機器のデータを暗号化する
- SDカード、USBメモリーは、子供の手に触れないようにしてください。もし子供が誤ってSDカード、USBメモリーを飲み込んだときは、直ちに医師の診断を受けてください。
本機に蓄積されるアドレス帳データ、認証情報、蓄積文書などをデータの記録時に暗号化して、情報の漏洩を防止します。
暗号化されたデータの復元には、データ暗号化設定時に生成される暗号鍵を使用します。暗号鍵は途中で変更できます。
暗号化の対象となるデータ
電源を切ってもデータを保持する本機搭載メモリー、またはハードディスクに蓄積される以下のデータが暗号化されます。
アドレス帳
ユーザー認証データ
一時保存されている文書データ
ログ
ネットワークI/F設定情報
機器設定情報
RICOH P 6020/P 6010/P 6000で拡張HDDを装着していないときは本機搭載メモリーのデータが暗号化されます。
本機の入れ替え時に既存のデータを引き継ぐときは、データが暗号化されていても新しい機器に引き継ぐことができます。データの引き継ぎはサービス実施店に依頼してください。
RICOH P 6030は機器データの暗号鍵をSDカードにバックアップできます。SDカードの取り扱いについて詳しくは、『使用説明書』「外部メディアを取り付ける/取り外す」を参照してください。
暗号化設定の所要時間
暗号化を設定するときは、データを消去(初期化)してから暗号化を始めるか、すでにあるデータを暗号化して残すかを選択します。残すデータがあると、暗号化設定に時間がかかります。
設定 | 暗号化して残すデータ | 初期化するデータ | 所要時間の目安 |
---|---|---|---|
[ファイルシステムデータのみ]/[ファイルシステムデータのみ引き継ぎ] |
|
| 約1時間 |
[全データ]/[全データ引き継ぎ] | 全データ: [ファイルシステムデータのみ]/[ファイルシステムデータのみ引き継ぎ]で暗号化して残すデータと、初期化するデータの両方 | なし | 約2時間 |
[全データ初期化] | なし | 全データ: [ファイルシステムデータのみ]/[ファイルシステムデータのみ引き継ぎ]で暗号化して残すデータと、初期化するデータの両方 | 数分 |
暗号化設定を有効にするときの注意事項
Embedded Software Architecture アプリケーション、あるいはApp2Meを使用するときは、必ず[ファイルシステムデータのみ]/[ファイルシステムデータのみ引き継ぎ]または[全データ]/[全データ引き継ぎ]を選択してください。
[全データ初期化]、[ファイルシステムデータのみ]/[ファイルシステムデータのみ引き継ぎ]、[全データ]/[全データ引き継ぎ]のどれを選択しても、本機の初期設定は初期化されません。