffset、yoffsetを指定すると、その設定値の分だけ中央から移動して印刷されます。
条件
印刷オプションでcenterまたはnocenterを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションのmaxarea、およびnormalareaの指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、下)余白」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションのleftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirowsの設定値にしたがって印刷される領域です。
自動変倍
受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどうかを設定します。画像の縦横比は保持されます。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
動作
「しない」に設定すると、画像が等倍で印刷されます。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」を設定するか、または印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffitのいずれかを指定すると、その変倍率とこの項目で設定した印刷領域に合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
条件
印刷オプションでfitまたはnofitを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動縮小」で縮小サイズを設定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでautoreduceを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションのmaxarea、およびnormalareaの指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、下)余白」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションのleftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirowsの設定値にしたがって印刷される領域です。
エラー印刷
エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
動作
「する」に設定すると、RTIFFエミュレーションに切り替えたあとに発生したエラー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについてエラーメッセージが印刷されます。
条件
印刷オプションでerrorprintまたはnoerrorprintを指定したとき、この項目の設定は無効です。
「する」に設定していても、RTIFFエミュレーションがリセットされたときは、エラーメッセージは印刷されません。
「しない」に設定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件リストを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。
エラーメッセージについては、エラーメッセージを参照してください。
印刷領域
用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを設定します。ただし、印刷領域を設定しても、実際の用紙上の印刷位置が想定どおりにならないことがあります。
設定値
標準
最大
工場出荷時の設定:最大
動作
「標準」に設定すると、印刷領域の上下左右に約5mmずつの余白ができます。
「最大」に設定すると、ほぼ用紙の端までが印刷領域になります。
条件
印刷オプションでmaxareaまたはnormalareaを指定したとき、この項目の設定は無効です。
実サイズ変倍
受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、受信した画像が実物大で印刷されません。等倍の大きさで印刷されます。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」を設定するか、印刷オプションのmag、xmag、ymag、fit、nofit、autoreduceを指定すると、その変倍率とこの印刷条件による画像を実物大にするための変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
TIFF形式とCALS形式以外のイメージデータのときは、設定は無効です。
拡大、縮小の倍率は、TIFFデータのタグに記述されている横および縦方向の解像度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度が200dpi、縦方向の解像度が400dpiのタグを持つTIFFデータを600dpiのエンジン解像度で印刷したとき、横方向は3.0倍(600/200)、縦方向は1.5倍(600/400)で印刷されます。
マルチページのTIFFデータのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小されます。
条件
「する」に設定しているときでも、解像度情報のタグがないTIFFデータやページ、またはヘッダーレコードがないCALSデータの場合、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでtifffit、またはnotifffitを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceと、印刷条件の「自動変倍」の「する」、または印刷オプションのfitを同時に指定したとき、autoreduceの指定、または印刷条件「自動縮小」の設定が優先されます。
自動用紙選択
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙部が自動的に選択され、画像の向きも適切な方向で印刷されるように設定できます。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、自動的に選択されません。
「する」に設定すると、自動的に選択されます。
「する」を設定すると、印刷条件の「給紙部」、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定と、印刷オプションのportrait、landscape、multicols、multirowsの指定は無効になります。
選択の対象にならない給紙部があります。すべての給紙部が選択対象外のときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」、「左余白」、「右余白」、「上余白」、「下余白」、「Xオフセット」、「Yオフセット」のいずれかを設定しているか、印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffsetのいずれかを指定しているときは、これらの設定や指定が反映された画像の大きさを基準に給紙部が選択されます。
適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を、印刷条件の「用紙超過率」で設定できます。
選択の対象となっている給紙部の最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、給紙部の中で最大の用紙サイズの給紙部が選択されます。
印刷条件の「不定形オートカット」を「する」に設定したときや、印刷オプションのautopaperに指定値freecutをつけて指定したとき、不定形サイズが設定されている給紙部を優先できます。
条件
印刷オプションでtray、paper、autopaperのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
用紙超過率
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙部を自動的に選択するとき、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を設定します。-50~50%(1%単位)で設定できます。
工場出荷時の設定は5%です。
動作
超過率を「10%」と指定すると、用紙が10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで印刷できるものとして給紙部が選択されます。「-10%」と指定すると、用紙が10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙部が選択されます。
条件
印刷条件の「自動用紙選択」の設定が「しない」になっているとき、または印刷オプションのtray、paperを指定してautopaperを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautopaperで超過率を指定したとき、この項目の設定は無効です。
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙部を自動的に選択するには、印刷条件の「自動用紙選択」または印刷オプションのautopaperで設定します。
データバッファ
本機でTIFFデータをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデータバッファ(デバイス)を設定します。
「ハードディスク」に設定しているとき、入力データの処理中にプリンターの電源を切らないでください。入力データの処理中にプリンターの電源を切ると、ハードディスクが破損することがあります。
設定値
メモリー
ハードディスク
工場出荷時の設定:メモリー
動作
「メモリー」に設定すると、データバッファにメモリーが使用されます。
「ハードディスク」に設定すると、データバッファにハードディスクが使用されます。データの格納順序の制約やデータサイズの制限のためエラーが発生して印刷できないTIFFファイル、またはCALSファイルが印刷できることがあります。ただし、入力データによっては設定しないときに比べて印刷に時間がかかることがあります。
条件
印刷オプションでdiskbufferまたはmemorybufferを指定したとき、この項目の設定は無効です。
TIFFデータの格納順序の制約やデータサイズの制限については、印刷オプションの省略形を参照してください。
不定形オートカット
印刷画像のサイズ判別をして、不定形サイズの印刷画像を最小の大きさで印刷されるように設定できます。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、不定形サイズの印刷画像が最小の大きさで印刷されません。
「する」に設定すると、不定形サイズの印刷画像が最小の大きさで印刷されます。
条件
印刷画像が定形サイズの画像か不定形サイズの画像かを判別し、不定形サイズの画像であったとき、画像の幅に最適な不定形サイズを設定した給紙部を選択して、給紙部のカット長を画像の縦サイズに合わせて印刷します。
印刷画像サイズに合わせて変更した不定形用紙の縦、横の値は、「プリンター設定:エミュレーション設定(EM)」の「不定形サイズ設定:給紙部1」、「不定形サイズ設定:給紙部2」には反映されません。
印刷画像サイズに合わせて変更した不定形用紙の縦、横の値は、印刷条件リストのシステム構成欄に「不定形サイズ」として表示されます。
定形サイズの用紙サイズから±10mmの範囲で、画像を回転させて収まらない大きさを不定形サイズと判定します。
定形の印刷画像サイズを判別するとき、超過率は含まれません。
不定形サイズが設定されている給紙部を検索するときの印刷画像サイズは、超過率を含みます。
印刷条件の「自動用紙選択」が「しない」に設定されていて、印刷オプションのautopaperを指定しないとき、この項目の設定が無効になります。
印刷オプションでtray、paper、のどれかを指定して、印刷オプションのautopaperを指定しないとき、この項目の設定が無効になります。
印刷オプションのautopaperでfreecutまたはnofreecutを指定したときか、印刷オプションのfreesizeを指定したときは、この印刷条件は無効になります。
印刷画像が定形サイズと判定される、または印刷できる給紙部がないとき、この項目の設定が無効になります。
給紙部検索方法は以下のとおりです。
印刷画像サイズを判定します。
不定形サイズのとき、幅の小さい不定形サイズが設定されている給紙部から画像が収まる給紙部を検索します。
画像の長辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。
画像の短辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。
画像が収まる不定形サイズの設定されている給紙部がないとき、この項目の設定が無効になり、「自動用紙選択」と同じ動作になります。
不定形サイズが設定されている給紙部に印刷したとき、不定形サイズが設定されている給紙部のサイズは「不定形サイズ設定:給紙部1」、「不定形サイズ設定:給紙部2」の設定値には反映されません。
不定形サイズが設定されている給紙部の最小カット長以下の画像サイズのときは、最小カット長で印刷されます。
画像の向き
後処理が含まれる印刷データにおいて、画素の方向に画像の向きを変更できます。指定した後処理の位置は、変更した画像の向きを考慮して処理されます。
設定値
0度回転画像
右90度回転画像
180度回転画像
左90度回転画像
工場出荷時の設定:0度回転画像
後処理を「左」に指定したとき
![画像の向きのイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw030.gif)
動作
「0度回転画像」に設定すると、画像の向きと画素方向が同一の画像データとして後処理をします。
「右90度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し90°回転している画像データとして後処理をします。
「180度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し180°回転している画像データとして後処理をします。
「左90度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し270°回転している画像データとして後処理をします。
印刷オプションのorientationを指定したとき、「画像の向き」の設定は無効です。
自動縮小
用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。
設定値
縮小しない、A3 に縮小、A4 に縮小、A5 に縮小、A6 に縮小、B4 に縮小、B5 に縮小、B6 に縮小、B7 に縮小、ハガキに縮小、LT に縮小、HL に縮小、DL に縮小、LG に縮小、AC に縮小、A0 に縮小、A1 に縮小、A2 に縮小、B1 に縮小、B2 に縮小、B3に縮小、12 × 18 に縮小、18 × 24 に縮小、9 × 12 に縮小、81/2 × 13 に縮小、36 × 48に縮小、34 × 44 に縮小、30 × 42 に縮小、24 × 36 に縮小、22 × 34 に縮小、21 × 30に縮小、15 × 20 に縮小
工場出荷時の設定:縮小しない
動作
画像サイズが用紙サイズより大きいとき、用紙に収まるように縮小して印刷します。
画像サイズが用紙サイズより小さいとき、等倍で印刷します。
画像サイズは印刷条件「自動縮小無効倍率」の設定値で判断します。
「縮小しない」に設定すると自動縮小しません。
画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」の設定値、または印刷オプションのtifffit、mag、xmag、ymagの指定値にしたがって拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。
この印刷条件を設定すると、印刷条件の「自動変倍」の「する」、または印刷オプションのfitの指定は無効になります。
印刷オプションのautoreduceを指定したとき、「自動縮小」の設定は無効です。
自動縮小余白補正
印刷条件の「自動縮小」、または印刷オプションのautoreduceで設定した用紙サイズを調整できます。-100~100mm(1mm単位)
動作
印刷条件の「自動縮小」で設定した用紙サイズの大きさを調整して印刷します。
調整した値は、縮小するときの縮小率算出だけに影響し、縮小判定サイズには影響しません。
設定値と用紙サイズが画像サイズより大きいとき、画像が拡大されることがあります。
![自動縮小余白補正のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw014.gif)
工場出荷時の設定は0mmです。
印刷条件の「自動縮小」項目で設定した「用紙」の短辺より設定値が大きいとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションのautoreduceを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceに余白補正値を指定したとき、この印刷条件は無効です。
自動縮小無効倍率
印刷条件の「自動縮小」、または印刷オプションのautoreduceで設定した縮小判定サイズを調整できます。-50%~50%(1%単位)
動作
調整した用紙サイズの大きさは、縮小判定サイズだけに影響し、縮小するときの縮小率算出には影響しません。
設定値には、縮小判定サイズを調整する値を設定します。
「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズです。このサイズに収まらないときだけ画像を縮小します。
![自動縮小無効倍率のイメージイラスト](../../rpgl_rtiff/image/clw015.gif)
工場出荷時の設定は5%です。
印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションのautoreduceを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceに無効倍率が指定されたとき、この項目の設定は無効です。
縮小変倍時細線補正
ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消えてしまうことを回避できます。
設定値
画素間引き
横線補正
縦線補正
縦線・横線補正
工場出荷時の設定:縦線・横線補正
動作
「画素間引き」を設定すると、ドットを間引いて変倍されます。
「横線補正」を設定すると、画像の横方向の細線を画素補正して変倍されます。
「縦線補正」を設定すると、画像の縦方向の細線を画素補正して変倍されます。
「縦線・横線補正」を設定すると、画像の縦方向と横方向の細線を画素補正して変倍されます。
条件
「画素間引き」を設定すると、画像縮小したときに細線が消えてしまうことがあります。
画素補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、設定によって印刷結果が異なることがあります。
等倍または拡大印刷時は、この印刷条件の指定による効果はありません。
この印刷条件は、画像系のTIFFデータには適しません。
印刷オプションのmagprocess、magprocessx、magprocessy、magprocessxyが指定されたとき、この印刷条件の設定は無効です。
「横線補正」、「縦線補正」、または「縦線・横線補正」を設定したとき、メモリーに十分な余裕がないと縮小できない場合があります。
カラー/白黒選択
カラーで印刷するかモノクロで印刷するかを選択できます。
設定値
白黒
カラー
工場出荷時の設定:カラー
動作
「白黒」を設定すると、モノクロで印刷されます。
「カラー」を設定すると、カラーで印刷されます。
条件
印刷オプションのcolormode、monomodeが指定されたとき、この印刷条件の設定は無効です。
印刷品質
印刷品質を設定します。
設定値
高速
標準
きれい
高速モード(線画)
工場出荷時の設定:高速モード(線画)
動作
「高速」を設定すると、印刷速度を優先する設定で印刷します。
「標準」を設定すると、画質と速度のバランスが取れた設定で印刷します。
「きれい」を設定すると、画質を優先した設定で印刷します。
「高速モード(線画)」を設定すると、印刷速度を優先しつつ、細い線を含んだ表やCADの印刷に適した設定で印刷します。
条件
印刷オプションのprintqualityが指定されたとき、この印刷条件の設定は無効です。
普通紙、再生紙、インクジェット普通紙、薄紙、コート紙(CAD用)以外の用紙を用紙種類に選択したとき、工場出荷値は[高速]になります。
優先用紙方向
優先する給紙部の用紙方向を設定します。
設定値
画像方向優先
ヨコ置き用紙優先
タテ置き用紙優先
工場出荷時の設定:画像方向優先
動作
「画像方向優先」を設定すると、縦長の印刷画像は縦置き、横長であれば横置きの給紙部を優先して選択します。
「ヨコ置き用紙優先」を設定すると、横置きの給紙部を優先して選択します。
「タテ置き用紙優先」を設定すると、縦置きの給紙部を優先して選択します。
条件
印刷条件の「自動用紙選択」の設定が「しない」の場合で、かつ印刷オプションのautopaperを指定しないとき、この項目の設定は無効となります。
印刷オプションのtray、paperのいずれかを指定した場合で、かつ印刷オプションのautopaperを指定しないとき、この項目の設定は無効となります。
印刷オプションのautopaperにspeedpriority、lefpriority、sefpriorityのいずれかの指定値をつけて指定したとき、この項目の設定は無効となります。
自動給紙部選択時紙ナシ給紙部
用紙切れの給紙部を用紙選択の検索対象に含めるかどうかを設定します。
設定値
選択対象とする
選択対象外
工場出荷時の設定:選択対象とする
動作
「選択対象とする」を設定すると、用紙切れの給紙部を用紙選択の対象にし、「選択対象外」に設定すると用紙切れの給紙部を用紙選択の対象にしません。
条件
印刷オプションのemptytray、noemptytrayのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効となります。