設定の参照 : TCP/IP


イーサネットボード/無線LANボードとIEEE 1394ボードのTCP/IPプロトコルに関する設定が表示されます。

名前:
イーサネットボード/無線LANボードに設定した名前です。工場出荷時は「RNP」とイーサネットボード/無線LANボードのMACアドレスの下3バイトで構成される名前が設定されています。たとえばMACアドレスが00:00:74:62:5C:65の場合はRNP625C65です。

ドメイン名:
イーサネットボード/無線LANボードに設定したドメイン名です。

プロトコル:
TCP/IPプロトコルが有効か無効かが表示されます。

IPアドレス:
イーサネットボード/無線LANボードのIPアドレスです。

サブネットマスク:
イーサネットボード/無線LANボードのサブネットマスクです。サブネットマスクとはIPアドレスの一部をネットワークアドレスとして使用するためのマスク値です。

デフォルトゲートウェイアドレス:
別のネットワークのワークステーションとのやりとり(印刷や情報の取得)を行うとき、ゲートウェイとなるホストやルータのアドレスです。

アクセスコントロール範囲:
アクセスコントロールとはワークステーションのIPアドレスによってイーサネットボード/無線LANボードへのアクセス(印刷要求など)を許可したり禁止する機能です。
範囲は最大で5つの組み合わせまで設定でき、これらの範囲に含まれないアドレスからのアクセスは禁止されます。

ネットワークブート:
DHCPサーバーを使ってネットワークの設定を自動で行っているときは 「DHCP」 と表示されます。手動で設定しているときは 「NONE」 と表示されます。

DHCP取得DNSサーバー:
DHCPでの動作時、DNSサーバーのIPアドレスをDHCPサーバーから自動的に取得する機能が有効か無効かを表示します。

DNSサーバーDHCP:
DHCPサーバーから取得したDNSサーバーのIPアドレスです。
DHCPで動作している場合で[DHCP取得DNSサーバー]の設定が[有効]のときに表示されます。

DNSサーバー検索:
下記に検索されるDNSサーバーが表示されます。 DHCPで動作中で、DHCP取得DNSサーバーが有効の場合

が表示され、上から順序でアクセスし、初めに通信できたDNSサーバーを使用します。 DHCPで動作していない場合、または、DHCPで動作中であるがDHCP取得DNSサーバーが無効の場合 が表示され、上から順序でアクセスし、初めに通信できたDNSサーバーを使用します。 DNSサーバー(DHCP1) , DNSサーバー(DHCP2)は DHCPサーバーより取得したDNSサーバのアドレスです。 DNSサーバー1、DNSサーバー2、DNSサーバー3は、プリンタに設定したDNSサーバのアドレスです。

WINS:
WINSによるイーサネットボード/無線LANボードの名前解決が有効か無効かを表示します。
有効な場合は [設定の参照] - [一般] - [名前] に表示されている名前が指定したWINSサーバーに登録され、DHCP環境での使用時などイーサネットボード/無線LANボードのIPアドレスが変動する場合でも、名前を使った指定が可能になります。
WINSサーバーに名前を登録できない場合は、名前の登録要求がブロードキャストされます。

プライマリWINSサーバー:
プライマリWINSサーバーとして指定したIPアドレスです。
DHCPでの動作時にDHCPサーバーからWINSサーバーのアドレスを取得した場合は、取得したアドレスで動作し、ここに表示されたアドレスは無効になります。実際に設定されているWINSサーバーのアドレスは [管理情報] - [ネットワークI/F] のシステムログで確認できます。

セカンダリWINSサーバー:
セカンダリWINSサーバーとして指定したIPアドレスです。
セカンダリWINSサーバーはプライマリWINSサーバーに名前を登録できない場合の登録先になります。

フレームタイプ:
使用しているフレームタイプです。DIX Ethernet II に固定です。

SNMP / LPR / RSH/RCP / DIPRINT / FTP / IPP:
それぞれのプロトコルが有効か無効かを表示します。

IPPタイムアウト:
IPPプロトコルによる印刷時、ここに表示された時間だけ印刷データが途絶えると印刷を終了します。工場出荷時は 「900秒」 に設定されています。