使用説明書RICOH SG 5200/5200 フロント手差しモデル

Web Image Monitorを使用する

パソコンから本機の状態の確認や、ネットワークに関する設定ができます。

Web Image Monitorでは以下の操作ができます。

  • 本機の状態と設定の確認

  • 本機の各種設定

  • ネットワークプロトコルに関する設定

  • 本機のメンテナンス

  • セキュリティーの設定

  • 本機のリセット

  • ファームウェアの更新

本機の環境設定

Web Image MonitorはTCP/IPプロトコルを使って動作します。本機でTCP/IPプロトコルを設定すると、Web Image Monitorは自動的に有効になります。

推奨ブラウザー

  • Windows

    Internet Explorer 9以降

    Microsoft Edge

    Firefox 10および15以降

    Google Chrome バージョン19以降

  • macOS

    Safari 5以降

    Firefox 10および15以降

    Google Chrome バージョン19以降

補足

  • 使用するブラウザーのバージョンが推奨ブラウザーより低いときや、使用するブラウザーの設定で「JavaScript」、「Cookie の使用許可」が有効になっていないとき、および使用しているセキュリティー環境によっては、表示や操作に不具合が生じることがあります。

  • 推奨ブラウザー以外を使用しているときは、表示や操作に不具合が生じることがあります。

  • プロキシサーバーを使用しているときは、本機との接続にプロキシサーバーを経由しない設定にしてください。詳しくはネットワーク管理者の方に確認してください。

  • ブラウザーの[戻る]で前のページに戻れないことがあります。そのときはブラウザーの[更新]または[再読み込み]をクリックしてください。

トップページを表示する

Web Image Monitorを表示する方法とトップページの構成を説明します。

1Webブラウザーを起動します。

2アドレスバーに「http://(本機のIPアドレス、またはホスト名)/」を入力します。

サーバー証明を発行し、SSL(暗号化通信)の設定をしている場合は、「https://(本機のIPアドレス、またはホスト名)/」と入力します。

Web Image Monitorは、フレーム機能によって次のエリアに分割表示されます。

Webブラウザー画面のイラスト 説明番号つき
  1. メニューエリア

    メニュー項目を表示します。

  2. 言語選択

    言語を選択できます。

    英語OSを使用して画面に文字化けが発生したときは、「English」を選択してください。

  3. ヘッダーエリア

    情報アイコンをクリックして、本機のファームウェアのバージョン情報を確認できます。インターネットで確認した最新のファームウェアのバージョンと比較して、ファームウェアの更新が必要かどうかを確認します。管理者として[ログイン]をクリックしてログインすると、機器の設定を変更できます。

  4. 最新の情報に更新

    表示を更新するときに押します。

  5. メインエリア

    メニューエリアで選択された項目の内容を表示します。

補足

  • [印刷設定][初期設定/バージョン]タブの[プリンターの状態を確認...]をクリックして、Web Image Monitorを表示できます。

ゲストモードと管理者モード

Web Image Monitorには、ゲストモードと、管理者としてログインする管理者モードがあり、表示されるメニューが異なります。

また、使用のオプションにより、表示される項目が異なることがあります。

ゲストモード

ログインしないで使用するモードです。

ゲストモードでは、機器の状態や設定、ジョブの状態などを表示できます。ただし、機器に関する設定を変更することはできません。

管理者モード

管理者としてログインして使用するモードです。

管理者モードでは、機器に関する各種の設定ができます。

管理者モードでアクセスする

1Web Image Monitorのトップページで、[ログイン]をクリックします。

Webブラウザー画面のイラスト

ログインユーザー名とログインパスワードを入力する画面が表示されます。

2ログインユーザー名とログインパスワードを入力して、[ログイン]をクリックします。

ログインユーザー名とログインパスワードは管理者に確認してください。

使用のブラウザーの設定により、ログイン名とパスワードがブラウザーに保存されることがあります。これを防止するためには、ブラウザーでログイン名とパスワードを保存しないように設定してください。

メニュー構成

メニューエリアのメニュー項目を説明します。

ゲストモード

Webブラウザー画面のイラスト 説明番号つき

管理者モード

Webブラウザー画面のイラスト 説明番号つき
  1. 構成

    [システム][バージョン][エミュレーション]が表示されます。

  2. カウンター

    カウンターが表示されます。

  3. 設定

    本機の各種設定ができます。

  4. メンテナンス

    本機のメンテナンスの設定ができます。管理者モードでのみ表示されます。

  5. 機器のリセット

    本機のシステムをリセットできます。管理者モードでのみ表示されます。

Web Image Monitorからログインする

本機の設定を変更するときは、管理者としてログインします。

1Webブラウザーを起動します。

2アドレスバーに「http://(本機のIPアドレス、またはホスト名)/」を入力します。

3[ログイン]をクリックします。

ユーザー名とパスワードを入力するダイアログが表示されます。

OS画面のイラスト

4ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

工場出荷時では、ユーザー名は「admin」、パスワードは空欄です。

パスワードは変更してください。3文字以上64文字以下の文字列(半角英数)で入力します。

OS画面のイラスト

5メニューエリアから[設定]をクリックします。

Webブラウザー画面のイラスト

6各種設定をします。

7[OK]をクリックします。

設定が送信されます。

本機の設定を変更する

Web Image Monitorの各ページで設定できる項目は、以下のとおりです。

[機器]グループ

  • [システム]ページ

    [名前][コメント][設置場所][再生紙モード]が設定できます。

  • [日付・時刻]ページ

    [年月日設定][時刻設定][タイムゾーン]が設定できます。

[管理者用設定]グループ

  • [管理者認証]ページ

    [新規パスワード]が設定できます。

  • [設定値初期化]ページ

    ネットワークボードの設定を初期化できます。

[インターフェース]グループ

  • [インターフェース設定]ページ

    • [イーサネット]

      [イーサネット速度]が設定できます。

  • [無線LAN設定]ページ

    • [ネットワークインターフェース選択]

      [イーサネット][無線LAN]が設定できます。

    • [無線LAN設定]

      [通信モード][SSID][チャネル][セキュリティー方式]が設定できます。

    • [WEP設定]

      [セキュリティー方式]がWEPのときに、[WEPキー番号][WEPキー][新規WEPキー(確認)]が設定できます。

    • [WPA設定]

      [セキュリティー方式]がWPA2のときに、[WPA認証方式][PSK][PSK(確認)]が設定できます。

    • [ダイレクト接続設定]

      [接続モード][SSID設定][接続方式][接続パスワード][接続タイムアウト][接続タイムアウト時間][デバイス名][SSID/接続パスワード設定方法]が設定できます。

[ネットワーク]グループ

  • [IPv4]ページ

    [IPv4]の有効/無効を設定できます。

    • [イーサネット]

      [ホスト名][DHCP][DHCP サーバーへのホスト名通知][ドメイン名][ドメイン名の使用][IPv4 アドレス][サブネットマスク][AutoIP]が設定できます。

    • [詳細情報]

      [デフォルトゲートウェイ][DNSサーバー1][DNSサーバー2][DNS優先プロトコル][LPR][DIPRINT][DIPRINTタイムアウト][IPP][LLTD]が設定できます。

  • [IPv6]ページ

    [IPv6]の有効/無効を設定できます。

    • [イーサネット]

      [ホスト名][ドメイン名][ステートレスアドレス自動設定][手動設定アドレス]が設定できます。

    • [詳細情報]

      [デフォルトゲートウェイ][DNSサーバー1][DNSサーバー2][DNS優先プロトコル][LPR][DIPRINT][DIPRINTタイムアウト][IPP][LLTD]が設定できます。

  • [DHCPv6]ページ

    [DHCPv6動作モード][IAID][リクエストタイムアウト]が設定できます。

  • [DDNS]ページ

    [IPv4][IPv6][DHCP時のAレコード登録][DHCPv6時のAAAAレコード登録][レコード重複時動作][機器のレコード更新間隔]の設定ができます。

  • [SNMP]ページ

    • [プロトコル]

      [SNMP]を使用するときの、IPv4およびIPv6の有効/無効が設定できます。

    • [SNMPv1,v2共通設定]

      [SNMPv1,v2機能][SNMPv1Trap送信][SNMPv2 Trap送信]が設定できます。

    • [コミュニティー]

      コミュニティーの設定ができます。

    • [セキュリティー強化]

      Read-writeを許可しているコミュニティーのアクセスタイプを一括してRead-onlyに設定できます。

  • [Bonjour]ページ

    [Bonjour]を使用するときの、IPv4およびIPv6の有効/無効が設定できます。

    • [詳細情報]

      [コンピュータ名][設置場所]が設定できます。

    • [印刷優先順位]

      [印刷優先順位(DIPRINT)][印刷優先順位(LPR)][印刷優先順位(IPP)]が設定できます。

[セキュリティー]グループ

  • [ネットワークセキュリティー]ページ

    • [SSL/TLSバージョン]

      [TLS1.2][TLS1.1][TLS1.0][SSL3.0]が設定できます。

    • [暗号化通信設定]

      [AES][3DES][RC4]が設定できます。

  • [アクセスコントロール]ページ

    • [IPv4]

      [アクセスコントロール範囲1][アクセスコントロール範囲5]が設定できます。

    • [IPv6]

      [アクセスコントロール範囲1][アクセスコントロール範囲5]が設定できます。

  • [IPP認証]ページ

    [認証][ユーザ名1][ユーザ名10]が設定できます。

  • [SSL/TLS]ページ

    [SSL/TLS][SSL/TLS通信許可設定]が設定できます。

  • [サイト証明書]ページ

    [サイト証明書チェック機能]の有効/無効が設定できます。

    • [サイト証明書のインポート]

      サイト証明書をインポートすることができます。

  • [機器証明書]ページ

    機器証明書が選択できます。

    • [利用する証明書]

      アプリケーションが利用する機器証明書を設定できます。

  • [IPsec]ページ

    [IPsec][アドレスタイプ][ローカルアドレス][リモートアドレス][プロトコル番号][ポート番号]が設定できます。

    • [IPsecパラメーター]

      [セキュリティープロトコル][AH認証アルゴリズム][ESP認証アルゴリズム][ESP暗号化アルゴリズム][IPsec処理方法][IPsec-SA有効期間]が設定できます。

    • [IKEv1パラメーター]

      [暗号化アルゴリズム][ハッシュアルゴリズム][認証方法][PSK文字列(確認)][Diffie-Hellmanグループ][PFSグループ][IPsec要求レベル][ISAKMP-SA有効期間]が設定できます。

[@Remote (RC Gate)]グループ

  • [Remote Communication Gateセットアップ]ページ

    [お申込み受け付け番号]が設定できます。

  • [RC Gateプロキシサーバー]ページ

    [RC Gateプロキシサーバー][プロキシアドレス][ポート番号][ユーザ名][パスワード][パスワード(確認)]が設定できます。

Web Image Monitorのヘルプ

Web Image Monitorのヘルプ表示手順を説明します。

1Webブラウザーを起動します。

2アドレスバーに「http://(本機のIPアドレス、またはホスト名)/」を入力します。

3ヘルプアイコンをクリックします。

ヘルプのトップページが表示されます。

表示しているページ内でヘルプアイコンをクリックすると、そのページのヘルプページが表示されます。