思いどおりに印刷できないとき

TIFFデータ、またはCALSデータが縮小(または拡大)されて印刷される

機器の解像度とTIFFデータ、またはCALSデータの解像度が異なるために発生しています。

TIFFデータと同じ解像度を印刷条件や印刷オプションで設定してください。TIFFデータと同じ解像度が設定項目にないとき、または複数の解像度が混在するときは、印刷条件の「実サイズ変倍」を「する」に設定するか、または印刷オプションの「tifffit」を指定してください。

画像イメージが用紙の片端に寄って印刷される

以下のいずれかを指定してください。

  • 印刷条件の「印刷領域」を「最大」にする

  • 印刷オプションの「maxarea」を指定する

  • 印刷条件の「中央配置」を「する」にする

  • 印刷オプションの「center」を指定する

主に図面系データを印刷するときに設定、または指定することをお勧めします。

横長のTIFFデータ、またはCALSデータが縦方向に印刷され、画像が切れてしまう

印刷条件の「印刷方向」の初期値が「ポートレイト」に設定されているためです。横長のデータを正しく用紙に印刷するには、印刷条件の「印刷方向」を「ランドスケープ」に設定するか、印刷オプションの「landscape」を指定してください。

また、印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」を指定することでもデータに合わせた用紙方向で印刷できます。

自動トレイ選択ができない

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」を指定します。

自動トレイ選択で1つ大きい用紙サイズが選択される

スキャナーで作成したTIFFデータは、指定した定形サイズより若干大きく作成されることがあります。

印刷条件の「自動用紙選択」を「する」にして「用紙超過率」を設定するか、印刷オプションの「autopaper」にオプションの「超過率」を指定してください。

印刷オプションの記述例:autopaper=10%

印刷がうまくいかない

操作部に「99:ワーニング」や「P1:コマンドエラー」などが表示されているときは、エラーメッセージを印刷して対処してください。

エラーメッセージを印刷するには、機器の操作部にエラーが表示されている状態でRTIFFの「印刷条件リスト」を印刷してください。

ほかのエミュレーションに切り替えたり、プリンターの電源を切ったりするとエラーメッセージの詳細は解除されます。その場合は、印刷条件の「エラー印刷」を「する」に設定するか、印刷オプションの「errorprint」を指定して、もう一度TIFFデータを印刷してください。エラーメッセージの詳細が出力されます。

エラーメッセージについては、エラーメッセージを参照してください。

大量枚数のマルチTIFFデータが全ページ印刷できない

RTIFFが使用するメモリー領域が足りません。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」に設定するか、印刷オプションの「diskbuffer」を指定してください。

大きい用紙サイズで、大容量のTIFFデータ、またはCALSデータが印刷できない

RTIFFが使用するメモリー領域が足りません。

印刷条件の「データバッファ」を「ハードディスク」、または印刷オプションの「diskbuffer」を指定してください。データ量が多いため処理に時間がかかることがあります。データインランプが点滅していれば、機器にデータは届いています。そのまましばらくお待ちください。

印刷条件の「実サイズ変倍」、または印刷オプションの「tifffit」を指定すると印刷が遅い

TIFFデータ、またはCALSデータの解像度が機器の解像度と異なるため、変倍処理に時間がかかっています。

TIFFデータ、またはCALSデータと同様の解像度を印刷条件、または印刷オプションで指定してください。

TIFFデータ作成時(スキャン時)に生じる、データ端の影を除いて印刷したい

印刷条件の「右余白」「下余白」、または印刷オプションの「rightspace」「bottomspace」を指定します。

この設定は、TIFFデータを白く上書きします。データ左端、上端の影を除くことはできません。

A3よりも大きい画像データはA3に縮小印刷、A3以下の画像データは等倍印刷をしたい

印刷条件の「自動縮小」で「A3に縮小」又は印刷オプションで「autoreduce=A3」と指定します。

出力するTIFFデータの解像度が機器の解像度と異なるときは、出力するTIFFデータのサイズ検知が正しくできません。その場合は「TIFFデータが縮小(又は拡大)されて印刷される」を参照して対処してください。自動用紙選択も同時にするときは、印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するか、印刷オプションの「autopaper」も指定します。

RPCSドライバーの「集約印刷」と同様の印刷をしたい

印刷条件の「マルチカラム」「マルチロー」、または印刷オプションの「multicols」「multirows」を指定すると、「集約印刷」と類似の結果を得ることができます。

マルチTIFFデータをファイル単位で部数指定したい

印刷オプションの「qty」を指定してください。このとき「pjl=on」もあわせて指定してください。

lpr印刷で印刷オプションを指定したい

印刷コマンドの使用方法は、印刷オプションを指定するを参照してください。