[不正コピー抑止]は、エミュレーションでPCL、PCLXLまたはPS3を選択しているときに表示されます。PCLカード、マルチエミュレーションカードまたはPS3カードが必要です。
不正コピー抑止設定
本体側で不正コピー抑止を設定するかどうかを指定します。
する
しない
工場出荷時の設定:しない
優先する設定:ドライバー/コマンド/機器側
優先する不正コピー抑止の設定を指定します。
ドライバー/コマンド優先
プリンタードライバーやコマンドの設定で印刷します。
ドライバー/コマンド優先:部分
地紋の種類、濃度を本体側の設定で印刷します。それ以外はプリンタードライバーやコマンドの設定で印刷します。
機器側設定優先
プリンタードライバーの設定にかかわらず、本体側の設定で印刷します。
工場出荷時の設定:ドライバー/コマンド優先
不正コピー抑止の種類
使用する不正コピー抑止の種類を指定します。
不正コピーガード
印刷した文書をオプションの不正コピーガードモジュールが搭載された複写機または複合機でコピー、スキャンまたはドキュメントボックスへの蓄積をすると、画像を抹消しグレー地にします。
不正コピー抑止地紋
不正コピー抑止の文字列地紋や背景地紋を付けて印刷します。印刷した文書をコピー、スキャンまたはドキュメントボックスへの蓄積をすると、地紋効果で文字列が浮き出るため、容易な不正コピーを抑止できます。
工場出荷時の設定:不正コピー抑止地紋
地紋マスクパターン/濃度/効果
使用する背景地紋のパターン、濃度および効果を設定します。
地紋マスクパターン
背景地紋を付けて印刷します。使用する地紋パターンを設定します。設定できる項目は以下のとおりです。
なし、青海波(セイガイハ)、網目(アミメ)、格子1(コウシ1)、格子2(コウシ2)、七宝(シッポウ)、蜀江(ショッコウ)、松皮菱(マツカワビシ)、鱗(ウロコ)、檜垣(ヒガキ)、亀甲(キッコウ)
工場出荷時の設定:なし
地紋の濃度
背景地紋の濃度を設定します。
工場出荷時の設定:3
不正コピーガードの効果
印刷時、コピー時の不正コピーガードの効果を設定します。
文字列と背景
背景のみ
工場出荷時の設定:文字列と背景
不正コピー抑止地紋効果
印刷時、コピー時の不正コピー抑止地紋の効果を設定します。
文字列と背景
文字列・背景入れ替え
背景のみ
文字列のみ
工場出荷時の設定:文字列と背景
抑止文字列設定
使用する文字列の行間、位置などを設定します。
文字列選択
印刷した文書に埋め込まれる抑止文字列のパターンを設定します。設定できる項目は以下のとおりです。
複写禁止、コピー禁止、禁複写、NO COPY!、これはコピーです、複写無効、COPYにつき無効です、極秘、社外秘、CONFIDENTIAL、マル秘、PCログインユーザー名、ファイル名、日付と時刻、PCログインユーザー名ファイル名、PCログインユーザー名日時、ファイル名日時、PCログイン名ファイル日時、任意文字列1、任意文字列2
工場出荷時の設定:複写禁止
任意文字列の登録/変更
任意の抑止文字列を登録します。登録した抑止文字列は[文字列選択]から選択できます。
文字列のフォント(PCL)
PCL用の抑止文字列で使用するフォントの種類を設定します。エミュレーションの[PCL]または[PCLXL]を選択したときに、設定できます。
工場出荷時の設定:Arial
文字列のフォント(PS)
PostScript 3用の抑止文字列で使用するフォントの種類を設定します。エミュレーションの[PS3]を選択したときに、設定できます。
工場出荷時の設定:ゴシック
ポイントサイズ
抑止文字列のフォントの大きさを50~300ポイントの範囲でテンキーで入力します。
工場出荷時の設定:70ポイント
文字列の行間隔
文字列の行間隔を50~300ポイントの範囲でテンキーで入力します。[文字列を繰り返し印字]が[しない]以外に設定されているときに表示されます。
工場出荷時の設定:70ポイント
文字列の角度
文字列の回転する角度を設定します。数字を大きくすると、文字列の中央を基点に反時計回りに回転します。角度は0~359度の範囲でテンキーで入力します。
工場出荷時の設定:30度
文字列の位置
文字列を挿入する位置を設定します。[文字列の角度]が0度に設定されているとき、[文字列を繰り返し印字]が[しない]に設定されている場合に表示されます。設定できる項目は以下のとおりです。
左上、中央上、右上、中央、左下、中央下、右下
工場出荷時の設定:中央
文字列を繰り返し印字
ページの左上を基点に文字列を縦横に並べて繰り返し印刷します。
する
する:改行180度回転
しない
工場出荷時の設定:しない
初期設定の変更方法は、『ネットワークの接続/システム初期設定』「初期設定を変更する」を参照してください。
不正コピー抑止は、Web Image Monitorでも設定できます。Web Image Monitorでの設定については、『ネットワークの接続/システム初期設定』「Web ブラウザーを使用する」またはWeb Image Monitorのヘルプを参照してください。