ファクス機能が搭載されている連携機で受信した文書を、ファクス機能が搭載されていない機器へ転送または配信して印刷できます。
たとえば、販売部宛の文書は販売部の機器へ転送し、営業部宛の文書は営業部の機器へ転送して、それぞれの機器で印刷できます。
受信した文書を転送または配信するには、あらかじめ、ファクス機能のある連携機側の[ファクス初期設定]で文書を出力先へ転送または配信するように設定しておきます。文書の転送、配信は、受信回線別、送信元別(特定相手先)、ダイヤルイン番号別のいずれかで振り分けるように設定できます。設定する項目については、以下を参照してください。
受信回線別に振り分けるとき
[ファクス初期設定]の[回線別受信連携先設定]で振り分ける回線を選択し、転送先に操作側の機器を設定します。回線別受信連携先設定の登録方法は、受信設定を参照してください。
送信元別(特定相手先)に振り分けるとき
[ファクス初期設定]の[特定相手先設定]で相手先を登録し、[受信連携設定]を[連携する]に設定します。[連携先]で転送先に操作側の機器を設定します。相手先別受信連携設定の登録方法は、特定相手先設定を参照してください。
ダイヤルイン番号別に振り分けるとき
[ファクス初期設定]の[Fコードボックス登録/変更]で、親展ボックスを登録します。ダイヤルイン契約をして取得した電話番号(下4桁)のうち、配信に使用する電話番号で4桁の親展ボックスのFコード(SUB)を登録し、「受信連携先」に操作側の機器を設定します。親展ボックスの登録方法は、親展ボックスを登録/変更するを参照してください。
この機能を使用するときは、サービス実施店に連絡してください。
転送先に連携機を指定するには、あらかじめ、[システム初期設定]で連携機のIPアドレスまたはホスト名の登録が必要です。
操作側の機器で受信文書を両面印刷するとき、文書のうら面の強制セキュリティー印字の文字が、意図とは異なる位置に印字されることがあります。正しい位置に印字するには、次の操作をしてください。
タテ長またはヨコ長のどちらか一方の文書だけを受信するとき
給紙トレイの用紙のセット方向を、方向にセットされているときは方向に、方向にセットされているときは方向に変更してください。
タテ長およびヨコ長の文書を両方受信するとき
操作側の機器の[ファクス初期設定]で[両面印刷]を[しない]に設定し、片面印刷に変更してください。