画像の大きさに適した用紙サイズの給紙部が自動的に選択され、画像の向きも適切な方向で印刷されるように指定します。用紙のサイズと向きや紙種を指定しておくと、指定した内容と一致する給紙部が自動的に選択されます。
書式
autopaper
autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n
autopaper=紙種1/紙種2/.../紙種n
autopaper=超過率
autopaper=freecut(nofreecut)
autopaper=speedpriority, lefpriority, sefpriority
autopaper=用紙1/用紙2/.../用紙n/紙種1/紙種2/.../紙種n/超過率/freecut(nofreecut)/speedpriority、lefpriority、sefpriority
指定値は、「/」で区切ってください。
指定値と動作
選択の対象にする給紙部を、用紙のサイズと向き(「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」)、用紙の種類(「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」)で指定します。指定値を指定しないときは、すべての給紙部が選択の対象です。ただし、選択の対象にならない給紙部もあります。
指定値 |
動作 |
---|---|
a0r |
A0タテ()の給紙部から給紙されます。 |
a1 |
A1ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
a1r |
A1タテ()の給紙部から給紙されます。 |
a2 |
A2ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
a2r |
A2タテ()の給紙部から給紙されます。 |
a3 |
A3ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
a3r |
A3タテ()の給紙部から給紙されます。 |
a4 |
A4ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
b1r |
B1タテ()の給紙部から給紙されます。 |
b2 |
B2ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
b2r |
B2タテ()の給紙部から給紙されます。 |
b3 |
B3ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
b3r |
B3タテ()の給紙部から給紙されます。 |
b4 |
B4ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
s1 |
S1ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
s2 |
S2タテ()の給紙部から給紙されます。 |
s3 |
S3ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
s4 |
S4タテ()の給紙部から給紙されます。 |
s5 |
S5タテ()の給紙部から給紙されます。 |
s6 |
S6タテ()の給紙部から給紙されます。 |
s7 |
S7ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
s8 |
S8タテ()の給紙部から給紙されます。 |
s9 |
S9タテ()の給紙部から給紙されます。 |
ac |
17×22ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
acr |
17×22タテ()の給紙部から給紙されます。 |
lt |
81/2×11ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
dl |
11×17ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
dlr |
11×17タテ()の給紙部から給紙されます。 |
lg |
81/2×14ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
12x18 |
12×18ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
12x18r |
12×18タテ()の給紙部から給紙されます。 |
36x48r |
36×48タテ()の給紙部から給紙されます。 |
34x44r |
34×44タテ()の給紙部から給紙されます。 |
30x42r |
30×42タテ()の給紙部から給紙されます。 |
24x36 |
24×36ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
24x36r |
24×36タテ()の給紙部から給紙されます。 |
22x34 |
22×34ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
22x34r |
22×34タテ()の給紙部から給紙されます。 |
21x30 |
21×30ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
18x24 |
18×24ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
18x24r |
18×24タテ()の給紙部から給紙されます。 |
9x12 |
9×12ヨコ()の給紙部から給紙されます。 |
15x20r |
15×20タテ()の給紙部から給紙されます。 |
free |
不定形サイズが設定されている給紙部から給紙されます。 |
指定値 |
動作 |
---|---|
plain |
普通紙の給紙部から給紙されます。 |
thin |
薄紙の給紙部から給紙されます。 |
middlethick |
中厚口の給紙部から給紙されます。 |
thick |
厚紙1の給紙部から給紙されます。 |
thick2 |
厚紙2の給紙部から給紙されます。 |
recycled |
再生紙の給紙部から給紙されます。 |
inkjetplain |
インクジェット普通紙の給紙部から給紙されます。 |
special |
特殊紙の給紙部から給紙されます。 |
matfilm |
フィルム(マット加工)の給紙部から給紙されます。 |
cadcoated |
コート紙(CAD用)の給紙部から給紙されます。 |
coated |
コート紙の給紙部から給紙されます。 |
translucent |
トレーシングペーパー(第二原図用紙)の給紙部から給紙されます。 |
以下の指定値は使用している機種がRICOH MP CW2201 シリーズのときだけ指定できます。
a0r、a1、b1r、b2、s1、s2、s3、s4、s5、s8、36×48r、34×44r、30×42r、24×36、22×34、21×30
使用している機種がRICOH MP CW2201 シリーズのとき、[36インチ幅ロール紙のカットサイズ仕様]で[日本仕様(mm)]を選択すると[S1]が指定できます。[海外仕様(inch)]を選択すると[36×48]と[24×36]が指定できます。詳しくは、『プリンター』「システム設定(EM)」を参照してください。
「超過率」は、適切な用紙サイズから画像がはみ出したり余白ができたりする許容範囲を%付きの整数で指定します。(%は省略できます。)
「超過率」を「10%」と指定すると、用紙が10%分大きいサイズ(110%の大きさ)まで印刷できるものとして給紙部が選択されます。「-10%」と指定すると、用紙が10%分小さいサイズ(90%の大きさ)しか印刷できないものとして給紙部が選択されます。指定値を指定しないときは、印刷条件の「V.用紙超過率」の値をもとに給紙部が選択されます。
説明
印刷オプションのmag、xmag、ymag、tifffit、notifffit、autoreduce、leftspace、rightspace、topspace、bottomspace、xoffset、yoffsetのいずれかを指定しているか、印刷条件の「8.変倍率」、「J.横変倍率」、「K.縦変倍率」、「T.実サイズ変倍」、「b.自動縮小」、「9.左余白」、「A.右余白」、「B.上余白」、「C.下余白」、「D.Xオフセット」、「E.Yオフセット」のいずれかを設定しているときは、これらの指定や設定が反映された画像の大きさを基準に給紙部が選択されます。
この印刷オプションで指定した用紙のサイズと向き、紙種のすべての条件を満たす給紙部がセットされていないとき、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
指定値「用紙1」、「用紙2」、…、「用紙n」を指定したとき、用紙サイズと向きが一致する給紙部だけが、選択の対象です。指定値で指定された用紙に一致する給紙部がないときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
指定値「用紙1」、「用紙2」、...、「用紙n」を指定しないとき、すべての給紙部が選択の対象です。
指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定したとき、紙種が一致する給紙部だけが、選択の対象です。指定値で指定された紙種に一致する給紙部がないときは、操作部に表示されている給紙部から給紙されます。
指定値「紙種1」、「紙種2」、...、「紙種n」を指定しないとき、「普通紙」、「再生紙」のどちらかの用紙がセットされている給紙部だけが選択の対象です。
選択の対象となっている給紙部の最大の用紙サイズよりも画像が大きいとき、給紙部の中で最大の用紙サイズの給紙部が選択されます。
この印刷オプションを指定したとき、印刷オプションのtray、paper、portrait、landscape、multicols、multirows、印刷条件の「1.給紙部」、「2.用紙サイズ」、「5.印刷方向」、「H.マルチカラム」、「I.マルチロー」、「U.自動用紙選択」は無効です。
この印刷オプションで超過率を指定したとき、印刷条件の「V.用紙超過率」は無効です。
PJLまたは関連の印刷オプションで、逆方向印刷を指定しているとき、用紙内の画像の向きが180度回転して印刷されることがあります。
印刷条件の「X.不定形オートカット」を「する」に設定したときや、印刷オプションのautopaperに指定値freecutをつけて指定したとき、不定形サイズが設定されている給紙部を優先できます。
指定値freecut、nofreecutについて
印刷画像のサイズを判別し、不定形サイズの印刷画像を最小の大きさで印刷されるように設定できます。
定形サイズの用紙サイズから±10mmの範囲で、画像を回転させて収まらない大きさを不定形サイズと判定します。
印刷オプションautopaperに指定値freecutまたはnofreecutをつけて指定したとき、印刷条件の「X.不定形オートカット」の設定は無効になります。
印刷オプションのfreesizeと同時に指定値freecutを指定して不定形サイズが設定されている給紙部に印刷したとき、freesizeは無効になります。定形サイズが設定されている給紙部に印刷したとき、freesizeは有効になります。
印刷画像が定形サイズと判定される、または印刷できる給紙部がないとき、この項目の設定が無効になります。
給紙部の検索方法は以下のとおりです。
印刷画像サイズを判定します。
不定形サイズのとき、幅の小さい不定形サイズが設定されている給紙部から画像が収まる給紙部を検索します。
画像の長辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。
画像の短辺が不定形サイズの設定されている給紙部の幅に収まるとき、その給紙部に印刷します。
画像が収まる不定形サイズの設定されている給紙部がないとき、この項目の設定が無効になり、「U.自動用紙選択」と同じ動作になります。
印刷時に不定形サイズが設定されている給紙部のサイズが変更されたとき、そのサイズが印刷した給紙部のサイズになります。
指定値speedpriority、lefpriority、sefpriorityについて
印刷オプションautopaperに指定値speedpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、印刷画像が縦長であれば縦置き、横長であれば横置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。
印刷オプションautopaperに指定値lefpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、横置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。
印刷オプションautopaperに指定値sefpriorityをつけて指定した場合に、同じ用紙サイズで向きの異なる給紙部が両方あるとき、縦置きの用紙がセットされた給紙部を優先して選択します。
印刷オプションautopaperに指定値speedpriority、lefpriority、またはsefpriorityをつけて指定したとき、印刷条件の「h.優先用紙方向」の設定は無効です。
印刷オプションautopaperに指定値speedpriority、lefpriority、またはsefpriorityのいずれも指定しないとき、印刷条件の「h.優先用紙方向」の設定にしたがいます。