拡大・縮小してコピーする(広幅複合機)
広幅複合機で使用できる拡大・縮小コピーについて説明します。
原稿をセットすると、あらかじめ設定されている用紙サイズに、自動的に拡大または縮小してコピーします。

手差しコピーはできません。
原稿サイズごとに拡大または縮小する用紙サイズの組み合わせを設定できます。
組み合わせできる原稿サイズと用紙サイズは次のとおりです。
原稿サイズ |
用紙サイズ |
|---|---|
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A0 |
A0*、A1、A2、A3、A4、B1*、B2、B3、B4 |
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A1 |
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A2 |
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A3 |
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A4 |
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B1 |
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B2 |
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B3 |
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B4 |
* お使いの機種によっては、このサイズの用紙を設定できません。
[オートモード変倍]を押します。

選択されているオートモード変倍の組み合わせを確認します。
原稿をセットして読み込ませます。

セットする原稿の向きに合わせて、正しく原稿セット方向を指定してください。詳しくは、原稿のセット方向を指定するを参照してください。
拡大・縮小の基点については、拡大・縮小してコピーするを参照してください。
工場出荷時の設定は、各サイズとも等倍です。組み合わせは、[コピー/ドキュメントボックス設定]
[変倍]
[オートモード変倍]]で設定します。詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
画像のタテとヨコの倍率を補正し、等倍精度の高いコピーをとります。
湿度の影響による用紙の伸縮など、原稿とコピーのサイズが合わないときに、コピーと原稿の画像のタテとヨコの長さをそれぞれ測り、補正する倍率を計算します。計算した補正倍率を設定して、等倍精度の高いコピーをとることができます。
補正倍率の求めかた
原稿のタテまたはヨコの長さをa、コピーのタテまたはヨコの長さをbとします。コピーの画像を原稿と同じ寸法にするときは、次の式で補正倍率(%)を計算します。
a-b/b×100=補正倍率(%)
原稿画像のヨコの長さが504mmで、補正前のコピー画像のヨコの長さが500mmのときの計算式は、次のとおりです。
(504-500)/500×100=0.8%
ヨコの補正倍率を+0.8%に設定します。
[変倍]を押します。

[微調変倍]を押します。
「ヨコ補正倍率」を[
][
]で指定します。「タテ補正倍率」を[
][
]で指定します。[OK]を2回押します。

微調変倍の設定は、読み取った原稿にだけ有効です。[システム初期設定]の[倍率補正:コピー]で、温度・湿度などの環境変化や用紙種類による紙の伸び縮みへの等倍率を補正することもできます。詳しくは、使用している機種の使用説明書を参照してください。
システム設定とコピー画面の両方で設定したときは、補正倍率は両方の設定値を足した値となります。
手差しコピーを選択したときは、原稿を読み取ったあとに微調変倍を設定できます。
原稿の画像パターンによっては、モアレが目立つことや、画質が低下することがあります。
