使用説明書RICOH IP 500SF

プリンター機能を使用中にエラーコードがあるメッセージが表示されたとき

重要

  • サービスコール()のメッセージには、連絡先と機械番号が表示されるので、確認のうえ、サービス実施店に連絡してください。連絡先が空欄のときは、販売店に連絡してください。

  • 「エラーコードが表示されるメッセージ」は、「プリンター初期設定」から「システム設定」の[エラー表示設定][すべて表示]に設定すると表示されます。

  • 電源の切りかたは、『本機をお使いになる前に』「電源の入れかた、切りかた」を参照し、正しい方法で操作してください。

「プリンター初期設定」から「システム設定」の[エラー表示設定][簡易表示]に設定したときは、表示されないメッセージがあります。

以下のメッセージは、エラー履歴を印刷したときや、操作画面のエラー履歴表示で確認できます。

  • 「91:ジョブがキャンセルされました」

  • 「92:ジョブリセットしました」

メッセージ

原因

対処方法と参照先

84:イメージ処理用のワークエリアがありません。

イメージ処理用のワークエリアがありません。

送信データを減らしてください。

85:グラフィックスの環境が不当です。

指定されたグラフィックライブラリがありません。

データが正しいか確認してください。

86:制御コードのパラメーターが不適当です。

制御コードのパラメーターが正しくありません。

正しいパラメーターを設定してください。

87:フリーサイズのためのメモリー領域がありません。

フリーサイズのためのメモリー領域がありません。

サイズの指定を小さくしてください。

89:メモリースイッチの内容が不良です。

[国別指定]の設定が正しくありません。または印刷条件の設定が最大値を超えています。

印刷条件の設定については、『エミュレーション』「プリンターの設定」を参照してください。

90:外部メディア上に空き領域がありません。

RPDLまたはR55で、ハードディスクの空き領域が少なくなりました。

登録されているフォントやフォームのうち不要なものを削除してください。

91:ジョブがキャンセルされました

コマンド解析不可、不正コマンド検知などにより、オートジョブキャンセル機能が作動し、印刷が中止されました。

データが正しいか確認してください。

92:イメージ/オーバーレイのメモリー領域がありません。

イメージオーバーレイのためのメモリー領域が不足しています。

プリンタードライバーで解像度を低く設定してください。プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。

92:イメージ/オーバーレイのメモリー領域がありません。

メモリーがいっぱいになっています。

  • プリンタードライバーで解像度を低く設定してください。プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。

  • 送信データを減らしてください。

93:外字/ダウンロードのためのメモリー領域がありません。

外字またはフォントなどを登録するメモリー領域が足りません。

登録データを減らしてください。

94:ダウンロードデータに不良があります。

フォントのダウンロードデータに誤りがありました。

フォントセットダウンロードのパラメーターを修正してください。

95:指定されたフォントがフォントファイルにありません。

存在しない文字の印字要求がありました。

文字コードを正しく設定してください。

96:文字セットエラー

指定されたフォントを選択できません。

存在するフォントを選択するように、パラメーターを修正してください。

96:フォントをセレクトできません。

指定されたフォントを選択できません。

存在するフォントを選択するように、パラメーターを修正してください。

97:フォントをアロケーションするエリアがありません。

フォントを登録する領域がありません。

送信データを減らしてください。

98:ハードディスクへのアクセスに失敗しました。

ハードディスクへのアクセスに失敗しました。

電源を入れ直してください。メッセージが多発するときは、サービス実施店に確認してください。

99:データエラー

RTIFFのデータ処理中に致命的なエラーが発生しました。

対処方法は『エミュレーション』「RTIFFエミュレーション」を参照してください。

99:ワーニング

RTIFFのデータ処理中にエラーが発生しました。

対処方法は『エミュレーション』「RTIFFエミュレーション」を参照してください。

99:ワーニング

指定したデータが破損しているか、メディアプリント機能で対応していないファイル形式のため印刷できません。

データが正しいか確認してください。メディアプリント機能で対応しているファイル形式については、『プリンター』「外部メディアを接続して印刷する」を参照してください。

9B:認証が不適合のためコマンドはキャンセルされました。

認証されないユーザーが、プログラムの登録または給紙トレイの情報登録をしようとしました。

認証については『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。

A3:オーバーフロー

受信バッファがオーバーフローしました。

  • 「プリンター初期設定」で[受信バッファ]を多く設定してください。設定項目については、『プリンター』「インターフェース設定」を参照してください。

  • 送信データを減らしてください。

A4:ソートオーバー

ソートできる枚数をオーバーしています。

印刷ページ数を減らしてください。

A9:ページエラー

試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、ページオーバーが発生しました。

本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。

または印刷するページ数を減らしてください。

AA:文書数オーバーが発生しました。

試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、文書数オーバーが発生しました。

本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。

AB:HDDオーバーフローが発生しました。

試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷/イメージオーバーレイのフォーム登録で、ハードディスクのオーバーフローが発生しました。

本機に登録されている文書のうち不要なものを消去してください。

または試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷しようとしている文書のサイズを小さくしてください。

AC:HDD領域がオーバーしました。

PostScript 3で、フォームまたはフォント用のハードディスク領域がオーバーしました。

本機に登録されているフォームまたはフォントのうち不要なものを削除してください。

AD:蓄積エラー

ハードディスクの故障時に、試し印刷/機密印刷/保留印刷/保存印刷、またはドキュメントボックスへ蓄積しました。

サービス実施店に確認してください。

AG:ハードディスクフル

イメージオーバーレイのフォーム登録でハードディスクのオーバーフローが発生しました。

登録されているイメージオーバーレイファイルを削除するか、登録データサイズを小さくしてください。

AH:登録エラー

イメージオーバーレイのフォーム登録で登録済みのフォーム番号に登録しようとしました。

イメージオーバーレイのフォーム登録のときは、フォーム番号を変更するか登録済みのフォームを削除してから登録してください。

AI:指定された用紙サイズには対応していないため、ジョブはキャンセルされました。

給紙できない用紙サイズの印刷が指定されたため、オートジョブリセットが実行されました。

給紙できる用紙サイズで印刷してください。

AJ:指定された用紙種類には対応していないため、ジョブはキャンセルされました。

給紙できない用紙種類の印刷が指定されたためオートジョブリセットが実行されました。

給紙できる用紙種類で印刷してください。

AK:ページエラー(自動)

エラージョブ蓄積機能で通常印刷を保留文書として蓄積するときにページオーバーが発生しました。

印刷するページ数を減らしてください。

または、本機に登録されている文書のうち不要なものを削除してください。

AL:文書数エラー(自動)

エラージョブ蓄積機能で通常印刷を保留文書として蓄積するときに最大蓄積文書数オーバー、または保留文書(自動)の最大管理文書数オーバーが発生しました。

保留文書(自動)を削除してください。

または本機に登録されている文書のうち不要なものを削除してください。

AM:ハードディスクフル(自動)

エラージョブ蓄積機能で通常印刷を保留文書として蓄積するときにハードディスクのオーバーフローが発生しました。

本機に登録されている文書のうち不要なものを削除してください。

または、一時蓄積文書や保存文書のサイズを小さくしてください。

AN:エラーの為印刷不可ジョブあり。未出力文書として蓄積。

エラージョブ蓄積機能が有効になっているときに、ネットワークを経由した印刷ジョブでエラーが発生したため、エラージョブを蓄積しました。

本機がネットワークに正しく接続されているか、管理者に確認してください。エラーで蓄積されたジョブを確認して印刷する方法については、『プリンター』「エラーで蓄積された文書を印刷する」を参照してください。

B6:ユーザー情報の自動登録に失敗しました。

登録件数が満杯で、LDAP認証またはWindows認証時に認証情報を機器のアドレス帳に自動登録できません。

ユーザー情報の自動登録については、『セキュリティー』「アドレス帳の自動登録」を参照してください。

B7:認証されたユーザーの情報が、登録済みのユーザーと重複しています。

LDAP認証で、異なるサーバーに別のIDで同じ名前が登録されていて、ドメイン(サーバー)の切り替えなどによって名前(アカウント名)の重複が発生しました。

ユーザーの認証については、『セキュリティー』「ユーザー認証を設定する」を参照してください。

B8:サーバーからの応答がないため認証できませんでした。

LDAP認証またはWindows認証のときにサーバーへの認証問い合わせでタイムアウトが発生しました。

認証問い合わせ先のサーバーの状態を確認してください。

B9:他の機能でアドレス帳を使用中のため認証できませんでした。

他の機能でアドレス帳を使用中の状態が続いており、認証問い合わせができません。

しばらくしてからもう一度操作をやり直してください。

BA:この機能を利用する権限がないため、ジョブはキャンセルされました。

ログインユーザー名またはログインパスワードが間違っています。

ログインユーザー名またはログインパスワードを確認してください。

BA:この機能を利用する権限がないため、ジョブはキャンセルされました。

機能を使用する権限が設定されていません。

権限の設定については、『セキュリティー』「機能の使用を制限する」を参照してください。

BA:この機能を利用する権限がないため、ジョブはキャンセルされました。

プリンタードライバー側で認証が設定されていないか、または、設定が間違っています。

プリンタードライバーのプロパティを開き、[応用設定]タブの[ユーザー認証]にチェックを入れます。そのあとで、プリンタードライバーの[項目別設定]タブでユーザー認証のログインユーザー名とパスワードを正しく設定してください。

プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。

BAC:集中管理サーバーとの通信エラーが発生したため、ジョブはキャンセルされました。

集中管理通信エラーにより印刷が中止されました。

集中管理機の状態を確認してください。

BAD:他の機器に印刷利用可能な残量が割り当てられているためジョブはキャンセルされました。

集中管理機からの利用度数情報を取得できないため、印刷が中止されました。

他の機器で度数が占有されています。クライアント機の状態を確認して下さい。

BA3:機密管理ナンバリング゙印字中にエラーが発生した為ジョブ゙はキャンセルされました。

機密ナンバリング印字をするとき、印字不可サイズを指定、または合紙の印刷を指定しました。

プリンタードライバーで機密ナンバリング印字の設定を確認してください。

プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。

また合紙には機密ナンバリング印字はできません。

BA4:HDD非搭載のため機密ナンバリングできません。ジョブをキャンセルしました。

HDD未装着で機密ナンバリングが行われたため、ジョブをリセットしました。

機密ナンバリングの機能を使用するときは、HDDを装着してください。HDD装着した状態で本メッセージがでるときはサービス実施店に連絡してください。

BB:印刷利用量制限度数に達したため、ジョブはキャンセルされました。

ユーザーに許可された印刷枚数を超えたため、印刷が中止されました。

印刷利用量制限については、『セキュリティー』「ユーザーの印刷利用量を制限する」を参照してください。

BC:ソートエラー

ソートが解除されました。

電源を入れ直してください。それでも同じエラーになるときは、サービス実施店に連絡してください。

BF:両面印刷の指定を解除しました。

両面印刷が解除されました。

「用紙設定」で使用するトレイの「両面印刷の対象」の設定を変更してください。設定項目については、『初期設定』「用紙設定」を参照してください。

BJ:分類コードが間違っています。

分類コードが指定されていません。

プリンタードライバーで分類コードを指定してから印刷してください。

BJ:分類コードが間違っています。

分類コードに対応していないプリンタードライバーから印刷しようとしました。

「分類コード」を[任意]に設定してください。分類コードの設定方法は、『プリンター』「分類コードを設定する」を参照してください。

BQ:圧縮データエラー

圧縮データが破損しています。

  • ホストと本機の間で正常に通信ができているか確認してください。

  • 圧縮データ作成ツールが正常に動作完了しているか確認してください。

L1:メモリー容量が限界のため、ドキュメントボックスへの蓄積ができませんでした。

ドキュメントボックスへの蓄積でハードディスクの容量オーバーが発生しました。

本機に登録されているドキュメントボックスの文書を消去するか、送信文書のサイズを小さくしてください。

L2:受信できる最大文書数を超えたため、受信ができませんでした。

ドキュメントボックスへの蓄積で文書数オーバーが発生しました。

本機に登録されているドキュメントボックスの文書を消去してください。

L3:受信できる最大ページ数を超えたため、受信ができませんでした。

ドキュメントボックスへの蓄積でページオーバーが発生しました。

本機に登録されているドキュメントボックスの文書を消去するか、送信文書のページ数を減らしてください。

L4:蓄積不可サイズであるため、ドキュメントボックスへの蓄積ができませんでした。

ドキュメントボックスへの蓄積で用紙サイズオーバーが発生しました。

送信文書の用紙サイズを蓄積可能なサイズに変更してください。送信文書が不定形サイズのときは、文書を蓄積できません。

L5:ドキュメントボックス機能が無効のため、蓄積できませんでした。

ドキュメントボックス機能が無効(使用禁止)となっています。

ドキュメントボックス機能の使用については、管理者に確認してください。権限の設定については、『セキュリティー』「機能の使用を制限する」を参照してください。

M1:文書管理用の文書を蓄積できないため、印刷を中止しました(メモリー容量限界)

キャプチャーデータの保存時に、ハードディスクのオーバーフローが発生しました。

登録されているドキュメントボックスの文書を削除してください。

または送信する文書のサイズを小さくしてください。

M2:文書管理用の文書を蓄積できないため、印刷中止しました(蓄積最大文書数超過)

キャプチャーデータの保存時に、文書数オーバーが起こりました。

登録されているドキュメントボックスの文書を削除してください。

M3:文書管理用の文書を蓄積できないため、印刷中止しました(最大ページ数超過)

キャプチャーデータの保存時に、ページ数オーバーが起こりました。

登録されているドキュメントボックスの文書を削除してください。

または送信文書のページ数を減らしてください。

P1:コマンドエラー

RPCSのコマンドエラーです。

印刷時の設定によっては、RPCS以外のプリンタードライバーを使用しているときでも発生することがあります。

以下のいずれかを確認してください。

  • ホストとプリンターの間で正常に通信ができるか。

  • 機種に合ったプリンタードライバーを使用しているか。

  • プリンタードライバーが最新のバージョンか。リコーのホームページから最新バージョンを入手してください。

P2:メモリーエラー

メモリーの取得エラーです。

プリンタードライバーで解像度を低く設定してください。プリンタードライバーの設定方法はプリンタードライバーのヘルプを参照してください。

P3:メモリーエラー

メモリーの取得エラーです。

電源を入れ直してください。

それでも同じメッセージが表示されるときは、本体メモリーの交換が必要です。本体メモリーの交換については、サービス実施店に連絡してください。

P4:送信中止

プリンタードライバーから、データ送信中断コマンドを受信しました。

ホストが正しく動作しているか確認してください。

P5:受信中止

データの受信が中断しました。

データを再送してください。

メモリーオーバー

メモリーの取得エラーです。

PCL6のとき

プリンタードライバーの[項目別設定]タブの「メニュー項目:」から[印刷品質:応用]を選択します。「ベクター/ラスター:」の設定を[ラスター]に変更してください。

それでも印刷が開始されないときは、サービス実施店に連絡してください。

補足

  • エラーの内容は、システム設定リストや印刷条件一覧に印刷されることがあります。あわせて確認してください。印刷方法は、『プリンター』「テスト印刷」または『エミュレーション』「印刷条件リストを印刷する」を参照してください。