プリンター使用中にエラーコードがあるメッセージが表示されたとき
サービスコール()のメッセージには、連絡先と機械番号が表示されるので、確認のうえ、サービス実施店に連絡してください。連絡先が空欄のときは、販売店に連絡してください。
「エラーコードが表示されるメッセージ」は、「システム設定」の[エラー表示設定]を[すべて表示]に設定すると表示されます。
電源の切りかたは、『本機をお使いになる前に』「電源の入れかた、切りかた」を参照し、正しい方法で操作してください。
「システム設定」の[エラー表示設定]を[簡易表示]に設定したときは、表示されないメッセージがあります。
以下のメッセージは、エラー履歴を印刷したときや、操作画面のエラー履歴表示で確認できます。
「91:ジョブがキャンセルされました」
「92:ジョブリセットしました」
メッセージ | 原因 | 対処方法と参照先 |
---|---|---|
84:ワークエラー | イメージ処理用のワークエリアがありません。 | 送信データを減らしてください。 |
85:グラフィック | 指定されたグラフィックライブラリがありません。 | データが正しいか確認してください。 |
86:パラメーター | 制御コードのパラメーターが正しくありません。 | 正しいパラメーターを設定してください。 |
87:メモリーオーバー | フリーサイズのためのメモリー領域がありません。 | サイズの指定を小さくしてください。 |
89:メモリースイッチ | [国別指定]の設定が正しくありません。または印刷条件の設定が最大値を超えています。 | 印刷条件の設定については、『エミュレーション』「プリンターの設定」を参照してください。 |
90:メディアフル | RPDLまたはR55で、ハードディスクの空き領域が少なくなりました。 | 登録されているフォントやフォームのうち不要なものを削除してください。 |
91:ジョブがキャンセルされました | コマンド解析不可、不正コマンド検知などにより、オートジョブキャンセル機能が作動し、印刷が中止されました。 | データが正しいか確認してください。 |
92:ジョブがキャンセルされました | 操作部での操作によって、印刷が中止されました。 | 必要に応じて、印刷し直してください。 |
92:メモリーオーバー | イメージオーバーレイのためのメモリー領域が不足しています。 | プリンタードライバーで解像度を低く設定してください。プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。 |
92:メモリーオーバー | メモリーがいっぱいになっています。 |
|
93:メモリーオーバー | 外字またはフォントなどを登録するメモリー領域が足りません。 | 登録データを減らしてください。 |
94:ダウンロード | フォントのダウンロードデータに誤りがありました。 | フォントセットダウンロードのパラメーターを修正してください。 |
95:フォントエラー | 存在しない文字の印字要求がありました。 | 文字コードを正しく設定してください。 |
96:セレクトエラー | 指定されたフォントを選択できません。 | 存在するフォントを選択するように、パラメーターを修正してください。 |
97:アロケーションエラー | フォントを登録する領域がありません。 | 送信データを減らしてください。 |
98:アクセスエラー | ハードディスクへのアクセスに失敗しました。 | 電源を入れ直してください。メッセージが多発するときは、サービス実施店に確認してください。 |
99:データエラー | RTIFFのデータ処理中に致命的なエラーが発生しました。 | 対処方法は『エミュレーション』「RTIFFエミュレーション」を参照してください。 |
99:ワーニング | RTIFFのデータ処理中にエラーが発生しました。 | 対処方法は『エミュレーション』「RTIFFエミュレーション」を参照してください。 |
9B:認証不適合 | 認証されないユーザーが、プログラムの登録または給紙トレイの情報登録をしようとしました。 | 認証については『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。 |
A3:オーバーフロー | 受信バッファがオーバーフローしました。 |
|
A4:ソートオーバー | ソートできる枚数をオーバーしています。 | 印刷ページ数を減らしてください。 |
A9:ページエラー | 試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、ページオーバーが発生しました。 | 本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。 または印刷するページ数を減らしてください。 |
AA:文書数エラー | 試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、文書数オーバーが発生しました。 | 本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。 |
AB:ハードディスクフル | 試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、ハードディスクのオーバーフローが発生しました。 | 本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。 または試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷しようとしている文書のサイズを小さくしてください。 |
AC:ハードディスクフル | PostScript 3で、フォームまたはフォント用のハードディスク領域がオーバーしました。 | 本機に登録されているフォームまたはフォントのうち不要なものを削除してください。 |
AD:蓄積エラー | ハードディスクの故障時に、試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷の指示が出されました。 | サービス実施店に確認してください。 |
AG:ハードディスクフル | イメージオーバーレイのフォーム登録でハードディスクのオーバーフローが発生しました。 | 登録されているイメージオーバーレイファイルを削除するか、登録データサイズを小さくしてください。 |
AH:登録エラー | イメージオーバーレイのフォーム登録で登録済みのフォーム番号に登録しようとしました。 | イメージオーバーレイのフォーム登録のときは、フォーム番号を変更するか登録済みのフォームを削除してから登録してください。 |
AI:用紙サイズエラー | 給紙できない用紙サイズの印刷が指定されたため、オートジョブリセットが実行されました。 | 給紙できる用紙サイズで印刷してください。 |
AJ:用紙種類エラー | 給紙できない用紙種類の印刷が指定されたためオートジョブリセットが実行されました。 | 給紙できる用紙種類で印刷してください。 |
B6:ユーザーの自動登録に失敗 | 登録件数が満杯で、LDAP認証またはWindows認証時に認証情報を機器のアドレス帳に自動登録できません。 | ユーザー情報の自動登録については、『セキュリティー』「アドレス帳の自動登録」を参照してください。 |
B7:登録済ユーザーと情報が重複 | LDAP認証で、異なるサーバーに別のIDで同じ名前が登録されていて、ドメイン(サーバー)の切り替えなどによって名前(アカウント名)の重複が発生しました。 | ユーザーの認証については、『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。 |
B8:サーバー応答なし | LDAP認証またはWindows認証のときにサーバーへの認証問い合わせでタイムアウトが発生しました。 | 認証問い合わせ先のサーバーの状態を確認してください。 |
B9:他機能でアドレス帳使用中 | ほかの機能でアドレス帳を使用中の状態が続いており、認証問い合わせができません。 | しばらくしてからもう一度操作をやり直してください。 |
BA:利用権限がありません。 | ログインユーザー名またはログインパスワードが間違っています。 | ログインユーザー名またはログインパスワードを確認してください。 |
BA:この機能を利用する権限がないため、ジョブはキャンセルされました。 | 機能を使用する権限が設定されていません。 | 権限の設定については、『セキュリティー』「機能の使用を制限する」を参照してください。 |
BA:この機能を利用する権限がないため、ジョブはキャンセルされました。 | プリンタードライバー側で認証が設定されていないか、または、設定が間違っています。 | プリンタードライバーのプロパティを開き、[応用設定]タブの[ユーザー認証]にチェックを入れます。そのあとで、プリンタードライバーの[項目別設定]タブでユーザー認証のログインユーザー名とパスワードを正しく設定してください。 プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。 |
BAC:集中管理サーバーとの通信エラー | 集中管理通信エラーにより印刷が中止されました。 | 集中管理機の状態を確認してください。 |
BAD:他へ印刷可能残量割当済 | 集中管理機からの利用度数情報を取得できないため、印刷が中止されました。 | 他の機器で度数が占有されています。クライアント機の状態を確認して下さい。 |
BA3:機密ナンバリング印字エラー | 機密ナンバリング印字をするとき、印字不可サイズを指定、または合紙の印刷を指定しました。 | プリンタードライバーで機密ナンバリング印字の設定を確認してください。 プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。 また合紙には機密ナンバリング印字はできません。 |
BA4:機密印字用HDD非搭載 | HDD未装着で機密ナンバリングが行われたため、ジョブをリセットしました。 | 機密ナンバリングの機能を使用するときは、HDDを装着してください。HDD装着した状態で本メッセージがでるときはサービス実施店に連絡してください。 |
BB:印刷利用量制限度数オーバー | ユーザーに許可された印刷枚数を超えたため、印刷が中止されました。 | 印刷利用量制限については、『セキュリティー』「ユーザーの印刷利用量を制限する」を参照してください。 |
BC:ソートエラー | ソートが解除されました。 | 印刷ページ数を減らしてください。 |
BF:両面エラー | 両面印刷が解除されました。 | 両面印刷可能な用紙を使用してください。両面印刷可能な用紙については、『仕様』「セットできる用紙」を参照してください。 |
BI:紙種名称エラー | 指定したユーザー用紙種類が設定されていません。 |
|
BJ:分類コードが不正です | 分類コードが指定されていません。 | プリンタードライバーで分類コードを指定してから印刷してください。 |
BJ:分類コードが不正です | 分類コードに対応していないプリンタードライバーから印刷しようとしました。 | 「分類コード」を[任意]に設定してください。分類コードの設定方法は、『プリンター』「分類コードを設定する」を参照してください。 |
BQ:圧縮データエラー | 圧縮データが破損しています。 |
|
P1:コマンドエラー | RPCSのコマンドエラーです。 印刷時の設定によっては、RPCS以外のプリンタードライバーを使用しているときでも発生することがあります。 | 以下のいずれかを確認してください。
|
P2:メモリーエラー | メモリーの取得エラーです。 | プリンタードライバーで解像度を低く設定してください。プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。 |
P3:メモリーエラー | メモリーの取得エラーです。 | 電源を入れ直してください。 それでも同じメッセージが表示されるときは、本体メモリーの交換が必要です。本体メモリーの交換については、サービス実施店に連絡してください。 |
P4:送信中止 | プリンタードライバーから、データ送信中断コマンドを受信しました。 | ホストが正しく動作しているか確認してください。 |
P5:受信中止 | データの受信が中断しました。 | データを再送してください。 |
メモリーオーバー | メモリーの取得エラーです。 | PCL6のとき プリンタードライバーの[項目別設定]タブの「メニュー項目:」から[印刷品質:応用]を選択します。「ベクター/ラスター:」の設定を[ラスター]に変更してください。 |
それでも印刷が開始されないときは、サービス実施店に連絡してください。
エラーの内容は、システム設定リストや印刷条件一覧に印刷されることがあります。あわせて確認してください。印刷方法は、『プリンター』「テスト印刷」または『エミュレーション』「印刷条件リストを印刷する」を参照してください。