使用説明書RICOH IP 500SF

イーサネットでIEEE 802.1Xを使用する

IEEE 802.1Xは、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して設定します。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorにネットワーク管理者がログインします。

ログイン方法は、管理者のログイン方法を参照してください。

2[機器の管理]をポイントし、[設定]をクリックします。

3「セキュリティー」の[IEEE 802.1X]をクリックします。

4「ユーザー名」に、RADIUSサーバーに設定されているユーザー名を入力します。

5「ドメイン名」に、使用している環境のドメイン名を入力します。

6「EAPタイプ」を選択します。EAPタイプによって設定項目が異なります。

EAP-TLS

  • 使用している環境に合わせて設定してください。

    • 「サーバー証明書の認証」を選択します。

    • 「中間認証局の信頼」を選択します。

    • 「サーバーID」に、RADIUSサーバーのホスト名を入力します。

    • 「サブドメイン許可」を選択します。

LEAP

  • 「パスワード」の[変更]をクリックして、RADIUSサーバーに設定されているパスワードを入力します。

EAP-TTLS

  • 「パスワード」の[変更]をクリックして、RADIUSサーバーに設定されているパスワードを入力します。

  • 「フェーズ2ユーザー名」の[変更]をクリックして、RADIUSサーバーに設定されているユーザー名を入力します。

  • 「フェーズ2メソッド(EAP-TTLS)」を選択します。

    使用しているRADIUSサーバーにより、使用できないメソッドがあります。

  • 以降の項目は使用している環境に合わせて設定してください。

    • 「サーバー証明書の認証」を選択します。

    • 「中間認証局の信頼」を選択します。

    • 「サーバーID」に、RADIUSサーバーのホスト名を入力します。

    • 「サブドメイン許可」を選択します。

PEAP

  • 「パスワード」の[変更]をクリックして、RADIUSサーバーに設定されているパスワードを入力します。

  • 「フェーズ2 メソッド」で[TLS]を選択するときは、パスワードの設定は不要です。

  • 「フェーズ2 ユーザー名」の[変更]をクリックして、RADIUSサーバーに設定されているユーザー名を入力します。

  • 「フェーズ2 メソッド(PEAP)」を選択します。

  • メソッドに[TLS]を選択するときは、「IEEE 802.1Xクライアント証明書」が必要です。

  • 以降の項目は、使用している環境に合わせて設定してください。

    • 「サーバー証明書の認証」を選択します。

    • 「中間認証局の信頼」を選択します。

    • 「サーバーID」に、RADIUSサーバーのホスト名を入力します。

    • 「サブドメイン許可」を選択します。

7[OK]をクリックします。

8「設定の書き換え中」画面が表示されます。1~2分経過してから[OK]をクリックします。

[OK]をクリックしても画面が表示されないときは、しばらく待ってからWebブラウザーの[更新]ボタンをクリックします。

9「インターフェース」の[インターフェース設定]をクリックします。

10「イーサネット」の「セキュリティ(802.1X)」で[有効]を選択します。

11[OK]をクリックします。

12「設定の書き換え中」画面が表示されます。1~2分経過してから[OK]をクリックします。

[OK]をクリックしても画面が表示されないときは、しばらく待ってからWebブラウザーの[更新]ボタンをクリックします。

13ログアウトします。

ログアウト方法は、管理者のログアウト方法を参照してください。

補足

  • 設定の不具合により、本機と通信できなくなることがあります。このようなときは、操作部の[インターフェース設定][リスト印刷]でネットワークサマリーを印刷して状況を確認できます。

  • 原因が特定できないときは、操作部の[インターフェース設定][ネットワーク][IEEE 802.1X認証初期化]で設定を初期化してから、手順をやり直してください。