AirPrintで印刷するには、SSL/TLS用の機器証明書が必要です。SSL/TLS用の機器証明書が未導入のときは、自動的にSSL/TLS用の機器証明書(自己署名証明書)が導入されます。
工場出荷時はSSL/TLS用の機器証明書(自己署名証明書)が導入済みとなります。
SSL/TLS用の機器証明書が導入済みの状態では、次のユーティリティーと通信が出来なくなることがあります。
Ridoc GlobalScan
3rdベンダー製品
通信を有効にするためには、次のいずれかの操作をしてください。
認証局から発行された証明書を機器とユーティリティー側にそれぞれインストールする。
証明書(自己署名証明書)がすでに導入されている場合に、ユーティリティー側にその機器証明書を「信頼できる証明書」としてインストールする。
AirPrint機能を無効に設定した後にSSL/TLS用の機器証明書を削除する。
本機の[管理者用設定]にある[SSL/TLS通信許可設定]の初期値は、[暗号文/平文]です。[暗号文/平文]のときは、httpでアクセスするとhttpsへのリダイレクトがされなくなるため、暗号通信を利用するにはhttpsを指定する必要があります。例えば、Web Image Monitorにアクセスする時、ブラウザーのURL入力欄へhttpsから入力する必要があります。
[SSL/TLS通信許可設定]を[暗号文/平文]とした場合、SSL/TLS用の証明書を入れたとしてもリコーの提供する機器管理ソフトとは平文で通信が行われる場合があります。暗号通信を利用したい場合は[暗号文優先]か[暗号文のみ]に設定値を戻す必要があります。詳しくは、管理者用設定を参照してください。
AirPrintで印刷するときは、ユーザ認証機能を使用しないよう構成するか、プリンタージョブ認証を[簡易]にしてください。詳しくは、『セキュリティーガイド』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。
AirPrintで印刷するときは、複数のジョブを同時に受け付けることはできません。前のジョブが終了してから次の印刷を行ってください。
表紙を付けて印刷したジョブを途中でキャンセルすると、本文が印刷されることがあります。
AirPrintは、iOSやMacと同一ネットワークにあるプリンターで使用できます。iOSデバイスやMacintoshが接続されている有線または無線のネットワークに、AirPrintが使えるプリンターを接続してください。