使用説明書RICOH IP 500SF

ネットワークセキュリティーレベルを設定する

プロトコルの有効/無効を4段階のレベルで自動的に設定し、セキュリティーの強度を変更できます。この設定により不正なアクセスを制限できます。

ネットワークセキュリティーレベル設定は、操作部、またはネットワーク上のパソコンから操作するWeb Image Monitorで設定できます。(Web Image Monitorとは、ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを使用して本機の監視や設定ができる、本機に搭載されている管理ツールです。)ただし設定対象プロトコルが異なります。

重要

  • ネットワークセキュリティーレベルによっては一部のユーティリティーで通信ができないことや、ログインに失敗することがあります。

セキュリティーレベル

説明

[レベル0]

全機能を最も容易に使用できます。脅威から守るべき情報がないときに設定します。

[レベル1]

適切なセキュリティー強度を持ちます。たとえば社内LANに接続するときなどに設定します。

[FIPS140]

[レベル1][レベル2]の中間のセキュリティー強度を持ちます。

暗号/認証アルゴリズムとして、米国政府の推奨暗号だけを使用します。

アルゴリズム以外の設定値は、[レベル2]と同等です。

[レベル2]

最高度のセキュリティー強度を持ちます。脅威から守るべき情報が極めて重要なときに設定します。

[カスタム]

上記レベル以外の状態です。Web Image Monitorで設定します。

操作部から設定する

1操作部からネットワーク管理者がログインします。

ログイン方法は、管理者のログイン方法を参照してください。

2[システム初期設定]を押します。

3[管理者用設定]を押します。

4下矢印キー次へ]を3回押します。

5[ネットワークセキュリティーレベル]を押します。

本体画面のイラスト

6ネットワークのセキュリティーレベルを選択します。

本体画面のイラスト

レベル0、レベル1、レベル2、FIPS140のどれかを選択します。

7[設定]を押します。

8ログアウトします。

ログアウト方法は、管理者のログアウト方法を参照してください。

Webブラウザーから設定する

1ネットワーク上のパソコンからWebブラウザーを起動し、Web Image Monitorにネットワーク管理者がログインします。

ログイン方法は、管理者のログイン方法を参照してください。

1[機器の管理]をポイントし、[設定]をクリックします。

2「セキュリティー」の[ネットワークセキュリティー]をクリックします。

3「セキュリティーレベル」で設定するレベルを選択します。

4[OK]をクリックします。

5「設定の書き換え中」画面が表示されます。1~2分経過してから[OK]をクリックします。

[OK]をクリックしても画面が表示されないときは、しばらく待ってからWebブラウザーの[更新]ボタンをクリックします。

6ログアウトします。

ログアウト方法は、管理者のログアウト方法を参照してください。