印刷条件の設定項目
印刷開始位置
用紙の上端何mmの位置から印刷を開始するかを設定します。
8.5mm
用紙の上端8.5mmの位置から印刷領域です。
22mm
用紙の上端22mmの位置から印刷領域です。
工場出荷時の設定:8.5mm
用紙の左右と下の印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」で設定します。
「印刷領域」を「最大」に設定しているときは、「印刷開始位置」の設定は無効です。
印刷方向
印刷方向を設定します。
アプリケーションで印刷方向の設定ができる場合は、アプリケーションの設定が優先されます。
印刷方向とは、用紙のセット方向ではなく、給紙方向に対して文字が並ぶ方向のことです。
縦
給紙方向に対して垂直に文字を印刷します。
横
給紙方向に対して平行に文字を印刷します。
工場出荷時の設定:縦
印刷領域
用紙の印刷領域を設定します。
標準
印刷領域の左右および下に約5mmずつの余白ができます。
最大
用紙の端までが印刷領域です。用紙の先端部分の領域については、正常に印刷されないことがあります。
工場出荷時の設定:標準
用紙上部の印刷領域は、印刷条件の「印刷開始位置」で設定します。
「印刷領域」を「最大」に設定していると「印刷開始位置」の設定は無効です。
左余白
用紙の左余白を0~50mmの範囲で、1mm単位で設定できます。
工場出荷時の設定は、0mmです。左余白は、印刷条件の「印刷領域」と「印刷開始位置」で設定した印刷領域の内側に設定されます。
「印刷領域」が「標準」のとき

「印刷領域」が「最大」のとき

実際の印刷では多少の誤差が出ることがあります。
上余白
用紙の上余白を-5~50mmの範囲で、1mm単位で設定できます。
工場出荷時の設定は、0mmです。上余白は、印刷条件の「印刷開始位置」で設定した位置を基準に設定されます。そのため、マイナスの値を設定したときは、「印刷開始位置」で設定した位置よりも上から印刷が開始されます。ただし、「印刷領域」を「最大」に設定しているときは、マイナスの値は無効となり、0mmとして処理されます。
「印刷領域」が「標準」のとき

「印刷領域」が「最大」のとき

実際の印刷では多少の誤差が出ることがあります。
ページ長
ページの長さを設定します。
ページ長とは、実際の用紙1ページの長さではなく、用紙の印刷可能領域に印刷するデータの長さのことです。設定されたページ長を超えると排紙されます。
11 インチ(1インチ=約25.4mm)
連続用紙(帳票)に印刷するときと同じ形式で印刷できます。
最大長
ページ長と印刷領域が同じになります。
工場出荷時の設定:最大長

「11インチ」の設定が有効なのは、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「変倍率」で設定した変倍率が以下のときだけです。以下の表以外のときは「最大長」に設定したときと同じ動作をします。
用紙サイズ | 印刷方向 | 変倍率 |
---|---|---|
A3 | 横 | 100% |
A4 | 縦 | 100% |
B4 | 横 | 88% 86% |
B5 | 縦 | 88% 86% |
A4 | 横 | 70% 67% |
A5 | 縦 | 70% 67% |
ページ幅
ページの幅を設定します。
用紙幅
実際の用紙の幅が印刷領域です。
13.6インチ
水平方向13.6 インチ(1インチ=約25.4mm)の幅が印刷領域です。
工場出荷時の設定:用紙幅
変倍率
変倍率を設定して、拡大または縮小して印刷ができます。
100%(等倍)
88%(11×14→B4)
80%(B4→A4)
75%(B4→A4)
70%(11×14→A4)
67%(A3→A4)
115%(B4→A3)
86%(11×14→B4)
67%(11×14→A4)
工場出荷時の設定:100%(等倍)
変倍率の設定により文字ピッチと行ピッチが変更され、文字そのものは変倍率に応じて適当なサイズが選ばれます。イメージデータは変倍率に応じて縮小、拡大されます。したがって、イメージデータと文字データが混在するときは、変倍するとイメージが多少ずれることがあります。変倍時に使用されるフォントは、エンジン解像度、フォントサイズ、変倍率によって変わります。
イメージ濃度
イメージデータの印刷濃度を設定します。
「中間」に設定すると、イメージデータの横方向を濃いめに、縦方向を薄めに印刷します。
こく
中間
うすく
工場出荷時の設定:こく
フォントの濃度は変わりません。
ANKフォント
ANKフォントの書体を設定します。
フォントサイズは、変倍率が100%のときのサイズで指定します。
レタークオリティ10
レタークオリティ12
レタークオリティ15
クーリエ10
プレステージエリート12
レターゴシック15
ボールドフェイスPS
工場出荷時の設定:レタークオリティ10
「ボールドフェイスPS」を選択するとプロポーショナルモードになるため、1バイトコード文字のカタカナ(半角カナ)は印刷できなくなります。また、「レタークオリティ15」、「レターゴシック15」を選択したときも、1バイトコード文字のカタカナは印刷できません。
漢字フォント
漢字フォントの書体と大きさを設定します。
フォントのサイズは、変倍率が100%のときのサイズで指定します。
アプリケーションで漢字フォントの設定ができるときは、アプリケーションの設定が優先されます。
明朝7.2P
明朝9.6P
明朝12P
ゴシック7.2P
ゴシック9.6P
ゴシック12P
工場出荷時の設定:明朝9.6P
漢字コード
漢字コードが新JISか旧JISかを設定します。
新JIS
1997年度版を使用します。
旧JIS
1978年度版を使用します。
工場出荷時の設定:新JIS
ゼロスラッシュ
「0」にスラッシュ(/)をつけるかどうかを選択します。
「あり」に設定すると、「」と印刷されます。
なし
あり
工場出荷時の設定:なし
この設定はANKフォントにだけ有効です。
国別指定
ANKフォントの一部は国によって異なります。ANKフォントのうち、国ごとに異なる部分の書体を設定します。
アメリカ
フランス
ドイツ
イギリス
デンマーク1
スウェーデン
イタリア
スペイン1
日本
ノルウェー
デンマーク2
スペイン2
ラテンアメリカ
工場出荷時の設定:日本
文字コード
英数カナ文字のコード表を指定します。
カタカナ
日本語ソフトウェアを使用するときに設定します。
グラフィックス
海外ソフトウェアでESC/P対応のものを使用するときに設定します。
工場出荷時の設定:カタカナ
行ピッチ
1インチ(約25.4mm)あたりに印刷する行数(LPI=Line Per Inch)を設定します。
アプリケーションで行ピッチの設定ができるときは、アプリケーションの設定が優先されます。
6LPI
1インチあたり6行印刷されます。
3LPI
1インチあたり3行印刷されます。
8LPI
1インチあたり8行印刷されます。
フォントサイズ
そのとき選択されているフォントの文字の高さで行ピッチが決まります。
工場出荷時の設定:6LPI
文字ピッチ
1インチ(約25.4mm)あたりに印刷するANKフォント(アルファベット、数字、カナ)の文字数(CPI=Character Per Inch)を設定します。
アプリケーションで文字幅の設定ができるときは、アプリケーションの設定が優先されます。
10CPI
1インチあたり10文字印刷されます。
12CPI
1インチあたり12文字印刷されます。
15CPI
1インチあたり15文字印刷されます。
フォントサイズ
そのとき選択されているフォントの文字幅によって文字ピッチが決まります。
工場出荷時の設定:フォントサイズ
CR機能
CR(復帰)コードを受け取ったときのプリンターの動作を設定します。
CR=CR+LF
復帰後、改行します。
CR=CR
復帰します。
工場出荷時の設定:CR=CR
給紙トレイ
使用する給紙トレイを選択します。「システムデフォルト」に設定すると、現在の給紙トレイを選択します。
トレイ2/手差し
トレイ1
システムデフォルト
トレイ2
トレイ3
手差し
トレイ4
トレイ5
工場出荷時の設定:システムデフォルト
給紙トレイが「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーションに切り替わったとき、使用している機種の初期設定にある「給紙トレイ優先設定」で設定されている給紙トレイが選択されます。
使用している機種やオプションによって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
リミットレス給紙
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷するかどうかを設定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
しない
トレイの切り替えはしません。用紙を補給してください。
する
プリンターが自動的にトレイを切り替えます。
工場出荷時の設定:する
インプットプライム
セントロニクスで通信するとき、インプットプライム信号をリセットとして処理するか、無視するかを設定します。
有効
信号をリセットとして処理します。
無効
信号を無視します。
工場出荷時の設定:無効
文字ストリング
文字の形式で受け取ったプリンター制御コマンドを、コマンドとして処理するか文字として処理するかを設定します。
設定1
1バイトコードでの文字形式制御コマンドとして処理します。
設定2
2バイトコードでの文字形式制御コマンドとして処理します。
しない
文字として処理します。
工場出荷時の設定:しない
スペーシングユニット
仮想の1ドットの大きさを1インチ(約25.4mm)あたりのドット数で設定します。
エミュレーションしているプリンターのドットの大きさに合わせます。
「H」が横方向のドットのピッチを、「V」が縦方向のドットのピッチを表します。
H=1/240,V=1/240
横方向が1/240インチ、縦方向が1/240インチです。
H=1/400,V=1/400
横方向が1/400インチ、縦方向が1/400インチです。
H=1/600,V=1/600
横方向が1/600インチ、縦方向が1/600インチです。
工場出荷時の設定:H=1/240,V=1/240
実際の印刷では、1インチあたりのエンジン解像度の設定値に合わせたドット数に換算されます。
グラフィックスユニット
簡易グラフィックスの最小指定単位です。
1/400インチ
1ドットを1/400 インチ(1インチ=約25.4mm)として扱います。
1/240インチ
1ドットを1/240 インチとして扱います。
1/600インチ
1ドットを1/600 インチとして扱います。
工場出荷時の設定:1/240インチ
印字モード
印字モードでは、スムージング機能を使用するかどうか、また、トナーをセーブして印刷するかどうかの設定をします。
スムージングを有効にすると、文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷できます。
トナーセーブモード2
トナーセーブモード1よりさらにトナーを節約して印刷します。薄めに印刷されます。
スムージングオン
スムージングを有効にして印刷します。
トナーセーブモード1
トナーを節約して印刷します。やや薄めに印刷されます。
スムージングオフ
スムージングを無効にして印刷します。写真やハーフトーンのデータを印刷するときは、このモードを選択してください。
工場出荷時の設定:スムージングオン
使用している機種によって、指定できる機種とできない機種があります。 本機の印刷設定 を参照してください。
両面とじ方向
両面印刷のときに、とじる位置を指定します。指定した位置に余白を設定できます。
上とじ
上余白で設定した余白分が、指定した位置に加わります。
左とじ
左余白で設定した余白分が、指定した位置に加わります。
右とじ
左余白で設定した余白分が、指定した位置に加わります。
工場出荷時の設定:左とじ

裏面には、指定したとじ方向の反対側に余白が加わります。これを考慮して、印刷データを作成してください。
エンジン解像度
プリンター内部での1ドットの実際の解像度を設定します。
400dpi
600dpi
使用している機種によって設定値が異なります。使用している機種に対応している設定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
両面印刷
両面印刷するかどうかを設定します。
しない
する
工場出荷時の設定:しない