[システム初期設定]にある[ファイル転送設定]タブの各種項目について説明します。
文書管理サーバーIPv4アドレス
本設定にはRidoc Document Routerが必要ですが、販売とサポートは終了しています。
SMTPサーバー
SMTPサーバー名を設定します。
DNSが有効なときは、ホスト名を入力します。
DNSが無効なときは、SMTPサーバーのIPv4アドレスを入力します。
工場出荷時の設定:
ポート番号:25
SSL:利用しない
「サーバー名」では、スペースが使用できません。
「ポート番号」は、「1~65535」の範囲でテンキーで入力し、[]を押します。
「SSL」を[利用する]に設定するとポート番号が「465」に自動で切り替わります。
SMTP認証
SMTP認証(PLAIN、LOGIN、CRAM-MD5、DIGEST-MD5)を設定します。
SMTPサーバーへのメール送信時に、ユーザー名とパスワードを入力して認証することで、SMTPサーバーのセキュリティーレベルを強化できます。
SMTPサーバーが認証を必要とするときは、[SMTP AUTH]を[使用する]に設定し、[ユーザー名]、[メールアドレス]、[パスワード]、パスワードの[暗号化]方法を設定します。
インターネットファクス送信時は、[管理者メールアドレス]に設定するユーザー名とパスワードを入力してください。
使用する
ユーザー名
[ユーザー名]では、スペースが使用できません。SMTPサーバーの種類によっては、realmの指定が必要なことがあります。そのときは、ユーザー名のあとに@を付加して、"ユーザー名@realm"と入力してください。
メールアドレス
パスワード
[パスワード]では、スペースが使用できません。
暗号化
自動:認証方式がPLAIN、LOGIN、CRAM-MD5、DIGEST-MD5のときに指定します。
する:認証方式がCRAM-MD5またはDIGEST-MD5のときに指定します。
しない:認証方式がPLAINまたはLOGINのときに指定します。
工場出荷時の設定:自動
使用しない
工場出荷時の設定:使用しない
POP before SMTP
POP認証(POP before SMTP)を設定します。
この機能は、本機がIPv4を使用してネットワークに接続しているときだけ使用できます。IPv6を使用しているときは使用できません。
SMTPサーバーにメールを送信する前に、まずPOP サーバーに接続して認証することで、SMTPサーバーのセキュリティーレベルを強化できます。
POP認証を行うときは、[POP before SMTP]を[する]に設定します。[認証後待機時間]で指定した時間後に、SMTPサーバーにメールを送信します。
[する]を選択したときは、[POP3/IMAP4設定]で[サーバー名]を入力します。また、[メール通信ポート設定]で[POP3]のポート番号を確認してください。
する
認証後待機時間:300ミリ秒
[認証後待機時間]は、テンキーを使用して「0~10000」の範囲で1ミリ秒単位で入力します。
ユーザー名
[ユーザー名]は、スペースが使用できません。
メールアドレス
パスワード
[パスワード]では、スペースが使用できません。
しない
工場出荷時の設定:しない
受信プロトコル
インターネットファクスを受信するときの、受信プロトコルを設定します。
POP3
IMAP4
SMTP
工場出荷時の設定:POP3
POP3/IMAP4設定
インターネットファクスを受信するときの、POP3/IMAP4サーバー名を設定します。
ここで設定したPOP3サーバー名は[POP before SMTP]で使用されます。
サーバー名
DNSが有効なときは、ホスト名を入力します。
DNSが無効なときは、POP3またはIMAP4サーバーのIPv4アドレスを入力します。
POP3またはIMAP4の[サーバー名]では、スペースが使用できません。
暗号化
自動
POPサーバーの設定に合わせ、パスワードの暗号化を自動設定します。
する
パスワードを暗号化します。
しない
パスワードを暗号化しません。
工場出荷時の設定:自動
管理者メールアドレス
スキャナー文書のメール送信機能で、送信者を入力しないときの送信者アドレスです。
また、インターネットファクスのメール送信機能で次のときの送信者アドレスです。
送信者を入力せず、本機のメールアドレスが登録されていないとき。
入力した送信者が本機のアドレス帳に登録されていない場合で、本機のメールアドレスが登録されていないとき。
インターネットファクス送信のSMTP 認証時には、From:に使用されます。[SMTP認証]でユーザー名とメールアドレスを入力したときは、必ず設定してください。
エラー通知メールのCc:または通信管理情報メールのTo:としても使用されます。
スキャナー文書のメール送信機能で、[送信者名自動指定]が[しない]のときは、送信者を指定してください。
メール通信ポート設定
インターネットファクスを受信するときに使用するサーバーのポート番号を設定します。また、ここで設定したPOP3のポート番号は、[POP before SMTP]で使用されます。
工場出荷時の設定:
POP3:110
IMAP4:143
「1~65535」の範囲でテンキーで入力し、[]を押します。
メール受信間隔時間設定
POP3またはIMAP4サーバーに、インターネットファクスを受信する間隔を1分単位で指定します。
工場出荷時の設定:する:15分
[する]を選択したときは、「2~1440」の範囲でテンキーで入力します。
受信メールサイズ制限
インターネットファクスを受信するときに、メールサイズの制限を設定します。
工場出荷時の設定:2MB
テンキーを使用して「1~50」の範囲で1MB単位で入力します。
4MBを超えるメールは、ファクス増設メモリーが装着されているときに受信できます。
サーバー側メール保持
インターネットファクスを受信するときに、メールをPOP3/IMAP4サーバーに保持するかを設定します。
しない
すべて
エラー時のみ
工場出荷時の設定:しない
送信初期ユーザー名・パスワード
スキャナー機能で読み取った画像データをWindowsとOS Xの共有フォルダー、FTPサーバーに直接送信するとき、またはファクス機能で読み取った文書を画像データとしてフォルダー宛先に送信するとき、ユーザー名とパスワードを設定します。
ここで設定したユーザー名とパスワードは、全ユーザーで共有するユーザー名とパスワードとして使用します。
SMB送信ユーザー名
SMB送信パスワード
FTP送信ユーザー名*1
FTP送信パスワード*1
*1 全角文字は入力できません。
送信メール本文登録/変更/消去
インターネットファクス、またはスキャナーで読み取った画像を添付したメールの本文を登録/変更/消去します。最大5件まで登録できます。
メール本文の設定方法は、メール本文を登録するを参照してください。
登録/変更
消去
送信者名自動指定
メール送信時に使用する送信者を指定するかしないかを設定します。
する
[する]を選択したとき、指定されたメールアドレスがFrom:に使用されます。送信者のメールアドレスを指定しないとき、管理者メールアドレスがFrom:に使用されます。
ファクス機能でメール送信時に送信者のメールアドレスを指定しないとき、または指定したメールアドレスが本機のアドレス帳に登録されていないときは、本機のメールアドレスがFrom:に使用されます。また、本機のメールアドレスがないときは、管理者メールアドレスがFrom:に使用されます。
しない
[しない]を選択したとき、指定されたメールアドレスがFrom:に使用されますが、送信者のメールアドレスを指定しないときは、メール送信できません。
ファクス機能でメール送信時に指定した送信者のメールアドレスが、本機のアドレス帳に登録されていないときは、メール送信できません。
工場出荷時の設定:しない
ファクスメールアカウント
インターネットファクスで使用する[メールアドレス]、[ユーザー名]、[パスワード]を設定します。
受信する
アカウント:受信する/受信しない
メールアドレス
メールアドレスでは、全角文字が使用できません。
ユーザー名
ユーザー名では、全角文字が使用できません。
パスワード
パスワードでは、全角文字が使用できません。
受信しない
工場出荷時の設定:受信しない
スキャナー再送信間隔時間
スキャナーで読み取ったデータを配信先へ送信できなかったとき、再度配信するまでの時間の間隔を設定します。
工場出荷時の設定:300秒
テンキーを使用し、「60~900秒」の範囲で1秒単位で入力します。
スキャナー機能のための設定項目です。
スキャナー再送信間隔時間の設定は、WSDスキャナーでは無効です。
スキャナー再送信回数
スキャナーで読み取ったデータを配信先へ再度配信するとき、最大何回まで再配信するかを設定します。
する
しない
工場出荷時の設定:する:3回
[する]を選択したときは、テンキーを使用して「1~99」の範囲で1回単位で入力します。
スキャナー機能のための設定項目です。
スキャナー再送信回数の設定は、WSDスキャナーでは無効です。
[システム初期設定]への入りかたについては、初期設定を変更するを参照してください。