自動切り替え
電話がかかってくると、相手が電話なのかファクスなのかを判断し、自動的に電話とファクスを切り替えます。
ダイヤルイン機能を使用して自動切り替えすると、早く正確に切り替えることができます。ダイヤルイン機能を使用した自動切り替えについて詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
自動切り替えには「電話優先」モードと「ファクス優先」モードがあります。
比較的ファクスとして使用することが多いときは「ファクス優先」モードに設定します。電話として使用することが多いとき、または外付け電話機として留守番電話機を接続するときは「電話優先」モードに設定します。
以下の設定項目で、優先モードを電話優先モードにするかファクス優先モードにするかを設定できます。[受信モード自動切り替え時設定]については、使用している機種の使用説明書を参照してください。
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[受信モード設定]
[受信モード自動切り替え時設定]設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[受信設定]タブ
[受信モード自動切り替え時設定]
電話優先モード
相手先から電話がかかってくると呼び出しベルを8回鳴らします。呼び出し中にハンドセットまたは外付け電話機の受話器を取ると会話できます。
呼び出しベルが鳴っていても受話器を取らないでそのままにしておくと、自動的にファクスに切り替わります。
「電話優先」モードに設定すると、相手先の状態(自動送信、手動送信、電話)にかかわらず、こちら側のハンドセットまたは外付け電話機のベルを一定の回数嗚らします。
ベルの回数(リンギング回数)は、1回~29回の範囲で設定できます。
ファクス優先モード
ハンドセットまたは外付け電話機のベルを鳴らさずに受信します(無鳴動着信)。夜間など静かに受信するときにこのモードにしておくと便利です。
相手先がファクスのときは自動的に受信します。
相手先が電話のときはベルを6回鳴らします。ハンドセットまたは外付け電話機の受話器を取って会話をしてください。呼び出しベルが鳴っていても受話器を取らないでそのままにしておくと、自動的にファクスに切り替わります。
「ファクス優先」モードに設定すると、相手先が手動送信や電話のときはこちらの電話機のベルを鳴らします。
ベルの回数(呼び出し回数)は1回~29回の範囲で設定できます。

ファクス優先モードにすると、相手から電話があると呼び出し中でも電話料金がかかります。あらかじめ相手先に伝えてください。
外付け電話機として留守番電話機を接続できます。このとき受信モードは自動切り替え(電話優先モード)に設定してください。
電話がかかってくると留守番電話機が応答します。
相手先が自動送信ファクスのときは、応答メッセージの最中か応答メッセージのあとに「ポー」というファクス信号音を検出すると、自動的にファクスに切り替わります。
留守番電話機に音のない空白が録音され、録音件数に加算されることがあります。相手先が電話のときは、相手からのメッセージを留守番電話機に録音します(通常の留守番電話機と同じです)。
留守番電話機を使用していて自動切り替え機能がうまくはたらかないときは、留守番電話機の応答メッセージのはじめの4秒間を無音状態にしてください。
留守番電話機によってはうまく動作しないことがあります。
留守番電話機を留守録セットしたときは、留守番電話機側で設定した回数だけベルが鳴ったあと、相手先とつながります。留守番電話機のベルを鳴らす回数はリンギング回数の設定より少なくしてください。
ダイヤルイン機能を利用して、本機で複数の番号を使い分けることができます。
本機では2つの番号を利用でき、この2つの番号をそれぞれ電話用、ファクス用として、あらかじめ相手に知らせておきます。
相手が電話をするときは電話用の番号に、ファクスを送るときはファクス用の番号にダイヤルしてもらうと、自動的に電話とファクスを切り替えて応答します。
電話とファクスは同時に使用できません。

電話用の番号にかかってくるとベルを鳴らします。ファクス用の番号にかかってくるとファクスとして自動的に受信します。
電話用の番号にファクスが送信されると、ハンドセットまたは外付け電話機の受話器を上げたときに「ポーッ、ポーッ」という音が聞こえます。このときは手動受信の操作をしてファクスに切り替えてください。手動受信の操作については手動受信を参照してください。
本機のダイヤルイン機能に対応している電話会社のダイヤルインサービスについては、サービス実施店にお問い合わせください。
この機能を使用するときは、次の準備が必要です。
電話用のダイヤルイン番号を登録する
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[導入時詳細設定]
[ダイヤルイン設定]設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]タブ
[ダイヤルイン設定]
必ず電話用の番号を登録してください。
[ファクス設定]の[パラメーター設定](スイッチ25 ビット3)で現在値を「1」に設定する
詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
先にダイヤルイン機能を「ON」に設定すると、それ以前に設定していた受信モードは無視されて自動切り替え(ファクス優先モード)で受信します。

受信モードタイマー切り替えとは併用できません。
ダイヤルイン機能を使用しているときは、スリープモードには移行しません。
ダイヤルイン機能を使用しているときに停電すると、ファクスの受信はできませんが、電話を受けることはできます。
電話を受けるときは次のとおり操作してください。
ベルが1、2回だけ鳴ります。鳴り終わる前にハンドセットまたは外付け電話機の受話器を上げます。
「ピポパポ」という信号音が聞こえます。信号音が聞こえなくなったら受話器を置きます。
1、2秒後に受話器を上げます。相手と会話できます。