印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定により判定されたサイズの用紙がセットされている給紙トレイを、自動選択するかしないかを設定します。
手動
給紙トレイを自動選択しません。
自動
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定によって用紙サイズを判断し、データの長辺の長さから給紙トレイを自動選択します。
全自動
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定によって用紙サイズを判断し、データの長辺と短辺の両方のサイズから、給紙トレイを自動選択します。
RP-GL/2のとき、イメージデータを、必要に応じて用紙に収まるように回転して印刷できます。
また、印刷条件の「20.変倍率」の設定が「100.0%」以外のときに、給紙トレイを自動選択するときも「全自動」に設定します。
全自動+変倍
印刷する用紙サイズを以下の設定値から選択して設定します。使用している機種に対応した用紙サイズだけが指定した用紙サイズで印刷できます。
A3、B4、A4、A2、A1、A0、A3/等倍、B4/等倍、A4/等倍、A2/等倍、B3/等倍、A1/等倍、B2/等倍、A0/等倍、B1/等倍、B3、B2、B1
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」と「39.変倍余白補正」の設定により、データの長辺と短辺の両方のサイズから、設定した用紙サイズへの変倍率を判断して、給紙トレイを自動選択します。
「/等倍」の表示がない設定値を選択したとき
データのサイズが設定した用紙サイズより大きいとき、用紙に合わせて縮小して印刷されます。
データのサイズが設定した用紙サイズより小さいとき、設定値に「/等倍」があるかないかで動作が異なります。
設定値 |
送信データサイズ |
結果 |
---|---|---|
A1 |
A2 |
A2データがA1サイズに等倍で印刷されます。 |
A1/等倍 |
A2 |
A2サイズの用紙が自動選択されて等倍で印刷されます。 |
全自動カット
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定により、送信されてきたデータのサイズと変倍率から判断し、自動で不定形サイズを含んだ給紙トレイ検索を行います。
給紙トレイ検索は定形サイズを優先して行います。データサイズにおさまる定形サイズがないか、データサイズにサブメニューで選択した値を加えたサイズより定形サイズが大きい場合は、不定形サイズが選択されます。不定形サイズが選択された場合は、余白がもっとも少なくなる給紙トレイを使用します。
サブメニューの値は、定形・不定形サイズをともに使用しているときに、定形サイズから多少小さめのデータ(印刷データサイズが、定形サイズ-150mm以内のデータ)を定形サイズの用紙に印刷するときなどに指定します。このため、サブメニューの値を大きくすると定形サイズが選択されやすくなります。
工場出荷時の設定:全自動
RP-GL/2では「手動」、「自動」、「全自動」、「全自動+変倍」「全自動カット」の設定値が有効です。
RP-GLでは「全自動」、「全自動+変倍」「全自動カット」の設定値が有効です。「手動」、「自動」の設定値は対応していません。「手動」または「自動」に設定したときは、現在選択されている給紙トレイから印刷されます。
RP-GL/2で「手動」、または「自動」に設定しているとき、印刷条件の「5.座標軸回転」の設定は有効です。また、用紙を横給紙方向にセットすると、正常に印刷されない場合があります。
「全自動+変倍」に設定しているとき、印刷条件の「20.変倍率」の設定は無効になります。
印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定が「PS/IPコマンド」に設定されているとき、RP-GL/2でPSコマンドのないデータや、RP-GLでIPコマンドのないデータでは給紙トレイを自動的に切り替えて印刷できません。印刷条件の「47.原稿サイズ判定」の設定を「作画」または「Auto」にしてください。
PSコマンドは、印字する用紙の大きさを縦と横の長さで設定するコマンドです。
IPコマンドは、スケーリングポイントを指定するコマンドです。スケーリングポイントとは、ユーザーが独自に座標系を設定するときに参照する値です。
アプリケーションで作成したGL/GL2データを出力する場合、想定したサイズとは異なって出力される場合があります。定形サイズのデータを出力する場合は、「手動」、「自動」、「全自動」のいずれかに設定するか、「全自動カット」のサブメニュー値を変更し定形サイズとして検知できるように設定してください。
不定形サイズのデータを出力する場合は、「手動」または「全自動カット」を選択してください。
「自動」「全自動」「全自動変倍」「全自動カット」に設定している場合、「46.給紙トレイ切替紙種」で選択した用紙種類の給紙トレイのみが選択の対象となります。設定以外の紙種の給紙トレイや手差し給紙トレイは選択の対象となりません。
RP-GL/2データの場合、印刷条件の有効な組み合わせは次のとおりです。
手動 |
自動 |
全自動 |
全自動+変倍 |
全自動カット |
|
---|---|---|---|---|---|
20.変倍率 |
OK |
OK |
OK |
- |
OK |
5.座標軸回転 |
OK |
OK |
- |
- |
- |
29.自動変倍 |
OK |
- |
- |
- |
- |
RP-GLデータの場合、印刷条件の有効な組み合わせは次のとおりです。
手動 |
自動 |
全自動 |
全自動+変倍 |
全自動カット |
|
---|---|---|---|---|---|
20.変倍率 |
OK |
OK |
OK |
- |
OK |
5.座標軸回転 |
OK |
OK |
- |
- |
- |
29.自動変倍 |
OK |
OK |
- |
- |
- |
「43.紙サイズ切替」の設定方法は、給紙トレイを自動選択するを参照してください。