使用説明書RICOH IM C300/C300F

送信(メール/フォルダー)アップデートバージョン2.0

RICOH Always Current Technologyによって、この機能は更新されます。詳しくは 追加機能一覧(リリースノート) を参照してください。

[システム設定]にある[送信(メール/フォルダー)]の設定項目一覧です。

「設定」画面の見かた

メール

設定項目

説明

SMTPサーバー

サーバー名にホスト名またはIPv4アドレスを入力します。

また、SSLを使用するかどうかや、SMTPサーバーのポート番号を設定します。

  • 工場出荷時の設定

    • SSL:利用しない

    • ポート番号:25

本機からメールを送信できるようにする

SMTP認証

SMTP認証を使用するかどうかを設定します。

  • 工場出荷時の設定:使用しない

[使用する]にしたときは、以下の認証情報を設定します。

  • ユーザー名

    SMTP認証に使用するユーザー名を入力します。

    SMTPサーバーの種類によっては、「ユーザー名@realm」の書式でユーザー名を入力します。インターネットファクスを使用するときは、[管理者メールアドレス]と同じアカウントを設定してください。

  • メールアドレス

    SMTP認証ユーザーのメールアドレスを入力します。

  • パスワード

    SMTP認証に使用するパスワードを入力します。

  • 暗号化

    SMTPサーバーの認証方式に合わせて以下のように設定します。

    • PLAIN, LOGIN, CRAM-MD5, DIGEST-MD5:自動

    • CRAM-MD5, DIGEST-MD5:する

    • PLAIN, LOGIN:しない

POP before SMTP

POP認証(POP before SMTP)を使用するかどうかを設定します。

  • 工場出荷時の設定:しない

[する]にしたときは、以下の認証情報を設定します。

  • 認証後待機時間

    POP3サーバー認証後、SMTPサーバーに接続するまでの待機時間を設定します。0~10000ミリ秒の範囲で入力してください。

  • ユーザー名

    POP3サーバー認証に使用するユーザー名を入力します。

  • メールアドレス

    POP3サーバー認証ユーザーのメールアドレスを入力します。

  • パスワード

    POP3サーバー認証に使用するパスワードを入力します。

補足

  • [POP before SMTP]の設定の前に、[POP3/IMAP4設定][メール通信ポート設定]を設定する必要があります。

受信プロトコル

インターネットファクスの受信プロトコルを設定します。

  • 工場出荷時の設定:POP3

POP3/IMAP4設定

POP3/IMAP4サーバーを設定します。設定したサーバー情報は、インターネットファクスの受信や、POP before SMTPによる認証に使用されます。

サーバー名は、ホスト名またはIPv4アドレスを入力します。パスワードを暗号化するときは、POPサーバーの設定に合わせて[自動]または[する]を選択してください。

メール受信時またはPOP before SMTPによる認証時は、POP3/IMAP4接続に[SSL/TLS]または[STARTTLS]を選択することで暗号化できます。また、サーバー証明書の検証も使用できます。この機能は、RICOH Always Current Technology v1.2以降が搭載された機器で使用できます。

管理者メールアドレス

本機の管理者メールアドレスを設定します。このメールアドレスは、スキャナー機能でメール送信するときの[送信者]や、エラー通知メールなどの差出人として使用されます。また、インターネットファクスでSMTP認証するときのFrom:としても使用されます。

メール通信ポート設定

インターネットファクスの受信に使用するPOP3/IMAP4サーバーのポート番号を設定します。POP3のポート番号は、[POP before SMTP]で使用されます。

  • 工場出荷時の設定

    • POP3:110

    • IMAP4:143

メール受信間隔時間設定

インターネットファクスの自動受信をするかを設定します。サーバーに問い合わせをする間隔も設定できます(2~1440分)。

  • 工場出荷時の設定:する15

受信メールサイズ制限

インターネットファクスで受信するメールサイズの容量を設定します(1~50MB)。

4MBを超えるサイズのメールは、ファクス増設メモリーを搭載しているときに受信できます。

  • 工場出荷時の設定:2 MB

サーバー側メール保持

インターネットファクスで受信したメールをサーバーに残すかを設定します。エラーのときだけ残すようにも設定できます。

  • 工場出荷時の設定:しない

送信メール本文登録/変更/消去

本機からメールを送信するときの本文を設定します。最大5件まで登録できます。

メールの件名や本文を変更してスキャンした文書を送信する

送信者名自動指定

本機からメールを送信するときに、[送信者]を指定しなくても送信できるようにするかを設定します。[する]に設定すると、[送信者]を指定しなかったときに、[管理者メールアドレス]で設定したアドレスを送信者として送信します。

  • 工場出荷時の設定:しない

フォルダー

設定項目

説明

送信初期ユーザー名/パスワード

スキャナー機能でフォルダー送信するとき、共有フォルダーを認証するためのユーザー名とパスワードを設定します。アドレス帳のフォルダー宛先に認証情報が指定されていないときや、直接送信時の認証画面で認証情報を空のままにしたときに、この設定項目で指定した認証情報が使用されます。

SMBプロトコルとFTPプロトコルのそれぞれで認証情報を設定できます。

原稿をスキャンしてフォルダーに送信する