本機で設定できる「システム設定」の各種項目について説明します。
エラーレポート印刷
エミュレーションがRPCS、PS3、PDFまたはPCLXLのとき、本機内部でのデータ処理中にエラーが発生したときにエラーレポートを印刷するかしないかを設定できます。
する
しない
工場出荷時の設定:しない
エラースキップ
プリンタードライバーから指示された紙サイズ・紙種が一致するトレイがなかったときの本機の動作を設定します。
しない
プリンタードライバーから指示された紙サイズ・紙種のトレイがセットまたは設定されるまで印刷されません。
即時
用紙サイズ・用紙種類が一致しないときでもすぐに印刷します。
1分
用紙サイズ・用紙種類が一致しないことを示すメッセージを1分間表示し、その後印刷を実行します。
5分
用紙サイズ・用紙種類が一致しないことを示すメッセージを5分間表示し、その後印刷を実行します。
10分
用紙サイズ・用紙種類が一致しないことを示すメッセージを10分間表示し、その後印刷を実行します。
15分
用紙サイズ・用紙種類が一致しないことを示すメッセージを15分間表示し、その後印刷を実行します。
工場出荷時の設定:しない
画像エラー処理
送信されたデータサイズが大きく、本機内部で処理できないときの本機の動作を設定します。
印刷取り消し
エラーが発生したページでジョブをリセットします。リセットされたページ以降は印刷されません。
エラーシート印刷
エラーが発生しても印刷を継続し、ジョブの終わりにエラーシートを印刷します。エラーシートにはエラーコードが印刷されます。また、エラーによって印刷結果が不完全になったページが、最大16ページ分まで印刷されます。
工場出荷時の設定:印刷取り消し
エラー表示設定
本機内部でのデータ処理中に発生したエラーを画面に表示するかしないかを設定できます。
簡易表示
すべて表示
工場出荷時の設定:すべて表示
エラー発生時のジョブ自動取消
印刷エラーが発生したときに、印刷エラーが発生したジョブと、エラーが発生する前に本機が受信していたジョブの印刷を中止するかしないかを設定します。詳しくは、エラージョブの印刷を自動的にキャンセルするを参照してください。
する
しない
工場出荷時の設定:しない
補助用紙サイズ
指定した用紙サイズが給紙トレイにないときに、用紙サイズの切り替えをするかどうかを設定します。
本機能はA4、Letter(8 1/2"×11")間の用紙サイズ切り替えだけに対応しています。
切り替えをしたとき、A4とLetter(8 1/2"×11")では最大印字領域が異なるので、それぞれの領域を越えた描画は、端部が切れたり、正常に印刷されなかったりします。
自動
しない
工場出荷時の設定:しない
スリープモード設定
スリープモードで本機の消費電力を節約できます。
スリープモード移行設定
スリープモードに移行するかしないかを選択できます。
移行する
移行しない
工場出荷時の設定:移行する
スリープモード移行時間
スリープモードへの移行時間を設定します。移行時間の間に本機を使用しないと、スリープモードに切り替わります。スリープモード中は本機の起動が遅くなり、印刷が始まるまで多少時間がかかります。
1分
5分
15分
30分
45分
60分
120分
240分
工場出荷時の設定:1分
定着部オフモード(省エネ)移行設定
定着部オフモード(省エネ)移行設定
省エネモードに移行するかしないかを選択します。
移行する
省エネモードに移行します。消費電力をさらに節約できますが、省エネモード中は本機の起動が遅くなり、印刷が始まるまで時間がかかります。
移行しない
省エネモードに移行しません。
工場出荷時の設定:移行しない
定着部オフモード解除設定
省エネモードを解除する条件を選択します。
印刷実行時
印刷を実行すると省エネモードが解除されます。
操作部操作時
操作部でキーを操作すると省エネモードが解除されます。
工場出荷時の設定:印刷実行時
定着部オフモード移行時間
省エネモードに移行するまでの待機時間を設定します。操作部のキーを押したり印刷を実行すると待機時間はリセットされます。
10秒
30秒
1分
15分
30分
60分
120分
240分
待機時間は以下のときにリセットされます。
印刷を実行したとき
「定着部オフモード解除設定」を「印刷実行時」に設定しているときに、カバーを開けたとき
「定着部オフモード解除設定」を「操作部操作時」に設定しているときに、操作部のキーを押したとき
工場出荷時の設定:10秒
ウィークリータイマー
毎日、または指定した曜日に、自動で電源を入れたり切ったり、スリープモードに移行したりできます。ウィークリータイマーを使用する時刻や曜日などは、Web Image Monitorで設定します。
ウィークリータイマーを使用するには、[年月日設定]と[時刻設定]でのシステム時計の設定が必要です。設定項目については時刻タイマー設定を参照してください。
ウィークリータイマーを[毎日同時刻(Web設定時刻)]または[曜日ごと(Web設定時刻)]に設定しているときは、[明るさ検知自動電源オフ]の[オン移行時間]で設定した時間が過ぎても、電源は入りません。
毎日同時刻(Web設定時刻)
曜日ごと(Web設定時刻)
使用しない
工場出荷時の設定:使用しない
オフ解除コード設定
オフ解除コードは、ウィークリータイマーを設定している時間帯に本機の使用を制限するための暗証コード(最大8桁)です。オフ解除コードを設定すると、ウィークリータイマーで「スリープモード」や「電源オフ」に設定されている日時に本機を使用するときに、オフ解除コードの入力が求められます。
オフ解除コードを使用するには、管理者認証の設定が必要です。詳しくは、『セキュリティーガイド』を参照してください。
[ウィークリータイマー]を[毎日同時刻(Web設定時刻)]または[曜日ごと(Web設定時刻)]に設定しているときに設定できます。
設定する
設定しない
工場出荷時の設定:設定しない
明るさ検知自動電源オフ
センサーで室内の明るさを検知し、本機の電源を自動で入れたり切ったりします。
モード設定
室内の明るさの変化を検知したときの本機の動作を設定します。
自動電源オフのみ
室内が暗くなったことを検知すると、電源を切ります。
自動電源オフ&オン
室内が暗くなったことを検知すると電源を切り、明るくなったことを検知すると電源を入れます。ただし、ウィークリータイマーの設定で本機の電源が切れているときは、[オン移行時間]で設定した時間が過ぎても、電源は入りません。
無効
明るさ検知を使用しません。
工場出荷時の設定:自動電源オフのみ
オフ移行時間
室内が暗くなったことを検知してから本機の電源を切るまでの時間を設定します。
1分
5分
30分
60分
120分
工場出荷時の設定:120分
次のようなときに、タイマーがリセットされます。
オフ移行時間が経過する前にECOナイトセンサーで室内の明るさの変化を検知したとき
操作部のキーを操作したとき、または印刷を実行したとき
電源を入れたとき
本機がスリープモードに移行したとき
本機が省エネモードに移行したとき
初期設定画面を表示したとき
Web Image Monitorを使用して設定を変更したとき
プログラムをダウンロードしたとき
本機の設定をインポート・エクスポートしたとき
オン移行時間
室内が明るくなったことを検知してから本機の電源を入れるまでの時間を設定します。
1分
5分
30分
60分
120分
工場出荷時の設定:1分
次のようなときに、タイマーがリセットされます。
オフ移行時間が経過する前にECOナイトセンサーで明るさの変化を検知したとき
本機がスリープモードに移行したとき
[明るさ検知自動電源オフ]の設定が変更されたとき
電源を入れたとき
センサー感度
オフセンサー感度
電源を切る明るさのレベルを設定します。
0(暗い)~15(明るい)
レベル0(非常に暗い)月明かり程度
レベル5(暗い)薄暗い室内程度
レベル7(やや暗い)日が沈んだ夕刻の室内程度
レベル9(明るい)電気をつけている夜の室内程度
レベル15(非常に明るい)日の光があたる室内程度
工場出荷時の設定:0
オンセンサー感度
電源を入れる明るさのレベルを設定します。ウィークリータイマーが設定されているときは、[オンセンサー感度]の設定は無効となります。
0(暗い)~15(明るい)
レベル0(非常に暗い)月明かり程度
レベル5(暗い)薄暗い室内程度
レベル7(やや暗い)日が沈んだ夕刻の室内程度
レベル9(明るい)電気をつけている夜の室内程度
レベル15(非常に明るい)日の光があたる室内程度
工場出荷時の設定:8
[オンセンサー感度]は[オフセンサー感度]より高い値だけ設定できます。
[オフセンサー感度]、[オンセンサー感度]の明るさのレベルについての説明は目安です。実際のレベルは環境により異なります。
待機時定着ヒーターオフ
スリープモードや定着部オフモードの省エネ機能が無効に設定されているなど、30分間待機状態が続くと定着部のヒーターを自動でオフにします。
定着部のヒーターを自動でオフにするので、待機時よりも消費電力が少なくなります。
自動オフする
自動オフしない
工場出荷時の設定:自動オフする
プリントサーバー使用不可な省エネモード
オプションの拡張USBプリントサーバーを使用するときに、本機のスリープモードへの移行を禁止します。
スリープモード中は、拡張USB プリントサーバーを使用して印刷できません。拡張USBプリントサーバーを使用するときは、[移行を禁止する]を指定してください。
移行を禁止する
移行を禁止しない
工場出荷時の設定:移行を禁止する
印刷後待機状態
スリープモード中に印刷したあとの本機の状態を設定します。
操作画面オン
印刷したあと、スリープモードに戻らず、操作部に操作画面を表示します。
操作画面オフ(省エネ)
印刷したあと、スリープモードに戻ります。
工場出荷時の設定:操作画面オフ(省エネ)
エミュレーション検知
本機に送られたデータを自動的に判断して、エミュレーションを決定できます。
対象となるのはRPDL、PS3、PDF、PCL、RTIFF、R55、R16、XPSです。
それ以外のエミュレーションは、優先エミュレーションで設定されているエミュレーションになります。
する
しない
工場出荷時の設定:する
[エミュレーション検知]を[する]に設定しても、エミュレーション切り替えコマンドを受信したときは、エミュレーション切り替えコマンドが優先されます。[する]のときの各エミュレーションの動作については、『エミュレーション』「プリンターの設定」「プログラムを呼び出す」「エミュレーション検知に関する注意事項」を参照してください。
転送されたデータの種類によっては、正しいエミュレーションに切り替わらないことがあります。
連続してデータを送信するときは、[エミュレーション検知]が機能しないことがあります。エミュレーションが検知できないときは、データを送信する間隔をあけてください。
圧縮データの解凍印刷
本機に送られた圧縮データを扱うか扱わないかを選択します。対応している圧縮形式はGZIP形式です。
する
しない
工場出荷時の設定:しない
優先エミュレーション/プログラム
電源を入れたときに自動的に呼び出されるエミュレーションまたは登録されているプログラムを設定します。
「プログラム1」~「プログラム16」に設定すると、その数字と同じ登録番号のプログラムが呼び出されて本機が起動します。
RPCS
RPDL
R98
R16
R55
RTIFF
PCL
PCLXL
PS3
XPS
プログラム1~16
工場出荷時の設定:RPCS
優先メモリー
優先的に使用するメモリー内容を設定します。印刷する用紙サイズ、解像度、エミュレーションなどによって選択してください。
ユーザーメモリー
PDLのワークメモリーに多くのメモリー領域を割り当てる設定です。メモリー不足で印刷できないときに設定します。
ページメモリー
画像メモリーに多くのメモリー領域を割り当てる設定です。印刷データの内容によっては印刷速度を上げられます。
工場出荷時の設定:ページメモリー
スプール印刷
スプール印刷をするかどうかを設定します。スプール印刷とは、印刷ジョブを一時的に本機に蓄積し、印刷する機能です。
拡張HDDを装着しているときだけ表示されます。
[する]を選択すると、印刷の開始に時間がかかります。
する
しない
工場出荷時の設定:しない
RAMディスク
拡張HDDを装着していない状態でPDFダイレクトプリントをするときに指定します。拡張HDDを装着していないときだけ表示されます。
2MB以上の値を指定してください。
設定を変更したときは、いったん本機の電源を切り、電源を入れなおしてください。
0MB
2MB
4MB
8MB
16MB
工場出荷時の設定:4MB
自動メール通知
本機でエラーが発生したときに、エラーの詳細情報を指定したメールアドレスに通知するかどうかを指定します。
設定を変更したときは、いったん本機の電源を切り、電源を入れ直してください。
する
しない
工場出荷時の設定:する
機械番号
本機の機番を表示します。