T.37フルモードの概要

本機はインターネットファクスの国際基準(ITU-T勧告、RFC2532)であるT.37フルモードに対応しています。

T.37フルモード対応機同士でインターネットファクスを送受信すると、送信側が受信確認を求めているときに、受信側が受信確認応答メールを送信します。

この受信確認には受信側の圧縮の種類、紙サイズ、解像度などの受信能力情報も付記されます。受信側がアドレス帳でフルモードに登録されているときは、受信確認にある受信能力情報をアドレス帳に自動的に登録し、次回その情報をもとにインターネットファクスを送信できます。

相手機の受信確認に応答する

送信側が受信確認を求めているときに、受信側は受信確認を送信します。この受信確認には受信側の圧縮の種類、紙サイズ、解像度などの受信能力情報も付記されます。

受信確認にある情報を登録する

送信側が受信確認を受信すると、アドレス帳に宛先が登録されているか確認します。受信側がフルモードに登録されているときは、自動的に受信確認にある情報をアドレス帳に登録します。アドレス帳の受信能力情報は受信確認を受信するたびに更新され、受信能力情報をもとにインターネットファクスを送信できます。たとえば、相手先がフルモード対応機および用紙サイズA3対応機のときは、アドレス帳で用紙サイズをA3に設定すると、A3で送信できます。未対応機にはA4で送信します。

受信側がアドレス帳でフルモードに登録されていないときは、受信側の受信能力情報は登録されません。

受信側の受信能力情報を手動で登録できます。

受信確認を要求する

受信側のファクス機がT.37フルモードに対応し、アドレス帳でフルモードに登録されているときは、受信側のファクス機に受信確認を要求します。そのあとに受信する受信確認には受信側の受信能力情報が付記されています。

補足

  • 本機から受信確認を要求する方法は、受信確認を要求する本体画面のイラストを参照してください。

  • 受信側の受信能力情報をアドレス帳に手動で登録するときは、Web Image Monitorを使用します。登録方法はWeb Image Monitorからインターネットファクスの相手先の機種情報を登録するを参照してください。

  • インターネットファクスは一度に複数の宛先に送信できますが、アドレス帳でフルモードに登録した宛先が含まれていると、受信側のそれぞれのファクス機に受信能力の違いがあるため、1件ずつ指定された順番に送信されます。