受信の種類
ファクスを受信するときの、受信方法の種類について説明します。
受信方法の種類には「直接受信」、「メモリー受信」、および「代行受信」の3つがあります。
ファクスのメモリー残量が少ないときは受信できないことがあります。
受信中にメモリー残量が0%になると、それ以上は受信できず、その時点で通信が終了します。

大切な原稿を受信したときは、相手先に連絡して内容を確認することをお勧めします。
主電源の切れた状態が1時間以上続くと、メモリーに蓄積されている文書はすべて消去されます。消去された文書があると、再び主電源を入れたとき自動的に「電源断レポート」が印刷されます。このレポートで消去された文書の一覧を確認できます。詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
受信した文書を一度メモリーに蓄積し、全ページを受信したあとで印刷します。

メモリー受信する設定にしていると、大量の文書や、細かい内容の文書を受信できないことがあります。そのときは、[受信文書印刷部数]を1部に設定する、または「集約印刷」、「両面印刷」の設定を解除することをお勧めします。
以下のように設定しているときは、通常のメモリー受信とは異なり、受信してもすぐに印刷せず、必要に応じてパソコンや本体から印刷、消去します。
設定画面のタイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[受信文書設定]
[文書受信時の動作設定]
[蓄積]
[する]設定画面のタイプ:従来
[ファクス設定]
[受信設定]タブ
[受信文書設定]
[蓄積]
[する]

本機が受信できる解像度は「ふつう字」、「小さな字」です。
送信側が解像度を「細かい字」または「微細字」に設定して送信してきても、本機は「小さな字」で受信します。このため送信側の思いどおりに受信されないことがあります。
本機が印刷できない状態のときに着信があると、本機は代行受信します。
代行受信すると、文書はメモリー受信されたまま、印刷されずに待機状態となります。代行受信した文書は、代行受信の原因が取り除かれると自動的に印刷されます。
代行受信すると、ファクスランプが点灯し、ホーム画面のファクス受信文書ウィジェットに代行受信ありと表示されます。

代行受信する原因によって、受信のしかたが異なります。すべての文書を無条件で代行受信するときと、以下の設定項目で設定した条件に合う文書だけを代行受信するときの2種類があります。
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定]
[導入時詳細設定]
[パラメーター設定]
[パラメーター設定]設定画面タイプ:従来
[ファクス設定]
[導入設定]
[パラメーター設定]
すべての文書を代行受信するとき
本機が次のような状態のときは、すべての文書を代行受信します。
代行受信の原因
状態
対処方法
ほかの機能を使用している。
コピーなどほかの機能の印刷が実行されている。
実行中の印刷が終了したあと、自動的に印刷されます。急いでいるときは実行中の印刷を中止してください。
排紙先のトレイに用紙が一杯になっている。
「排紙先が満杯です。用紙を取り除いてください。」と表示されている。
トレイから用紙を取り除いてください。
カバーが開いている。
[状態確認]が点灯。
画面で指示されたカバーを閉めてください。
パラメーター設定にしたがって代行受信するとき
本体が次のような状態のときは、以下の設定項目で設定した条件に合う文書だけを代行受信します。
設定画面タイプ:標準
[ファクス設定][導入時詳細設定]
[パラメーター設定]
[パラメーター設定]
設定画面タイプ:従来
[ファクス設定][導入設定]
[パラメーター設定]
代行受信の原因
状態
対処方法
用紙がつまっている。
[状態確認]が点灯。
用紙を取り除いてください。
用紙の除去方法は、使用している機種の使用説明書を参照してください。
すべての給紙トレイに用紙がない。
[状態確認]が点灯。
用紙を補給してください。
用紙の補給方法は、使用している機種の使用説明書を参照してください。
トナーがない。
[状態確認]が点灯。
トナーカートリッジを交換してください。
トナーカートリッジの交換方法は、使用している機種の使用説明書を参照してください。
すべての給紙トレイが故障している。
「このトレイは故障しています。」と画面に表示されている。
サービス実施店に連絡してください。
代行受信の条件は、[ファクス設定]の[パラメーター設定](スイッチ05 ビット2、1)で設定します。設定できる条件は以下のとおりです。
発信元名称(表示用)または発信元ファクス番号を受けたときに代行受信する
相手先に発信元名称(表示用)または発信元ファクス番号が登録されているときは、代行受信します。受信した文書をメモリーに蓄積したまま電源が切れ、そのまま1時間以上経過すると、受信した文書が消えてしまいますが、このようなときでも、通信管理レポートを使用して、消えてしまった文書の相手先を確認できるので、送信し直してもらうことができます。また、相手先に発信元名称(表示用)または発信元ファクス番号が登録されていないと、大切な原稿を受信できないことがあります。できるだけ相手先に発信元名称(表示用)または発信元ファクス番号を登録してもらうことをお勧めします。無条件に代行受信する
相手先の発信元名称(表示用)または発信元ファクス番号の登録にかかわらず代行受信します。ID送受信用IDが一致したときに代行受信する
相手先のファクスに登録されているID送受信用IDと、本機に登録されているID送受信用IDが一致したときだけ受信します。着信しない
すべての受信を受けつけません。[パラメーター設定]については、使用している機種の使用説明書を参照してください。

以下のように設定されているときは、受信するとファクスランプが点灯し、ホーム画面のファクス受信文書ウィジェットに代行受信ありと表示されます。[受信文書設定]について詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
設定画面のタイプ:標準
[ファクス設定]
[受信設定]
[受信文書設定]
[文書受信時の動作設定]
[蓄積]
[する]設定画面のタイプ:従来
[ファクス設定]
[受信設定]タブ
[受信文書設定]
[蓄積]
[する]
