不正コピー抑止は、必ずしも情報漏えいを防止するものではありません。
ポップアップメニューで[不正コピー抑止]を選択すると表示されます。
まず、[不正コピー抑止の種類:]から抑止機能の種類を選択します。
不正コピー抑止地紋
不正コピー抑止の文字列地紋や背景地紋を付けて印刷します。印刷した文書をコピーしたとき、読み取ったとき、ドキュメントボックスに蓄積したときに、地紋効果で文字列が浮き出るため、容易な不正コピーを抑止できます。
不正コピーガード
この機能を使用して印刷した文書を、不正コピーガードモジュールが搭載された複写機または複合機でコピー、読み取り、またはドキュメントボックスに蓄積すると、画像を抹消しグレー地にします。
設定する項目に応じて、[抑止文字列]、[カラー/濃度]、[地紋]をクリックします。
抑止文字列
文字列の種類:
不正コピー抑止文字として印字する文字列をポップアップメニューから選択します。
任意文字列の入力:
[文字列の種類:]で「任意の文字列」を選択したときは、印字する文字列を入力します。全角21文字/半角64文字まで入力できます。
印字フォントとして欧文フォントを選択するときは、半角の英数記号で入力します。
フォント:
フォントの種類を選択します。選択できるフォントはTrueTypeフォントです。
サイズ:
フォントサイズを設定します。小さいフォントサイズを使用すると、地紋として効果的でないことがあります。
角度:
文字列の回転する角度を指定します。数字を大きくすると、文字列の中央を基点に反時計回りに回転します。地紋として効果的な角度として、30~40度をお勧めします。
文字列と背景の効果:
印刷時やコピー時の効果を設定します。
印刷時の効果 |
コピー時の効果 |
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文字列・背景 |
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文字列地紋/背景地紋の入れ替え |
||
背景のみ |
||
文字列のみ |
印刷時の効果 |
コピー時の効果 (不正コピーガード非搭載機) |
コピー時の効果 (不正コピーガード搭載機) |
|
---|---|---|---|
文字列・背景 |
|||
背景のみ |
繰り返し印字:
ページの左上を基点に文字列を縦横に並べて繰り返し印刷します。[位置:]の設定は無効になります。
行間隔:
行間隔を設定します。[繰り返し印字:]を設定したときに設定できます。
位置:
不正コピー抑止文字列を挿入する位置を選択します。
[繰り返し印字:]で[しない]を選択し、[角度:]を0に設定したときに設定できます。
カラー/濃度
カラー:
不正コピー抑止地紋の色を選択します。
濃度:
濃度を設定します。
地紋
マスクパターン:
背景地紋を付けて印刷します。使用する地紋の種類を選択します。
青海波 (せいがいは) |
網目 (あみめ) |
格子1 (こうし1) |
格子2 (こうし2) |
七宝 (しっぽう) |
蜀江 (しょっこう) |
松皮菱 (まつかわびし) |
鱗 (うろこ) |
檜垣 (ひがき) |
亀甲 (きっこう) |
地紋効果は、コピーしたとき、読み取ったとき、ドキュメントボックスに蓄積したときの結果をすべて保証しているものではありません。また蓄積結果は、使用する機種とその設定条件により異なります。
地紋効果は、コピーするときの原稿種類設定により、画質の一部に濃淡が発生することがあります。そのようなときは、原稿の種類を[文字]または[写真]に切り替えてください。
不正コピーガードでは、[カラー/濃度]と[地紋]の設定はできません。
不正コピーガードを有効にするには、『セキュリティーガイド』「不正コピーガード検知を有効にする」を参照してください。
本機の不正コピー抑止設定が有効のとき、常に不正コピー抑止の地紋や文字列を付けて印刷することができます。不正コピー抑止設定は、操作部またはWeb Image Monitorで設定できます。Web Image Monitorでの設定については、Web Image Monitorのヘルプを参照してください。操作部での設定については、『プリンター』「不正コピー抑止」を参照してください。