受信文書の配信
Fコード(SUB)またはダイヤルイン番号を利用して、受信した文書を配信する方法を説明します。

配信先に設定している宛先が操作部やWeb Image Monitor、その他の機器管理ソフトウェアなどで更新されたとき、配信待機中の文書は次の宛先に転送されます。
配信先がファクス宛先、IP-ファクス宛先、インターネットファクス宛先またはメール宛先のときは、更新前の宛先に転送されます。
配信先がフォルダー宛先のときは、更新後の宛先に転送されます。
Fコード(SUB)を利用して、受信したファクス文書を配信します。
受信文書のFコード(SUB)を本機に登録されている親展ボックスのFコード(SUB)と比較し、一致するFコード(SUB)があったとき、その親展ボックスに登録されている配信先に配信します。
配信先にメールアドレスが登録されていれば、受信文書を電子メール形式で配信先に配信します。
グループ宛先は、配信先として指定できません。
当社のファクスだけでなく他社のファクスからの受信も配信できます。
この機能を使用するときは、あらかじめ親展ボックスを設定して配信先を登録しておきます。以下の設定項目で、親展ボックスを登録できます。詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[Fコードボックス設定]
[Fコードボックス登録/変更/消去]設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[受信設定]タブ
[Fコードボックス設定]

本機で増設G3 回線を使用しているとき、受信した回線別に、あらかじめ設定した配信先へ受信文書を配信します。
この機能を利用するには、あらかじめ、次の設定が必要です。
G3-1回線
Fコード(SUB)が「1」の親展ボックスまたは中継ボックスを登録し、配信局または受信局を設定する
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[回線別配信機能]
[回線別配信(G3-1)]
[使用する]
設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[パラメーター設定]でスイッチ番号「32」ビット番号「4」を選択
現在値を「1」にする
G3-2回線
Fコード(SUB)が「2」の親展ボックスまたは中継ボックスを登録し、配信局または受信局を設定する
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[回線別配信機能]
[回線別配信(G3-2)]
[使用する]
設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[パラメーター設定]でスイッチ番号「32」ビット番号「5」を選択
現在値を「1」にする
G3-3、I-G3 回線
Fコード(SUB)が「3」の親展ボックスまたは中継ボックスを登録し、配信局または受信局を設定する
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[回線別配信機能]
[回線別配信(G3-3)]
[使用する]
設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[パラメーター設定]でスイッチ番号「32」ビット番号「6」を選択
現在値を「1」にする
配信先には、ファクス宛先、IP-ファクス宛先、インターネットファクス宛先、メール宛先およびフォルダー宛先を登録できます。
親展ボックスおよび中継ボックスの登録方法は、使用している機種の使用説明書を参照してください。
[パラメーター設定]の設定方法は、使用している機種の使用説明書を参照してください。
この機能を使用するために必要なオプションについては、使用している機種の使用説明書を参照してください。

ダイヤルされた番号が親展ボックスのFコード(SUB)と一致しても、親展ボックスに配信先が登録されていないと受信文書は配信されず、親展受信します。
インターネットファクスおよびIP-ファクスで受信した文書は配信できません。
PSTNのダイヤルイン番号を使用して、受信したファクス文書を配信します。
ダイヤルイン番号を使用して配信するためには、ダイヤルイン契約をして取得した電話番号(下4桁)のうち、配信に使用する電話番号で4桁の親展ボックスまたは中継ボックスのFコード(SUB)を登録しておきます。([ダイヤルイン設定]で登録した電話用のダイヤルイン番号は除きます。電話用のダイヤルイン番号と同じ番号で4桁の親展ボックスのFコード(SUB)を登録すると、この番号にファクスが送信されても電話として受信します。手動受信に切り替えてファクスを受信しても配信はされません。)
また、親展ボックスには配信先を、中継ボックスには中継先の受信局を登録しておきます。配信先や受信局には、ファクス宛先、IP-ファクス宛先、インターネットファクス宛先、メール宛先、またはフォルダー宛先が登録できます。
ダイヤルされた番号の下4桁が親展ボックスまたは中継ボックスのFコード(SUB)と一致すると、受信文書を配信先に配信します。ダイヤルされた番号の下4桁が親展ボックスのFコード(SUB)と一致しても、親展ボックスに配信先が登録されていないと配信されず、親展受信します。
[ダイヤルイン設定]について詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
[Fコードボックス設定]について詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
この機能を使用するときは、サービス実施店に連絡してください。

モデムダイヤルインサービスを利用しているときは、以下のように設定します。詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[導入時詳細設定]
[パラメーター設定]
[パラメーター設定]でスイッチ番号「25」のビット番号「3」と「6」を選択
それぞれの現在値を「1」にする設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[パラメーター設定]でスイッチ番号「25」のビット番号「3」と「6」を選択
それぞれの現在値を「1」にする
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[導入時詳細設定]
[パラメーター設定]
[パラメーター設定]でスイッチ番号「30」のビット番号「6」、スイッチ番号「42」のビット番号「6」、スイッチ番号「43」のビット番号「6」を選択
それぞれの現在値を「0」にする設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[パラメーター設定]でスイッチ番号「30」のビット番号「6」、スイッチ番号「42」のビット番号「6」、スイッチ番号「43」のビット番号「6」を選択
それぞれの現在値を「0」にする