[スキャナー初期設定]にある[送信設定]タブの各種項目について説明します。
圧縮設定(白黒2値)
2値(白黒)で読み取った原稿のデータを圧縮する/圧縮しないを設定します。
圧縮する
圧縮しない
データを圧縮すると、データの転送時間が短くなります。
データのサイズやネットワークの状態によって、データの転送にかかる時間は異なります。
工場出荷時の設定:圧縮する
圧縮方式(白黒2値)
データ圧縮方式を選択します。
MH
MR
MMR
JBIG2
工場出荷時の設定:MMR
圧縮設定(グレースケール/フルカラー)
多値(グレースケール/フルカラー)で読み取った原稿を圧縮するかしないかを設定します。
圧縮する
圧縮しない
[圧縮する]を設定したときは、圧縮率を5段階から選択できます。
低圧縮に設定すると画質はよくなりますが、データの転送時間は長くなります。
データのサイズやネットワークの状態によって、データの転送にかかる時間は異なります。
工場出荷時の設定:圧縮する:圧縮率4
クリアライトPDF作成時の圧縮方式
クリアライトPDF作成時の画像データの圧縮方式を選択します。
JPEG
JPEG2000
工場出荷時の設定:JPEG
クリアライトPDF圧縮率設定
クリアライトPDF作成時の画像データの圧縮率を選択します。
高い
普通
工場出荷時の設定:普通
OCRテキスト付きPDF白紙検知レベル
OCRテキスト情報付きPDFの原稿を読み取るための白紙検知レベルを設定します。
白紙検知レベルは5段階で調整できます。白紙検知レベル1では、真っ白なときだけ白紙と判定します。白紙検知レベルを5に設定していると読み取り原稿が多少汚れていても白紙とみなします。
工場出荷時の設定:検知レベル2
送信メールサイズ制限
画像を添付したメールのサイズを制限するかしないかを選択します。
する
しない
[する]を選択したときは、制限するサイズ(128~102,400KB)をテンキーで入力します。
使用しているSMTPサーバーでメールサイズが制限されているときは、そのSMTPサーバーの設定に合わせてください。
工場出荷時の設定:する:2048KB
メールサイズ制限オーバー時分割
[送信メールサイズ制限]で[する]を選択したときに有効な機能です。
画像のサイズが[送信メールサイズ制限]で設定したサイズを超えたときに、画像を複数のメールに振り分けて送信するかしないかを選択します。
する(最大サイズ)
する(ページごと)
しない
[する(最大サイズ)]を選択したときは、最大分割数(2~500)をテンキーで入力します。
ファイル形式として[マルチページ]の[TIFF]または[PDF]を選択したとき、[する(ページごと)]を選択すると、サイズ制限値の上限未満かつページの境界で分割されます。
[する(最大サイズ)]を選択したとき、メールソフトによっては受信した分割ファイルを復元できないことがあります。
[しない]を選択したときは、設定したメールサイズ制限より大きいサイズのメールを送信すると制限サイズまで読み取った時点で読み取りを中断します。そのあと、読み取ったページまでを送信するか破棄するかを選択します。
SMTPサーバーでの許容量の範囲で、[送信メールサイズ制限]で最大サイズを設定してください。
工場出荷時の設定:する(最大サイズ):5
メール付加情報
表題、日付、管理者メールアドレスなどの文書情報を、どの言語でメール本文として送信するかを選択します。
付加する
付加しない
[付加する]を選択したときは、以下の23カ国語から選択します。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語、チェコ語、スウェーデン語、フィンランド語、ハンガリー語、ノルウェー語、デンマーク語、日本語、簡体字、繁体字、ロシア語、ハングル、カタロニア語、トルコ語、ギリシャ語、ブラジル・ポルトガル語
[付加しない]に設定しているときでも、スキャナー画面で直接入力した本文は付加されます。
定型文となっているメール本文は変更できません。
工場出荷時の設定:付加する:日本語
シングルページ番号桁設定
シングルページのファイル名に付ける連番数字の桁数を設定します。
4桁
8桁
工場出荷時の設定:4桁
デフォルトメール件名
メール送信時に件名を設定します。本機の操作部で件名が未設定のときに、ここで設定した内容を送信メールに反映します。
ホスト名
任意文字列
[ホスト名]を選択したとき、[システム初期設定]の[インターフェース設定]タブで設定されているホスト名が使用されます。
工場出荷時の設定:ホスト名
文書送信方法
メール送信時のファイル送信方法を設定します。
[自動判定]と[ユーザーによる設定]を選択するときは、[基本設定]タブの[URLリンクから文書を直接ダウンロード]を[する]に設定してください。
メールに添付
常にメールに添付して送信します。
URLリンク
常にURLリンクとして送信します。
自動判定
送信メールのサイズによってメールに添付するか、URLリンクとして送信するか自動的に選択して送信します。
しきい値は[送信設定]タブの[送信メールサイズ制限]で設定します。[しない]を選択したときのしきい値は102,400KBです。
送信メールサイズがしきい値を超えたときはURLリンクとして、しきい値を下回ったときは添付ファイルとして送信されます。
ユーザーによる設定
送信するたびに[メールに添付]、[URLリンク]、[自動判定]から設定を選択します。スキャナー初期画面で[文書送信方法]を押して設定します。
工場出荷時の設定:メールに添付
URL送信文書保持時間
蓄積しないでメール送信したURLリンク先のファイルを保管する時間(1~168時間)を設定します。設定時間を越えると、ファイルは自動的に削除されます。
この項目は、[基本設定]タブの[URLリンクから文書を直接ダウンロード]で[する]を選択すると表示されます。
蓄積設定なしで送信したファイルは、[URL送信文書保持時間]で設定した時間に従い削除されます。
蓄積設定ありで送信したファイルは、[システム初期設定]の[管理者用設定]タブの[ドキュメントボックス蓄積文書自動消去]で設定した時間に従い削除されます。
工場出荷時の設定:24時間
初期設定の変更方法は、『ネットワークの接続/システム初期設定』「初期設定を変更する」を参照してください。