[インターフェース設定]タブにある[ネットワーク]の各種項目について説明します。
本体IPv4アドレス
ネットワークにおける本機のIPv4アドレスとサブネットマスクの設定方法を選択します。
[指定]を選択したときは、[本体IPv4アドレス]と[サブネットマスク]を「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で入力します。(xは数値)
[指定]を選択したときは、[本体IPv4アドレス]は、ネットワーク内のほかの機器のIPv4アドレスと重複しないように設定してください。
物理アドレス(MACアドレス)も表示されます。
自動的に取得(DHCP)
指定
本体IPv4アドレス:11.22.33.44
サブネットマスク:0.0.0.0
工場出荷時の設定:自動的に取得(DHCP)
IPv4ゲートウェイアドレス
別のネットワークのパソコン、または機器とのやり取りを行うとき、ゲートウェイとなるホストやルーターのアドレスです。(機器とのやり取りとは、印刷や情報の取得などです。)
別のネットワークのパソコン、または機器から本機を使用するときに設定してください。工場出荷時の設定:0.0.0.0
アドレスは「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で入力します。(xは数値)
本体IPv6アドレス
ネットワークにおける本機のIPv6アドレスを表示します。
リンクローカルアドレス
設定されている本機のリンクローカルアドレスを表示します。
手動設定アドレス
設定されている本機の手動設定アドレスを表示します。
DHCPv6アドレス
本機のDHCPv6アドレスを表示します。
ステートレスアドレス:1~5
「IPv6ステートレスアドレス自動設定」が「有効」に設定されているとき、設定されているステートレスアドレスを表示します。
IPv6ゲートウェイアドレス
ネットワークにおける本機のIPv6ゲートウェイアドレスを表示します。
IPv6ステートレスアドレス自動設定
IPv6ステートレスアドレス自動設定の有効/無効を設定します。
工場出荷時の設定:有効
DHCPv6設定
DHCPv6について設定します。
工場出荷時の設定:無効
[有効]に設定されているとき、「動作モード」から[ルーター要求]、[IPアドレス取得]、[IPアドレスを取得しない]を選択します。また、「DNSサーバーアドレス」から[自動的に取得(DHCPv6)]、[指定]を選択します。
DNS設定
DNSサーバーの運用について設定します。
[指定]を選択したとき、DNSサーバーのIPv4アドレスを「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で入力します。(xは数値)
自動的に取得(DHCP)
指定
DNSサーバー1:0.0.0.0
DNSサーバー2:0.0.0.0
DNSサーバー3:0.0.0.0
IPv4アドレスを設定後に[接続テスト]を押すと、DNSサーバーへの接続テストが実行されます。設定したDNSサーバーに接続できることを確認してください。
工場出荷時の設定:自動的に取得(DHCP)
DDNS設定
ダイナミックDNSについて設定します。
工場出荷時の設定:有効
IPsec
本機のIPsec機能の有効/無効を設定します。
工場出荷時の設定:無効
IPsecの詳細については、『セキュリティーガイド』「IPsecを設定する」を参照してください。
ドメイン名
ドメイン名を設定します。
自動的に取得(DHCP)
指定
ドメイン名は半角英数63文字以内で入力してください。
工場出荷時の設定:設定なし
WINS設定
WINSサーバーの運用について設定します。
[使用する]を選択したとき、WINSサーバーのIPv4アドレスを「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で入力します。(xは数値)
DHCPを使用しているときは、[スコープID]を設定します。
[スコープID]は、半角文字で入力してください。
使用する
プライマリーWINSサーバー:0.0.0.0
セカンダリーWINSサーバー:0.0.0.0
スコープID
使用しない
工場出荷時の設定:使用する
プライマリーWINSサーバーアドレスとセカンダリーWINSサーバーアドレスに「255.255.255.255」を入力しないでください。
有効プロトコル
ネットワークで使用するプロトコルを選択します。
IPv4:有効/無効
IPv6:有効/無効
SMB:有効/無効
@Remoteサービス:有効/無効
ファームウェアアップデート(IPv4):有効/無効
ファームウェアアップデート(IPv6):有効/無効
工場出荷時の設定:
IPv4:有効
IPv6:無効
SMB:有効
@Remoteサービス:有効
ファームウェアアップデート(IPv4):有効
ファームウェアアップデート(IPv6):有効
SMBコンピューター名
SMBコンピューター名を設定します。
最大15文字(全角は2文字換算)で入力してください。
"*+,/:;<>=?[¥]|.とスペースは入力できません。
RNPとrnpではじまるコンピューター名の設定はできません。
アルファベットは大文字だけを使用してください。
SMBワークグループ
SMBワークグループを設定します。
最大15文字(全角は2文字換算)で入力してください。
"*+,/:;<>=?[¥]|.とスペースは入力できません。
アルファベットは大文字だけを使用してください。
イーサネット速度
イーサネットの通信速度を選択します。
使用環境に合わせた速度を選択してください。通常は[自動選択:1Gbps不許可]を選択してください。Hubとの相性で通信ができないときは、通信速度を固定にしてください。
1000BASE-T のケーブルを使用するときは、[システム初期設定]の[インターフェース設定]の[イーサネット速度]を[自動:1Gbps 許可]に設定してください。
自動選択:1Gbps許可
自動選択:1Gbps不許可
10Mbps全二重固定
10Mbps半二重固定
100Mbps全二重固定
100Mbps半二重固定
工場出荷時の設定:自動選択:1Gbps不許可
本機側の設定 |
接続できる接続先の設定 |
---|---|
自動選択:1Gbps許可/ 自動選択:1Gbps不許可*1 |
自動設定、10 Mbps半二重固定、100 Mbps半二重固定 |
10 Mbps全二重固定 |
10 Mbps全二重固定 |
10 Mbps半二重固定 |
自動設定、10 Mbps半二重固定 |
100 Mbps全二重固定 |
100 Mbps全二重固定 |
100 Mbps半二重固定 |
自動設定、100 Mbps半二重固定 |
*1 接続先によって用語は変わります。
ネットワークインターフェース選択
拡張無線LANボードを装着したときに、無線LANでネットワーク接続するかイーサネット経由でネットワーク接続するかを選択します。
イーサネット
無線LAN
本機に拡張無線LANボードを装着しているときに表示されます。
工場出荷時の設定:イーサネット
イーサネットと無線LANが両方接続されているときは、設定されているインターフェースが有効になります。
Pingコマンド実行
pingコマンドで、IPv4アドレスを使用してネットワーク接続を確認します。
接続に失敗したときは、次のことを確認したあと、再度pingコマンドを実行してください。
本機のIPv4が「有効」になっていることを確認してください。
指定したIPv4アドレスの機器が、ネットワークに接続されていることを確認してください。
指定したIPv4アドレスの機器に、同時アクセスされることがあります。
SNMPv3通信許可設定
SNMPv3の暗号化通信を設定します。
暗号化のみ
暗号化/平文
工場出荷時の設定:暗号化/平文
[暗号化のみ]を設定するときは、本機に暗号パスワードの設定が必要です。
SSL/TLS通信許可設定
SSL/TLSの暗号化通信を設定します。
暗号文のみ
暗号文優先
暗号文/平文
工場出荷時の設定:暗号文/平文
[暗号文のみ]を設定するときは、本機にサーバー証明書の導入が必要です。
ホスト名
ホスト名を設定します。
ホスト名は半角英数63文字以内で入力してください。
先頭末尾にハイフンのあるホスト名は設定できません。
ハイフンが2つ続いたホスト名は設定できません。
RNPまたはrnpではじまるホスト名は設定できません。
本体名
本体名を設定します。
最大31文字(全角は2文字換算)で入力してください。
イーサネット用IEEE 802.1X認証
イーサネット用のIEEE 802.1X認証を設定します。
工場出荷時の設定:無効
IEEE 802.1X認証については、『セキュリティーガイド』「IEEE 802.1X認証を設定する」を参照してください。
IEEE 802.1X認証初期化
IEEE 802.1Xの設定値を初期化します。
初期化しない
初期化する
IEEE 802.1X認証については、『セキュリティーガイド』「IEEE 802.1X認証を設定する」を参照してください。
IPv6ゲートウェイアドレス手動設定、IPv6ステートレスアドレス自動設定、DHCPv6設定のうち、1つだけを有効にすることをお勧めします。IPv6ゲートウェイアドレスを自動的に変更されたくないときは、IPv6ゲートウェイアドレス手動設定とIPv6ステートレスアドレス自動設定、DHCPv6設定を同時に有効にしないでください。
次の設定を同時に有効にすると、ルーターまたはDHCPv6サーバーの設定により、自動的に取得したIPv6ゲートウェイアドレスが設定されることがあります。
IPv6ゲートウェイアドレス手動設定と、IPv6ステートレスアドレス自動設定またはDHCPv6設定
IPv6ステートレスアドレス自動設定とDHCPv6設定
[システム初期設定]への入りかたについては、初期設定を変更するを参照してください。