自動原稿送り装置(ADF)に原稿をセットする
複数枚の原稿や両面原稿を、まとめて自動で読み取ります。
セットできる原稿サイズについては、以下を参照してください。
セットできる原稿サイズと紙厚
自動的に検知される原稿サイズ以下のような原稿を自動原稿送り装置(ADF)にセットすると、故障や紙づまり、原稿破損、白すじ、黒すじの原因になることがあります。原稿ガラスにセットしてください。
コート紙、アート紙、写真(印画紙)、銀紙、導電性の用紙など、表面が加工された原稿
ミシン目入り原稿(単送モードのときは自動原稿送り装置(ADF)にセットできます)
インデックスなど、四角形ではない原稿
トレーシングペーパー(第二原図用紙)など、すべりにくい原稿
登記簿などに使用される薄くて柔らかい原稿
OHPやトレーシングペーパーなど、透明度が高い原稿
ステープラーの針やクリップの付いた原稿
穴、破れのある原稿
カール、折れ、しわのある原稿
貼り合わせた原稿
粘着テープやのりの付いた原稿
厚さが一定ではない原稿(付箋や、写真を貼り付けた原稿など)
インクが乾いていない原稿
幅50.8×長さ69mmより小さい原稿
幅が304.8mmより大きい原稿
紙・プラスチックカード以外のもの:布、金属箔など
自動原稿送り装置(ADF)にセットできるプラスチックカードは、下記のカードです。
ISO7810 ID-1タイプに準拠
サイズ:85.6×53.98mm
厚さ:1.4mm以下
プラスチックカードを自動原稿送り装置(ADF)にセットするときは、カードの種類によって設定が異なります。
エンボス加工されていないカード(凹凸がないカード)をセットするときは、連送モードを使用してください。このとき、重送検知をOFFに設定してください。最大3枚まで同時にセットできます。
エンボス加工されているカード(キャッシュカードのように凹凸があるカード)をセットするときは、単送モードを使用してください。
プラスチックカードは以下の図のように横向きにセットしてください。プラスチックカードのおもて面を下にセットします。

厚さがある、硬い、などの曲がりにくいプラスチックカードは、斜めに読み込まれることがあります。プラスチックカードの表面が汚れているときは、汚れを拭き取ってから読み取ります。
プラスチックカードなどの厚さがある原稿を読み取ると、重送と誤検知されることがあります。連送モードにしているときは、重送検知をOFFに設定してください。または、単送モードに切り替えてください。
鉛筆などで書かれた原稿、カーボン紙やノンカーボン紙の原稿はこするとかすれやすいため、自動原稿送り装置(ADF)にセットすると原稿が汚れることがあります。
カールの大きい原稿は、矯正してからセットしてください。
複数枚の原稿が重なったまま一度に送られないように、原稿束をぱらぱらとほぐしてからセットしてください。裁断面の状態が悪いとき、用紙の端に生じる返しのことをバリと呼びます。バリのある原稿束をセットするときは、特にしっかりとほぐしてください。

修正液やインクなどが完全に乾いていない原稿はセットしないでください。読み取りガラスが汚れ、その汚れが読み取られます。
原稿ガイドの操作を繰り返すとこすれた痕がつくことがありますが、搬送品質や画像品質には影響ありません。
複数枚の原稿をまとめて自動で読み取ります。

センサーを手でふさがないでください。また、原稿を浮かせたり、強く押し込んだりしないでください。センサーが正しく検知できないことがあります。

原稿の先端は、以下の図の位置にセットしてください。
原稿を押し込みすぎると、原稿サイズが正しく読み取られない場合があります。
原稿を搬送しているときは、原稿をつぎ足さないでください。
原稿を原稿束の上に追加するときは、一度原稿束を取り出して追加する原稿を足し、原稿束を改めてセットしてください。
給紙モードスイッチを右に動かして連送モードにする。

解除レバーを押しながら、原稿ガイドを原稿のサイズに合わせる。

読み取る面を下にし、原稿をそろえて自動原稿送り装置(ADF)にセットする。

原稿は先頭ページを下にしてセットします。
複数枚の原稿が重なったまま一度に送られないように、原稿束をぱらぱらとほぐしてからセットしてください。裁断面の状態が悪いとき、用紙の端に生じる返しのことをバリと呼びます。バリのある原稿束をセットするときは、特にしっかりとほぐしてください。
原稿は上限表示を超えないようにセットしてください。
上限表示は原稿サイズによって異なります。原稿サイズがA4以下のときは、上側の上限表示(Letter/A4 or smaller)を参照してください。原稿サイズがA4以上のときは、下側の上限表示(Letter/A4 or larger)を参照してください。
原稿排紙ガイドを立て、原稿排紙ガイドを原稿のサイズに合わせる。


原稿排紙ガイドには厚みがあります。原稿排紙ガイドの位置を調整するときは、原稿排紙ガイドの丸い部分が原稿サイズ基準の外側になるようにセットしてください。ガイドとガイドの間隔が原稿の幅より狭いと、原稿が詰まることがあります。
延長ガイドを引き出す。
原稿を読み取るときは、原稿排紙トレイの延長ガイドを引き出します。引き出す長さは、延長ガイドの目盛りに合わせます。目盛りにないサイズの原稿を読み取るときは、近いサイズの目盛りに合わせてください。
ストッパーを立てる。
原稿のサイズによって、立てるストッパーが異なります。
以下の原稿サイズのときは、小サイズストッパーを立てます。
A6
、A5
、B6
、B5
、A6
、B6

以下の原稿サイズのときは、大サイズストッパーを立てます。
A4
、LT(81/2×11)
、A5
、B5
、A4
、B4
、DLT(11×17)
、A3

以下の原稿サイズのときは、ストッパーを立てないでください。
DLT(11×17)
、A3
より大きい原稿
原稿とストッパーの間に少しすき間があると、原稿がよりきれいにそろって排出されます。
ストッパーが破損することがあるため、ストッパーを持って延長ガイドを引き出さないでください。

紙質に合わせて、原稿排紙トレイの角度を調整してください。原稿をそろえた状態で排出できます。ただし、原稿排紙トレイを水平にセットすると、排出できる原稿の枚数が減少します。
普通紙のとき:斜め

薄い原稿のとき:水平

原稿排紙トレイの角度を調整するときは、原稿排紙トレイを持ち上げて、根元の位置を移動させます。

原稿排紙トレイを調整するときは、左右が同じ角度になるようにセットしてください。原稿排紙トレイの左右が斜めになると、原稿がそろわず排出されます。

異なる幅の原稿を同時にセットするとき(サイズ混載)は、サイズの大きい原稿に原稿ガイドを合わせ、サイズの小さい原稿は、中央位置に合わせてセットしてください。

サイズの小さい原稿を中央
に合わせるには、目盛り線を参考に、左右均等にセットします。
原稿の幅がB7
(91mm)以上のときは、中央からのズレの許容距離は10mm以下です。
原稿の幅がB7
(91mm)未満のときは、中央からのズレの許容距離は5mm以下です。
また、サイズの異なる原稿は交互にせず、まとめてセットしてください。
ファクス機能を使用しているときは、異なる幅の原稿を同時にセットすると、原稿の最大幅で読み取ります。
ファクス原稿をセットするときのポイント
単送モードは、冊子や封筒など厚みのある原稿を、原稿にかかる負荷をおさえて読み取るためのモードです。以下の原稿を読み取るときは、単送モードを使用します。単送モードでは原稿を1枚ずつ自動原稿送り装置(ADF)にセットします。
二つ折りの原稿
複数枚つづりの複写紙
冊子の見開きの一面
封筒などの厚みのある原稿

センサーを手でふさがないでください。また、原稿を浮かせたり、強く押し込んだりしないでください。センサーが正しく検知できないことがあります。

原稿の先端は、以下の図の位置にセットしてください。
原稿を押し込みすぎると、原稿サイズが正しく読み取られない場合があります。
給紙モードスイッチを左に動かして単送モードにする。

単送モードのときは、操作部のシステムメッセージに単送モードであることが表示されます。解除レバーを押しながら、原稿ガイドを原稿のサイズに合わせる。

読み取る面を下にし、原稿を自動原稿送り装置(ADF)にセットする。

二つ折りの原稿を読み取るときは、読み取る面が外側に来るように原稿を中央から半分に折り曲げます。しっかり折り曲げてください。折り曲げた部分が膨らんでいると、傾きの原因になります。
複数枚つづりの転写紙や封筒を読み取るときは、記載のある面を下にして、1枚ずつセットします。
エンボス加工のあるプラスチックカードを読み取るときは、以下の図のようにカードを横向きにセットしてください。プラスチックカードのおもて面を下にセットします。
原稿排紙ガイドを立て、原稿排紙ガイドを原稿のサイズに合わせる。


原稿排紙ガイドには厚みがあります。原稿排紙ガイドの位置を調整するときは、原稿排紙ガイドの丸い部分が原稿サイズ基準の外側になるようにセットしてください。ガイドとガイドの間隔が原稿の幅より狭いと、原稿が詰まることがあります。
延長ガイドを引き出す。
原稿を読み取るときは、原稿排紙トレイの延長ガイドを引き出します。引き出す長さは、延長ガイドの目盛りに合わせます。目盛りにないサイズの原稿を読み取るときは、近いサイズの目盛りに合わせてください。
ストッパーを立てる。
原稿のサイズによって、立てるストッパーが異なります。
以下の原稿サイズのときは、小サイズストッパーを立てます。
A6
、A5
、B6
、B5
、A6
、B6

以下の原稿サイズのときは、大サイズストッパーを立てます。
A4
、LT(81/2×11)
、A5
、B5
、A4
、B4
、DLT(11×17)
、A3

以下の原稿サイズのときは、ストッパーを立てないでください。
DLT(11×17)
、A3
より大きい原稿
原稿とストッパーの間に少しすき間があると、原稿がよりきれいにそろって排出されます。
ストッパーが破損することがあるため、ストッパーを持って延長ガイドを引き出さないでください。

紙質に合わせて、原稿排紙トレイの角度を調整してください。原稿をそろえた状態で排出できます。ただし、原稿排紙トレイを水平にセットすると、排出できる原稿の枚数が減少します。
普通紙のとき:斜め

薄い原稿のとき:水平

原稿排紙トレイの角度を調整するときは、原稿排紙トレイを持ち上げて、根元の位置を移動させます。

原稿排紙トレイを調整するときは、左右が同じ角度になるようにセットしてください。原稿排紙トレイの左右が斜めになると、原稿がそろわず排出されます。

