印刷条件の設定項目
給紙トレイ
使用する給紙トレイを選択します。
設定値
システムデフォルト
トレイ1
トレイ2
トレイ3
トレイ4
トレイ5
手差し
工場出荷時の設定:システムデフォルト
動作
給紙トレイが「システムデフォルト」に設定されているプログラムやエミュレーションに切り替わったとき、使用している機種の初期設定にある「給紙トレイ優先設定」で設定した給紙トレイが選択されます。
条件
印刷条件の「用紙サイズ」で用紙サイズを指定するとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効です。
機器のプリンター機能の制限によってここで設定する給紙トレイから給紙できなかったとき、操作部に表示されているトレイから給紙されます。
印刷オプションでtray、paper、autopaperのどれかを指定するとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで回転ソート、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、選択されているトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「自動」または「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。
使用している機種によって、設定できる値が異なります。 本機の印刷設定 を参照してください。
用紙サイズ
印刷する用紙のサイズと向きを設定します。
設定値
指定しない
A3R
A4
A4R
A5
A5R
A6R
B4R
B5
B5R
B6R
ハガキ
LT
LTR
HL
HLR
DLR
LGR
12x18R
フリー
往復ハガキ
往復ハガキR
81/2×13
工場出荷時の設定:指定しない
動作
ここで設定したサイズと向きの用紙がいずれのトレイにもセットされていないとき、操作部に表示されているトレイから給紙されます。
「指定しない」を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」で設定されたトレイから給紙されます。
条件
「指定しない」以外を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」の設定は無効になります。
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでtray、paper、autopaperのどれかを指定するとき、この項目の設定は無効です。
以下のいずれかに該当するトレイだけ選択できます。
自動用紙選択の対象に設定されているトレイ
「普通紙」または「再生紙」が設定されているトレイ
プリンター機能で使用できる用紙サイズが設定されているトレイ(複合機のみ)
表紙トレイ、合紙トレイ、仕切り紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミングを「常時表示」に設定していないトレイ(複合機のみ)
両面印刷ができる設定になっているトレイ(両面印刷時のみ)
リミットレス給紙の設定を有効にしていると、設定したトレイとは異なるトレイから給紙されることがあります。給紙トレイを特定するときは、印刷条件の「リミットレス給紙」を「しない」に設定するか、印刷オプションでnoautotrayを指定してください。
使用している機種によって、設定できる値や動作が異なります。 本機の印刷設定 を参照してください。
リミットレス給紙
印刷中に給紙トレイの用紙がなくなったとき、ほかの給紙トレイに自動的に切り替えて印刷するかどうかを設定します。
切り替え対象の給紙トレイは、同サイズ、同紙種の用紙がセットされているトレイです。
設定値
自動
する
しない
工場出荷時の設定:自動
動作
「自動」または「する」に設定すると、自動的にトレイを切り替えます。
「しない」に設定すると、トレイの切り替えはしません。用紙を補給してください。
条件
印刷オプションでautotrayまたはnoautotrayを指定したとき、この項目の設定は無効です。
「自動」に設定したときでも、印刷条件の「給紙トレイ」でトレイを指定したときや、印刷オプションのtrayでトレイを指定したときは、給紙トレイの自動切り替えはしません。
印刷方向
画像が印刷される向きを設定します。
設定値
ポートレイト
ランドスケープ
工場出荷時の設定:ポートレイト
ポートレイトのときの仕上がり

ランドスケープのときの仕上がり

条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定し、かつ印刷オプションのtray、paperのどちらも指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでportrait、landscape、autopaperのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
両面印刷
両面印刷するかどうかを設定します。
設定値
片面
両面横とじ
両面上とじ
工場出荷時の設定:片面
両面横とじのときの仕上がり

両面上とじのときの仕上がり

動作
「両面横とじ」に設定すると、表と裏とで画像の上下が一致する方向に印刷されます。
「両面上とじ」に設定すると、表と裏で画像の上下が反対になる方向に印刷されます。
両面印刷を設定しても、裏面のデータがないときは印刷されません。ただし、以下のときは表面のデータだけが印刷されます。
RTIFFエミュレーションが終了したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレルインターフェースで接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
印刷オプション指定コマンドを受信したとき
サマリー印刷指定コマンドを受信したとき
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationによって指定された画像方向を基準にした方向です。
条件
印刷オプションでsingleside、bothside、flipのどれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
両面印刷を指定したのに片面で印刷されたとき、以下のことを確認してください。
両面印刷できない用紙サイズ、用紙種類のトレイを選択している
両面印刷できない給紙トレイや排紙トレイを選択している
ページメモリーが不足している
表面と裏面で用紙サイズが異なる
たとえば、1ページ目がA3、2ページ目以降がA4のとき、1ページ目は片面印刷、2ページ目以降は両面印刷になります。
エンジン解像度
印刷に使用する解像度を設定します。
設定値
200dpi
300dpi
400dpi
600dpi
条件
印刷オプションで200dpi、300dpi、400dpi、600dpiのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
使用している機種によって設定できる値、工場出荷時の設定が異なります。 本機の印刷設定 を参照してください。
変倍率
画像を拡大または縮小して印刷するときの変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。拡大または縮小しても、画像の縦横比は保持されます。
条件
印刷オプションのxmag、ymag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷オプションで指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでmagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
左余白
印刷領域の左端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

動作
両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は右余白の値です。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷オプションでleftspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とleftspaceの指定値を加えた値です。
右余白
印刷領域の右端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

動作
両面横とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は左余白の値です。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷オプションでrightspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とrightspaceの指定値を加えた値です。
中央配置が有効になっている状態で右余白を指定すると、指定した寸法を用紙幅から除いた領域を元にして、画像の中央位置が定められます。そのため、画像によっては、印刷範囲が用紙に収まりきらずに画像の左側が削られてしまうことがあります。
上余白
印刷領域の上端から印刷開始位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

動作
両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は下余白の値です。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷オプションでtopspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とtopspaceの指定値を加えた値です。
下余白
印刷領域の下端から印刷終了位置までの寸法(mm)を設定します。0~100mm(1mm単位)で設定できます。
ただし、実際の印刷では多少の誤差が生じることがあります。

動作
両面上とじ印刷のとき、用紙の裏面では、この項目の設定値は上余白の値です。
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷オプションでbottomspaceを指定したとき、余白は、この項目の設定値とbottomspaceの指定値を加えた値です。
Xオフセット
印刷位置の横方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると左に、プラスの値を設定すると右に移動します。

印刷オプションでxoffsetを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にxoffsetの指定値を加えた値です。
印刷条件で「Xマージン」、「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでxmargin、center、nocenterのいずれかが指定されているとき、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって横方向に移動します。
Yオフセット
印刷位置の縦方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると上に、プラスの値を設定すると下に移動します。

印刷オプションでyoffsetを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にyoffsetの指定値を加えた値です。
印刷条件で「Yマージン」、「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでymargin、center、nocenterのいずれが指定されているとき、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって縦方向に移動します。
Xマージン
両面横とじ印刷の印刷位置の横方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると表面は左に裏面は右に、プラスの値を設定すると表面は右に裏面は左に移動します。

本来の印刷位置
実際の印刷位置
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationによって指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するときは、印刷条件の「左余白」や「右余白」で設定してください。
印刷オプションでxmarginを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にxmarginの指定値を加えた値です。
印刷条件で「Xオフセット」、「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでxoffset、center、nocenterのいずれかが指定されているとき、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって横方向に移動します。
Yマージン
両面上とじ印刷の印刷位置の縦方向の移動量を設定します。-100~100mm(1mm単位)で設定できます。マイナスの値を設定すると表面は上に裏面は下に、プラスの値を設定すると表面は下に裏面は上に移動します。

本来の印刷位置
実際の印刷位置
両面のとじ方向は印刷条件の「画像の向き」、または印刷オプションのorientationにより指定された画像方向を基準にした方向です。
印刷位置ではなく印刷領域を基準に画像を移動するときは、印刷条件の「上余白」や「下余白」で設定してください。
印刷オプションでymarginを指定したとき、移動量は、この項目の設定値にymarginの指定値を加えた値です。
印刷条件で「Yオフセット」、「中央配置」が設定されているとき、または印刷オプションでyoffset、center、nocenterのいずれかが指定されている場合、その設定値とこの項目で設定した設定値にしたがって縦方向に移動します。
マルチカラム
複数の画像を1枚の用紙に印刷されるように設定します。横方向に並べる画像数(列数)を1~10の間で設定します。

条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するとき、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでmulticolsまたはautopaperを指定したとき、この項目の設定は無効です。
縦方向に並べる画像数(行数)は、「マルチロー」または印刷オプションのmultirowsで設定します。
各画像のサイズは、指定した画像数と印刷領域の設定によって変わります。
複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
マルチロー
複数の画像を1枚の用紙に印刷するように設定します。縦方向に並べる画像数(行数)を1~10の間で設定します。

条件
印刷条件の「自動用紙選択」を「する」に設定するときで、印刷オプションのtray、paperのどちらも指定していない場合は、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでmultirowsまたはautopaperを指定したとき、この項目の設定は無効です。
横方向に並べる画像数(列数)は、「マルチカラム」または印刷オプションのmulticolsで設定します。
各画像のサイズは、指定した画像の数と印刷領域の設定によって変わります。
複数の画像の印刷を設定したとき、設定した画像の数に満たなくても以下のときは印刷されます。
エミュレーション切り替えコマンドなどのESCシーケンスコマンドを受信したとき
機器がネットワークに接続されているときに、「EOF」を受信した場合
機器がパラレル接続されているときに、オフライン状態で[強制排紙]を押した場合
横変倍率
横方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が横方向に拡大、縮小して印刷されます。
条件
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでxmagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
縦変倍率
縦方向の変倍率を設定します。25~1000%(1%単位)で設定できます。画像が縦方向に拡大、縮小して印刷されます。
条件
印刷オプションのmag、fit、nofit、tifffit、notifffit、autoreduceが指定されているとき、または印刷条件で「変倍率」、「自動変倍」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」が設定されているとき、その変倍率とこの印刷条件で指定した変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
印刷オプションでymagを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動変倍」や印刷オプションのfitによる指定よりも、印刷条件の「自動縮小」や印刷オプションのautoreduceによる指定のほうが優先されます。
白黒反転
画像の白黒を反転して印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
条件
印刷オプションでpositiveまたはnegativeを指定したとき、この項目の設定は無効です。
明るさ
多値画像(グレースケール)の明るさを設定します。1~1000%(1%単位)で設定できます。「100%」よりも大きい値を設定すると画像が全体的に明るく(白っぽく)、小さい値を設定すると全体的に暗く(黒っぽく)印刷されます。
条件
2値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでbrightnessを指定したとき、この項目の設定は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
コントラスト
多値画像(グレースケール)のコントラストを設定します。1~1000%(1%単位)で設定できます。「100%」よりも大きい値を設定すると画像の明暗の差が大きく、小さい値を設定すると明暗の差が小さく印刷されます。
条件
2値画像(黒と白だけ)のとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでcontrastを指定したとき、この項目の設定は無効です。
一部のカラーデータでは、この印刷条件が無効となることがあります。
中央配置
印刷領域の中央に画像を印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、印刷領域の左上端が印刷開始位置(画像の左上端)になります。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「Xオフセット」、「Yオフセット」、「Xマージン」、「Yマージン」を設定するか、印刷オプションのxoffset、yoffset、xmargin、ymarginを指定すると、その設定値の分だけ中央から移動して印刷されます。
条件
印刷オプションでcenterまたはnocenterを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションのmaxarea、およびnormalareaの指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、下)余白」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションのleftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirowsの設定値にしたがって印刷される領域です。
自動変倍
受信した画像の大きさが、印刷領域に収まるように自動的に拡大、縮小して印刷するかどうかを設定します。画像の縦横比は保持されます。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
動作
「しない」に設定すると、画像が等倍で印刷されます。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」を設定するか、または印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffitのいずれかを指定すると、その変倍率とこの項目で設定した印刷領域に合わせた変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
条件
印刷オプションでfitまたはnofitを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動縮小」で縮小サイズを設定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでautoreduceを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷領域は、印刷条件の「印刷領域」の設定値、または印刷オプションのmaxarea、およびnormalareaの指定値で決まる印刷領域から、印刷条件の「各(左、右、上、下)余白」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定値、および印刷オプションのleftspace、rightspace、topspace、bottomspace、multicols、multirowsの設定値にしたがって印刷される領域です。
エラー印刷
エラーが発生したときに、エラーメッセージを印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:しない
動作
「する」に設定すると、RTIFFエミュレーションに切り替えたあとに発生したエラー、または前回のエラーメッセージの印刷後に発生したエラーについてエラーメッセージが印刷されます。
条件
印刷オプションでerrorprintまたはnoerrorprintを指定したとき、この項目の設定は無効です。
「する」に設定していても、RTIFFエミュレーションがリセットされたときは、エラーメッセージは印刷されません。
「しない」に設定していても、操作部やサマリー印刷指定コマンドで印刷条件リストを印刷すると、エラー欄にエラーメッセージが印刷されます。
エラーメッセージについては、エラーメッセージを参照してください。
印字モード
スムージング機能を使用するかどうか、また、トナーの消費を抑えて印刷するかどうかを設定します。
スムージングを有効にすると、文字や図形の輪郭のギザギザを自動的になめらかにして印刷できます。
設定値
スムージングオフ
スムージングオン
トナーセーブモード1
トナーセーブモード2
工場出荷時の設定:スムージングオフ
動作
「スムージングオフ」に設定すると、スムージングを無効にして印刷されます。写真やハーフトーンのデータを印刷するときは、このモードを選択してください。
「スムージングオン」に設定すると、スムージングを有効にして印刷されます。
「トナーセーブモード1」に設定すると、トナーを節約して印刷されます。やや薄めに印刷されます。
「トナーセーブモード2」に設定すると、トナーセーブモード1よりさらにトナーを節約して印刷されます。薄めに印刷されます。
条件
印刷オプションでsmoothingon、smoothingoff、tonersavemode1、tonersavemode2のどれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
解像度の設定によっては、スムージング機能は無効です。
使用している機種によって、設定できる値や動作が異なります。 本機の印刷設定 を参照してください。
印刷領域
用紙に余白をとって印刷するか、用紙の端まで印刷するかを設定します。ただし、印刷領域を設定しても、実際の用紙上の印刷位置が想定どおりにならないことがあります。
設定値
標準
最大
工場出荷時の設定:最大
動作
「標準」に設定すると、印刷領域の上下左右に約5mmずつの余白ができます。
「最大」に設定すると、ほぼ用紙の端までが印刷領域になります。
条件
印刷オプションでmaxareaまたはnormalareaを指定したとき、この項目の設定は無効です。
実サイズ変倍
受信した画像を自動的に拡大、縮小して、実物大で印刷するかどうかを設定します。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、受信した画像が実物大で印刷されません。等倍の大きさで印刷されます。
「する」に設定しているときでも、印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「自動変倍」を設定するか、印刷オプションのmag、xmag、ymag、fit、nofit、autoreduceを指定すると、その変倍率とこの印刷条件による画像を実物大にするための変倍率をかけ合わせた変倍率で印刷されます。
TIFF形式とCALS形式以外のイメージデータのときは、設定は無効です。
拡大、縮小の倍率は、TIFFデータのタグに記述されている横および縦方向の解像度情報と印刷時のエンジン解像度を基に計算できます。たとえば、横方向の解像度が200dpi、縦方向の解像度が400dpiのタグを持つTIFFデータを600dpiのエンジン解像度で印刷したとき、横方向は3.0倍(600/200)、縦方向は1.5倍(600/400)で印刷されます。
マルチページのTIFFデータのとき、各ページの解像度情報を基に拡大、縮小されます。
条件
「する」に設定しているときでも、解像度情報のタグがないTIFFデータやページ、またはヘッダーレコードがないCALSデータの場合、この項目の設定は無効です。
印刷オプションでtifffit、またはnotifffitを指定したとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceと、印刷条件の「自動変倍」の「する」、または印刷オプションのfitを同時に指定したとき、autoreduceの指定、または印刷条件「自動縮小」の設定が優先されます。
自動用紙選択
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイが自動的に選択され、画像の向きも適切な方向で印刷されるように設定できます。
設定値
しない
する
工場出荷時の設定:する
動作
「しない」に設定すると、自動的に選択されません。
「する」に設定すると、自動的に選択されます。
「する」を設定すると、印刷条件の「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「印刷方向」、「マルチカラム」、「マルチロー」の設定と、印刷オプションのportrait、landscape、multicols、multirowsの指定は無効になります。
以下のいずれかに該当するトレイだけ選択できます。
自動用紙選択の対象に設定されているトレイ
「普通紙」または「再生紙」が設定されているトレイ
プリンター機能で使用できる用紙サイズが設定されているトレイ(複合機のみ)
表紙トレイ、合紙トレイ、仕切り紙トレイ、または章区切り紙トレイに指定し、表示のタイミングを「常時表示」に設定していないトレイ(複合機のみ)
両面印刷ができる設定になっているトレイ(両面印刷時のみ)
すべての給紙トレイが選択対象外のときは、操作部に表示されている給紙トレイから給紙されます。
印刷条件の「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」、「実サイズ変倍」、「自動縮小」、「左余白」、「右余白」、「上余白」、「下余白」、「Xオフセット」、「Yオフセット」のいずれかを設定しているか、印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffsetのいずれかを指定しているときは、これらの設定や指定が反映された画像の大きさを基準に給紙トレイが選択されます。
適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を、印刷条件の「用紙超過率」で設定できます。
選択の対象となっている給紙トレイの最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、給紙トレイの中で最大の用紙サイズの給紙トレイが選択されます。
条件
印刷オプションでtray、paper、autopaperのいずれかを指定したとき、この項目の設定は無効です。
PJL、または関連の印刷オプションで、ステープル、パンチ、Z折りを指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
PJL、または関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
用紙超過率
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイを自動的に選択するとき、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができる許容範囲を設定します。-50~50%(1%単位)で設定できます。
工場出荷時の設定は5%です。
動作
超過率を「10%」と指定すると、用紙が10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで印刷できるものとして給紙トレイが選択されます。「-10%」と指定すると、用紙が10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙トレイが選択されます。
条件
印刷条件の「自動用紙選択」の設定が「しない」になっているとき、または印刷オプションのtray、paperを指定してautopaperを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautopaperで超過率を指定したとき、この項目の設定は無効です。
画像の大きさに適した用紙サイズの給紙トレイを自動的に選択するには、印刷条件の「自動用紙選択」または印刷オプションのautopaperで設定します。
データバッファ
機器でTIFFデータをラスタライズする間、入力データを一時的に記憶しておくためのデータバッファ(デバイス)を設定します。
「ハードディスク」に設定しているとき、入力データの処理中にプリンターの電源を切らないでください。入力データの処理中にプリンターの電源を切ると、ハードディスクが破損することがあります。
設定値
メモリー
ハードディスク
工場出荷時の設定:メモリー
動作
「メモリー」に設定すると、データバッファにメモリーが使用されます。
「ハードディスク」に設定すると、データバッファにハードディスクが使用されます。データの格納順序の制約やデータサイズの制限のためエラーが発生して印刷できないTIFFファイル、またはCALSファイルが印刷できることがあります。ただし、入力データによっては設定しないときに比べて印刷に時間がかかることがあります。
条件
印刷オプションでdiskbufferまたはmemorybufferを指定したとき、この項目の設定は無効です。
TIFFデータの格納順序の制約やデータサイズの制限については、入力データの仕様を参照してください。
画像の向き
ステープルやパンチなどの後処理が含まれる印刷データにおいて、画素の方向に画像の向きを変更できます。指定した後処理の位置は、変更した画像の向きを考慮して処理されます。
設定値
0度回転画像
右90度回転画像
180度回転画像
左90度回転画像
工場出荷時の設定:0度回転画像
後処理を「左」に指定したとき

動作
「0度回転画像」に設定すると、画像の向きと画素方向が同一の画像データとして後処理をします。
「右90度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し90°回転している画像データとして後処理をします。
「180度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し180°回転している画像データとして後処理をします。
「左90度回転画像」に設定すると、画像の向きが画素方向に対し270°回転している画像データとして後処理をします。
印刷オプションのorientationを指定したとき、「画像の向き」の設定は無効です。
自動縮小
用紙より大きい画像を用紙に収まるように縮小できます。
設定値
縮小しない
A3に縮小
A4に縮小
A5に縮小
A6に縮小
B4に縮小
B5に縮小
B6に縮小
ハガキに縮小
LTに縮小
HLに縮小
DLに縮小
LGに縮小
ACに縮小
A0に縮小
A1に縮小
A2に縮小
B1に縮小
B2に縮小
B3に縮小
12×18に縮小
18×24に縮小
9×12に縮小
81/2×13に縮小
81/2×12に縮小
工場出荷時の設定:縮小しない
動作
画像サイズが用紙サイズより大きいとき、用紙に収まるように縮小して印刷します。
画像サイズが用紙サイズより小さいとき、等倍で印刷します。
画像サイズは印刷条件「自動縮小無効倍率」の設定値で判断します。
「縮小しない」に設定すると自動縮小しません。
画像サイズは、印刷条件の「実サイズ変倍」、「変倍率」、「横変倍率」、「縦変倍率」の設定値、または印刷オプションのtifffit、mag、xmag、ymagの指定値にしたがって拡大・縮小された画像に自動縮小するかどうか判断します。
この印刷条件を設定すると、印刷条件の「自動変倍」の「する」、または印刷オプションのfitの指定は無効になります。
印刷オプションのautoreduceを指定したとき、「自動縮小」の設定は無効です。
自動縮小余白補正
印刷条件の「自動縮小」、または印刷オプションのautoreduceで設定した用紙サイズを調整できます。-100~100mm(1mm単位)
動作
印刷条件の「自動縮小」で設定した用紙サイズの大きさを調整して印刷します。
調整した値は、縮小するときの縮小率算出だけに影響し、縮小判定サイズには影響しません。
設定値と用紙サイズが画像サイズより大きいとき、画像が拡大されることがあります。

工場出荷時の設定は0mmです。
印刷条件の「自動縮小」項目で設定した「用紙」の短辺より設定値が大きいとき、この項目の設定は無効です。
印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションのautoreduceを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceに余白補正値を指定したとき、この印刷条件は無効です。
自動縮小無効倍率
印刷条件の「自動縮小」、または印刷オプションのautoreduceで設定した縮小判定サイズを調整できます。-50%~50%(1%単位)
動作
調整した用紙サイズの大きさは、縮小判定サイズだけに影響し、縮小するときの縮小率算出には影響しません。
設定値には、縮小判定サイズを調整する値を設定します。
「縮小判定サイズ」は、用紙サイズに自動縮小無効倍率の設定値を乗じたサイズです。このサイズに収まらないときだけ画像を縮小します。

工場出荷時の設定は5%です。
印刷条件の「自動縮小」の項目を「縮小しない」に設定して、印刷オプションのautoreduceを指定しないとき、この項目の設定は無効です。
印刷オプションのautoreduceに無効倍率が指定されたとき、この項目の設定は無効です。
縮小変倍時細線補正
ドットの間引き、または、画素補正を考慮して変倍できます。縮小印刷したときに細線が消えてしまうことを回避できます。
設定値
画素間引き
横線補正
縦線補正
縦線・横線補正
工場出荷時の設定:縦線・横線補正
動作
「画素間引き」を設定すると、ドットを間引いて変倍されます。
「横線補正」を設定すると、画像の横方向の細線を画素補正して変倍されます。
「縦線補正」を設定すると、画像の縦方向の細線を画素補正して変倍されます。
「縦線・横線補正」を設定すると、画像の縦方向と横方向の細線を画素補正して変倍されます。
条件
「画素間引き」を設定すると、画像縮小したときに細線が消えてしまうことがあります。
画素補正の変倍を指定すると変倍処理が変わるため、設定によって印刷結果が異なることがあります。
等倍または拡大印刷時は、この印刷条件の指定による効果はありません。
この印刷条件は、画像系のTIFFデータには適しません。
印刷オプションのmagprocess、magprocessx、magprocessy、magprocessxyが指定されたとき、この印刷条件の設定は無効です。
「横線補正」、「縦線補正」、または「縦線・横線補正」を設定したとき、メモリーに十分な余裕がないと縮小できない場合があります。
カラー/白黒選択(対象機種:
)
カラーで印刷するかモノクロで印刷するかを選択できます。
設定値
白黒
カラー
工場出荷時の設定:カラー
動作
「白黒」を設定すると、モノクロで印刷されます。
「カラー」を設定すると、カラーで印刷されます。
条件
印刷オプションのcolormode、monomodeが指定されたとき、この印刷条件の設定は無効です。