暗号化設定を有効にする
暗号化設定の実行時は本機の操作はできません。
暗号化設定を一度実行すると、途中で中止できません。また、暗号化設定の実行中に主電源が切られないよう必ず確認をしてください。実行中に主電源が切られるとハードディスクが破損しすべてのデータが使用できなくなります。
暗号鍵は、障害時のデータリカバリーなどに必要です。出力されるバックアップ用データ暗号鍵は大切に保管してください。
暗号化の設定は、操作部での設定手順を完了し、主電源を一度切ってから再び入れて本機が再起動されたあとに有効になります。メモリー全消去機能と暗号化機能を同時に設定していると、メモリー全消去機能が実行されたあと、主電源を切ってから再び入れた段階で暗号化が開始されます。
メモリー全消去機能と暗号化機能を同時に設定すると、未暗号化状態から暗号化するのと合わせて、メモリー全消去で乱数方式の3回書き込みを選択したときは、両機能が完了するまでに最大約8時間45分かかります。また、暗号化済み状態から再暗号化するときも、両機能が完了するまでに同じ時間がかかります。
[全データ初期化]を選択して暗号化を設定すると、再起動後の時間が短くなりますが、すべてのデータが初期化されます。また、再起動後に暗号化が実行されている途中で再度主電源を切ったときにもすべてのデータが初期化されます。アドレス帳やドキュメントボックスに保存されているデータなど、重要なデータは暗号化の前にバックアップを取っておくことをお勧めします。
操作部から機器管理者がログインします。
ログイン方法は、管理者のログイン方法を参照してください。
[システム初期設定]を押します。
[管理者用設定]を押します。
[次へ]を3回押します。
[機器データ暗号化設定]を押します。
[暗号化]を押します。
初期化しないで残すデータを選択します。
すべてのデータを残すときは[全データ]、機器の設定データだけを残すときは[ファイルシステムデータのみ]を選択します。すべてのデータを初期化するときは[全データ初期化]を選択します。
暗号鍵のバックアップ方法を選択します。
[SDカードに保存]を選択したときは、操作部側面のメディアスロットにSDカードを挿入し、[実行]を押して機器データ暗号鍵のバックアップをします。
SDカードの取り扱いと装着方法は、『本機をお使いになる前に』「SDカードを取り付ける/取り外す」を参照してください。
[紙に印刷]を選択したときは、[スタート]を押して機器データ暗号鍵を印刷します。
[実行]を押します。
[確認]を押します。
[終了]を押します。
ログアウトします。
ログアウト方法は、管理者のログアウト方法を参照してください。
本機の主電源を切り、再度、主電源を入れます。
本機の主電源を入れると、メモリー変換が実行されます。「メモリー変換を完了しました。主電源を切ってください。」のメッセージが表示されるまで待ってください。メッセージが表示されたら再度本機の主電源を切ってください。
主電源の入れかた、切りかたは、『本機をお使いになる前に』「主電源の入れかた、切りかた」を参照してください。