使用説明書RICOH P 6520/6510/6500

ユーザーの印刷利用量を制限する

ユーザーごとに印刷利用量を制限できます。利用量が上限に達すると、ジョブをキャンセルしたり、メッセージを表示します。

ユーザーごとの印刷利用量は、ユーザー管理者、または機器管理者が設定します。

集中管理をしているときは、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して、印刷利用量を集中管理するかどうか設定できます。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)集中管理設定については、Web Image Monitorのヘルプを参照してください。

印刷利用量

印刷利用量は「印刷ページ数 × 度数」という計算方法でカウントされます。

度数とは、印刷条件ごとに重みを付ける値です。たとえば、度数10の条件で1ページ印刷すると、印刷利用量は10です。

印刷利用量は、ユーザーごとにカウントされます。

設定項目

項目名

説明

設定値

上限到達時動作設定

利用量制限をするかしないかと、制限の方法を選択します。

  • ジョブ中断

    上限に達すると、実行中のジョブと実行待ちのジョブがキャンセルされます。

  • ジョブ終了後制限

    上限に達すると、実行中のジョブは継続されますが、実行待ちのジョブはキャンセルされます。

  • 継続利用許可

    利用量を制限しません。

集中管理をしていて、集中管理サーバー機で「印刷利用量制限」が「集中管理する」に設定されているときは、集中管理サーバー機での設定が集中管理クライアント機に適用されます。

  • ジョブ中断

  • ジョブ終了後制限

  • 継続利用許可(工場出荷時の設定

印刷利用量制限度数設定

以下の条件に限度値を設定できます。

  • モノカラー

集中管理をしていているときでも、印刷する機器の設定が適用されます。

0~200

(工場出荷時の度数は1)

利用量制限を設定したときの注意事項

以下の操作をしたときは、印刷ができません。

  • 認証済みユーザーのログイン中に、アドレス帳に登録されたそのユーザーのログインユーザー名またはユーザーコードを変更したとき

以下の条件のときは、利用量制限が適切にされません。

  • Windows認証、またはLDAP認証時に、同一ユーザーとして複数のログインユーザー名でログインし、別々のユーザーとしてアドレス帳に登録されたとき

以下の条件のときは、利用量制限の対象外です。

  • 使用中の認証方式に対応していないOSからの印刷

ユーザーコード認証有効時に、利用量制限を設定したときは、以下の制限事項があります。

  • 「ユーザー認証管理」で本機の自動登録が有効になっていると、設定した利用量制限の度数がユーザーのカウンターに反映されないことがあります。ユーザーコード認証有効時に利用量を制限するときは、自動登録を設定しないでください。

  • 利用量制限のログは、ジョブログやアクセスログとして記録されません。

  • ユーザーコード認証の設定によっては、利用量制限の設定にかかわらず、ログインをしていないユーザーによる印刷ができます。

利用量制限を設定する

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorに機器管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[機器の管理]をポイントし、[設定]をクリックします。

3「機器」の[印刷利用量制限]をクリックします。

4「上限到達時動作」で[ジョブ中断]または[ジョブ終了後制限]を選択します。

利用量の制限をしないときは、[継続利用許可]を選択してください。

5「印刷利用量制限度数設定」の各印刷条件で、「0~200」の範囲で度数を入力します。

0を設定すると利用量は制限されません。

6[OK]をクリックします。

7ログアウトします。

管理者のログアウト方法

ユーザーごとに利用量上限を設定する

アドレス帳に登録されているログインユーザーに対して、印刷利用量を制限するかどうかと、利用を許可するときの上限値を設定します。

利用量の制限は、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して設定します。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorにユーザー管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[機器の管理]をポイントし、[アドレス帳]をクリックします。

3ユーザーを選択します。

4[詳細入力]をクリックし、[変更]をクリックします。

5「印刷利用量制限」で[する]を選択します。

6「0~999,999」の範囲で上限値を入力します。

7[OK]をクリックします。

8ログアウトします。

管理者のログアウト方法

ユーザーの利用量を確認する

ユーザーの利用量は、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して確認します。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

利用量はどの管理者でも確認できます。

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorに管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[機器の管理]をポイントし、[アドレス帳]をクリックします。

3ユーザーを選択します。

4[利用量][上限値]の数値を確認します。

5ログアウトします。

管理者のログアウト方法

利用量カウンターをクリアする

利用量カウンターが上限に達したときは、該当するユーザーのカウンターをクリアするか、上限度数の設定値を上げると、印刷を再開できます。

利用量カウンターは、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用してクリアします。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorにユーザー管理者または機器管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[機器の管理]をポイントし、[アドレス帳]をクリックします。

3ユーザーを選択します。

4[詳細入力]をクリックし、[変更]をクリックします。

5[利用量][クリア]をクリックします。

6[OK]をクリックします。

7ログアウトします。

管理者のログアウト方法

自動リセット機能を設定する

この機能は、拡張HDDを装着しているときだけ利用できます。

設定したタイミングで利用量カウンターをリセットできます。

集中管理をしていて、集中管理サーバー機で「印刷利用量制限」が「集中管理する」に設定されているときは、集中管理サーバー機での設定が集中管理サーバー機と集中管理クライアント機に適用されます。

利用量カウンターをリセットするタイミングを設定します。

選択項目

詳細

月ごと

毎月決まった日にち・時刻にリセットします

日時を指定

指定した年月日・時刻にリセットします。1度だけ実施されます

指定日数ごと

基準の年月日から設定した間隔が経つとリセットされ、以降は同じ間隔でリセットされます

自動リセット機能は、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して設定します。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorに機器管理者がログインします。

管理者のログイン方法

2[機器の管理]をポイントし、[設定]をクリックします。

3「機器」の[印刷利用量制限]をクリックします。

4「利用量カウンター定期/指定リセット設定」で[月ごと][日時を指定][指定日数ごと]のどれかを選択します。

5条件を設定します。

6[OK]をクリックします。

7ログアウトします。

管理者のログアウト方法

補足

  • 指定した日時に本機の電源が入っていないときは、電源を入れたときにリセットされます。

  • [月ごと]で、31日など日付がカレンダーにないときは、翌月1日の0:00にリセットされます。