printnic
印刷サーバ機能搭載オプションネットワークインタフェース関連パラメーターの表示と設定は、printnicコマンドを使用します。
関連パラメーターの設定一覧（カレント値）の表示
msh> printnic
イーサネット速度・モードの設定値変更
msh>printnic speed パラメーター
以下の5種類のパラメーターを指定できます。
パラメーター
設定される速度・モード
auto
Auto Select
10f
10Mbps Full Duplex
10h
10Mbps Half Duplex
100f
100Mbps Full Duplex
100h
100Mbps Half Duplex
各プロトコルの有効無効の設定
msh>printnic set {ipv4|ipv6|lpr|diprint|snmp|ipp|bonjour|ssdp|llmnr} {up|down}
プロトコルは、ipv4／ipv6／lpr／diprint／snmp／ipp／bonjour／ssdp|／llmnrのいずれかを指定します。
プロトコルを有効にするにはupを、無効にするにはdownを指定します。
各IP設定プロトコルの有効／無効の設定
msh> printnic {dhcp|dhcp6|stateless} {on|off}
IPアドレス設定は、dhcp|dhcp6|statelessのいずれかを指定します。
プロトコルを有効にするにはupを、無効にするにはdownを指定します。
IPアドレス／サブネットマスクなどの設定
msh>printnic ifconfig IPv4アドレス
IPv4アドレスを設定します。
msh> printnic ifconfig netmask アドレス
IPv4のサブネットマスクを設定します。
msh>printnic ifconfig inet6 アドレス プレフィックス長[1-128]
iPV6アドレスとプレフィックス長を設定します。
IPv4／IPv6デフォルトゲートウェイアドレスの手動設定
msh>printnic route {add|add6} default {IPv4アドレス|IPv6アドレス}
設定を削除したいときは、IPv4では「0.0.0.0」を、IPv6では「：：」をアドレスに指定してください。
アクセスレンジの設定
msh>printnic access対象ID range 開始IPv4アドレス 終了IPv4アドレス
IPv4のアクセスレンジを設定します。
対象IDは1～4で、4件まで登録／指定できます。
開始アドレス>終了アドレスのときは、エラーとなります。
msh>printnic access対象ID range6 アドレス1 アドレス2
IPv6ACLエントリー（レンジ方式）を設定します。
対象IDは1～4で、4件まで登録／指定できます。
msh>printnic access対象ID mask6 addr masklen
IPv6ACLエントリー（マスク方式）を設定します。
対象IDは1～4で、4件まで登録／指定できます。
msh>printnic access flush
すべての設定を工場出荷値に戻します。
IPv4、IPv6のすべての設定をクリアします。
WINS機能の設定
msh>printnic wins {on|off}
WINS機能を有効にするにはonを、無効にするときはoffを指定します。
msh>printnic wins {primary|secondary} IPアドレス
primaryでプライマリーWINSサーバーのアドレスを設定できます。
secondaryでセカンダリーWINSサーバーのアドレスを設定できます。
IPアドレスに、255.255.255.255は指定できません。
msh>rintnic wins scope スコープID ：NBTスコープIDの設定
NBT（NetBIOS over TCP/IP）スコープIDを設定します。
スコープIDは半角英数字31文字以内で指定します。
SNMPに関する設定
msh>printnic snmp name コミュニティー名
コミュニティー名（15文字以下）を設定します。
msh>printnic snmp v1v2 {on|off}
SNMP v1v2 機能を有効にするときはon、無効にするときはoffを指定します。
msh>printnic snmp v3 {on|off}
SNMP v3機能を有効にするときはon、無効にするときはoffを指定します。
msh> printnic snmp v3auth {md5|sha1|sha224|sha256|sha384|sha512}
NMPv3の認証アルゴリズム（MD5／SHA1）を設定します。
msh>printnic snmp v 3priv {des |aes}
NMPv3の認証アルゴリズム（DES／AES）を設定します。
msh>printnic snmp v 3priv mode {auto|on}
auto を設定すると、暗号化できるときに暗号化されます。
on を設定すると、平文通信はできず、暗号化ができるときだけ通信ができます。
暗号化ができるときとは、本機に暗号パスワードが設定されている状態を指します。
ダイレクトプリントポート双方向通信の設定
msh> diprint bidirect {on|off}
双方向通信を有効にするときはon、無効にするときはoffを指定します。
ホスト名の変更
msh>printnic hostname same_name {on|off}
本体側と同じホスト名を設定するときはon、異なるホスト名を設定するときはoffを指定します。
msh>printnic hostname name ホスト名
ホスト名を半角英数字63文字以下で指定します。
msh> hostname clear name
ホスト名を初期化します。
Diprint／lpr／ippのタイムアウト設定
msh> printnic print_timeout ［5～65535］
工場出荷時の設定値は60（秒）です。