印刷条件の設定項目
印刷条件のそれぞれの設定項目について説明します。
給紙トレイ
使用する給紙トレイを選択します。「システムデフォルト」に設定すると、現在の給紙トレイを選択します。
トレイ2/手差し
トレイ1
システムデフォルト
トレイ2
トレイ3
手差し
トレイ4
トレイ5
給紙トレイが「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーションに切り替わったとき、使用している機種の初期設定にある「給紙トレイ優先設定」で設定されている給紙トレイが選択されます。
使用している機種やオプションによって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
印刷方向
印刷方向(縦または横)と、印刷する用紙(単票または帳票)を設定します。
単票・縦
単票・横
帳票・縦
帳票・横
工場出荷時の設定:単票・縦
「縦」に設定すると、給紙方向に対して垂直に文字が印刷されます。

「横」に設定すると、給紙方向に対して平行に文字が印刷されます。

「帳票」に設定すると、複数ページのデータを1枚の用紙に印刷できます。ただし、機器で実際に使用できる用紙は単票だけです。
CR,LF,FF機能
CR(復帰)、LF(改行)、FF(改ページ)コードを受信したときの機器の動作を設定します。
CR,LF,FF
CR、LF、FFはコードのとおりに動作します。
CR+LF,LF,FF
CRにLFを付加します。LFとFFはコードのとおりに動作します。
CR,LF・FF+CR
CRはコードのとおりに動作します。LFとFFにCRを付加します。
CR+LF,LF・FF+CR
CRにLFを付加します。LFとFFにCRを付加します。
工場出荷時の設定:CR,LF・FF+CR
自動改行
データが用紙の幅を超えるときに、自動的に改行するかどうかを選択します。
する
印刷領域の幅で自動的に改行されます。
しない
印刷領域から超えたデータは、右端に重なって印刷されます。
工場出荷時の設定:しない
「する」のときの仕上がり

「しない」のときの仕上がり
「JKL」が重ねて印刷されます。

「ページ幅」での設定値と用紙サイズによって印刷結果が異なることがあります。
行ピッチ
1インチ(約25.4mm)あたりに印刷する行数(LPI=Line Per Inch)を選択します。
アプリケーションで行ピッチの設定ができるときは、アプリケーションの設定が優先されます。
6LPI
1インチあたり6行印刷されます。
3LPI
1インチあたり3行印刷されます。
8LPI
1インチあたり8行印刷されます。
フォントサイズ
そのとき選択されているフォントの文字の高さで行ピッチが決まります。
工場出荷時の設定:6LPI
文字ピッチ
1インチ(約25.4mm)あたりに印刷するANKフォント(英数カナ文字)の文字数(CPI=Character Per Inch)を選択します。
アプリケーションで文字ピッチの設定ができるときは、アプリケーションの設定が優先されます。
10CPI
1インチあたり10文字印刷されます。
12CPI
1インチあたり12文字印刷されます。
15CPI
1インチあたり15文字印刷されます。
フォントサイズ
そのとき選択されているフォントの文字幅によって文字ピッチが決まります。
工場出荷時の設定:10CPI
ANKフォント
ANKフォントを設定します。
クーリエ10
プレステージエリート12
レターゴシック15
ボールドフェイスPS
ラインプリンタ
明朝半角
工場出荷時の設定:クーリエ10
「明朝半角」は、全角文字の中の半角文字を使ってANK文字(アルファベット、数字、カナ)を印刷します。書体は、「明朝」と同じです。
国別指定
ANKフォントの一部は、国によって異なります。どの国のフォントにするかを選択します。
アメリカ
イギリス
ドイツ1
ドイツ2
フランス
スウェーデン
フィンランド
スイス
日本1
日本2
日本3
工場出荷時の設定:日本1
ANKフォントで「明朝半角」を設定すると「日本1」固定となります。
キャンセルコード
キャンセルコード(CAN 18h)を受信したときの動作を選択します。
CR
印刷条件の「CR,LF,FF機能」で設定した動作になります。
クリア
データがクリアされ、印刷位置がホームポジションに戻ります。
工場出荷時の設定:CR
印刷領域
用紙上の印刷領域を選択します。
標準
印刷領域の上下左右に約5mmずつの余白ができます。
最大
用紙の端までが印刷領域です。上下左右5mmの領域は正常に印刷できないことがあります。
センタリング
用紙の中央に印刷領域を配置します。
工場出荷時の設定:標準
リミットレス給紙
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷するかどうかを設定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
しない
トレイの切り替えはしません。用紙を補給してください。
する
自動的にトレイを切り替えます。
工場出荷時の設定:する
スペーシングユニット
仮想の1ドットの大きさを1インチ(約25.4mm)あたりのドット数で設定します。
「H」が横方向のドットのピッチを、「V」が縦方向のドットのピッチを表します。
H=1/120,V=1/48
横方向が1/120インチ、縦方向が1/48インチです。
H=1/180,V=1/120
H=1/160,V=1/120
H=1/160,V=1/160
H=1/240,V=1/120
H=1/240,V=1/240
H=1/400,V=1/400
H=1/600,V=1/600
H=1/1200,V=1/1200
工場出荷時の設定:H=1/120,V=1/48
実際の印刷では、「エンジン解像度」の設定値に合った値に換算されて印刷されます。
使用している機種によって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
漢字コード
漢字コード「新JIS」「旧JIS」「JIS X0213」と「JISコード」「シフトJISコード」の組み合わせを設定します。
新JIS/JIS
旧JIS/JIS
新JIS/シフトJIS
旧JIS/シフトJIS
JIS X0213/JIS
JIS X0213/シフトJIS
工場出荷時の設定:新JIS/JIS
左余白
用紙の左余白を0~50mmの範囲で設定できます(1mm単位)。
工場出荷時の設定は、0mmです。左余白は、印刷条件の「印刷領域」で設定した印刷領域の内側に設定されます。
「印刷領域」が「標準」のとき

「印刷領域」が「最大」のとき

実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
上余白
用紙の上余白を0~50mmの範囲で設定できます(1mm単位)。
工場出荷時の設定は、0mmです。上余白は、印刷条件の「印刷領域」で設定した印刷領域の内側に設定されます。
「印刷領域」が「標準」のとき

「印刷領域」が「最大」のとき

実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
変倍率
変倍率を設定して、拡大または縮小して印刷できます。
100%(等倍)
88%(11×14→B4)
80%(B4→A4)
75%(B4→A4)
70%(11×14→A4)
67%(A3→A4)
115%(B4→A3)
122%(A4→B4)
141%(A4→A3)
200%(A5→A3)
50%(A3→A5)
工場出荷時の設定:100%(等倍)
変倍率の設定により文字ピッチと行ピッチが変更され、文字そのものは変倍率に応じて適切なサイズが選択されます。イメージデータは変倍率に応じて縮小、拡大されます。そのため、イメージデータと文字データが混在するときは、変倍するとイメージが多少ずれることがあります。変倍時に使用されるフォントは、エンジン解像度、フォントサイズ、変倍率によって異なります。
アプリケーションで変倍を指定できるとき、この設定が無効になったり、変倍率の設定により拡大、縮小されたりすることがあります。アプリケーションで変倍を指定したときは、機器は等倍で印刷して印刷結果を確認してください。
半角ピッチ
全角文字に対する半角文字のピッチを設定します。
1/2
全角1文字分が半角2文字分になります。
2/3
全角2文字分が半角3文字分になります。
工場出荷時の設定:1/2
全角文字のピッチには影響しません。
ページ長
ページの長さを設定します。ページ長は、実際の用紙の1ページの長さではなく、用紙の印刷可能領域に印刷するデータの長さです。設定したページ長まで印刷されると、排紙されます。
11インチ
連続用紙(帳票)に印刷するときと同じ形式で印刷できます。
最大長
印刷可能領域とページ長が同じになります。
工場出荷時の設定:11インチ

「11インチ」の設定は、次の用紙サイズ、印刷方向、変倍率のときだけに有効です。この条件に合わないときは、「最大長」に設定したときと同じ動作をします。
用紙サイズ | 印刷方向 | 変倍率 |
---|---|---|
A3 | ヨコ | 100% |
A4 | タテ | 100% |
B4 | ヨコ | 88% |
B5 | タテ | 88% |
A4 | ヨコ | 70% |
A5 | タテ | 70% |
イメージ濃度
イメージデータの印刷濃度を設定します。
「中間」に設定すると、イメージデータの横方向が濃いめに、縦方向が薄めに印刷されます。
うすく
中間
こく
工場出荷時の設定:うすく
簡易グラフィックスの1ドットラインは、「こく」「中間」に設定すると太めに印刷されます。
漢字フォント
漢字フォントの書体と大きさを設定します。アプリケーションによっては、漢字フォントの設定は無効です。
漢字の書体だけ選択できます。
明朝
ゴシック
工場出荷時の設定:明朝
ANKサイズ
ANKフォントの縦方向のサイズを600~2100センチポイントの範囲で設定できます(10センチポイント単位)。1センチポイントは1/7200インチです。
工場出荷時は1200センチポイントです。
漢字サイズ
漢字フォントの縦方向のサイズを600~1800センチポイントの範囲で設定できます(10センチポイント単位)。1センチポイントは1/7200インチです。
工場出荷時は960センチポイントです。
グラフィックスユニット
イメージ印刷のドットの単位、および簡易グラフィックスの単位を設定します。たとえば、「1/240インチ」に設定すると、簡易グラフィックスの1ドットは1/240インチ(1インチ=約25.4mm)です。
1/400インチ
1/240インチ
1/600インチ
1/1200インチ
工場出荷時の設定:1/240インチ
使用している機種によって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
文字ストリング
文字ストリングコマンドを受信したあとに受信する文字コードを16進コードとして解釈するかどうかを設定します。16進コードを送信できないときに有効な手段です。
する
文字形式の制御コマンドが有効になります。
しない
通常の文字列として扱われます。
工場出荷時の設定:しない
外字文字数
機器に登録できる外字フォントの文字数を設定します。外字は、外字フォントの登録コマンドで登録できます。
256文字
512文字
768文字
1,034文字
工場出荷時の設定:256文字
印字モード
印字モードでは、スムージング機能を使用するかどうか、また、トナーをセーブして印刷するかどうかの設定をします。
スムージングを有効にすると、文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷できます。
トナーセーブモード2
トナーセーブモード1よりさらにトナーを節約して印刷します。薄めに印刷されます。
スムージングオン
スムージングを有効にして印刷します。
トナーセーブモード1
トナーを節約して印刷します。やや薄めに印刷されます。
スムージングオフ
スムージングを無効にして印刷します。写真やハーフトーンのデータを印刷するときは、このモードを選択してください。
工場出荷時の設定:スムージングオン
使用している機種によって、指定できる機種とできない機種があります。 本機の印刷設定 を参照してください。
両面とじ方向
両面印刷時のとじ代の位置を選択します。「上とじ」は「上余白」、「左とじ」と「右とじ」は「左余白」で設定した値が、とじ代の幅です。
上とじ
左とじ
右とじ
工場出荷時の設定:左とじ
エンジン解像度
解像度を設定します。
400 dpi
600 dpi
1200 dpi
使用している機種によって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
両面印刷
両面印刷するかどうかを設定します。
しない
する
工場出荷時の設定:しない