出力紙からの情報漏えいを防ぐ
機密情報や個人情報を印刷するときは、それが第三者に不正コピーされたり、持ち出されたりして情報漏えいするリスクが常にあります。
本機に搭載された以下の機能を使用すると、ユーザーに文書管理意識を促し、不正なコピーや印刷文書の放置を抑止します。
誰の出力紙なのかを明確にする（強制セキュリティー印字）
強制的に出力者の名前を印字することで、ユーザーの文書管理意識を高める効果があります。
不正コピーであることを警告する（不正コピー抑止／不正コピーガード）
本機でコピー／印刷する文書に特殊な地紋を埋め込みます。機能の概要は以下を参照してください。
コピー／ドキュメントボックス機能：
文字や地紋を埋め込んで不正コピーを抑止するプリンター機能：
不正コピーされないように印刷するこれらの機能をユーザーが有効にしなくても動作するように設定できます。
印刷ジョブを強制的に蓄積する（印刷をともなうジョブの制限）
プリンタードライバーの設定にかかわらず、印刷ジョブを本機に蓄積します。
ユーザーに本機の前まで足を運ばせ、操作部で印刷実行させることで、出力紙の取り忘れや放置を防止します。
指定した位置にログインユーザー名などのユーザー情報を印字します。
コピー、ドキュメントボックス、ファクス、プリンターで印刷する文書が対象です。
操作部から機器管理者としてログインする。
管理者としてログインする
カスタム権限管理者が登録されているときは、セキュリティー地紋／印字権限を持つカスタム権限管理者でもログインできます。
カスタム権限管理者としてログインするホーム画面で［設定］を押す。
設定画面で［システム設定］を押す。
［管理者向け設定］
［セキュリティー地紋／印字］［強制セキュリティー印字：コピー］と押す。
コピー機能以外で強制セキュリティー印字を設定するときは、［強制セキュリティー印字：ドキュメントボックス］や［強制セキュリティー印字：ファクス］、［強制セキュリティー印字：プリンター］を押します。「強制セキュリティー印字：コピー」、「強制セキュリティー印字：ドキュメントボックス」、「強制セキュリティー印字：ファクス」、または「強制セキュリティー印字：プリンター」のリストから［する］を選択し、印字する内容と位置を設定する。
出力日時：ジョブの出力日時を印字します。
出力者名：
ユーザー名を印字：アドレス帳の登録情報の名前を印字します。
ログインユーザー名を印字：アドレス帳の認証情報のユーザーコード／ログインユーザー名を印字します。
機番：機械番号を印字します。機械番号は［設定］
［問い合わせ情報］で確認できます。
操作部から本機の機械番号を確認するIPアドレス：本機のIPアドレスを印字します。
印字位置：印字する位置を選択します。
印字位置調整：数値を入力するか、矢印ボタンを押して印字位置を調整します。
［OK］を押す。
［ホーム］（
）を押し、ログアウトする。
コピー、ドキュメントボックス、プリンターの機能ごとに設定できます。
操作部から機器管理者としてログインする。
管理者としてログインする
カスタム権限管理者が登録されているときは、セキュリティー地紋／印字権限を持つカスタム権限管理者でもログインできます。
カスタム権限管理者としてログインするホーム画面で［設定］を押す。
設定画面で［システム設定］を押す。
［管理者向け設定］
［セキュリティー地紋／印字］［不正コピー抑止印刷：コピー］と押す。
コピー機能以外で不正コピー抑止を設定するときは、［不正コピー抑止印刷：ドキュメントボックス］や［不正コピー抑止印刷：プリンター］を押します。不正コピー抑止を設定する。
［不正コピー抑止印刷：コピー］／［不正コピー抑止印刷：ドキュメントボックス］の基本設定
不正コピー抑止強制設定：地紋印刷を強制するかどうかを選択します。
しない：
地紋印刷を強制しません。ユーザーはコピー/ドキュメントボックスの操作画面から、地紋の印刷有無と地紋の設定を変更できます。する：一部ユーザー変更可：
強制的に地紋印刷をします。ユーザーはコピー/ドキュメントボックスの操作画面から、地紋の設定を変更できますが、地紋の種類と濃度は変更できません。する：ユーザー変更不可：
強制的に地紋印刷をします。ユーザーはコピー/ドキュメントボックスの操作画面から、地紋の設定を変更できません。
- 不正コピー抑止の種類：不正コピー抑止の種類を選択します。
不正コピーガード：
不正コピーしたときに文書がグレー地に変換されます。不正コピー抑止地紋：
不正コピーしたときに文字や模様が浮かび上がります。不正コピー抑止地紋を選択したときは、効果やマスクパターン、濃度などを指定します。不正コピー抑止地紋の効果：文字列と地紋の組み合わせを指定します。
地紋マスクパターン：青海浪や網目など11種類から指定します。
- 地紋の濃度：濃度を5段階から指定します。
不正コピーガードの効果：文字列と地紋の組み合わせを指定します。
文字列選択：浮き出す文字列を、ユーザー名や日時、任意の文字列から指定します。文字列については、フォント、ポイントサイズ、印字位置、角度、繰り返し印字の有無を設定できます。繰り返し印字をするときは行間隔も設定できます。
［不正コピー抑止印刷：プリンター］の基本設定
不正コピー抑止設定：不正コピー抑止をするかどうかを選択します。
する：
プリンタードライバーの設定にかかわらず、本機で設定した不正コピー抑止効果を適用して印刷します。しない：
本機で設定した不正コピー抑止効果を適用しません。プリンタードライバーで不正コピー抑止を設定したときは、その設定内容に従って印刷します。
不正コピー抑止強制設定：優先する不正コピー抑止の設定範囲を選択します。
ドライバー／コマンド優先：
通常は地紋を印刷しません。必要に応じて操作部／プリンタードライバー側で不正コピー抑止を設定して印刷します。ドライバー／コマンド優先（一部除く）：
背景地紋のマスクパターン、濃度は本機の設定を優先し、それ以外は操作部／プリンタードライバー側の設定どおりに印刷します。
機器側設定優先：
本機の設定を優先して印刷します。
- 不正コピー抑止の種類：不正コピー抑止の種類を選択します。
不正コピーガード：
不正コピーしたときに文書がグレー地に変換されます。不正コピー抑止地紋：
不正コピーしたときに文字や模様が浮かび上がります。不正コピー抑止地紋を選択したときは、効果やマスクパターン、濃度などを指定します。不正コピー抑止地紋の効果：文字列と地紋の組み合わせを指定します。
地紋マスクパターン：青海浪や網目など11種類から指定します。
- 地紋の濃度：濃度を5段階から指定します。
不正コピーガードの効果：文字列と地紋の組み合わせを指定します。
文字列選択：浮き出す文字列を、ユーザー名や日時、任意の文字列、「NO COPY!」などの定型文字列から指定します。文字列については、フォント、ポイントサイズ、印字位置、角度、繰り返し印字の有無を設定できます。繰り返し印字をするときは行間隔も設定できます。
［OK］を押す。
［ホーム］（
）を押し、ログアウトする。
不正コピーガード文書をコピーやスキャナーで読み取ったときや、ドキュメントボックスに蓄積したときに、全体をグレー地に変換するには、［システム設定］
［管理者向け設定］［セキュリティー地紋／印字］［不正コピーガード検知］を［する］に設定します。
操作部から機器管理者としてログインする。
管理者としてログインする
カスタム権限管理者が登録されているときは、プリンター設定権限を持つカスタム権限管理者でもログインできます。
カスタム権限管理者としてログインするホーム画面で［設定］を押す。
設定画面で［プリンター設定］を押す。
［データ操作／管理］
［文書印刷］［印刷をともなうジョブの制限］と押す。「印刷をともなうジョブの制限」のリストから［自動蓄積］を選択する。
［印刷取消］を選択したときは、出力をともなう印刷ジョブはすべて取り消され、蓄積されません。
［OK］を押す。
［ホーム］（
）を押し、ログアウトする。