印刷オプションの指定項目
使用している機種や装着しているオプションによって、指定値が異なります。また、指定できないことがあります。指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
使用している機種や装着されているオプションによって、以下の印刷オプションは指定できないことがあります。また、指定できるときでも指定値が異なる場合があります。
tray、paper、bin、200dpi、300dpi、400dpi、600dpi、autopaper、staple、punch、fold、outbin、emlfold、emlstaple、emlpunch、emlpunchhole、punchhole
使用している機種の印刷オプションや指定値については、 本機の印刷設定 を参照してください。
filetype
印刷に使用するエミュレーションを指定します。また、エミュレーションの代わりに登録されているプログラムも指定できます。
書式
filetype=エミュレーション名
filetype=プログラム番号
または
fil=エミュレーション名
fil=プログラム番号
指定値と動作
「エミュレーション名」は3文字の省略名です。RTIFFエミュレーションに切り替えるときは「RTF」を指定します。印刷条件はRTIFFエミュレーションの初期値が呼び出されます。
「プログラム番号」は、「P1」から「P16」のプログラム番号を指定します。RTIFFエミュレーションが登録されているプログラムを指定してください。印刷条件はプログラムに登録されている設定値が呼び出されます。
説明
この印刷オプションを指定しなかったときは、操作部で呼び出されているエミュレーションで印刷されます。RTIFFエミュレーションになっていないときは、正常に印刷されないことがあります。使用している機種の初期設定で[エミュレーション検知]を[する]に設定しているときは、正しいTIFFファイルを送信するとRTIFFモードに自動的に切り替わります。
tray
印刷に使用する給紙トレイを指定します。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
tray=給紙トレイ番号
指定値と動作
給紙トレイ番号を指定します。指定した給紙トレイ番号によって給紙トレイが選択されます。
説明
ここで指定した給紙トレイに、機器で給紙できない用紙や、RTIFFエミュレーションに対応していない用紙サイズ、紙種の用紙がセットされているとき、この印刷オプションの指定が無効になり、操作部に表示されているトレイから給紙されます。
この印刷オプションを指定したとき、機器の操作部で設定した印刷条件の「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」は無効です。
印刷オプションのpaperまたはautopaperのどちらかを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで回転ソート、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。
paper
指定した用紙のサイズと向きおよび紙種の条件に合った給紙トレイを指定します。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
paper=用紙
paper=用紙/紙種1/紙種2/.../紙種n
指定値は「/」で区切ってください。
指定値と動作
給紙トレイを、用紙サイズと向き(「用紙」)および用紙の種類(「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」)で指定します。
説明
指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定したとき、用紙サイズと向きの条件が一致し、さらに紙種が一致する給紙トレイから給紙されます。紙種を指定していないときは、「普通紙」、「再生紙」のどちらかの用紙がセットされているトレイから給紙されます。
以下のいずれかに該当するトレイだけ選択できます。
自動用紙選択の対象に設定されているトレイ
「普通紙」または「再生紙」が設定されているトレイ
プリンター機能で使用できる用紙サイズが設定されているトレイ(複合機のみ)
表紙トレイ、合紙トレイ、仕切り紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミングを「常時表示」に設定していないトレイ(複合機のみ)
両面印刷ができる設定になっているトレイ(両面印刷時のみ)
この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向きおよび紙種のすべての条件を満たす給紙トレイがセットされていないときは、操作部に表示されているトレイから給紙されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションのtray、機器の操作部で設定した印刷条件の「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「自動用紙選択」、「用紙超過率」は無効です。
印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。
bin
印刷した用紙が排出されるトレイを指定します。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
bin=排紙トレイ番号
指定値と動作
排紙トレイ番号を指定します。指定した排紙トレイ番号によって排紙トレイが選択されます。
説明
この印刷オプションは、pjl=onを指定していないとき、またはoutbinでmanualを指定したときに有効です。
この印刷オプションを指定しないとき、排紙先は使用している機種の初期設定にある[排紙先:プリンター]で設定した排紙トレイです。使用している機種によっては設定項目名が異なることがあります。また、設定項目がない場合があります。 本機の印刷設定 を参照してください。
給紙する用紙サイズが大きいなど、この印刷オプションで指定した排紙トレイに排紙できないときは、別の排紙トレイに排紙されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
autotray, noautotray
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷するかどうかを指定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
書式
autotray
noautotray
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
autotray | 給紙トレイが自動的に切り替えられます。 |
noautotray | 給紙トレイは自動的に切り替えられません。 |
説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「リミットレス給紙」は無効です。
portrait, landscape
画像が印刷される向きを指定します。
書式
portrait
landscape
指定値と動作
portraitのときの仕上がり

landscapeのときの仕上がり

説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷方向」は無効です。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、これらの印刷オプションは無効です。
印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、これらの印刷オプションは無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
singleside, bothside, flip
両面印刷するかどうかを指定します。
書式
singleside
bothside
flip
bothsideのときの仕上がり

flipのときの仕上がり

指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
singleside | 片面に印刷されます。 |
bothside | 両面横とじに印刷されます。 |
flip | 両面上とじに印刷されます。 |
説明
bothsideを指定すると、表と裏とで画像の上下が一致する方向に印刷されます。
flipを指定すると、表と裏で画像の上下が反対になる方向に印刷されます。
両面印刷を指定しても、裏面のデータがないときは印刷されません。ただし、以下のときは表面のデータだけが印刷されます。
RTIFFエミュレーションが終了したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレルインターフェースで接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
印刷オプション指定コマンドを受信したとき
サマリー印刷指定コマンドを受信したとき
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「両面印刷」は無効です。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
両面印刷を指定しても片面で印刷されたとき、以下のことを確認してください。
両面印刷できない紙種のトレイを選択している
両面印刷できない用紙サイズのトレイを選択している
両面印刷できない給紙トレイや排紙トレイを選択している
ページメモリーが不足している
表面と裏面で用紙サイズが異なる
たとえば、1ページ目がA3、2ページ目以降がA4のとき、1ページ目は片面印刷、2ページ目以降は両面印刷になります。
200dpi、300dpi、400dpi、600dpi
印刷に使用する解像度を指定します。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
200dpi
300dpi
400dpi
600dpi
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
200dpi | 200dpiで印刷されます。 |
300dpi | 300dpiで印刷されます。 |
400dpi | 400dpiで印刷されます。 |
600dpi | 600dpiで印刷されます。 |
説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「エンジン解像度」は無効です。
解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
copies
印刷する部数を指定します。指定した部数で各ページが複写印刷されます。
書式
copies=印刷部数
指定値と動作
「印刷部数」は、1~999の範囲の整数で指定します。
説明
この印刷オプションを指定したとき、機器の操作部で設定した「印刷部数」は無効です。
mag
画像を拡大または縮小して印刷する変倍率を指定します。拡大または縮小しても、画像の縦横比は保持されます。
書式
mag=変倍率
mag=用紙1.用紙2
指定値は、「.」で区切ってください。
指定値と動作
「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。
「用紙1」および「用紙2」の2つのサイズを指定します。「用紙1」のサイズが「用紙2」のサイズになるような変倍率で印刷されます。指定値とその用紙サイズは、以下のとおりです。
指定値
用紙サイズ
a3
A3
a4
A4
a5
A5
a6
A6
b4
B4
b5
B5
b6
B6
pc
ハガキ
lt
レター
hl
ハーフレター
dl
ダブルレター
lg
リーガル
説明
印刷オプションのxmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「変倍率」は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
leftspace
左側の余白を指定します。
書式
leftspace=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
leftspace=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの設定値は右余白の値です。
この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「左余白」の設定値を加えた値です。
rightspace
右側の余白を指定します。
書式
rightspace=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
rightspace=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの設定値は左余白の値です。
この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「右余白」の設定値を加えた値です。
中央配置が有効になっている状態でrightspaceを指定すると、指定した寸法を用紙幅から除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像によっては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことがあります。
topspace
上側の余白を指定します。
書式
topspace=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
topspace=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの指定値は下余白の値です。
この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「上余白」の設定値を加えた値です。
bottomspace
下側の余白を指定します。
書式
bottomspace=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法を-30~30cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
bottomspace=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この印刷オプションの指定値は上余白の値です。
この印刷オプションを指定したとき、余白は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「下余白」の設定値を加えた値です。
xoffset
印刷位置の横方向の移動量を指定します。
書式
xoffset=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると左に、プラスの値を指定すると右に移動します。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
xoffset=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
説明
この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Xオフセット」の設定値を加えた値です。
印刷オプションでxmargin、center、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「Xマージン」、「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって横方向に移動します。
yoffset
印刷位置の縦方向の移動量を指定します。
書式
yoffset=寸法

指定値と動作
「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると上に、プラスの値を指定すると下に移動します。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
yoffset=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
説明
この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Yオフセット」の設定値を加えた値です。
印刷オプションでymargin、center、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「Yマージン」、「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって縦方向に移動します。
xmargin
両面横とじ印刷のとき、印刷位置の横方向の移動量を指定します。
書式
xmargin=寸法

本来の印刷位置
実際の印刷位置
指定値と動作
「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると表面は左に裏面は右に、プラスの値を指定すると表面は右に裏面は左に移動します。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
xmargin=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像方向」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Xマージン」の設定値を加えた値です。
印刷オプションでxoffset、center、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「Xオフセット」、「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって横方向に移動します。
印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するとき、印刷オプションのleftspaceやrightspaceで指定してください。
ymargin
両面上とじ印刷のとき、印刷位置の縦方向の移動量を指定します。
書式
ymargin=寸法

本来の印刷位置
実際の印刷位置
指定値と動作
「寸法」は、印刷位置の移動量を-100~100cmの範囲の単位付きの整数または小数で指定します。マイナスの値を指定すると表面は上に裏面は下に、プラスの値を指定すると表面は下に裏面は上に移動します。
上記の寸法内であれば、mmやinch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、25mmを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
ymargin=25mm
単位を省略すると、cmで指定したことになります。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
この印刷オプションを指定したとき、移動量は、この印刷オプションの指定値と印刷条件の「Yマージン」の設定値を加えた値です。
印刷オプションでyoffset、center、nocenterのどれかが指定されているとき、または印刷条件で「Yオフセット」、「中央配置」が設定されているとき、その指定値とこの印刷オプションの指定値にしたがって縦方向に移動します。
印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するとき、印刷オプションのtopspaceやbottomspaceで指定してください。
multicols
複数の画像を1枚の用紙に印刷するように指定します。横方向に並べる画像数(列数)を指定します。
書式
multicols=画像数

指定値と動作
「画像数」は、列数を1~10の範囲の整数で指定します。
説明
縦方向に並べる画像数(行数)は、印刷オプションのmultirowsまたは印刷条件の「マルチロー」で指定します。
複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチカラム」は無効です。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。
印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。
multirows
複数の画像を1枚の用紙に印刷するように指定します。縦方向に並べる画像数(行数)を指定します。
書式
multirows=画像数

指定値と動作
「画像数」は、行数を1~10の範囲の整数で指定します。
説明
横方向に並べる画像数(列数)は、印刷オプションのmulticolsまたは印刷条件の「マルチカラム」で指定します。
複数画像の印刷を指定したとき、設定した画像数に満たなくても以下の場合は印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「マルチロー」は無効です。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しない場合は、この印刷オプションは無効です。
印刷オプションのautopaperを同時に指定したとき、この印刷オプションは無効です。
xmag
横方向の変倍率を指定します。画像が横方向に拡大、縮小して印刷されます。
書式
xmag=変倍率
指定値と動作
「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。
説明
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「横変倍率」は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
ymag
縦方向の変倍率を指定します。画像が縦方向に拡大、縮小して印刷されます。
書式
ymag=変倍率
指定値と動作
「変倍率」は、0.002~500の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると拡大、小さい値を指定すると縮小されます。
説明
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縦変倍率」は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
negative, positive
画像の白黒を反転して印刷するかどうかを指定します。
書式
negative
positive
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
negative | 白黒反転して印刷されます。 |
positive | 通常に印刷されます。 |
説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「白黒反転」は無効です。
対象機種:
印刷条件の「カラー/白黒選択」を「カラー」に指定したとき、または印刷オプションのcolormodeを指定したときは、これらの印刷オプションは無効です。
brightness
多値画像(グレースケール)の明るさを指定します。
書式
brightness=明るさ
指定値と動作
「明るさ」は、0.01~999の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)、小さい値を指定すると全体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。
説明
「0.01」を指定すると、画像が黒1色になります。
「999」を指定すると、画像が白1色になります。
2値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「明るさ」は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。
contrast
多値画像(グレースケール)のコントラストを指定します。
書式
contrast=コントラスト
指定値と動作
「コントラスト」は、0.01~999の範囲の整数または小数で指定します。「1.0」よりも大きい値を指定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を指定すると明暗の差が小さく印刷されます。
説明
「0.01」を指定すると、グレー1色になります。
「999」を指定すると、白と黒だけになります。
2値画像(黒と白だけ)のとき、この印刷オプションの指定は無効です。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「コントラスト」は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷オプションの指定が無効となることがあります。
center, nocenter
印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを指定します。
書式
center
nocenter
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
center | 画像が中央に配置されて印刷されます。 |
nocenter | 印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)になるように印刷されます。 |
説明
centerを指定しているときでも、印刷オプションのxoffset、yoffset、xmargin、ymarginを指定するか、印刷条件の「Xオフセット」、「Yオフセット」、「Xマージン」、「Yマージン」を設定すると、その指定値の分だけ中央から移動して印刷されます。
印刷領域は、各余白、印刷オプションのmulticols、multirows、印刷条件の「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「中央配置」は無効です。
fit, nofit
受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどうかを指定します。このとき、画像の縦横比は保持されます。
書式
fit
nofit
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
fit | 印刷領域に合わせて、拡大、縮小されて印刷されます。 |
nofit | 等倍で印刷されます。 |
説明
fitを指定しているときでも、印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffitを指定するか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した印刷領域に合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷領域は、各余白、印刷オプションのmulticols、multirows、印刷条件の「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値にしたがって印刷される領域です。
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」は無効です。
印刷オプションのautoreduce、または印刷条件の「自動縮小」を「縮小しない」以外に設定したとき、印刷オプションのfitは無効です。
tifffit, notifffit
受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するように指定します。
書式
tifffit
notifffit
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
tifffit | 実物大の大きさで印刷されます。 |
notifffit | 実物大の大きさで印刷されません。等倍の大きさで印刷されます。 |
説明
拡大、縮小の倍率は、TIFFデータのタグに記述されている横および縦方向の解像度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度が200dpi、縦方向の解像度が400dpiのタグを持つTIFFデータを600dpiのエンジン解像度で印刷したとき、横方向は3.0倍(600/200)、縦方向は1.5倍(600/400)で印刷されます。
マルチページのTIFFデータのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小されます。
tifffitを指定しているときでも、印刷オプションのmag、xmag、ymag、fit、nofit、autoreduceを指定するか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「自動縮小」を設定すると、その変倍率とこの印刷オプションで指定した画像を実物大にする変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
解像度情報のタグがないTIFFデータやページを印刷するとき、この印刷オプションの指定は無効です。
これらの印刷オプションを指定したとき、プリンター本体で設定した印刷条件の「実サイズ変倍」は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
autopaper
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイが自動的に選択され、画像の向きも適切な方向で印刷されるように指定します。用紙のサイズと向きや紙種を指定しておくと、指定した内容と一致する給紙トレイが自動的に選択されます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
autopaper
autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n
autopaper=紙種1/紙種2/.../紙種n
autopaper=超過率
autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n/紙種1/紙種2/.../紙種n/超過率
指定値は、「/」で区切ってください。
指定値と動作
選択の対象にする給紙トレイを、用紙サイズと向き(「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」)、および用紙の種類(「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」)で指定します。指定値を指定しないときは、すべての給紙トレイが選択の対象です。ただし、選択の対象にならないトレイもあります。
「超過率」は、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を%付きの整数で指定します(%は省略できます)。
「超過率」を「10%」と指定すると、用紙が10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで印刷できるものとして給紙トレイが選択されます。「-10%」と指定すると、用紙が10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙トレイが選択されます。指定値を指定しないときは、印刷条件の「用紙超過率」の値をもとに給紙トレイが選択されます。
説明
印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffsetのいずれかを指定しているか、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」、「左余白」、「右余白」、「上余白」、「下余白」、「Xオフセット」、「Yオフセット」のいずれかを設定しているときは、これらの指定や設定が反映された画像の大きさを基準に給紙トレイが選択されます。
以下のいずれかに該当するトレイだけ選択できます。
自動用紙選択の対象に設定されているトレイ
「普通紙」または「再生紙」が設定されているトレイ
プリンター機能で使用できる用紙サイズが設定されているトレイ(複合機のみ)
表紙トレイ、合紙トレイ、仕切り紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミングを「常時表示」に設定していないトレイ(複合機のみ)
両面印刷ができる設定になっているトレイ(両面印刷時のみ)
この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向き、紙種のすべての条件を満たす給紙トレイがセットされていないとき、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。
指定値「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」を指定したとき、用紙サイズと向きが一致する給紙トレイだけが、選択の対象です。指定値で指定された用紙に一致する給紙トレイがないときは、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。
指定値「用紙1」、「用紙2」、...、「用紙n」を指定しないとき、すべてのトレイが選択の対象です。
指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定したとき、紙種が一致する給紙トレイだけが、選択の対象です。指定値で指定された紙種に一致する給紙トレイがないときは、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。
指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定しないとき、「普通紙」、「再生紙」のどちらかの用紙がセットされているトレイだけが選択の対象です。
選択の対象となっている給紙トレイの最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、給紙トレイの中で最大の用紙サイズの給紙トレイが選択されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションのtray、paper、portrait、landscape、multicols、multirows、印刷条件の「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「マルチカラム」、「マルチロー」、「自動用紙選択」は無効です。
この印刷オプションで超過率を指定したとき、印刷条件の「用紙超過率」は無効です。
印刷オプションのステープル、パンチを指定しているとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
errorprint, noerrorprint
エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを指定します。
書式
errorprint
noerrorprint
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
errorprint | エラーメッセージが印刷されます。 |
noerrorprint | エラーメッセージが印刷されません。 |
説明
errorprintを指定すると、RTIFFエミュレーションに切り替えたあとに発生したエラー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについて、エラーメッセージが印刷されます。
errorprintを指定していても、RTIFFエミュレーションがリセットされたときは、エラーメッセージが印刷されません。
noerrorprintを指定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件リストを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「エラー印刷」は無効です。
エラーメッセージの内容については、エラーメッセージを参照してください。
smoothingon, smoothingoff, tonersavemode1, tonersavemode2
スムージング機能またはトナーセーブ機能を使用するかどうかを指定します。使用している機種によって指定できないことがあります。
スムージング機能とは、文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷する機能です。
スムージング機能を使用すると、プリンターの解像度を超えた高品質な印刷ができます。
トナーセーブ機能は、トナーを節約して印刷する機能です。
書式
smoothingon
smoothingoff
tonersavemode1
tonersavemode2
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
smoothingon | スムージング機能を使用して印刷されます。文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷されます。 |
smoothingoff | スムージング機能を使用しないで印刷されます。写真やハーフトーンのデータを印刷するときに選択します。 |
tonersavemode1 | トナーセーブ機能を使用して印刷されます。トナーを節約して、やや薄めに印刷されます。 |
tonersavemode2 | トナーセーブ機能を使用して印刷されます。tonersavemode1よりさらにトナーを節約して、薄めに印刷されます。 |
説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印字モード」は無効です。
解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
colormode, monomode(対象機種:
)
カラーで印刷するかモノクロで印刷するかを指定します。使用している機種によって指定できないことがあります。
書式
colormode
monomode
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
colormode | カラーで印刷されます。 |
monomode | モノクロで印刷されます。 |
説明
これらの印刷オプションが指定されたとき、印刷条件の「カラー/白黒選択」は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
maxarea, normalarea
用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを指定します。
書式
maxarea
normalarea
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
maxarea | ほぼ用紙の端までを印刷領域として印刷されます。 |
normalarea | 用紙の上下左右に約5mmずつ余白を設定し、その内側を印刷領域として印刷されます。 |
説明
印刷領域を指定しても、諸条件によって、実際の用紙上の印刷位置は想定どおりにならないことがあります。
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「印刷領域」は無効です。
diskbuffer, memorybuffer
機器でTIFFデータをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデータバッファ(デバイス)を指定します。
diskbufferを指定しているとき、入力データの処理中に機器の電源を切らないでください。入力データの処理中に機器の電源を切ると、ハードディスクが破損することがあります。
書式
diskbuffer
memorybuffer
指定値と動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
diskbuffer | データバッファにハードディスクが使用されます。 |
memorybuffer | データバッファにメモリーが使用されます。 |
説明
diskbufferを指定すると、データの格納順序の制約やデータサイズの制限のためエラーが発生して印刷できないTIFFファイルまたはCALSファイルが印刷できることがあります。
diskbufferを指定すると、入力データによっては指定しないときに比べて印刷に時間がかかることがあります。
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「データバッファ」は無効です。
TIFFデータの格納順序の制約やデータサイズの制限については、入力データの仕様を参照してください。
orientation
orientationの指定により、画素方向に画像の向きを変更できます。
書式
orientation=画像方向
指定値と動作
指定値 | 動作 |
---|---|
0 | 画像の向きと、画素方向が同一の画像データとして後処理をします。 |
90 | 画像の向きが、画素方向に対し90°回転している画像データとして後処理をします。 |
180 | 画像の向きが、画素方向に対し180°回転している画像データとして後処理をします。 |
270 | 画像の向きが、画素方向に対し270°回転している画像データとして後処理をします。 |
説明
これらの印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「画像の向き」の設定は無効です。
autoreduce
用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。画像サイズが指定した用紙サイズ以下のときは縮小しないで、等倍印刷をします。
書式
autoreduce=用紙サイズ
autoreduce=用紙サイズ/余白補正値
autoreduce=用紙サイズ/無効倍率
autoreduce=用紙サイズ/余白補正値/無効倍率
指定値と動作
指定値には、変倍・等倍を判定するための基準となる用紙サイズと用紙調整値を指定します。また、無効倍率を指定することで、指定した用紙サイズに縮小するか等倍とするかの基準を変更できます。
指定値 | 用紙サイズ |
---|---|
a0 | A0 |
a1 | A1 |
a2 | A2 |
a3 | A3 |
a4 | A4 |
a5 | A5 |
a6 | A6 |
b1 | B1 |
b2 | B2 |
b3 | B3 |
b4 | B4 |
b5 | B5 |
b6 | B6 |
pc | ハガキ |
ac | 17×22 |
lt | レター |
hl | ハーフレター |
dl | ダブルレター |
lg | リーガル |
12x18 | 12×18 |
36x48 | 36×48 |
34x44 | 34×44 |
30x42 | 30×42 |
24x36 | 24×36 |
22x34 | 22×34 |
21x30 | 21×30 |
18x24 | 18×24 |
9x12 | 9×12 |
foolscap | 81/2×13 |
81/2x12 | 81/2×12 |
余白補正値は、-30cm~30cmの範囲の単位つきの整数または小数を指定できます。実効値が上記範囲内であれば、cmのほかに、mm、inch(25.4mm)、pt(ポイント)、dot(ドット数)で数値も指定できます。単位を省略したときはcmで指定します。
無効倍率は、-99%~の範囲の単位つきの整数を指定できます。単位は省略できません。単位の指定がないときは余白補正値(単位cm)を指定したものとみなされます。範囲外の値が指定されたときはこの印刷オプションの指定は無効です。
指定値には、1個の用紙、1個の余白補正値、1個の無効倍率をスラッシュ(/) で区切って指定します。1個の用紙に複数の余白補正値と無効倍率を指定したときや、誤った指定値のときはこの印刷オプションの指定は無効です。
説明
用紙の指定がないときは、この印刷オプションの指定は無効です。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動変倍」を「する」、または印刷オプションのfitの設定は無効です。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「自動縮小」の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小」の設定にしたがいます。
余白補正値の指定により、画像を収める用紙サイズの大きさを調整します。
余白補正値を指定したとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小余白補正」項目の設定にしたがいます。
余白補正値の指定によっては、画像が拡大されることがあります。
余白補正値が用紙サイズ短辺より小さいとき、この印刷オプションの指定は無効です。
無効倍率を指定したとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定は無効です。指定しないとき、印刷条件の「自動縮小無効倍率」項目の設定にしたがいます。
画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」の設定値、または印刷オプションのtifffit、mag、xmag、ymagの指定値にしたがって拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。
余白補正値と用紙サイズについて

無効倍率と用紙サイズについて

「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズです。このサイズに収まらないときだけ画像を縮小します。
freesize
不定形サイズを指定できます。
書式
freesize=幅x高さ
freesize=幅x高さ/tt
指定値と動作
指定値 | 動作 |
---|---|
幅 | 用紙の横方向の長さをmm単位で指定します。 |
高さ | 用紙の縦方向の長さをmm単位で指定します。 |
/tt | 手差し不定形サイズを指定します。 |
説明
mmやcm、inch(約25.4mm)、pt(ポイント)、dotでも指定できます。たとえば、幅210mm、長さ520mmのサイズを指定するときの印刷オプションは以下のとおりです。
freesize=210x520mm
単位を省略すると、mmで指定したことになります。
不定形サイズの設定範囲はチェックしません。
範囲外の数値が指定されたとき、印刷できるサイズに一番近いサイズから給紙されます。
手差し不定形サイズを指定したときは、手差しの用紙サイズを不定形に変更します。
最大値を超えたときは、最大値の範囲内で印刷されます。
使用しているトレイに不定形サイズが設定されていないときは、不定形サイズの設定されているトレイを指定します。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定したとき、この印刷オプションの指定が無効となる場合があります。
magprocess, magprocessx, magprocessy, magprocessxy
ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消えてしまうことを回避できます。
書式
magprocess
magprocessx
magprocessy
magprocessxy
動作
印刷オプション名 | 動作 |
---|---|
magprocess | 単純間引きを考慮した変倍をします。 |
magprocessx | 画像の横方向に画像補正を考慮した変倍をします。 |
magprocessy | 画像の縦方向に画像補正を考慮した変倍をします。 |
magprocessxy | 画像の縦横方向に画像補正を考慮した変倍をします。 |
説明
画像補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、単純間引きの変倍と印刷結果が異なることがあります。
印刷オプション名によって画像補正を考慮した変倍を指定します。
等倍、拡大印刷時はこの印刷オプションの指定による効果はありません。
この印刷オプションは、画像系のTIFFデータには適しません。
この印刷オプションを指定したとき、印刷条件の「縮小変倍時細線補正」は無効です。
この印刷オプションは指定値をとらず、印刷オプション名によって補正を考慮した変倍を指定します。
imagedirection
用紙内の画像の向きを180度回転するように指定します。
書式
imagedirection=reverse
imagedirection=normal
指定値と動作
指定値 | 動作 |
---|---|
reverse | 用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されます。 |
normal | 通常の向きで印刷されます。 |
説明
emlimagedirectionと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
emlimagedirection
用紙内の画像の向きを180度回転するように指定します。
書式
emlimagedirection=reverse
emlimagedirection=normal
指定値と動作
指定値 | 動作 |
---|---|
reverse | 用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されます。 |
normal | 通常の向きで印刷されます。 |
emlusercode
ユーザーコードを指定します。
書式
emlusercode=ユーザーコード
説明
ユーザーコードには半角数字8桁を指定できます。
WindowsのFTPクライアントのとき、emlusercodeは指定できません。
ftpでユーザーコードを指定するときは、以下のように大文字で指定してください。
ftp> put filename EMLUSERCODE=12345
emlfold
emlfoldの指定により、印刷物を折ることができます。この印刷オプションは、使用している機種に紙折りユニットまたはZ折りユニットが装着されているときに有効です。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
emlfold=Z折り方向
指定値と動作
指定値には、Z折り位置(zright、zleft、zbottomなど)を指定します。
emlfoldは印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
紙折りユニットまたはZ折りユニットが装着されていないときは、この印刷オプションの指定は無効です。
この印刷オプションに対応する印刷条件項目はありません。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
emlstaple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(ステープルの機能)が装着されているときに指定できます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
emlstaple=ステープル位置
指定値と動作
指定値には、ステープル位置(lefttop、top2portなど)を指定します。
ステープル位置は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です
説明
フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、「emlstaple」の指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
emlpunch
印刷された用紙にパンチ穴をあけるための指定をします。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(パンチの機能)が装着されているときに指定できます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
emlpunch =パンチ位置
指定値と動作
指定値には、パンチ位置(lefttop、toplandなど)を指定します。
パンチ位置は印刷条件の「Z. 画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、「emlpunch」の指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
emlqty
電子ソートの指定をします。
書式
emlqty=ソート部数
指定値と動作
ソート部数は、1~999の範囲の整数で指定します。
説明
この印刷オプションで複数の部数を指定したとき、印刷オプションの「copies」の指定、機器の操作部からの指定、および入力データ内でのコマンドによる印刷部数の設定は無効です。
emlpunchhole
印刷された用紙にパンチ穴の数を指定します。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(パンチの機能)が装着されているときに指定できます。
書式
emlpunchhole=パンチ数
指定値と動作
指定値には、パンチ数(jp1、jp2、など)を指定します。
説明
「punch」または「emlpunch」を指定しないとき、「emlpunchhole」の指定は無効です。
フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないとき、「emlpunchhole」の指定は無効です
usercode
ユーザーコードを指定できます。
書式
usercode="ユーザーコード"
説明
ユーザーコードには半角数字8桁を指定できます。
ユーザーコードの前後に""の指定が必要です。
WindowsのFTPクライアントのとき、usercodeは指定できません。
emlusercodeと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
OSによってはダブルクォーテーションが送信されないため、バックスラッシュ"¥"(0x5c)などのエスケープ記号が必要となることがあります。たとえばftpのときは、次のような書式です。「USERCODE」は大文字で指定してください。
ftp> put filename USERCODE=¥"12345¥"
pjl
pjlを指定すると、staple、punch、fold、qty、outbinの指定を有効にできます。
書式
pjl=on
説明
staple、punch、fold、qty、outbinを使用するときは、必ずpjl=onと指定します。指定がないとき、これらの印刷オプションは無効です。
staple
印刷された用紙をステープルでとじるための指定をします。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(ステープルの機能)が装着されているときに指定できます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
staple=ステープル位置
指定値と動作
指定値には、ステープル位置(lefttop、top2portなど)を指定します。
stapleは印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
フィニッシャー(ステープルユニット)が装着されていないときは、「staple」の指定は無効です。
「ステープル」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「ステープル」の指定は無効です。
emlstapleと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
punch
印刷された用紙にパンチ穴をあけるための指定をします。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(パンチの機能)が装着されているときに指定できます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
punch=パンチ位置
指定値と動作
指定値には、パンチ位置(lefttop、toplandなど)を指定します。
punchは印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないときは、「パンチ」の指定は無効です。
「パンチ」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「staple」の指定は無効です。
emlpunchと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
punchhole
印刷された用紙にパンチ穴の数を指定します。この印刷オプションは、使用している機種にフィニッシャー(パンチの機能)が装着されているときに指定できます。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
punchhole=パンチ数
指定値と動作
指定値には、パンチ数(jp1、jp2、など)を指定します。
説明
この印刷オプションは、「punch」または「emlpunch」を指定しないとき、「emlpunchhole」の指定は無効です。
フィニッシャー(パンチユニット)が装着されていないとき、「emlpunchhole」の指定は無効です。
「パンチ」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「punchhole」の指定は無効です
emlpunchholeと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
qty
電子ソートの指定をします。
書式
qty=ソート部数
指定値と動作
ソート部数は、1~999の範囲の整数で指定します。
説明
「電子ソート部数」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「電子ソート部数」の指定は無効です。
emlqtyと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
fold
foldの指定により、印刷物を折ることができます。この印刷オプションは、使用している機種に紙折りユニットまたはZ折りユニットが装着されているときに有効です。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
fold=Z折り方向
指定値と動作
指定値には、Z折り位置(zright、zleft、zbottomなど)を指定します。
foldは印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
説明
Z折りユニットまたは紙折りユニットが装着されていないときは、「fold」の指定は無効です。
「Z折り」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=on も指定してください。pjl=onが指定されていないと、「Z折り」の指定は無効です。
emlfoldと同時に指定したとき、この印刷オプションの指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。
outbin
印刷時の排紙先を選択できます。排紙先は、排紙トレイの名称を指定します。使用している機種によって指定値が異なります。
書式
outbin=排紙トレイ名
指定値と動作
指定値には、排紙トレイの名称(upper、finishershiftなど)を指定します。
説明
指定値の種類は、排紙オプションのセット状況により異なります。
「排紙トレイ」を指定するときは、同時に印刷オプションpjl=onも指定してください。pjl=onが指定されていないと、「排紙トレイ」の指定は無効です。
「排紙トレイ」を指定していないとき、または「排紙トレイ」をmanual以外の指定値で指定したとき、印刷オプションbinの指定は無効です。
指定値の詳細については、 本機の印刷設定 を参照してください。