使用説明書RICOH Auto Color Adjuster

管理コンソールで色調整の結果を確認する

「かんたん色調整」の色調整や事後判定の経時変化を確認し、プリンターの色の状態を管理します。

「管理コンソール」画面の見かた

WebブラウザーのアドレスバーにパソコンのIPアドレスとポート番号を入力し、「管理コンソール」画面を表示します。

Webブラウザーを使用して「管理コンソール」を起動する

アプリケーション画面のイラスト 説明番号つき
  1. カテゴリー:

    グラフを表示するカテゴリーを選択します。カテゴリーは、「初期設定」で登録した任意のプリンターのグループです。[すべて]を選択すると、すべてのプリンターが表示されます。

  2. 日付範囲:

    グラフを表示する期間を指定します。

  3. 表示切替:

    グラフをプリンターの機種ごとに表示するか、用紙ごとに表示するかを切り替えます。

  4. チャート:

    グラフを表示するチャートを以下から選択します。

    • [JC Digital 2011 Coated, Wedge]:Japan Color control strip (54色)と同色4セット平均の測定結果から、Japan Color 2011 Coatedの色再現性を確認

    • [ISO12647-8 Coated V3 F51]:Fogra Media Wedge V3 (72色) と同色4セット平均の測定結果から、Fogra51の色再現性を確認

    • [Verify GRACoL2013, Wedge]:Digital Press control strip 2013 (84色)と同色4セット平均の測定結果から、GRACoL2013の色再現性を確認

  5. [管理コンソール][初期設定]

    「管理コンソール」画面と「初期設定」画面を切り替えます。

  6. [書き出し]

    CSV形式のレポートファイルを保存します。

  7. [更新]

    「日付範囲:」を変更したあとに、値を更新します。

  8. グラフ

    「カテゴリー:」、「日付範囲:」、「表示切替:」、「チャート:」の選択に該当する値が、日時を横軸としたグラフに表示されます。

    グラフの見かた

    アプリケーション画面のイラスト 説明番号つき
    1. グラフ

      プリンターごと、または用紙ごとのグラフが表示されます。グラフは、「プリンター名:」または「表示用紙:」のチェック欄の色と対応しています。

      実線は平均色差、破線は最大色差を示します。

    2. 色差(△E2000)

      縦軸に色差の値が表示されます。

    3. プリンター名

    4. プロット●

      マウスポインターを合わせると、データ取得日時と色差が表示されます。

      閾値を外れた値のプロットは赤で、色調整でICCプロファイルを登録したあとに初めて後判定を実施したときは■で表示されます。

    5. 閾値(最大)

      「初期設定」で設定した閾値(最大)が破線で示されます。

    6. 閾値(平均)

      「初期設定」で設定した閾値(平均)が実線で示されます。

    7. 日付

      横軸に日付が表示されます。

  9. プリンター名:

    選択した「カテゴリー:」に登録されているプリンターが表示されます。グラフを表示しないプリンター名のチェックを外し、グラフを絞り込んで表示できます。

  10. 表示用紙

    選択した「カテゴリー:」に登録されている用紙が表示されます。グラフを表示しない表示用紙のチェックを外し、グラフを絞り込んで表示できます。

色の経時変化を確認する

「管理コンソール」画面でプリンターの色の経時変化を確認します。

プリンターの最新の状態を確認するときは、「かんたん色調整」の事後判定をしてから「管理コンソール」画面で確認してください。

事後判定をする

1サーバーのIPアドレスとポート番号を確認する。

  1. メニュー画面で本体設定アイコンアイコンのイラストをクリックする。

    アプリケーション画面のイラスト

    メニュー画面が表示されていないときは、デスクトップにある以下のショートカットアイコンから起動できます。

    アイコンのイラスト
  2. [Auto Color Adjusterサーバー設定]をクリックし、IPアドレスとポート番号を確認する。

    アプリケーション画面のイラスト

補足

  • 「管理コンソール」は、ネットワーク上のパソコンからも使用できます。Webブラウザーのアドレスバーには、本機とUSBケーブルで接続されているパソコンのIPアドレスとポート番号を入力します。使用できるパソコンについて詳しくは、『インストールガイド』「パソコンのシステム要件」を参照してください。

  • 本機を複数台で運用している場合にクライアントPCを使用しているときは、管理者にサーバーのIPアドレスとポート番号を確認してください。

2Webブラウザーを起動し、アドレスバーにIPアドレスとポート番号を入力する。

「https://(IPアドレス):(ポート番号)」の形式で、「.」「:」も含めて入力してください。ポート番号が「80」のときは、「:」以降の入力を省略できます。

Webブラウザー画面のイラスト

3ユーザー名とパスワードを入力する。

ユーザー名とパスワードの初期値は以下のとおりです。

  • ユーザー名:aca-user

  • パスワード:user

「管理コンソール」画面が表示され、以下の設定でグラフが表示されます。

  • カテゴリー:「すべて」

  • チャート:「初期設定」で設定したチャート

  • 日付範囲:7日前~本日

  • 表示切替:「機種」

4「日付範囲:」で確認する期間を指定し、[更新]をクリックする。

アプリケーション画面のイラスト

5「カテゴリー:」、「チャート:」、「表示切替:」を変更する。

アプリケーション画面のイラスト
  • カテゴリー:確認するプリンターが登録されているカテゴリーを選択します。

  • チャート:確認する色検証の検証基準を選択します。

  • 表示切替:プリンターの機種ごとに表示するか、用紙ごとに表示するかを切り替えます。

6グラフを表示するプリンターまたは用紙を絞るときは、表示しない項目のチェックを外す。

アプリケーション画面のイラスト

7グラフを確認する。

8レポートファイルを保存するときは、[書き出し]をクリックする。

表示している期間、各項目の内容がCSV形式で保存されます。各項目の内容は以下のとおりです。

レポートファイルの項目

説明

IP Address

IP アドレス

Server Name

DFE に設定したサーバー名称

Machine Name

プリンター名称

Location

カテゴリー

Paper Type

紙種

Paper Name

用紙名

Profile Name

ICCプロファイル名称

Printing Condition

チャート種別名称

Max Threshold

最大色差の閾値(事後判定用)

Ave Threshold

平均色差の閾値(事後判定用)

Deviation on A Page(Alert)

閾値:警告(ページ内偏差)

Deviation Between Pages(Alert)

閾値:警告(ページ間偏差)

Deviation on A Page(Error)

閾値:エラー(ページ内偏差)

Deviation Between Pages(Error)

閾値:エラー(ページ間偏差)

Date Time

測色年月日時分秒

DELTA

個々の色差

PAGE DELTA

ページ間色差

Delta E Max.

最大色差

Page Delta E Max

最大ページ色差

Delta E Ave.

平均色差

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