macOSで便利な印刷機能を使用する
macOS用のPostScript 3プリンタードライバーで設定できる便利な印刷機能は次のとおりです。
プリンタードライバーの ポップアップメニュー項目 | 便利な印刷機能 |
|---|---|
レイアウト |
|
蓄積/履歴 | 蓄積文書印刷の設定 詳しくは、macOSで文書を蓄積するを参照してください。 |
不正コピー抑止 | 不正コピー抑止 |
プリンタの機能 | 機能固有の設定項目 |
レイアウト
アプリケーションで文書を作成し、プリンタードライバーのプリント画面を開きます。
プリント画面の開きかたについては、アプリケーションから開くを参照してください。
ポップアップメニューから[レイアウト]を選択し、以下の項目を設定します。
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その他の印刷の設定を必要に応じて指定します。
印刷の指示をします。
不正コピー抑止
アプリケーションで文書を作成し、プリンタードライバーのプリント画面を開きます。
ポップアップメニューから[不正コピー抑止]を選択し、以下の項目を設定します。
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詳しくは、複製できない文書を印刷するを参照してください。
その他の印刷の設定を必要に応じて指定します。
印刷の指示をします。
[不正コピー抑止]で設定できる項目
抑止文字列
設定項目
機能の説明
文字列の種類:
不正コピー抑止文字として印字する文字列をポップアップメニューから選択します。
任意文字列の入力:
「文字列の種類:」で[任意の文字列]を選択したときは、印字する文字列を入力します。全角21文字/半角64文字まで入力できます。
印字フォントとして欧文フォントを選択するときは、半角の英数記号で入力してください。
フォント:
フォントの種類を選択します。選択できるフォントは TrueTypeフォントです。
サイズ:
フォントサイズを設定します。小さいフォントサイズを使用すると、地紋として効果的でないことがあります。地紋として効果的なフォントサイズは50ポイント以上で、70から80ポイントをお勧めします。
角度:
文字列の回転する角度を指定します。数字を大きくすると、文字列の中央を基点に反時計回りに回転します。地紋として効果的な角度として、30から40度をお勧めします。
文字列と背景の効果:
印刷時、コピー時の効果を設定します。
繰り返し印字:
ページの左上を基点に文字列を縦横に並べて繰り返し印刷します。「位置:」の設定は無効になります。
行間隔:
行間隔を設定します。
位置:
不正コピー抑止文字列を挿入する位置をリストから選択します。「角度:」が「0」かつ「繰り返し印字:」を「しない」に設定しているときだけ指定できます。
カラー/濃度
設定項目
機能の説明
カラー:
不正コピー抑止地紋の色をリストから選択します。
濃度:
濃度を設定します。
地紋
設定項目
機能の説明
マスクパターン:
背景地紋を付けて印刷します。使用する地紋の種類を選択します。
[文字列と背景の効果:]で設定したときの効果
[不正コピー抑止地紋]を選択したとき
設定項目
印刷したときの効果
コピーしたときの効果
文字列・背景


文字列地紋/背景地紋の入れ替え


背景のみ


文字列のみ


[不正コピーガード]を選択したとき
設定項目
印刷したときの効果
コピーしたときの効果
(不正コピーガード非搭載機)
コピーしたときの効果
(不正コピーガード搭載機)
文字列・背景



背景のみ



[マスクパターン:]で選択できる地紋の種類
青海波 (せいがいは) ![]() | 網目 (あみめ) ![]() | 格子1 (こうし1) ![]() | 格子2 (こうし2) ![]() | 七宝 (しっぽう) ![]() |
蜀江 (しょっこう) ![]() | 松皮菱 (まつかわびし) ![]() | 鱗 (うろこ) ![]() | 檜垣 (ひがき) ![]() | 亀甲 (きっこう) ![]() |

不正コピーガードでは、[カラー/濃度]と[地紋]の設定はできません。
プリンタの機能
アプリケーションで文書を作成し、プリンタードライバーのプリント画面を開きます。
ポップアップメニューから[プリンタの機能]を選択します。
「機能セット:」で[基本]メニューを選択し、以下の項目を設定します。
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「機能セット:」で[用紙]メニューを選択し、以下の項目を設定します。
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その他の印刷の設定を必要に応じて指定します。
印刷の指示をします。

バナーページ印刷機能は、ポップアップメニューの[蓄積/履歴]にある「印刷方法:」で、[通常印刷]を指定したときだけ有効です。
[プリンタの機能]で設定できるその他の項目
便利な印刷機能のほかに、以下の項目を設定できます。
仕上げメニュー
設定項目
機能の説明
Orientation設定
印刷時に用紙方向を設定できないアプリケーションから印刷するときに設定します。データが意図しない方向に回転して印刷されるときは、この設定でデータの原稿方向を指定して印刷してください。
ソート方式
ソート方式をソート、回転ソートから選択します。
製本
製本印刷の方法を選択します。
製本-用紙サイズ
製本印刷の用紙サイズを選択します。
印刷品質メニュー
設定項目
機能の説明
解像度
解像度を設定します。
画質
印刷するときの画質を指定します。[解像度:]を[1200dpi]に設定したときは、[標準]と[2階調]だけを選択できます。
標準
2400×600dpi相当の解像度で印刷されます。
2階調
600×600dpi相当の解像度で印刷されます。
印字モード
トナーを節約して印刷するトナーセーブモードを有効にします。
オフ
トナーを節約しないで印刷します。
トナーセーブ
トナーを節約して印刷します。トナーの持ちはよくなりますが印刷結果は薄くなります。
イメージスムージング
イメージスムージングの設定を選択します。
「自動」を選択すると、印刷処理時間が長くなることがあります。
マスクイメージにこの機能を適応するときは、思うような印刷結果が得られないことがあります。
オフ
イメージスムージング処理をしません。
オン
すべての画像にイメージスムージング処理をします。
自動
本機のサポート解像度が25%以下の画像は、自動的にイメージスムージング処理をします。
90ppi~300ppi未満
選択した解像度(ピクセル/インチ)以下の画像は、イメージスムージング処理をします。
画像モード
印刷する画像にあわせてディザパターンを指定できます。
自動
印刷する文書内の要素(文字やイメージグラフィックス)ごとに適したディザパターンを自動的に適応します。
写真
写真に適したディザパターンを適用します。
文字
文字に適したディザパターンを適用します。
ユーザー設定
ハーフトーンを設定できるアプリケーションからの印刷で、指定したハーフトーンを有効にします。
色抜け・かすれ低減
グラフィックに適したディザパターンを使用します。
RGB補正
RGBデータをCMYKデータに変換するときの補正方法を指定します。
しない
補正しないでCMYKに変換します。
精密(普通)
モニタガンマ1.8の設定を基準とし、カラープロファイルで選択したプロファイルを参照してCMYKに変換します。
精密(濃いめ)
モニタガンマ2.2の設定を基準とし、カラープロファイルで選択したプロファイルを参照してCMYKに変換します。
カラープロファイル
RGBからCMYKへカラーマッチングするときのプロファイルを指定できます。
[RGB補正:]を[精密(普通)]または[精密(濃いめ)]に設定したときに参照されます。
自動
印刷する文書内の各要素(文字やイメージグラフィックス)に適したプロファイルを自動的に適応します。
自動(明るめ)
[自動]のプロファイルを明るめに適用します。
自動(濃いめ)
[自動]のプロファイルを濃いめに適用します。
フォト
写真画像など階調性を重視して印刷するのに適しています。
フォト(明るめ)
[フォト]のプロファイルを明るめに適用します。
フォト(濃いめ)
[フォト]のプロファイルを濃いめに適用します。
ビジネス
文字やプレゼンテーション用のグラフィックスなどに適しています。
ビジネス(明るめ)
[ビジネス]のプロファイルを明るめに適用します。
ビジネス(濃いめ)
[ビジネス]のプロファイルを濃いめに適用します。
カラープロファイル
ベタ
グラフィックスやロゴなどで使用される原色の再現性を高めたいときに適しています。
ベタ(明るめ)
[ベタ]のプロファイルを明るめに適用します。
ベタ(濃いめ)
[ベタ]のプロファイルを濃いめに適用します。
POP広告
赤色をより鮮やかに印刷します。POP広告に適した設定です。
ユーザー設定
印刷するデータにsetcolorrenderingオペレーターが含まれるとき、そのCRDを有効にします。
カラーバリエーション1(やや明るい/黄色め)
人物の印刷に適した色味で印刷します。
カラーバリエーション2(やや濃い/赤め)
人物や食べ物の印刷に適した色味で印刷します。
カラーバリエーション3(濃い/青め)
青色を強調した色味で印刷します。風景の印刷などに適しています。
カラーバリエーション4(やや濃い/黄色め)
全体的に濃い色調で印刷します。
カラーバリエーション5(明るい/赤め)
全体的に明るめの色調で印刷します。
カラーバリエーション6(明るい/黄色め)
全体的に明るめでコントラストを付けた色調で印刷します。
カラーバリエーション7(濃い/赤め)
赤色を強調した色味で印刷します。
CMYKシミュレーション
CMYKデータを印刷するときにシミュレートするインクプロファイルを指定できます。
しない
シミュレーションを実施しないで印刷します。
Euroscale
欧州のオフセット印刷の色基準をシミュレートします。
JapanColor2001
日本の印刷の色基準をシミュレートします。
JMPAカラーVer3.00準拠
雑誌広告の色基準をシミュレートします。
青み優先
全体的に青みを強めにした色合いで印刷します。シャープな印象を与えたいときに有効です。
グレー印刷方式
黒色を印刷する方式を選択します。文字やグラフィックスデータに有効です。
黒とグレーはKで印刷(文字/図)
黒色やグレーのテキストと画像を黒1色で印刷します。
黒はKで印刷
黒色のテキストと画像を黒1色で印刷します。
CMYK4色で印刷
CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)4色で印刷します。
黒とグレーはKで印刷(文字のみ)
黒色やグレーのテキストだけを黒1色で印刷します。
黒はKで印刷(文字のみ)
黒色のテキストだけを黒1色で印刷します。
黒とグレーはKで印刷
モノクロ以外のページでも黒とグレーのオブジェクトはすべて黒1色で印刷します。
ブラックオーバープリント
黒色をほかの色に重ねて印刷するかどうかを選択します。
オフを指定したとき、黒色が重なっているほかの色の部分は、分版すると白く抜けます。
プリント色版
CMYKに色分解し、その中から特定の色を組み合わせて印刷します。
[カラー選択:]で[モノクロ]を選択しているときは指定できません。
フォント
[CIDネイティブ]または[OCF互換]を指定します。














