IPPの使用環境の表示、設定は、IPPコマンドを使用します。
現在の設定の表示
msh> ipp
タイムアウトの設定
msh> ipp timeout [30~65535]
印刷データが途切れたときに、印刷ジョブを取り消すまでの時間を指定します。設定範囲は30~65535秒です。
IPPユーザー認証方式の設定
msh> ipp auth {off|digest|basic}
IPPユーザー認証を行って、IPPを使用して印刷できるユーザーを制限できます。工場出荷時はユーザー設定を行わない設定になっています。
basicまたはdigestで、認証を行います。
ユーザー認証を行うように指定したときは、ユーザー名の登録を行ってください。ユーザーは10組まで登録できます。
IPPユーザー名の登録
msh> ipp user
メッセージにしたがって設定します。
Input user number (1 to 10):
設定するユーザー番号を入力し、ユーザー名とパスワードを指定します。
IPP user name:user1
IPP password:*******
ユーザー名とパスワードが設定されると次のメッセージが表示されます。
IPP configuration changed