Fネットのサービスを利用する
NTTのFネット(ファクシミリ通信網サービス)を利用すると、ファクス通信に関するいろいろなサービスを受けられます。
Fネットの主なサービス
再コール
受信側が通話中のとき、自動的にダイヤルし直します。
不達通知
再コールしても送信できないときは、不達通知が送られてきます。
一斉同報送信
個別に相手先を複数指定したり、あらかじめFネットに登録されているグループ番号を指定したりすると、1回の送信操作で同じ原稿を複数の相手先に送信(同報送信)できます。
通知メッセージ(UUI)
相手先のファクスに正常に送信できなかったときなど、Fネットから通知メッセージが返ってきます。通知メッセージを受け取るとそのメッセージ内容を画面に表示したり、不達レポートなどに印字したりします。
例:「通信が混み合っています。」
電話番号などの自動記載
送信する原稿の上部に発信年月日、時刻、電話番号、ページ番号を記載して送信します。

Fネットの詳しいサービス内容については、NTTから発行されている「ご利用の手引き」を参照してください。
Fネットの一斉同報送信サービスは、本機の一斉同報送信機能とは別の機能です。
通知メッセージ(UUI)サービスは、ISDNに接続しているときに利用できます。
Fネットに送信する
Fネットを利用してファクスを送信します。
操作方法は通常の送信と同じです。
アドレス帳でも相手先を指定できます。
原稿をセットし、読み取り条件を選択する。
テンキーで[1][6][1]または[1][6][2]を押す。
相手先のファクス番号やFネットのサービスコードをテンキーで入力する。
[スタート]キーを押す。

手順2で「161」または「162」を押したあとに「ププププ」という音が聞こえてから、「-(ポーズ)」「相手先のファクス番号」を入力します。音が聞こえる前に入力すると、交換機が信号を別のものと認識し、指定していない宛先へ送信されることがあります。アドレス帳から相手先を指定するときは、「-(ポーズ)」を押し相手先を指定します。
Fネットから受信する
Fネットを利用してファクスを受信します。
加入電話回線のとき
受信モードを「自動切り替え(ファクス優先)」または「自動受信」に設定しておくと自動的に受信します。NTTとFネットの利用契約を結ぶときに「1300Hz呼び出し」を指定しておけば、「自動切り替え(電話優先)」または「手動受信」に設定していても、呼び出し音を鳴らさずに自動的に受信します。
1300Hz 呼び出しで受信するかどうかを[ファクス設定]の[パラメーター設定](スイッチ11 ビット3)で設定できます。
ISDNのとき
NTTとG4 Fネットの利用契約を結ぶと、受信モード(自動切り替え、自動受信、手動受信)にかかわらず、自動的に受信します。
Fネットに送信以外の操作をする
Fネットの短縮ダイヤルに電話番号を登録したり、Fネットから親展通信の文書を受け取ったりするときは、原稿をセットしないで操作します。
加入電話回線を使用して、Fネットに送信以外の操作をするときの手順を説明します。
アドレス帳でも相手先を指定できます。
[オンフック]を押すか、外付け電話機の受話器を上げる。
発信音が聞こえます。
テンキーで[1][6][1]または[1][6][2]を押す。
Fネットのサービスコードをテンキーで入力する。
受信するときは、[スタート]キーを押して、受話器を置く。
受信しないときは、そのまま受話器を置く。
