ナンバー・ディスプレイサービスを契約しているときに利用できる本機の各種機能について説明します。
ナンバー・ディスプレイを本機のファクス機能で利用するには、[ファクス初期設定]の[パラメーター設定](スイッチ25 ビット6)を「ON(する)」に設定します。
ナンバー・ディスプレイ情報を相手先の名称として利用する
ナンバー・ディスプレイ情報として取得した相手先の電話番号を、相手先の発信元名称(表示用)や発信元ファクス番号の代わりに利用できます。用途は次のとおりです。
通信中の相手先の情報として画面に表示する
特定相手先の相手先名称として使用する
代行受信の条件として利用する
迷惑ファクスを防止する
送信側情報印字機能で印字する
通信管理レポート、親展通知レポートの「相手先」欄に印字する
発信元名称(表示用)や発信元ファクス番号の代わりに発信電話番号(ナンバー・ディスプレイで表示される送信者の電話番号)を利用するには、[パラメーター設定]で以下の設定が必要です。
G3回線での通信時に利用するとき
[パラメーター設定](スイッチ30 ビット5)を「発信電話番号優先」に設定します。
次世代ネットワーク(NGN)網を利用したIP-ファクスでの通信時に利用するとき
[パラメーター設定](スイッチ44 ビット7)を「発信電話番号優先」に設定します。
迷惑ファクス防止機能については、迷惑ファクスを防止するを参照してください。
ナンバー・ディスプレイ情報を利用して受信文書を配信する
ナンバー・ディスプレイ情報の発信電話番号を利用し、親展ボックス機能やダイヤルイン機能を使用して受信文書を配信できます。
親展ボックスを使用するときは、あらかじめ、発信電話番号の全桁を指定した親展ボックスを設定し、配信先を登録してください。
ダイヤルイン機能を使用して配信するときは、モデムダイヤルイン機能を利用した配信を参照してください。
本機のナンバー・ディスプレイ機能に対応している電話会社のナンバー・ディスプレイサービスについては、サービス実施店にお問い合わせください。
この機能を利用するには、受信モードを自動受信またはファクス優先モードに設定します。
この機能は、G3回線、次世代ネットワーク(NGN)網を利用したIP-ファクスの通信時に利用できます。
この機能を使用しているときは、「受信モードタイマー切り替え」は使用できません。
ノイズなどでナンバー・ディスプレイ情報を正常に受け取れないときは、配信や迷惑ファクス防止の機能を設定していても通常の受信となってしまいます。ナンバー・ディスプレイ情報を受け取れないときに受信したくないときは、[ファクス初期設定]の[パラメーター設定](スイッチ31 ビット0)を「切断」に設定します。
ナンバー・ディスプレイを契約している同一回線に、本機とナンバー・ディスプレイ対応の機器(電話機など)を接続している環境で、電話番号などのナンバー・ディスプレイ情報は機器(電話機など)で利用し、本機では通常のファクス受信をするように設定するときは、[ファクス初期設定]の[パラメーター設定]で以下の設定が必要です。詳しくはサービス実施店に問い合わせてください。
[パラメーター設定](スイッチ25 ビット5)を「ON(する)」に設定します。
[パラメーター設定](スイッチ25 ビット6)を「ON(する)」に設定しているときは、「OFF(しない)」に設定します。
本機に接続している外付けの電話機でナンバー・ディスプレイ機能を利用するときは、本機の受信モードを手動受信または自動切り替えの電話優先モードに設定します。
ナンバー・ディスプレイを利用しているときに自動切り替えや手動受信モードで着信すると、はじめに短い呼び出しベルが数回鳴り、そのあと通常の呼び出しベルが鳴ります。ハンドセットまたは外付け電話機で応答するときは、通常の呼び出しベルが鳴ってから応答してください。
ナンバー・ディスプレイを利用しているときは、通信管理レポートの「受信結果」の「相手先」には次の内容が印字されます。
番号通知されたとき
発信元名称(表示用)または発信電話番号(ナンバー・ディスプレイで表示される送信者の電話番号)が記載されます。
番号非通知時でも着信させるとき
発信電話番号の代わりに、非通知理由として「公衆電話」、「非通知」、「表示圏外」のいずれかが記載されます。
番号非通知の相手先を着信拒否するように設定しているときは、通信履歴は印字されません。印字するように設定するときは、サービス実施店に問い合わせてください。「相手先」には非通知理由として「公衆電話」、「非通知」、「表示圏外」のいずれかが印字されます。「結果」の欄は「エラー」となります。
[パラメーター設定]ついては、パラメーター設定を参照してください。